これで完璧! 【火事見舞いの常識】 封筒の書き方や金額相場、励ます言葉の文例も紹介
友達や家族など火事にあった人には、励ます意味も込めて火事のお見舞いの現金や品物を渡しましょう。
今回は、金額相場や封筒はのし袋で良いのか、表書きの書き方といった火事見舞いの常識・マナーについて特集。
お金の入れ方から、いつ頃渡すのか、メールに書く言葉も文例を踏まえて詳しく解説していきます。
大切な人の火災見舞いに、お見舞い金や品物を渡したいと考えている人は参考にしてください。
火事にあったひとには火事のお見舞いを
友達や家族など火事にあった人には、火事のお見舞い金や品物を渡すのが良いでしょう。
しかし、お金の入れ方をはじめいつ頃渡すかや、表書きの書き方やメールにおける言葉のマナーがわからない人も多いでしょう。
ぜひ本記事を読んで、火事見舞いの常識・マナーを学んでください。
火事見舞いはいつ頃渡す?
封筒に入れる火事見舞いの現金や品物は、いつ頃渡すのが常識なのでしょうか。
衣食住のことなので早い方が良いと思われがちですが、実はそうではありません。
まず、友達の場合いつ頃かというと、ある程度落ち着いた2週間~3週間後に渡すのがマナー。
家族や大切な人なら3日以内に火事見舞いを渡すのが常識とされています。
すぐにお見舞いを渡すなら、日用品といった品物を一緒に持っていくとさらに役立ててもらえるでしょう。
火事見舞いを渡すときのマナー・常識
いつ頃渡すかについて理解したところで、火事のお見舞いを渡すときのマナー・常識についてもう少し深く掘り下げます。
火事見舞いは現金かすぐ使うものがおすすめ
火事のお見舞いには、現金もしくはすぐに使う品物を選びましょう。
火事にあった人にとって、自宅の復旧に役立つ現金は特にありがたいですよね。
そのほか、品物としてはトイレットペーパーやタオル、毛布をはじめ、長持ちする食べ物などもおすすめ。
ただし品物を火事のお見舞いとするときは、必ず新品のものを渡してください。
品物に熨斗はかけない
火事のお見舞いとして品物を渡すときは、熨斗をかけないのが常識です。
熨斗には伸ばすという意味があり、「火事の被害が長引く」というイメージを持たれる人もいます。
特に、紅白や蝶結びの水引などが使われた熨斗はお祝いなどに用いるため、火事にあった人に渡す品としては不適切です。
火事見舞いのお見舞金を包む時のポイント
火事にあった人に、火災見舞いとして現金を渡すときのポイントとマナーを解説します。
封筒はのし袋で良いのか、お金の入れ方や金額相場などを知っておきましょう。
お見舞い金の金額相場
火事にあった人に火災見舞いを渡す際、金額相場は相手との関係性によって異なります。
家族やお世話になっている人の場合は3万円~、親戚や会社の人には5千円~、近所の人は3千円~が相場です。
一概にいくらとはいえませんが、年齢や相手との親密さなどでも相場は変わってきます。
同じように火災見舞いを渡す友人や会社の人などと、金額を合わせると良いでしょう。
お金の入れ方は?
