向田邦子のエッセイおすすめ13選 代表作や直木賞受賞作品など、名言満載の書籍
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時代を超えて愛され続けている直木賞受賞作品もある作家の「向田邦子」。
エッセイには名言も登場し、令和に読んでも心に響く名作が多くあります。
向田邦子のエッセイを読むことで、その生き様やドラマ作品を読み解くヒントもみつかるでしょう。
今回は、向田邦子のおすすめエッセイ・作品を一覧で紹介します。
「父の詫び状」や「ゆでたまご」など代表作品の魅力についてもまとめてみました。
ぜひ、本選びの参考にしてください。
作家・脚本家 向田邦子とは
向田邦子とは、テレビやラジオの放送作家として一世を風靡した女性です。
テレビドラマ「北条政子」の脚本や、直木賞受賞作品「花の名前」や「かわうそ」「犬小屋」をはじめ、さまざまなエッセイも出版しています。
しかし残念ながら、1981年の取材旅行中に航空機墜落事故に遭遇し、帰らぬ人となってしまいました。
向田邦子エッセイ作品の選び方
向田邦子のエッセイや小説は数多く出版されていて、選び方に悩む人も多いでしょう。
そこで、おすすめのエッセイ・作品の選び方を2つ紹介します。
ジャンルで選ぶ
向田邦子のエッセイ作品を興味のあるジャンルから選ぶぶことで読みやすさを感じるでしょう。
向田邦子のエッセイは、家族や食べ物、旅行記、仕事観など様々なジャンルに分けられます。
例えば仕事観については「夜中の薔薇」に赤裸々に綴られていて、現代でも仕事に悩む人も共感できるでしょう。
まずは、自分の興味のあるジャンルから選んでみてください。
代表作や直木賞受賞作品から読む
向田邦子の作品の中でも、話題になった代表作や直木賞受賞作品から選ぶ方法もあります。
向田邦子の代表作としては「父の詫び状」、エッセイ以外の作品だと直木賞受賞作の思い出トランプに収録された「花の名前」などが挙げられます。
話題になった作品は多くの人に愛されていて、今なお色あせぬ魅力が感じられるでしょう。
また向田邦子の人となりや文章の雰囲気を掴むのにも最適です。
作品選びに悩む際は、参考にしてみてください。
向田邦子のおすすめエッセイ一覧
ここからは、向田邦子のおすすめエッセイを一覧で紹介していきます。
エッセイ選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
家業とちゃぶ台
「家業とちゃぶ台」には、ドラマ「はーい・ただいま」「時間ですよ2」「寺内貫太郎一家2」の脚本3本と脚本の仕事に関係するエッセイが収録されています。
エッセイは、処分される台本に対する思いや脚本家を目指す人の参考になる内容など。
エッセイだけでなく、昭和を代表する作品の脚本が文字で楽しめる点は魅力的といえます。
昭和のエンタメに興味のある人や脚本家に興味のある人におすすめです。
読むだけで昭和のドラマの雰囲気が楽しめる、おすすめエッセイ
発売日 | 2022年7月22日 |
出版社 | 河出書房新社 |
著者 | 向田邦子 |
伯爵のお気に入り
「伯爵のお気に入り」は、女性の根本的な性質について綴られたエッセイです。
収録されている「黄色い服」では、自分で選択したのにもかかわらず不満を感じる洋服に自分の人生を重ねた内容が描かれています。
女性について本音で綴られていて、共感できる部分も多いでしょう。
人生に悩むときや女性の本質が知りたいという人におすすめです。
作者が考える女性の特徴がわかる、面白いエッセイ作品
発売日 | 2019年8月8日 |
出版社 | 河出書房新社 |
著者 | 向田邦子 |
メロンと寸劇
「メロンと寸劇」は、食べ物に関連するエッセイが集められている作品です。
収録されている「牛の首」は、人間に食べられるために死を迎える牛について描かれています。
