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『進撃の巨人』エレンのお母さんを食べた巨人の正体は? グリシャやカルラとの関係も

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出典:Pixabay

※本ページにはプロモーションが含まれています

『進撃の巨人』は、人間を食べる謎の巨人に立ち向かう人類の姿を描いた少年漫画です。
壮大な世界観や張り巡らされた伏線、驚きの展開が話題を呼び、話題となりました。
なかでも、母親が巨人に食べられるシーンが衝撃的だった人も多いでしょう。
このシーンは、主人公エレンが巨人への復讐心を持つきっかけとなる重要なところで、その後の展開の鍵にもなります。
この記事では、エレンのお母さんを食べた巨人の正体や秘密に迫ります。

この記事は『進撃の巨人』のネタバレを含みます。
作品の結末に関するヒントを知りたくない人は注意してください。

目次

『進撃の巨人』とは

『進撃の巨人』は、諫山創先生によるダークファンタジー漫画です。
別冊少年マガジンにて、2009年から2021年にかけて連載。
アニメや実写映画など、多彩なメディア展開でも注目されました。
『進撃の巨人』の世界では、人類が巨人から生き残るために三重の城壁の内側で暮らしています。
しかし、超大型巨人の出現によって、日常は崩壊。
巨人に母親を食べられたエレンは、巨人を駆逐するべく、仲間と共に戦います。

エレンのお母さん、カルラ・イェーガーについて

カルラ・イェーガーは、『進撃の巨人』の主人公・エレンの母親です。
カルラは働いていた酒場でグリシャ・イェーガーと出会い、結婚。
壁外に憧れる息子のエレンをいつも気にかけていて、エレンもお母さんを大切に思っていました。
しかし、エレンたちの住む街の壁が超大型巨人に破壊され、カルラは侵入してきた巨人のひとりに捕食されます。
目の前で母親を失ったことで、エレンは巨人を滅ぼそうと強く誓うのでした。

エレンのお母さんを食べた巨人の正体は?

物語の序盤でエレンのお母さんを食べた巨人は、一体何者なのでしょうか。
ここでは、エレンにとって母親の仇である巨人の正体について詳しく解説します。

通称「カルライーター」と呼ばれている

「カルライーター」とは、エレンのお母さんを食べた巨人の通称です。
正体が明らかになっていない段階では、カルラを食べた巨人であることからこう呼ばれていました。
カルライーターは、倒壊した家の下敷きになったカルラを握り潰し、食べてしまいます。
このカルライーターの行動によって、エレンは巨人討伐のために調査兵団に加わることを決意。
『進撃の巨人』の物語において、カルライーターは重要な存在といえます。

カルライーターはダイナ・フリッツ

エレンのお母さんを食べたカルライーターの正体は、実はダイナ・フリッツという女性。
ダイナはエルディア帝国を統治していたフリッツ王家の血筋にあたり、マーレの収容区に潜んでいました。
そして、反マーレを掲げるエルディア復権派に合流し、活動するようになります。
もともと普通の人間だったダイナが、なぜ残虐な巨人になってカルラを捕食してしまったのか、その理由が気になるところです。

ダイナの夫はグリシャ・イェーガー

エルディア復権派に参加したダイナは1人の男性と出会い、結婚します。
その人物こそ、エレンの父親であるグリシャ・イェーガーでした。
つまり、ダイナはグリシャの前妻で、カルラが後妻というわけです。
やがてグリシャとダイナの間に息子が生まれ、ジーク・イェーガーと名付けられます。
グリシャとダイナは、エルディア復興のためにジークをスパイとして育て、マーレに潜入させようと考えました。

なぜダイナは巨人に?

グリシャとダイナの計画は、息子・ジークの密告によって失敗。
2人を含めたエルディア復権は、全員「楽園送り」を言い渡されます。
楽園送りとは、パラディ島に送られて薬で巨人化させられる刑罰のこと。
グリシャは、ダイナが王家の血を引く者だと明かして楽園送りを止めさせようとしますが、マーレ側のスパイに揉み消されます。
結果としてダイナは巨人化し、エレンのお母さんを食べたカルライーターとなってしまうのです。

カルライーターの最後は?

