さくらももこのエッセイおすすめ7選 家族の面白いエピソードや名言が満載
KEYWORD
漫画・アニメ「ちびまる子ちゃん」の原作者、および主人公のモデルとして知られるさくらももこさん。
自身の人生や家族とのエピソードを赤裸々に描いたエッセイ作品も、多くのファンから支持されています。
飲尿ネタや祖父の実話など、ユーモアたっぷりの面白い話やちょっと考えさせられる話が満載です。
名言が詰まったさくらももこさんのおすすめエッセイや出版された順番も紹介。
さくらさんの魅力あふれるエッセイにぜひ触れてみてください。
さくらももこのエッセイ、ここが面白い!
さくらももこさんは漫画家としてだけでなく、ユーモアたっぷりの文章を書くエッセイストとしても知られています。
日常の内容を名言にした作品やクスリと笑える作品が豊富
クスッと笑える豊かな表現が魅力のさくらももこさん。
ちょっと変な日常を面白おかしく描いたエッセイが魅力です。
なかには、飲尿のエピソードや強烈な海外旅行の体験談など、驚き笑ってしまう話も。
また、エッセイ作品では数々の名言が生まれています。
出産の体験や青春時代を振り返った、哲学的要素も含む名言も読みごたえがあります。
名言が自分の悩みにぴったりはまれば、心のもやが晴れるきっかけになるかもしれません。
得意分野を活かしたエッセイマンガが秀逸
さくらももこさんのエッセイは、テーマを絞った内容の作品が多い傾向です。
例えば、「ちびまる子ちゃん」でお馴染みの子供時代を描いたエッセイ集は、全3部作の大作。
「ひとりずもう」は漫画家を目指す過程から生まれた作品です。
家族や友達との温かいエピソードにほっこりする
さくらももこのエッセイには、家族や友達との心温まるエピソードがたくさん登場します。
家族のちょっと間抜けなエピソードなどの何気ない日常が鮮やかに描かれていて、読んでいるほうまで懐かしい気分に。
ネット上ではさくらももこの家族不仲説が数多く囁かれていますが、エッセイを読めばそれは嘘だとわかります。
さくらももこのエッセイを読む順番は?
さくらももこさんのエッセイを読む順番として、おすすめのパターンを2つ紹介します。
1つ目は、出版された順番で読むパターンです。
「そういうふうにできている」から始まり、初期エッセイ集、ちびまる子ちゃんシリーズへと順番に繋がります。
2つ目は、最近出版されたエッセイから順番に読み始める読み方で、さくらももこワールドにより入りやすくなるでしょう。
さくらももこのおすすめエッセイ一覧 出版順(古い順)
そういうふうにできている | (単行本:1995年9月13日 文庫本:1999年7月1日) |
もものかんづめ | (文庫本:2001年3月16日) |
さるのこしかけ | (文庫本:2002年3月20日) |
たいのおかしら | (文庫本:2003年3月20日) |
あのころ | (文庫本:2004年3月19日) |
まる子だった | (文庫本:2005年3月18日) |
ももこの話 | (文庫本:2006年3月17日) |
100人に調査! さくらももこのエッセイで好きな作品は?
