これで上手くなる! 【サッカーノートの書き方】 小学生・中学生・高校生向けの書き方も
夢や目標、練習の振り返りや試合の反省で記録に使うサッカーノート。
サッカーノートとは、サッカー選手として成長するためのツールのひとつで、元プロサッカー選手の中村俊輔さんも書いていたようです。
今回は、サッカーノートの基本的な書き方や使い方について解説します。
また、小学生、中学生や高校生のサッカーノートの書き方例、おすすめのサッカーノートも紹介するので参考にしてください。
中村俊輔選手などプロも書いているサッカーノート
中村俊輔選手などのプロ選手も書いていたというサッカーノート。
プロ選手を目指している人にとって、練習や試合を記録することはモチベーション維持になります。
自分が達成した課題や目標を言語化することで、意識的に練習に取り組むことができるでしょう。
サッカーノートを書くことで、自分のプレーを客観的に見る力を付けられます。
もっと上達したいと考えている人はサッカーノートを書いてみてください。
サッカーノートの基本的な書き方
サッカーノートの基本的な書き方を紹介します。
特に決まったフォーマットがあるわけではないので、自分に合った方法で練習の振り返りをしていきましょう。
目標や夢を書く
サッカーノートには目標や夢を記入します。
「プロ選手になりたい」のような夢を表紙に書くこともおすすめです。
目標や夢を言語化することで、自分の気持ちを整理できます。
1日ごと、月ごとの小さな目標を書けば、後で見返した際に達成したかどうかを確認できるため、モチベーションが上がります。
ノートを見返すことで自信をつけたり、前向きな姿勢で練習に取り組めたりできるでしょう。
練習・試合の記録を書く
サッカーノートでは練習や試合の記録を書くことも重要です。
どんな練習メニューをこなしたのか、その練習の目的や自分の達成度はどのくらいだったのかについて記入しましょう。
試合で勝てた理由や、負けたことで次に何を活かせるかについて書くことも効果的です。
練習や試合中でコーチやチームメイトに言われたことを書き残しておくと、自分の課題を見つけることができます。
上手くいったこと・反省点を書く
あとで振り返ることができるように、練習や試合で上手くいったことや反省点を書くようにしましょう。
上手くいったことを自分で見つめ直すと自信や成功体験につながります。
反省点を書いておけば、今後の練習で意識するポイントがわかるように。
また、自分がプレー中に感じたことを率直に書き残しておくことも大切です。
自分のプレーだけでなくチームに対する理解を深めるきっかけになります。
小学生のサッカーノートのコツや書き方例
ここからは、小学生のサッカーノートの書き方のコツや例を紹介します。
書き方に困っている人はぜひチェックしてください。
書く内容は?
夢や目標、練習や試合で良かった点や反省点を書くようにします。
将来はプロサッカー選手になりたい
○月の目標:シュートがゴールに入るようになる
○月○日:△△FCと試合
前半は0-0だったけど、後半に1点取って勝てた。
コーチからはパスが上手だったことと、もっと声を出すことを言われた。
良かったこと:パスでチャンスを作れた
悪かったこと:声が小さかった
次に向けて:もっと大きな声を出す
書き方のコツ
サッカーノートを書く際は、具体的に書くことがポイント。
書いているときに詳細に反省することができ、あとで読み返したときにも、当時のプレーを思い出しやすくなるからです。
また、数字を使って記録すると、ノートを振り返ったときに今の状態と比較しやすくなり、達成感を感じることができます。
低学年の小学生で書き方がわからない場合は、親と一緒に書くのがおすすめです。
注意すべきこと
抽象的な目標を設定すると、振り返りやモチベーションの維持が難しくなってしまうので注意。
また、見た目にこだわりすぎるのも控えましょう。
練習や試合があったその日のうちに記録できるように、気軽に書ける形にすることが大切です。
他にも、子供が自発的にサッカーノートを書くことが大事なので、保護者が子供に書くことを強制しないようにしてください。
