10代におすすめの恋愛小説11選 切ない泣ける高校生向けや中学生向けも

美容師の美咲に思いを寄せる晴人は、デートに誘おうと決意。しかし晴人は美咲に髪を切ってもらっている時、振り返った拍子にハサミで耳たぶを切られてしまいます。美咲からお詫びに何でもすると言われた晴人はデートの約束を取り付けることに成功。
デートを重ね、距離を縮める二人ですが、美咲は人より早く老いてしまう「早老症」を患っていて…。桜のようにきれいで切ない恋愛小説です。

「黒髪の乙女」が行く先々を追いかける「先輩」。しかし彼女は何度出会っても奇遇ですねと笑顔で応えるだけ。
天然な「黒髪の乙女」と、そんな彼女に恋をする「先輩」の二人に待ち受ける珍事件と運命の大回転は必見。
読み進めていくうちにどんどん独特な世界観へと引き込まれてしまう魅力がこの作品にはあります。
大学生が主人公のお話ですが、中学生が読んでもきゅんとするかもしれません。

大学に向かう満員電車の中で一目惚れをした主人公は勇気を振り絞って彼女に声をかけます。
翌日、授業で動物園に行くと再び彼女に出会い、二人の交際が始まりました。
それから初めてのことがあるたびになぜか涙を流す彼女を不思議に思いながらも、愛情を深めていきます。主人公しか知り得ないことを彼女が知っていると気づき、尋ねてみると…。
今を大事にしようと思える切ない恋愛小説です。

それは、ある「忘れられない本」がきっかけでした。主人公は好きな小説の感想を書いているブログに共感し、そのサイトを管理する女性と交流を重ねるうちに直接会ってみたいと思うようになります。
しかし、どうしても会えないと断られてしまうのでした。かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由がありました。
メールから始まった、会ったこともない二人の恋を描いた恋愛小説です。

中学生の頃、転校してきた真緒がクラスでいじめられているところを、浩介が止めます。しだいに真緒と打ち解けるも浩介は引っ越すことになってしまいました。
大人になり仕事でたまたま再会した二人は、真緒の両親に反対されながらも結婚。しかしある日、真緒は外へ出て行ったきり帰ってきませんでした。
泣ける恋愛小説を探している10代、特に小学生向けや中学生向けの作品です。

20歳の夏、発症から10年以上生きた人がいないと言われる難病にかかった茉莉。
長く生きられないためにもう恋はしないと決めていましたが、同窓会で初恋だった和人に出会い次第に親密になっていくのでした。しかし茉莉はプロポーズを断ってしまいます。
余命わずかながら真っ直ぐに強く生きる茉莉の強さと切ない結末に泣ける恋愛小説です。

原作映画では語られなかった主人公の成長と切ない恋愛模様を描いた全三章からなる短編集です。
第一章は、小学生の主人公・貴樹と初恋の明里が離ればなれになり、中学生になって再会する話。
そして、高校生になった貴樹に恋をした同級生の花苗が想いを伝える第二章。
最後の第三章では、社会人になった貴樹と3年間付き合った理紗との出会いから別れを描かれています。過去の経験を糧に、生きる勇気を与えてくれる小説です。

高校生になった僕のクラスには、月の光を浴びると体が淡く光る「発光病」で入院している少女がいました。
死期が近づくにつれ強く光るようになるらしく、少女の余命はあとわずか。
僕は、彼女が死ぬまでにやりたいことを手伝う約束をして、最期までの時間を過ごすのでした。
第23回電撃小説大賞で大賞を受賞した、今を生きる全ての人へ向けた感動のラブストーリーです。

高校一年生の美嘉は別のクラスの男子ヒロと夏休み中毎日連絡を取り合っていました。
二学期になり初めて顔を合わせると、ヒロは想像とは違って派手な外見。
美嘉は驚きつつも優しい彼に惹かれていき、ついには恋人同士になります。しかし、二人には過酷な試練が待ち受けているのでした。
作者の実体験を元に描かれ、映画やドラマ化されるほどヒットした切ない物語です。

主人公の少年は、あるクラスメイトの日記を見てしまい、彼女が膵臓の病気を抱えていることを知ります。
他人と関わらないように生きてきた少年ですが、少女に振り回されつつ交流が始まります。高校生の少年目線で書かれているので、10代の等身大を感じられます。
映画化もされた原作。この衝撃的なタイトルを聞いたことがあるかもしれません。そのタイトルの意味を、読んで確認してみてください。

妻を亡くして落ち込んでいる親子のもとに、亡くなった妻が帰ってきます。
「一年たったら、雨の季節にまた戻ってくるから」の言葉通りに妻が帰ってきたことを喜ぶ二人でしたが、妻は過去の記憶を失っていたのでした。
家族で過ごすかけがえのない時間と儚く切ない夫婦の愛を描いた恋愛小説です。
セリフが多く書かれているので、中学生でも読みやすい内容になっています。