ダイナが巨人化した姿である、カルライーター。
その最後は、無垢の巨人たちに食いちぎられるという皮肉なものでした。
エレンは調査兵団に配属された5年後、壁の外でカルライーターと再び遭遇。
そこでエレンが始祖の巨人の力を発動させたことで、無垢の巨人たちが人間ではなくカルライーターに襲いかかります。
エレンの母親を含め、多くの人間を食べたカルライーターは、最後に巨人に捕食されてしまったのでした。

ダイナと座標の関係は?

「座標」とは始祖の巨人が持つ力であり、発動すれば巨人を操れるようになります。
ただし、座標を使えるのは王家の血を引く者だけ。
エレンはグリシャから始祖の巨人を継承していますが、王家の人間ではないため、座標の力を発動できないはずでした。
しかし、エレンがカルライーターと接触したとき、座標の力を引き出すことに成功します。
これは、カルライーターの正体が王家の血縁者であるダイナだったからだと考えられます。

【ネタバレ】誰かがダイナに母親を食べさせた?

カルライーターはエレンの母親を捕食する一方で、ある人物は無視していました。
ここでは、カルライーターの謎の行動と、誰かがダイナに母親を食べさせたのではないかという可能性について考察します。

カルライーターはベルトルトを無視

カルライーターはエレンの母親を捕食する前に、ある人物と遭遇しているにもかかわらず、無視しています。
それは、超大型巨人に変身して壁に穴を開けたベルトルトでした。
ベルトルトは人間の姿に戻り、壁の中に潜入しようとした際に、カルライーターに出くわしてしまいます。
しかし、カルライーターは何故かベルトルトを捕食せず、そのまま街中へ進んでいったのです。
この行動には、多くの読者が疑問を感じていました。

母親を食べさせたのはエレンだった

物語終盤で明らかになった、カルライーターがベルトルトを無視した理由は、エレンによって操られていたからです。
アルミンが超大型巨人を保有するためには、この時点でベルトルトを死なせるわけにはいきません。
また、エレンが巨人を憎悪するようになったのは、母親を捕食されたことがきっかけでした。
実はエレンはカルライーターを操り、カルラを襲うように仕向けていたということ。
つまり、カルラを食べさせたのは息子のエレンだったのです。

『進撃の巨人』を読む

『進撃の巨人』は単行本34巻で完結しており、アニメシリーズやスピンオフ作品も制作されました。
ここでは、『進撃の巨人』を初めて読む人や、内容を復習したい人におすすめの本を紹介します。

進撃の巨人 (1)

主人公のエレン・イェーガーは、両親や幼馴染と暮らしながら、壁外の世界に憧れていました。
しかし、ある日突如出現した超大型巨人によって壁が破られ、目の前で母を捕食されてしまいます。
家族と故郷を奪われたエレンは、ミカサやアルミンとともに調査兵団に入団。
3年後、再び現れた超大型巨人に立ち向かうことになります。
この第1巻から、エレンの戦いを最終巻まで見届けましょう。

この作品のおすすめポイント

『進撃の巨人』の世界観や、エレンが巨人を憎む理由を知ることができる

発売日 2010年3月17日
出版社講談社
著者諫山創
楽天で買う Amazonで買う1円 Kindleで読む550円 Yahoo!ショッピングで買う

進撃の巨人 キャラクター名鑑 FINAL

『進撃の巨人 キャラクター名鑑 FINAL』は、物語に登場したキャラクターの情報をまとめた1冊です。
2017年8月に出版された「進撃の巨人 キャラクター名鑑」に新規情報を加えて再編集しています。
情報が更新されているだけでなく、最終回執筆後の諫山創先生に対するインタビュー記事も収録されているところが大きな魅力。
『進撃の巨人』を改めて振り返りたい人にもおすすめです。

この作品のおすすめポイント

『進撃の巨人』のキャラクター情報や原作者インタビューをチェックできる

発売日 2021年6月9日
出版社講談社
著者諫山創
楽天で買う Amazonで買う880円 Kindleで読む880円 Yahoo!ショッピングで買う

まとめ

『進撃の巨人』は、主人公の母親が巨人に食べられる衝撃的な展開でも話題となりました。
その正体は作中で明らかになり、エレンの両親であるグリシャやカルラとも関係のある人物でした。
また、物語の最後では、カルラを意図的に巨人に食べさせた人物がいることも判明。
食べさせた理由と併せて、伏線を見事に回収しています。
『進撃の巨人』が気になる人は、ぜひ単行本やキャラクター名鑑を読んでみてください。

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