100人に調査!ヨシタケシンスケさん絵本ランキング 6歳や大人向けまで
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ヨシタケシンスケさんという絵本作家を知っていますか?
2歳から6歳くらいの子供たちに向けた絵本を数多く出版しています。
独特の発想で表現されたヨシタケシンスケさんの絵本の世界は子供も大人も夢中にする魅力を持っています。
今回はヨシタケシンスケさんの絵本を、最新絵本一覧、100人に聞いた年齢別最新ランキングに加えて、年齢別におすすめの作品を紹介。
最新作も紹介するので是非最後までチェックしてみてください。
ヨシタケシンスケさんとは
ヨシタケ シンスケさんは児童書の挿絵や広告美術など幅広く活躍するイラストレーター、絵本作家。
絵本の対象年齢も幅広く、2歳などの幼児、6歳頃の小学生から大人向けの絵本もあります。
初のオリジナル絵本作品『りんごかもしれない』で、MOE絵本屋さん大賞第1位、61回産経児童出版文化賞美術賞を受賞しています。
【2020年~】ヨシタケシンスケさんの最新絵本一覧 |
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メメンとモリ(2023年) |
ぼくはいったい どこにいるんだ(2023年) |
かみはこんなにくちゃくちゃだけど(2022年) |
かもしれないボックス(2021年) |
どうしちゃおうボックス(2021年) |
あんなに あんなに(2021年) |
あきらがあけてあげるから(2021年) |
にげてさがして(2021年) |
あつかったら ぬげばいい(2020年) |
ねぐせのしくみ(2020年) |
もしものせかい(2020年) |
ヨシタケシンスケさんの作品の魅力
ヨシタケシンスケさんならではの発想力や、大人が気づかなかった視点が魅力と言えるでしょう。
絵本のテーマに対して様々なアイデアを巡らせることで、子供には子供の、大人には大人の解釈があることや、2歳、6歳、大人と年齢別の発想の違いや面白さに絵本から気づかされるのも魅力です。
ヨシタケシンスケさんの絵本の魅力、好きな理由は? |
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読み聞かせるだけでなく、大人には大人の解釈が生まれる |
絵が面白く、文章も自分にはない発想 |
こんな風に考えたら悪いこともいいことのように感じられるんだなと思う |
色づかいが子供にもわかりやすく、優しい |
当たり前のものを当たり前に見ない視点に新鮮さや面白さを感じる |
子どもの言い分、大人の言い分、その両方に気づかせてくれる |
ユーモアさをふくんだ多様な考え方を示してくれる |
キャラクターが憎めなくて可愛い |
大人になって、忘れてたことが思い出される |
幼児向けの哲学入門書のよう |
絵もとても可愛い。お母さんの表情が、自分もこんな顔をしているんだろうなと思って見てしまう |
独特の世界観がクセになる |
ワクワクするような感情で読める |
100人に調査! ヨシタケシンスケさんの好きな絵本ランキング
ヨシタケシンスケさんの絵本のランキングを得票数と共に一覧で見てみましょう。
1位の『りんごかもしれない』は、発想絵本シリーズを確立した作品で、筋立てがなくりんごに対しての考えを巡らせる絵本です。
最新絵本からもいくつかランクインしています。
ヨシタケシンスケさんの好きな絵本ランキング | |
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1位33票 | りんごかもしれない |
2位16票 | もうぬげない |
3位10票 | おしっこちょっぴりもれたろう |
5票 | あんなに あんなに |
5票 | なつみはなんにでもなれる |
5票 | りゆうがあります |
4票 | このあとどうしちゃおう |
3票 | ころべばいいのに |
3票 | ふまんがあります |
2票 | ねぐせのしくみ |
2票 | かみはこんなに くちゃくちゃだけど |
2票 | みえるとかみえないとか |
2票 | わたしのわごむはわたさない |
大人におすすめ!ヨシタケシンスケさんの絵本ランキング
次は大人におすすめのヨシタケシンスケさんのランキングの一覧です。
年齢別で入るタイトルに若干差はありますが、発想絵本は大人のランキングでも上位。
『りゆうがあります』は子供と大人の言い分を対比した作品で、大人にも特におすすめの絵本です。
大人におすすめしたいヨシタケシンスケさんの絵本 | |
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13票 | りんごかもしれない |
9票 | このあとどうしちゃおう |
9票 | りゆうがあります |
8票 | あんなに あんなに |
4票 | ぼくのニセモノをつくるには |
4票 | ふまんがあります |
3票 | つまんない つまんない |
3票 | もしものせかい |
2票 | それしかないわけないでしょう |
2票 | あるかしら書店 |
2票 | あつかったらぬげばいい |
2票 | なつみはなんにでもなれる |
2票 | もうぬげない |
2票 | しかもフタが無い |
・調査対象:ヨシタケシンスケさんの絵本が好きな人100人
・調査期間:2023年4月
・調査方法:インターネットによる対象者へのアンケート
