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【2024年最新】戦争小説おすすめ13選 読みやすい戦争に関する本や名作の小説も

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#戦争

戦争 小説
出典:Pixabay

※本ページにはプロモーションが含まれています

多くの人々が命や生活を失う戦争は今も世界で続いています。
しかし現代の日本を生きる私たちにとってはどこか遠いところで起こっていると感じることもあるでしょう。
今回は、第二次世界大戦にまつわる海外の小説や戦時中の兵士を描いた戦争に関する本を紹介。
戦争に関する本やノンフィクションは、戦争の悲惨さや影響について、深く考えさせられるきっかけになります。
どれも読む価値のある作品なので、ぜひチェックしてみてください。

目次

戦争について考えさせられる戦争の小説

第二次世界大戦における、各国の軍人・民間人の被害者数の総計は5000万人以上とされています。
戦争で亡くなるのは兵士だけではなく、空襲や人種差別、飢餓などにより多くの人々が犠牲となりました。
こうした戦争小説やノンフィクション小説で、あらためて戦争について考えてみましょう。

【名作やノンフィクションも】10代でも読みやすい戦争に関する本は?

戦争に関する本の中には半世紀以上昔に書かれた不朽の名作もありますが、10代には文体が難しく読みにくいこともあります。
10代が戦争小説を読む場合は出版年や新しいものや、古い小説であれば新訳されているものを選ぶと読みやすいです。
また難しい戦争に関する本であっても主人公の年齢や性別が自分と近ければ、感情移入しやすく読みやすいでしょう。

戦争がテーマの小説【海外の本】

海外作家による、戦争に関する本をピックアップ。
第二次世界大戦でのホロコーストに関する実話を元にした小説や、ドイツ視点から戦争を描いた小説、ノンフィクションなど、幅広く名作を紹介します。

戦争は女の顔をしていない

ベラルーシの作家、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが、第二次世界大戦に参加したソ連の女性兵士らの証言を集めた実話を元にしたノンフィクション小説です。
彼女たちは戦後は白い目で見られ、戦争で体験したことを隠さなければなりませんでした。
彼女たちは、戦場で何を見て、何を感じて、何を失ったのか。
男性目線から戦場が語られることが多いなかで、従軍女性の視点で戦争の悲惨さを描き出した作品です。

作品のおすすめポイント

従軍女性の生々しい実話から戦争の不条理さや痛ましさが伝わる戦争の本

発売日2016年2月16日
出版社岩波書店
著者スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、三浦みどり (訳)
楽天で買う Amazonで買う1,540円 Kindleで読む Yahoo!ショッピングで買う

鷲は舞い降りた

第二次世界大戦中にドイツ軍がチャーチル首相の誘拐を試みる作戦を描いた冒険小説です。
主人公は勇敢な落下傘部隊長のクルト・シュタイナ中佐。
彼らはイギリスのノーフォークにある寒村に潜入し、チャーチルを拉致しようとします。
しかし、シュタイナ達は命を賭けた戦いに巻き込まれていきます。
実際の歴史的事実や人物を巧みに取り入れたストーリーも興味深く、読者を引き込むのが魅力です。

作品のおすすめポイント

何十年にもわたり多くの人々に愛されている冒険小説の傑作

発売日1997年4月11日
出版社 早川書房
著者ジャック・ヒギンズ、菊池光 (訳)
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走れ、走って逃げろ

第二次世界大戦中のポーランドでユダヤ人の少年スルリックがゲットーから脱出し、農村や森を渡り歩いて生き抜く物語です。
スルリックは片腕と過去の記憶を失ってしまいますが、勇気と知恵で困難に立ち向かいます。
わずか八歳の少年の「生きたい」というひたむきさに心を打たれること間違いなし。
実話に基づいた感動的な作品で、映画化もされました。
戦争の悲惨さや人間の尊厳について考えさせられる一冊です。

作品のおすすめポイント

ユダヤ人迫害から一人で逃げ続けた少年のノンフィクションの名作

発売日2015年6月16日
出版社岩波書店
著者ウーリー・オルレブ
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ペインティッド・バード

