アニメ『魔法科高校の劣等生』シリーズの見る順番を解説 原作も紹介

魔法が身近なものとなった2095年。
司波達也は妹の深雪とともに、国立魔法大学付属第一高校に入学します。
才色兼備で「優等生」の妹に対して「劣等生」の達也は、周りに敵を作ってしまうが、持ち前の知識力で数々の試験をクリアしていくのでした。
そんな中、年に一度の九校戦が開催され…。
達也の過去が徐々に明かされるストーリー展開が巧みで、ミステリー好きにもおすすめです。

達也らは、アメリカ留学をする雫の送別会を行うことに。
その後雫と入れ替わりに、新入生・アンジェリーナがやって来ます。
アンジェリーナは深雪に匹敵する魔法を持ちますが、達也は彼女に不審感を抱くように。
そんな中「吸血鬼事件」が起きるのでした。
新たな登場人物や吸血鬼事件の真相が気になる来訪者編。
恋の進展や仲間との別れなど、青春要素も見どころです。

1学年を終えて春休みを迎えた達也と深雪は、小笠原諸島の別荘で休暇を取っていました。
そこで達也たちは、海軍基地から脱走してきた “九亜” という少女と出会います。
幼い九亜の願いを叶えるべく、達也たちは新たな戦いに巻き込まれていくことに。
アニメシリーズのファン必見の劇場版。
成長した達也の戦いや同級生たちの活躍が見られるのもこの作品の魅力。
謎多き少女の正体やタイトルの意味に注目です。

魔法科高校に入学する3年前、達也たち家族は沖縄旅行に向かっていました。
当時の深雪は使用人のような扱いを平気で受け入れる達也にいら立ち、達也に嫌っていました。
しかし、ある出来事をきっかけに二人の関係性に変化が生じます。
二人の過去が明らかになる追憶編。
達也の強さの秘密や二人の関係性などが明らかとなる、重要なシリーズ。
兄弟のいる人は、涙してしまうかもしれません。

深雪目線で、物語が進むスピンオフ。
15歳の深雪は夢に待った、魔法科高校での学園生活をスタートします。
そんな期待とは裏腹に、深雪の前に立ちはだかっていたのは、「優等生」、「劣等生」といった壁でした。
深雪の高校生活や人間関係、九校新人戦などが楽しめるのが本シリーズ。
深雪ファンならぜひ見ておきたい一作です。

魔法が現実の技術として使われる近未来。
「劣等生」の兄・達也と「優等生」の妹・深雪は、エリート校、国立魔法科大学付属第一高校に入学します。
しかし妹は、兄に対して肉親以上の感情を抱いていて。
強くてかっこいい主人公や、計算された戦闘シーンが魅力で、気が付けば本をめくる手が止まらなくなるでしょう。

2096年度、「全国魔法科高校親善魔法競技大会」開催。
クラスメイトたちが魔法合戦を繰り広げる中、その裏では魔法兵器「パラサイドール」の運用試験計画が進んでいて…。
さまざまな登場人物のストーリーが楽しめる短編集。
九校戦が好きな人や推しキャラがいる人におすすめ。

2094年、達也が中学生の春の出来事。
暗殺を生業とする榛有希は、ある日暗殺現場を達也に見られてしまいます。
見られた証拠を消すべく、榛有希は達也を消そうとしますが。
アニメでは見られない、中学生頃の達也の様子に注目です。

大学生となった司波達也は、「メイジアン・カンパニー」の専務理事に就任する。
戦略級魔法師として知られる達也は、やがて世界中から注目される存在となります。
作品の面白さはそのままに、スケールの大きさが楽しめる本作品。
人種差別や会社設立といった社会的な要素も詰まった、少し大人な1冊です。

伝説の魔法師・司波達也と妹・深雪の卒業から1年。
名家十文字家のアリサと、茉莉花が魔法科高校に入学します。
幼少期は姉妹同然に育てられたもののある事情で引き離された2人でしたが、高校で再会を果たすことに。
学園のその後が新たな視点から描かれた新シリーズ。
戦闘シーンが少なめで、恋愛モノや学園モノが好きな人におすすめです。

2095年、第一高校に誤配された、魔法技術製品「レリック」。
目覚めると森の中にいた司波達也は深雪と合流しますが、妹の様子がいつもと違っていました。
達也と深雪の高校時代の出来事を描いたスピンオフ小説。
ファンタジーテイストな設定の中には、いつもの世界観や懐かしい仲間の顔ぶれも。

魔法科高校に入学した、優等生の深雪と劣等生の兄・司波達也。
兄に対して肉親以上の想いを持つ深雪は、ある日達也をかばったことで、生徒会副会長の服部から侮辱を受けるようになります。
主人公の設定や世界観が斬新なSFファンタジー。
アニメよりも詳しい説明があるので、設定をしっかりと理解したい人におすすめ。

才色兼備な司波深雪は、魔法科高校に首席入学。
入学早々生徒会メンバーに選ばれ、生徒たちの注目を浴びる深雪ですが、テロリストの乱入や九校戦など数々の出来事に遭遇します。
『魔法科高校の劣等生』では見られない場面がたっぷりと収録されたスピンオフ。
深雪ファンや少女漫画好きにもおすすめ。

本編からは脱線した世界線が楽しめるドタバタ4コマ。
一科生と二科生が入り交り、論文コンペに会長選挙、ハロウィンなどの行事がコミカルに描かれています。
普段絡むことのないキャラ同士の会話や兄妹の日常が覗けるのも本作品の魅力。
本シリーズの箸休めや気分転換にもぴったりです。

クラスメイトの雫の別荘を訪れていた達也たち。
しかしある少女との出会いにより、バカンスは思わぬ方向に。
少女の願いを叶えるため、達也らは新たな敵に立ち向かいます。
新キャラの登場や迫力ある戦いなどファンにとって嬉しい要素が詰まったシリーズ。
作品の世界観を大スケールで楽しめます。

2094年、魔法が国策として認められた時代。
暗殺を生業とする少女・榛有希は、暗殺現場を中学生の司波達也に目撃されてしまいます。
敵目線から描かれたストーリーが斬新で、殺し屋側事情を知ることができるユニークな1冊。
気づけば殺し屋に感情移入しているかもしれません。

2096年2月アメリカに留学した雫と入れ替わりに、アンジェリーナが高校にやって来ます。
しかし可憐な彼女に裏の顔があるのでした。
深雪とアンジェリーナの対決が見せ場のスピンオフ第2弾。
アニメにないエピソードや普段とは一味違う深雪目線の日常が新鮮です。

司波兄妹卒業の1年後を描いた新シリーズ。
幼い頃から、姉妹同然の十文字アリサと遠上茉莉花は、ある事情により別々の家で育てられたが、魔法科高校で再会を果たします。
恋に部活、友情など少女漫画のような世界観が楽しめる新シリーズ。
達也たちのいなくなった後の学園の変化にも注目です。