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【初心者でも分かる】詩の書き方のルール 小学生・中学生など年代別のコツや例も

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#書き方 #詩

person writing on white paper
出典:Unsplash

※本ページにはプロモーションが含まれています

小学校や中学校の国語の授業や宿題で、詩を作ることがあります。
しかし、詩の書き方のルールや詩を書くコツを知らなければ、初心者には難しい場合も。
この記事では、詩の書き方にルールはあるのか、原稿用紙で詩を作るコツ、表現例や書きやすいテーマなどを考えました。
詩が宿題に出た小学生や中学生は、詩を書くコツを参考に書きやすいテーマを探しましょう。

目次

詩を書く時にルールはある?

shallow focus photography of pencil on book

そもそも、詩の書き方にルールはあるのでしょうか。
詩というのは自由なもので、基本的にはルールはありません。
しかし、初心者で一から詩を作るコツがわからない、難しいという人はあえてルールを設けて作るのも良いでしょう。

初心者が詩を書くコツ・詩の書き方

two white papers

小学生や中学生など、初心者が詩を書くコツ・詩の書き方を紹介します。
宿題に出た時も焦らず考えてみましょう。

詩のテーマを決める

初心者が詩を作るコツとして、まずは書きやすいテーマを見つけることが大切です。
テーマは、食べ物やもの、出来事、感情、季節などなんでもOK。
小学生や中学生なら、学校生活のほか部活や友達など、身近なものごとが書きやすいテーマになるでしょう。
いくつかテーマを出してみて、うまくできた詩を提出するのもおすすめです。

テーマに沿ったキーワードを書き出す

書きやすいテーマを見つけたら、原稿用紙などにそのテーマに沿ったキーワードを書き出してみましょう。
例えばテーマが運動会なら、リレー、汗、青春、仲間など。
テーマから連想されるキーワードをたくさん出していくことで、小学生や中学生、初心者でも詩が作りやすくなってきます。
高校生や大人なら、文章を出していくのもおすすめです。

キーワードをもとに表現する

テーマに沿って出したキーワードをもとに、詩として完成するよう表現を広げましょう。
運動会をテーマに出したキーワードを分類し、リレーから広げるならバトン、繋げる、勝利。
仲間なら、応援、友情、絆などがあります。
キーワードを広げてそれらを繋げることで、「バトンで繋ぐ勝利」「仲間との友情」などといった詩的な表現ができます。

詩の表現技法例

fountain pen on spiral book

ここでは、詩の表現技法例を紹介します。
技法例のように、書きやすいテーマに沿ってキーワードをうまく入れ込みましょう。

比喩

比喩とは、ものごとや状況を他のもので例える表現のこと。
例としては、「まるで鬼のような顔をした先生」「夕日のように赤く染まった頬」など。
例えることで本人以外にも伝わりやすく、小学校高学年くらいになったら取り入れたい技法のひとつです。

体言止め

体言止めとは、文の最後を名詞や代名詞で終わらせる技法のこと。
表現例として、「売っているのは、みかんやりんご、ぶどうなどの果実。」「なんと、そこにいるはずのない彼女。」のような使い方があります。
詩や文章を書くなら、体言止めもマスターしておきましょう。

倒置法

倒置法とは、文章の語順をあえて入れ替える表現技法。
その場面を深く印象付ける役割があります。
詩を作る上でも、「終わりだと思った、彼が来るまでは。」「最後に会いたかった、お母さんに。」といった使い方があります。

反復法

反復法とは、同じ言葉を何度も繰り返す表現技法のこと。
こちらも、場面や言葉の印象を強くするために使われます。
表現例としては、「暑い、暑い、暑すぎるぞ今日は。」「とにかく動け、動け、この体が壊れようとも。」などの使い方があります。

擬音語(オノマトペ)

擬音語(オノマトペ)とは、動作や状態、音などを文字で表現する技法のことを指します。
使い方の例としては、「犬はぷりぷりとお尻を振った」「雪がしんしんと降り積もった」など。
普段から会話などで使っている人も多いのではないでしょうか。

原稿用紙を使った詩の書き方

小学生や中学生なら、原稿用紙を使って詩を書けという宿題が出ることも。
実は、原稿用紙に詩を書くと自由度がアップします。
間合いやスペースなどを自分の好きに取れるほか、原稿用紙の空いた場所にイラストを描くという方法もあります。

詩の書きやすいテーマ

person holding pen above white open notebook page

原稿用紙などを使って詩を書く際におすすめのテーマを考えてみました。
詩を書くコツを踏まえてテーマを選んでみてください。

小学生向けのテーマ

小学生向けの詩のテーマは、自分の体験や思っていることなどがおすすめです。
例えば、楽しかったこと、楽しみにしていること、イベントごとなど。
何を書けばわからないという子供も多いので、ヒントを出してあげても良いでしょう。

中学生向けのテーマ

中学生向けの詩のテーマも、小学生向けと大体同じです。
中学生~高校生くらいなら、楽しさや嬉しさだけでなく、複雑な人間関係や悩みなどをテーマにしても良いでしょう。
悲しいこと、恋愛、生死などについて深く考えてみるのもおすすめです。