第二次世界大戦中に東欧の農村で放浪する少年の物語です。
両親から引き離された少年は、肌の色が違うという理由で出会うさまざまな人々に虐待されることに。
彼は暴力や残酷さに直面し、人間の本性の暗い面を目撃します。
彼は自分のアイデンティティや人間性を失いかけますが…。
この本は、作者の自伝的な要素を含んでいるとされましたが、後にフィクションであると明かされました。
戦争の惨たらしさ、人の怖さを感じる戦争に関する本です。

作品のおすすめポイント

幼い少年の凄惨な地獄めぐりをリアルに描きだす戦争小説

発売日2009年10月9日
出版社松籟社
著者イェジー・コシンスキ、西成彦(訳)
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アウシュヴィッツの図書係

アウシュビッツ収容所に送られた14歳の少女ディタが、密かに開かれた”学校”で図書係として働く物語です。
彼女は、本の所持が禁止されている収容所内で本を隠し持ちます。
ディタは本を読むことで、恐怖と絶望の中に希望と自由を見出すのでした。
極限状態でも自分の尊厳を守る姿勢に心を動かされる本です。
実際に収容所で図書係を務めた人物からの聞き取りに基づいた作品で、ノンフィクション物を読みたい人におすすめ。

作品のおすすめポイント

10代でも読みやすい、アウシュビッツに送られた少女を主人公としたベストセラー

発売日2016年7月5日
出版社集英社
著者アントニオ・G・イトゥルベ、小原京子(訳)
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卵をめぐる祖父の戦争

第二次世界大戦中のレニングラードを舞台にした歴史小説です。
ナチス包囲下のレニングラードに暮らすレフは、飢餓の町で軍の大佐の娘の結婚式に卵を持ってくるよう命じられます。
卵を探す旅に出たレフと自信家の脱走兵コーリャは、危険と驚きに満ちた冒険に巻き込まれていきます。
友情と愛、ユーモアが交錯する感動的な物語です。
青春冒険小説を読みたい人におすすめの戦争の本。

作品のおすすめポイント

戦時中の飢餓の中で卵を探す、ユーモアと感動のバランスが絶妙な本

発売日2010年8月6日
出版社早川書房
著者デイヴィッド・ベニオフ、田口俊樹(訳)
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奥のほそ道

太平洋戦争に従軍したオーストラリア軍の軍医ドリゴ。
彼は日本軍の捕虜となり、タイとビルマをつなぐ「泰緬鉄道」建設に従事させられます。
また、ドリゴは出立する前に、婚約者がいながら叔父の妻と愛し合っていましたが…。
本書は、泰緬鉄道から生還した父の経験を題材に書かれた物語。
過酷な労働環境や軽く扱われる命の描写、その後の人生に戦争の悲惨さを感じさせられます。
精妙に構築され、濃密に描かれた重厚な名作小説です。

作品のおすすめポイント

戦争と俳句を交差させ、太平洋戦争下の人々の生きざまを鮮烈に描く物語

発売日2018年5月25日
出版社 白水社
著者リチャード・フラナガン
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戦争がテーマの小説【日本の本】

日本の作家による、特攻隊員の視点から描いた小説や実話を扱った戦争に関する本を紹介。
不朽の名作から10代でも読みやすい最近の名作小説まで、多数厳選しました。

永遠の0

太平洋戦争中に特攻隊員として戦死した宮部久蔵という祖父の過去を調べる姉弟の物語でベストセラーにもなった本。
久蔵は零戦パイロットとして真珠湾攻撃やミッドウェー海戦に参加しましたが、妻子を想って必ず生きて帰ると決めていました。
しかし、終戦間際に特攻を志願し、米空母に突入しました。
姉弟は久蔵の戦友や関係者から様々な証言を聞き、彼がどんな人物だったのか、なぜ特攻を選んだのか、その真意を知っていきます。

作品のおすすめポイント

映画版『永遠の0』とあわせれば、読書が苦手な人でも読みやすい名作小説

発売日2009年7月15日
出版社講談社
著者百田尚樹
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野火