ブックスコレクション編集部がさくらももこさんが好きな人100人にアンケートを実施。
圧倒的な票数で1位を獲得したのは『もものかんづめ』でした。
次点で『まる子だった』『さるのこしかけ』がランクイン。皆さんの好きな作品は何位だったでしょうか。
続いて、その作品が好きな理由も100人に回答してもらいました。
得票数の多かったトップ3のエッセイについて、順番に回答の一部を抜粋して紹介します。
作品名 | 好きな理由 |
---|---|
『もものかんづめ』 | 「どんなことでも面白おかしく表現していて、ゆるく読むだけでもなぜか元気が出てくる」 |
「さくらももこさんの世界観を感じられるから」 | |
「さくらももこさんの初のエッセイで、さくらさんやご家族、お友達のお話がとても面白かった」 | |
「共感できることが多かったから」 | |
「エッセイにはまるきっかけをくれた本だから」 | |
『まる子だった』 | 「ちびまる子ちゃんの印象が強いから」 |
「アニメとは違うまる子の一面が面白い」 | |
「リアルなまる子を知れて楽しい」 | |
『さるのこしかけ』 | 「ありのままの感想を書いていて、まるで自分が旅行している気持ちになれる」 |
「さくらさんの子供の頃の意外な一面が見れて面白かった」 |
・調査対象:さくらももこさんが好きな人男女100人
・調査期間:2023年4月
・調査方法:インターネットによる対象者へのアンケート
・調査機関:ブックスコレクション編集部
さくらももこのおすすめのエッセイ7選
さくらももこさんの代表エッセイとして「さるのこしかけ」や「もものかんづめ」などが挙げられます。
ここからは、さくらさんの面白いおすすめエッセイを紹介するので、内容をぜひチェックしてください。
おすすめ比較
商品名 | そういうふうにできている | もものかんづめ | さるのこしかけ | たいのおかしら | あのころ | まる子だった | ももこの話 |
イメージ | |||||||
発売日 | 1999年7月1日 | 2001年3月16日 | 2002年3月20日 | 2003年3月20日 | 2004年3月19日 | 2005年3月18日 | 2006年3月17日 |
出版社 | 新潮社 | 集英社 | 集英社 | 集英社 | 集英社 | 集英社 | 集英社 |
著者 | さくらももこ | さくらももこ | さくらももこ | さくらももこ | さくらももこ | さくらももこ | さくらももこ |
販売サイト | 楽天市場 AmazonYahoo!ショッピング | 楽天市場 AmazonYahoo!ショッピング | 楽天市場 AmazonYahoo!ショッピング | 楽天市場 AmazonYahoo!ショッピング | 楽天市場 AmazonYahoo!ショッピング | 楽天市場 AmazonYahoo!ショッピング | 楽天市場 AmazonYahoo!ショッピング |
そういうふうにできている
自身の妊娠から出産までの体験を記した「そういうふうにできている」。さくらももこさんらしいユーモアたっぷりの表現で、壮絶な初産の経験を語っています。
ひどいつわりや便秘、マタニティブルーなど、初産の妊婦が聞きたいけど聞きづらいことを包み隠さず綴ったエッセイです。
妊娠出産を経て、さくらさんが得た根源的な気づきには男女ともにはっとさせられるものがあるでしょう。
ユーモアのなかに考えさせられる内容もあり、男性にも読んでほしい1冊です
発売日 | 1999年7月1日 |
出版社 | 新潮社 |
著者 | さくらももこ |
もものかんづめ
さくらももこさんが出したエッセイ集の初期作品「もものかんづめ」。「さるのこしかけ」「たいのおかしら」と合わせた、3部作の第1作です。初期3部作は作家・朝井リョウさんもファンを公言しています。
本作には、水虫を治そうと奮闘する話や結婚当時の話など、子供時代からの赤裸々な日常がたくさん。「ちびまる子ちゃん」に登場する、同じ名前のおじいちゃんに関する衝撃的なエピソードも綴られています。
何気ない日常を面白おかしく描いていて、著者の人間臭さを感じられる内容です
発売日 | 2001年3月16日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | さくらももこ |
さるのこしかけ
さくらももこ初期エッセイ作品の第2弾である「さるのこしかけ」。第1弾の「もものかんづめ」に引き続き、さくらさんの日常が目に浮かぶリアルなおもしろさを体験できるエッセイ集です。
姉のお見合い騒動や驚きの飲尿健康法など、著者だけでなく家族ぐるみのおかしな日常を提供してくれています。
海外旅行記でも、さくらさんらしいユニークな視点を楽しめます。
さくらさん特有のおもしろさを味わいたい人はインド旅行ネタや飲尿ネタが必見です
発売日 | 2002年3月20日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | さくらももこ |