火災見舞いのお金の入れ方も常識として覚えておきましょう。
まず白い無地の封筒を用意し、お札の顔が表にくるお金の入れ方で揃えてください。
火事にあった人は心身ともに疲弊した状態なので、お金の入れ方のような細かいところにも気を配るのがマナーです。
のし袋・水引は使用しない
のし袋や水引を使用しないのが火災見舞いのマナー。
水引のついた封筒は、紅白・黒白、どちらにしても失礼に当たります。
のし袋も品物に熨斗をつけないのと同じで、火事が長引くことをイメージさせ、縁起が良くないのでさけてください。
新札はさけて
新札をさけるのも、火災見舞いのときのお金の入れ方のマナー。
新札は結婚式や出産祝いといった、めでたいときに用いられるお金です。
また、前もって用意していたかのような印象を持たれるので、火事にあった人に渡すのには向きません。
郵送する場合は励ます言葉を添える
火事にあった人には、励ます言葉を書いた手紙を添えるのがベター。
遠い場所にいる友達など、郵送で火災見舞いの品物を送る予定なら一緒に入れておくか、励ますメールなどでもかまいません。
相手は火事にあって落ち込んでいるので、友達や家族からの言葉が心強く感じるはずです。
封筒の表書きの書き方
火災見舞いを入れる封筒の表書きの書き方を紹介します。
一緒に励ます手紙やメールなども添えて渡しましょう。
自宅の火事・詳細不明の場合【火災御見舞】
友達や家族の自宅が火元になって火事がおこった場合、表書きは「火災御見舞」という書き方をします。
以下で説明する「類焼御見舞」「近火御見舞」も、火災御見舞いという大きなくくりのひとつです。
そのため会社や取引先の人など、火事の詳細がわからない場合もこの火災御見舞を使いましょう。
もらい火で被災した場合【類焼御見舞】
近所の家が火元となり、もらい火で発生した火災なら、表書きは「類焼御見舞」という書き方をしてください。
類焼とは、他の家から出た火事が燃え広がりうつることを意味します。
表書きの書き方も細かいですが、常識として押さえておきましょう。
近隣の火事で被災した場合【近火御見舞】
実際に友達や家族の自宅は燃えていないものの、近所で火災が起きて被災した場合は「近火御見舞」という書き方をしましょう。
煙による被害はもちろん、救急車や消防車、マスコミなどが押しかけることによる心労を鑑みるとこれに当たります。
お見舞いメール文例
最後にお見舞いメール文例です。
火事にあった人を励ます言葉を考え、文例にしました。
メールを送る人も直筆の手紙を書く人も、こちらの文例を参考にしてください。
取引先宛て
- この度の火事で貴社がご被害に遭われましたことでお見舞いを申し上げます。
遠方のため、すぐに駆けつけてお手伝いできず本当に申し訳ありません。
どうかお気持ちをしっかり持たれて、一日も早く通常営業ができますよう、切にお祈り申し上げるばかりです。
なお、些少ですがお見舞い金を送らせていただきましたので、お納めいただければ幸いです。
親戚宛て
- 母からの連絡で、〇〇さんのご自宅が火災の被害に遭われたと知り、たいへん驚いています。
〇〇さんやご家族の皆さんにお怪我などはありませんでしょうか。
落ち着かれるまでには少し時間がかかるでしょうが、くれぐれもご無理はなさらないでください。
また同封のもの、些少ですがお役立てくださいませ。
まずは、お見舞いまで申し上げます。
友達宛て
- 昨晩〇〇の家の近くで火事が起きたという話を母から聞いて、心配になってメールしています。
〇〇や家族のみんなに怪我はないですか?
甚大な被害になっていなければ良いんだけど。
まだ詳しい状況がわからないので動けないけど、もしも助けが必要なら連絡してね。
ほんの少しだけどお見舞い金を送ったので、復興に役立ててください。
まとめ
友達の火事見舞いでのし袋を使って良いのか、表書きの書き方やメール文例など、気になる常識やマナーを解説しました。
火災見舞いはのし袋ではなく白い封筒に入れて、品物の場合ものしをつけずに渡すのがマナーです。
金額相場やいつ頃渡すべきかは、火事にあった人との関係性を踏まえて判断してください。
お金や品物だけでなく、文例を参考に励ますメールや手紙も添えましょう。
※本記事では送料を想定しない価格で商品を選定しています。
※各商品の説明文は各ECサイトを参考に作成しています。
※商品は掲載時点の情報を参考にしています。最新の情報は各ECサイトをご参照ください。