親のお下がりでも大丈夫? 雛人形のお下がりについて解説! 母から娘・姉妹で受け継ぐのは?

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#ひな祭り

雛人形のお下がりについて解説
出典:Pixabay

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お雛様は、母から娘へと親のお下がりを代々受け継ぐケースや、姉妹で共有するケースが少なくありません。
しかし親のお下がりや姉妹での共有はいいのか心配になる人もいるでしょう。
そこで今回は「お雛様のお下がりが良くないは本当?」というテーマで、お雛様のルーツやお下がりの是非について解説。
娘の雛人形を孫に受け継ぐ予定の人や姉妹で共有したい人は、ぜひ参考にしてください。

目次

【親のお下がり】雛人形のお下がりは良くないは本当?

お雛様の本来の意味を考えると「親のお下がりが良くないは本当」ということになります。
なぜならお雛様は「身代わり信仰」から生まれた文化だからです。
もともとは災いや穢れを紙の人形に移し、川に流すことで赤ちゃんの健やかな成長を願っていました。
そのため、娘の雛人形を孫に譲るなど母から娘へ代々引き継ぐようなことはせず、1人につき1つ用意するのが基本です。

お下がりのお雛様を飾るメリット・デメリット

「お下がりが良くないは本当」といわれても、思い出の詰まった娘の雛人形を孫にも使って欲しい。
そんな人向けに、母から娘へ代々お雛様を受け継ぐことのメリット・デメリットを紹介します。

メリット

母から娘へと親のお下がりを代々受け継ぐのは、ものを大切にするということでもあります。
親の成長を見守ってきた大切なお雛様を引き継ぐと考えれば、感慨深いものがありますよね。
もちろん出費が減るのも大きなメリットといえるでしょう。

デメリット

お雛様の役割を考えれば、お下がりの雛人形には厄がついている状態。
そのため娘の雛人形を孫に引き継ぐと、孫は親の厄まで引き継ぐことになります。
地球環境のためを思えばお雛様を代々受け継ぐのは良いことですが、厄がついていそうで気になるという人には向きません。

イベントとして楽しむならお下がりもあり

母から娘へお雛様を引き継ぐのが良くないは本当ですが、ひな祭りをイベントとして楽しみたいだけならお下がりを使うのもひとつの手です。
イベントの飾りとして子どもが喜んでくれれば良い、厄なんて信じないということであれば、それはそれで構いません。
お雛様の意味を知ったうえで、どこまで伝統を取り入れるか判断することが大切です。

地域によっては代々受け継ぐ習慣がある

「お下がりが良くないは本当」と一概にいえない場合もあります。
それは、お雛様を嫁入り道具として母から娘へ受け継ぐ習慣がある地域に住んでいるケースです。
なかには江戸時代に作られた雛人形を代々受け継いでいる家庭もありますよ。
このような場合は例外と考え、家族とよく話し合ってどうすべきか決めることが大切です。

姉妹の場合は一人一つ必要?

姉妹でお雛様を共有している人は少なくありません。
しかし、お雛様の役割を考えると「姉妹での共有が良くないは本当」ということになります。
ただ、費用やスペースの問題もありますよね。
そこでおすすめなのが、2つ目をコンパクトサイズの雛人形やつるし雛にする方法です。
そうすれば価格も抑えられ、見栄えにも変化があって姉妹仲良く楽しめます。
何より、分け隔てなく姉妹の無病息災を願うことができるでしょう。

引き継ぐ場合は厄払いを

「親のお下がりを使う」「娘の雛人形を孫に譲る」ということであれば、それもひとつの選択です。
ただ、そのまま引き継ぐのは不安と感じる人もいるでしょう。
その場合は、神社やお寺で厄払いをしてもらうのがおすすめ。
孫に何かが起こったとき「私が娘の雛人形を孫に譲ったせいだ」と自分を責めるのはつらいことです。
厄払いをしておけば、お互い安心して雛人形を引き継ぐことができますよ。

手放す場合の処分方法

「人形を捨てる」という行為に抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、役目を終えた雛人形は処分して構いません。
心配ならお寺で供養するか、供養代行サービスを利用するのがおすすめ。
ただ、一般ごみとして出しても呪い・祟りなどはありませんよ。
気になるならお浄めの塩をかけたり感謝を込めて手を合わせたりして、きちんとお別れをすると良いでしょう。
あなたが気持ちよく手放せる方法を選ぶことが大切です。

まとめ

「親のお下がりのお雛様が良くないは本当?」という疑問については「本来の意味を考えれば良くないは本当」ということになります。
しかし、伝統をどこまで重要視するかは人それぞれです。
母から娘へ代々受け継ぐ雛人形を大切にしている人や、娘の雛人形を孫にと考える人もいれば、親のお下がりの雛人形に抵抗があるという人もいます。
お雛様の意味を知ったうえで、みんなが笑顔になれる選択をしましょう。

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