誰といつ何を食べているのかが主に綴られていて、向田邦子の人となりが理解しやすい点が魅力的です。
食に関するエッセイに興味のある人、向田邦子の人柄が知りたい人におすすめです。
全ての人にとって身近な食がドラマチックに描かれている作品
発売日 | 2021年8月19日 |
出版社 | 河出書房新社 |
著者 | 向田邦子 |
海苔と卵と朝めし
食に関するエッセイ一覧を集めた代表作が、「海苔と卵と朝めし」です。
幼少期の思い出の味や旅行先で食べたお気に入りの料理などが綴られていて、食欲がそそられます。
読みやすいエッセイであり、戦後の食事情について詳しくなれる点が魅力でしょう。
向田邦子のエッセイを初めて読む人や気兼ねなく読める作品を探している人におすすめです。
昭和の古き良き食卓に触れられる読みやすいエッセイ作品
発売日 | 2018月12日18日 |
出版社 | 河出書房新社 |
著者 | 向田邦子 |
新装版 女の人差し指
「新装版 女の人差し指」は、生前興味があったもの、食、旅行、仕事など向田邦子の生き様がわかるエッセイ。
最後のエッセイとなった「クラシック」などが収録されています。
様々なジャンルが収録されているため、色々な角度から向田邦子の生き様を感じられます。
ジャンルを絞りきれない、代表作が読みたいという人におすすめです。
作者の様々な一面をこの1冊で感じられる、はじめての人におすすめ
発売日 | 2011年6月10日 |
出版社 | 文春文庫 |
著者 | 向田邦子 |
新装版 無名仮名人名簿
「新装版 無名仮名人名簿」は、向田邦子の鹿児島での少女時代から脚本家として成功した後など何気ない日常が一覧で描かれているエッセイ。
銀座で働くおばさんや親しい友人の名言なども収録されています。
向田邦子がみつけた数々の名言に勇気がもらえるところが、魅力的でしょう。
向田邦子の何気ない日常が知りたい人にもおすすめです。
作者の魅力的な人生観が感じられる、名言満載のエッセイ
発売日 | 2015年12月4日 |
出版社 | 文春文庫 |
著者 | 向田邦子 |
新装版 夜中の薔薇
「新装版 夜中の薔薇」は、仕事に対する悩みを上司の言葉から気づいた「手袋をさがす」や「男のやさしさ」などの代表作が収録されています。
若い頃からどのような思いで向田邦子が仕事をしていたのか触れられ、仕事に対する情熱が感じられる作品です。
向田邦子の本音が優しい言葉で綴られているため、名言も多く人生に悩む人におすすめのエッセイです。
作者の仕事観に共感できる、人生について考えさせられる1冊
発売日 | 2016年2月13日 |
出版社 | 講談社文庫 |
著者 | 向田邦子 |
新装版 眠る盃
「新装版 眠る盃」は、主に向田邦子の少女時代を回想するエッセイや東京にきてからの生活が収録されています。
おすすめは、向田邦子が東京でライオンと眼が合う経験をしたという「中野のライオン」。
続きの「新宿のライオン」も収録されています。
こちらは連続した内容を楽しめる点が魅力的といえるでしょう。
気軽に読めるエッセイを探している人におすすめです。
作者の日常的な視点が楽しめる、少女時代からのエッセイ作品
発売日 | 2016年1月15日 |
出版社 | 講談社文庫 |
著者 | 向田邦子 |
新装版 霊長類ヒト科動物図鑑
「新装版 霊長類ヒト科動物図鑑」は、向田邦子が飛行機に対する恐怖を描いた「ヒコーキ」をはじめとする名作が一覧で収録されています。
向田邦子は飛行機の事故で亡くなりましたが、エッセイを読むと虫の知らせがあったのかと考えさせられるでしょう。
他にも向田邦子がどのような視点で他人をみていたのかわかる名言も多数あります。
向田邦子が他人をどう評価していたのか興味のある人におすすめです。
人間みあふれる作者の考えが繊細な言葉で綴られた、おすすめの1冊
発売日 | 2014年7月10日 |
出版社 | 文春文庫 |
著者 | 向田邦 |
男どき女どき