たいのおかしら
さくらさん初期エッセイ3部作の最終弾である「たいのおかしら」。第1弾、第2弾に引き続き、さくら家のユーモラスな日常のなかにちょっと哲学的な考えを含んだ作品となっています。
さくらさんのエッセイを通して、著者が何気ない日々を鋭く深く観察して、1つ1つの出来事に面白さを見出していることに気付かされるでしょう。読後はきっと1日を大切に過ごしたくなる作品です。
脚本家・三谷幸喜との対談も可笑しく読めること間違いなしです
発売日 | 2003年3月20日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | さくらももこ |
あのころ
まさに「ちびまる子ちゃん」だった子供時代のエピソードが綴られたエッセイ集。「あのころ」は、シリーズ3部作の第1弾となります。
夏休みの宿題が終わらない話や、マラソン大会で味わう思いなど、子供時代を経験した大人はもちろん、子供が読んでも納得のエピソードばかり。
「ちびまる子ちゃん」の世界を文章で楽しむことができ、たまに大人視点の考察があるのも面白いポイントです。
親子で笑って楽しめるエッセイを探している人におすすめです
発売日 | 2004年3月19日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | さくらももこ |
まる子だった
ちびまる子ちゃんだった子供時代を語るシリーズ第2弾の「まる子だった」。
ノストラダムスの大予言の話や大地震の話など、昭和にタイムスリップしたような懐かしいエピソードも登場します。
学校でトイレを我慢したり、ラジオ体操を休めないか熟考したりするなど、小学生ならではの悩ましい日々も。大人になって読むと、改めて子供時代の悩みを思い返す機会となるでしょう。
両親の離婚話に期待する、さくらさん独特の思惑にも注目です
発売日 | 2005年3月18日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | さくらももこ |
ももこの話
ちびまる子ちゃんと同じ小学生時代の思い出を振り返るシリーズ最終巻の「ももこの話」。家族や友達に囲まれた温かい日常に、心がホッと落ち着く読後感を体験できる作品です。
父・ヒロシが曲の歌詞をなかなか覚えられない話や食べきれない給食の話など、まるちゃんの尽きない面白いエピソードが軽妙に語られています。
笑いと切なさがちょうど良いバランスで、あとがきにもクスっと笑わされるでしょう。
子供のころの自分を思い出して懐かしい気分になれるエッセイです
発売日 | 2006年3月17日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | さくらももこ |
さくらももこのエッセイマンガ2選
ここからは、さくらももこさんのエッセイを漫画にした面白い作品を紹介します。
活字が苦手な人は、エッセイマンガから気軽に始めてみるのはいかがでしょうか。
ひとりずもう 上
さくらももこさんのエッセイマンガの第1弾「ひとりずもう 上」。上・下の2部を通して、小学5年生から短大に入るまでのさくらさんの思い出が綴られています。
まるちゃん時代から成長した著者の、多感な心情が丁寧に描かれた作品。思春期に訪れる性の悩みや漫画家を目指して奮闘する著者の姿などが描かれています。可笑しくて、ほのぼの懐かしい気分になるエッセイです。
少女から大人に変化していくエピソードに共感できるエッセイです
発売日 | 2014年7月18日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | さくらももこ |
ひとりずもう 下
さくらももこさんのエッセイマンガ2部作の後編「ひとりずもう 下」。憧れの漫画家を目指すさくらさんの迷いや悩み、希望の日々が赤裸々に語られる貴重な作品です。
「ちびまる子ちゃん」の原作者として知られるさくらさんですが、自分の進路を決めきれずにいた過去があります。
その過程を細やかに丁寧に綴った内容に、きっと多くの人が心を動かされるでしょう。
親友「たまちゃん」とのエピソードにも感動すること間違いなし。
将来の夢に悩む人たちにもぜひ読んでほしいシリーズです
発売日 | 2014年7月18日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | さくらももこ |
まとめ
今回は、名言あふれるさくらももこさんのおすすめのエッセイや読む順番を紹介しました。
漫画やアニメの「ちびまる子ちゃん」の原作者として知られるさくらももこさんですが、実は多数のエッセイ作品を出版しています。
子供時代や学生時代、出産時などのエピソードが、面白おかしく、時に切なく描かれているのが魅力的です。
著者の物事に対する見方にはっとさせられることもあるでしょう。
内容が気になる作品があれば、一覧や読む順番なども参考にしながらぜひ一度読んでみてください。