太平洋戦争末期のレイテ島で、結核を患い部隊や病院から追い出された日本兵・田村の孤独なさまよいを描きます。
田村は飢えや砲撃に苦しみながら、パロンポンという集結地点を目指しますが、途中で出会った同胞やフィリピン人との衝突や殺戮、人肉食への誘惑などに直面。
田村は次第に狂気に陥ります。
著者の太平洋戦争従軍体験に基づく、戦時中の凄惨さ、人間のエゴイズムを描く作品。

作品のおすすめポイント

戦争の悲惨さや人間の葛藤をリアルに感じられるおすすめの名作小説

発売日1954年4月30日
出版社新潮社
著者大岡昇平
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戦場のコックたち

物語の舞台は第二次世界大戦中のヨーロッパ。
合衆国軍のコック兵となった19歳のティムとその仲間たちが、戦場で見つけたささやかな謎を解き明かす物語です。
5章に分かれた連作形式で、戦争の悲惨さと料理とミステリーが絡み合います。
直木賞や本屋大賞にもノミネートされた作品で、日本人作家がヨーロッパの戦場での謎解きを描いたユニークな物語です。

作品のおすすめポイント

戦争と料理とミステリーが絶妙に絡み合う独創性がおすすめ

発売日2019年8月9日
出版社東京創元社
著者深緑野分
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同志少女よ、敵を撃て

独ソ戦の最中、母親をドイツ軍に殺された少女セラフィマが、赤軍の狙撃兵となって戦う物語でベストセラーにもなった本。
セラフィマは、母の仇であるドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払った赤軍の女性兵士イリーナに復讐するために、狙撃兵訓練学校で厳しい訓練を受けます。
やがて彼女は、スターリングラードの激戦地に送られ、多くの死と直面しながらも、仲間と共に敵を撃ち続けます。
しかし、やがて彼女は、“真の敵”とは何かに気づくのでした。

作品のおすすめポイント

狙撃手として成長し、残酷な戦時中を生き抜く少女の物語

発売日2021年11月17日
出版社 早川書房
著者逢坂冬馬
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

反抗期真っ盛りの中学二年生、百合は家を飛び出し、気づいたら戦時中の日本にタイムスリップします。
偶然助けてもらった彰に心惹かれますが、彼は特攻隊員で、まもなく戦地に飛び立つ運命でした。
百合が現代とは真逆の戦時中を体験する描写が丁寧に描かれていて、読者も追体験している気持ちになります。
現代を生きる少年の視点で描かれたで、中高生でも読みやすい小説です。

作品のおすすめポイント

平和な日本しか知らない若者におすすめのライトノベル本

発売日2016年7月28日
出版社スターツ出版文庫
著者 汐見夏衛
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翼をください 上

1939年に世界初の世界一周飛行を成し遂げた「ニッポン号」に関わった人々の物語です。
主人公は新聞記者の青山翔子。
資料室で見つけた「ニッポン号」の写真から山田順平という男の存在を知り、彼に会いに翔子は渡米します。
そこで彼から、世界一周飛行の裏に隠された陰謀や、アメリカ人女性パイロット、エイミーとの出会いと別れの話を聞きます。
翔子は記者としての使命と戦争の影に生きる人々の想いに触れます。

作品のおすすめポイント

世界一周に挑んだ女性パイロットの実話を描く、第二次世界大戦前夜の物語

発売日 2015年1月24日
出版社KADOKAWA
著者原田マハ
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まとめ

この記事では太平洋戦争などをモチーフにした、戦争に関する本を紹介しました。
戦争の悲惨さや人間の強さ、愛や友情など、さまざまな角度から戦争を描いた作品があります。
実話や戦時中の様子を描いた本もあり、歴史や現実について考えるきっかけになるでしょう。
どの作品も読み応えがあり、特にノンフィクションは衝撃とあらたな気付きを与えてくれます。
戦争がテーマの小説に興味がある方は、ぜひこの記事で紹介した戦争に関する本を読んでみてください。

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