春のテーマ

国語の授業の宿題なら、春をテーマにしてみましょう。
春の行事は卒業式や入学式、学校によっては運動会なども開催されます。
春には出会いや別れ、終わりや始まりといったイメージもあるので初心者でも作りやすいでしょう。

夏のテーマ

詩が夏休みの宿題で出たなら、夏のテーマを採用するのがおすすめです。
夏は夏休み、夏祭り、花火、お盆、旅行などイベントがたくさん。
プールやスイカ、暑さのほか、虫取りなど好きなことをテーマにしても面白い詩が作れそうです。

秋のテーマ

小学生や中学生が秋に詩を作るとしたら、十五夜、読書、運動会、紅葉狩りなどをテーマにできます。
そのほか、サンマに芋や栗といった食べ物、キンモクセイの香り、残暑、朝晩の肌寒さなども特徴です。
誕生日を迎える人は、それをテーマに詩を作るのもおすすめです。

冬のテーマ

冬のテーマは、クリスマス、年越し、お正月、寒さなど。
例えば沖縄の人は、たくさん積もった雪に憧れるなど、イメージを膨らませるのもおすすめ。
マラソン大会のように、あえて苦手なものをテーマにしても面白いでしょう。

詩の書き方の参考になる本5選

最後に、詩を作るコツが書かれたおすすめの本を紹介します。
特に初心者や詩が宿題に出た小学生や中学生は要チェックです。

だれでも詩人になれる本

アンパンマンの作者でもある、やなせたかしが書いた詩の書き方についての本です。
詩は名前でかくものではないから3歳の子供でも書ける、詩を添削すれば死、というような言葉もあり、詩がいかに自由なものであることがわかります。
やなせたかしのファンはもちろん、夏休みや冬休みなどで詩の宿題が出た小学生にもおすすめです。

作品のおすすめポイント

わかりやすく詩を作るコツを理解したい人におすすめの本

発売日2009年2月6日
出版社かまくら春秋社
著者やなせたかし
楽天で買う Amazonで買う1,320円 Yahoo!ショッピングで買う

詩を書くってどんなこと?

震災や身近な人の死をきっかけに詩と出会った若松英輔の本です。
詩と出会ったことで人生が変わった著者が、なぜ人には詩が必要なのかを語っています。
辛い困難も詩と一緒なら乗り越えられるかもしれない、そんな可能性をはらんだ詩の魅力が理解できます。
詩に興味がある人だけでなく、これから詩を書く人にも読んで欲しいおすすめの本です。

作品のおすすめポイント

人生を変えるかもしれない 詩の意味やプロセスがわかる本

発売日2019年3月6日
出版社平凡社
著者若松英輔
楽天で買う Amazonで買う1,540円 Kindleで読む1,109円 Yahoo!ショッピングで買う

詩の原理

こちらは明治から昭和にかけて人々を魅了した詩人、萩原朔太郎の詩論集です。
詩について、概論・内容論・形式論・結論を述べており、小学生が読むには少し難しいかもしれません。
著者のパーソナルな部分も垣間見えるような本で、さまざまな疑問を懇切丁寧に解説しているのがポイント。
詩を学びたい人だけでなく、萩原朔太郎のファンならぜひ読んでおきたい1冊です。

作品のおすすめポイント

詩を書くコツだけでなく、日本や世界の歴史や思潮の比較から論じる詩論集

発売日2015年12月31日
出版社青空文庫POD
著者萩原朔太郎
Amazonで買う1,320円 Kindleで読む0円 Yahoo!ショッピングで買う

詩のトリセツ

詩のトリセツは、現代詩の原理やメカニズムについて詳しく学べる本です。
詩とはなんなのか、その意味やどう理解すべきなのかを、具体的にやさしく解説してくれています。
こちらは詩の一般的な知識のほか、音楽的な要素や構造など、本記事ではしきれなかった部分まで説明されているのが特徴。
詩を始めたい人は一度読んでおいても良いでしょう。

作品のおすすめポイント

初心者や中学生、高校生に詩を作るコツを解説してくれる1冊

発売日2021年9月1日
出版社五月書房新社
著者小林真大
楽天で買う Amazonで買う1,760円 Kindleで読む1,408円 Yahoo!ショッピングで買う

感情ことば選び辞典

詩や文章を書いていると、悲しみ、嬉しさなどの感情をうまく表現できない時が来ます。
そんな時にこちらの辞典を開くことで、しっくりくる表現が見つかります。
学校の宿題などで詩を書く人はもちろん、歌詞や小説、脚本などを書く人にもおすすめの本です。
本自体は小さめのサイズ感で、薄くて軽いので持ち運びにも便利でしょう。

作品のおすすめポイント

語彙力・表現力をもっと身につけたい人にぴったりの本

発売日2017年7月6日
出版社Gakken
著者学研辞典編集部
楽天で買う Amazonで買う693円 Kindleで読む624円 Yahoo!ショッピングで買う

まとめ

詩の書き方にルールはあるのかや表現例、原稿用紙で詩を作るコツなどを紹介しました。
詩の書き方にルールはありませんが、初心者など、縛りが欲しい人はルールを設けるのも詩を書くコツのひとつです。
また、詩に用いられる表現例は文章を書く時にも使えるので、ぜひ覚えておいてください。
小学生や中学生は、書きやすいテーマを見つけて詩の宿題を完成させましょう。

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