「男どき女どき」は、代表作「ゆでたまご」や「ビリケン」が収録されている作品です。
「ゆでたまご」は向田邦子が小学生の遠足のとき、障がいのある同級生の母親からゆでたまごを押しつけられたという内容です。
読みやすいエッセイで、愛とは何か考えさせられます。
向田邦子の幼少期が知りたい、ゆでたまごというタイトルが気になる人におすすめです。
向田邦子の子供時代を想像しながら読み進められる代表作品
発売日 | 1985年5月28日 |
出版社 | 新潮文庫 |
著者 | 向田邦子 |
向田邦子ベスト・エッセイ
「向田邦子ベスト・エッセイ」は、末妹が厳選したエッセイが50篇収録されています。
昭和の家長を描いた「父の詫び状」や仕事観が観じられる「手袋をさがす」など主な代表作が網羅されていて、読み応えもあるでしょう。
この1冊で様々なジャンルの向田邦子が味わえる点が魅力的です。
代表作を読みたい向田邦子初心者はぜひ手に取ってみてください。
おすすめポイントは、妹が厳選したエッセイ集である点。
発売日 | 2020年3月9日 |
出版社 | ちくま文庫 |
著者 | 向田邦子 |
新装版 父の詫び状
「新装版 父の詫び状」は、不器用な父親を描いた「父の詫び状」、幼少期からの卵やゆでたまごとの関わり方を描いた「卵とわたし」などが収録されています。
「父の詫び状」は向田邦子の代表作であり、ドラマ化もされています。
昭和時代の家長について考えさせられる内容といえるでしょう。
向田邦子の代表作を読みたい、昭和の雰囲気を感じたい人におすすめです。
作者の家長観について考えさせられる、昭和の家庭の代表作
発売日 | 2006年2月10日 |
出版社 | 文春文庫 |
著者 | 向田邦子 |
向田邦子の名言集・エッセイ以外の作品
向田邦子は「眼が合う」や「ゆでたまご」などのエッセイだけでなく、数多くの名言を残しています。
向田邦子の名言を一覧にした名言集を手に取れば、悩みを抱えている人の背中を教えてくれる言葉と出会えるでしょう。
思い出トランプ
「思い出トランプ」は、直木賞受賞作品「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」が掲載されている作品です。
直木賞受賞作品「花の名前」では、真面目で世間知らずと思っていた夫から裏切られてしまう妻が描かれています。
本作は物語として面白く、続きが気になる作品が多い点が魅力。
魅力的な登場人物に共感する人も多いでしょう。
向田邦子のドラマが好きな人にもおすすめです。
夫婦や姉弟など、多くの人間が共感できる人間模様を楽しめる作品
発売日 | 1983年5月27日 |
出版社 | 新潮文庫 |
著者 | 向田邦子 |
少しぐらいの嘘は大目に ――向田邦子の言葉
「少しぐらいの嘘は大目に ――向田邦子の言葉」は、編者である碓井広義が向田邦子の残した言葉を一覧にしてまとめた一冊。
こちらはエッセイだけでなく、脚本や小説からも名言が選ばれています。
女性や人生観、夫婦、若さについてなど様々な名言に触れ合える点が魅力的といえるでしょう。
忙しい中でも向田邦子の言葉に触れたい人、名言から読む作品を探したい人におすすめです。
人生を変える名言に出会いたい女性に読んでほしい、おすすめの1冊
発売日 | 2021年4月1日 |
出版社 | 新潮文庫 |
著者 | 向田邦子 |
まとめ
今回は、向田邦子のおすすめエッセイ・直木賞受賞作品を一覧で紹介しました。
向田邦子のエッセイは「父の詫び状」をはじめ昭和の文化に触れられる作品が多く、古き良き時代について思いをはせる豊かな時間が過ごせるでしょう。
また、令和にも通じる名言の数々は、人生に勇気を与えてくれます。
長く愛されている脚本家向田邦子が気になっている人は、この機会にぜひチェックしてみてください。
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