中学生・高校生のサッカーノートの書き方例
中学生や高校生のサッカーノートの書き方例を紹介します。
基本的な書き方は小学生の場合と同じです。
部活の練習に役立てることができるので、ぜひ参考にしてください。
個人目標とチーム目標
目標は具体的で達成可能なものにすることが重要です。
また、自分やチームの現状と理想のギャップを埋められるような内容にしましょう。
ドリブルで相手を抜けるようになる
パスの精度とスピードを上げる
ゴールキーパーとして安定感とリーダーシップを発揮する
目標を実現させるための行動
設定した目標を達成するために必要なことは何かを考えて、具体的に書きましょう。
ドリブルの基本動作を復習し、バリエーションを増やす。
ゴールキーパーの基本動作を復習し、ボールへの反応とキャッチングを安定させる。
練習や試合でゴール前の状況を把握し、チームメイトに声を出して指示する。
チームメイトとコミュニケーションを取り、チームワークを高める。
各自が自分の役割と責任を理解し、全力でプレーする。
日々書くべき内容
例のように、練習で良かったところや反省点などを書くようにしましょう。
○/○:ドリブル練習
相手をかわすため、フェイント、チェンジオブペース、ボディフェイントを練習した。
コーチから、ドリブル中に相手の動きや位置を見ることと、自分の動きに緩急をつけることを言われた。
良かった点:フェイントで相手をかわせた
悪かった点:チェンジオブペースが遅かった
次に向けて:チェンジオブペースのタイミングとスピードを上げる
サッカーノートを書いた後の活用方法
サッカーノートを書いた後は定期的に見直すことが重要です。
自分やチームの目標、夢が常に意識できるようになるため、モチベーションを高めることができます。
サッカーノートは自分のものですが、信頼している人に見せるのもおすすめ。
アドバイスやフィードバックを受けることで、自分やチームの課題や改善点を見つけることができるでしょう。
おすすめのサッカーノート
ここからは記録をつけるのにおすすめのサッカーノートを紹介します。
小学生でも書ける自分に合った形式のノートを探してみてください。
中村俊輔オリジナルサッカーノート3冊セット
サッカーノートをつけてきた中村俊輔さんの経験から作られたノートです。
日々のサッカーの練習や試合の記録、目標を書き込むことができます。
記入項目が分けられているため、小学生でも簡単に書けるでしょう。
欄外には中村俊輔さんのサッカーノートから選ばれた名言が書かれています。
サッカーをする子供の他に、設定した目標をクリアしたいビジネスマンの大人にもおすすめです。
ヒュンメル (hummel) サッカーノート HFA9021
87日分のトレーニングと24回分の試合を記録することができるサッカーノートです。
練習と本番で書く欄が分かれていて、自分の成長や反省点をそれぞれ記録することができます。
来月、来年から3年後の目標設定ができるため、今何をすればいいのか考えたい中学生や高校生におすすめ。
ピッチのイラストもあるため、サッカーの戦術を子供と一緒に考えることもできます。
サカイクサッカーノート【3冊セット】
サッカー育成メディア「サカイク」による、1日10分で書けて気軽に記録することができるサッカーノートです。
質問形式で書き進められるので、小学生でも簡単に練習の振り返りや目標設定ができます。
記入例もついているため、初めてのサッカーノートにぴったり。
書くことで子供の向上心を育むほかに、考える力や伝える力が高まります。
まとめ
今回は、プロの本田圭佑選手や中村俊輔選手も書いていたサッカーノートの書き方や例にを紹介しました。
サッカーノートは、練習や試合から得た気付きや目標を記録するもので、小学生や高校生でも使えます。
書くことで、自分の成長を振り返ったりモチベーションを高めたりすることができます。
課題や目標を見直すことができるため、自己管理力をつけられるでしょう。
紹介した書き方を参考に、日々の練習を振り返ってみてください。