・調査機関:ブックスコレクション編集部
【2歳・3歳におすすめ】ヨシタケシンスケさんの絵本
ここからは年齢別に詳しく絵本を紹介します。
ここで紹介するのは対象年齢が2歳・3歳の子供におすすめのヨシタケシンスケさんの絵本です。
おしっこちょっぴりもれたろう
おしっこをするまえかした後に、ちょっぴりおしっこがもれちゃって、いつもお母さんにおこられている主人公のぼく。
「おしっこちょっぴりもれたろう」と名乗る彼の言い分をユーモアたっぷりに描いた作品です。
おむつからパンツに興味を持ち始める時期はちょうど2歳、3歳頃。
トイレトレーニングに向けて読み聞かせするのにおすすめの絵本です。
悩みがあっても、失敗しても大丈夫と思わせてくれる絵本。
発売日 | 2018年6月5日 |
出版社 | PHP研究所 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
わたしのわごむはわたさない
主人公の女の子はゴミ箱の前に落ちていた輪ゴムをもらっていいかお母さんに聞きます。
どうぞ、と言われた女の子は輪ゴムが自分のものになって大喜び。
お下がりんなで使うものでもない、貸してもらうものでもない、自分だけの輪ゴム。
これをどう使って過ごそうか、女の子の様々なアイデアが描かれます。
自分と他人を意識し始める、2歳、3歳におすすめの絵本です。
大人はなんとも思わないものを子供ならではの発想で描く面白さが魅力。
発売日 | 2019年11月08日 |
出版社 | PHP研究所 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
もうぬげない
シャツが脱げなくなってしまった男の子の一言からこの本は始まります。
「ぼくのふくがひっかかってぬげなくなって、もう どのくらいたったのかしら。」どうしてこうなってしまったのか、男の子の言い分を聞いていく絵本です。
男の子にとって絶望的な状況でもポジティブに切り抜けようとする男の子の姿は応援したくなります。
自分で服の着脱をしはじめる2歳、3歳頃にも身近なテーマを描いています。
大人もクスッと笑えて前向きな気持ちになれる絵本です。
発売日 | 2015年10月 |
出版社 | ブロンズ新社 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
なつみはなんにでもなれる
なつみは、いいことを思いついたとお母さんのところにやってきて、何の真似をしているか当てるクイズを始めます。
なつみは、毛布を使ったり、手をぐるぐるしたり、体と周りのものをうまく使って真似をしますが、なかなか正解できないお母さん。
ほのぼのとしたやりとりとなつみの発想がみどころ。
2歳、3歳の子供と真似遊びをしながらでも楽しめる絵本です。
2歳、3歳の真似遊びが楽しくなってきた頃におすすめです。
発売日 | 2016年11月30日 |
出版社 | PHP研究所 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
【4歳~6歳におすすめ】ヨシタケシンスケさんの絵本
続いては対象年齢が4歳から6歳のヨシタケシンスケさんの絵本を紹介します。
大人も一緒に想像力を働かせて楽しめるおすすめの絵本がいっぱいです。
りんごかもしれない
学校から帰ってきた主人公の男の子。
家のテーブルの上にはりんごが置いてありました。
そのりんごを見て男の子はある疑問を抱きます。
「もしかしたらこれは、りんごじゃないのかもしれない」とめどなく溢れる男の子の想像は、どんどんと大きく膨らんでいきます。
筋立てのないりんごに対してのアイデアを巡らせていく、発想絵本シリーズの第1弾。
複数の賞を受賞しているヨシタケシンスケさんの魅力が詰まった絵本。
発売日 | 2013年4月 |
出版社 | ブロンズ新社 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
あんなに あんなに
あんなにほしがってたのに、あんなにしんぱいしたのに、あんなに小さかったのに。
「あんなに」の連続である子育ての日々の中で、子どもが大人になるまでの親子の様子を時系列に沿って描いていく絵本です。
自分の日常や思い出と重ね合わせて、大人も子供も対象年齢を問わず共感したり、年齢別で見方や感想が変わったりする内容になっています。
自立心が芽生える4歳から6歳の子供におすすめの一冊。
発売日 | 2021年6月 |
出版社 | ポプラ社 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
ぼくのニセモノをつくるには
けんたくんは、自分のやりたくないことをやってもらおうと、おてつだいロボを買うことに。
ロボは、けんたくんそっくりな偽物になるため、けんたくんのことを詳しく知ろうとします。
簡単そうなのに、理解しようとすればするほど、奥が深くて難しい「自分とは何か」「人からどう見られているのか」をけんたくんは考えます。
果たしてけんたくんはロボに自分を上手くインプットさせることができるのでしょうか。
4歳から6歳の自分のことについて考えてみるきっかけになる絵本。
発売日 | 2014年9月 |
出版社 | ブロンズ新社 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
ころべばいいのに
イヤなことがあったとき女の子は、「自分がされてイヤなことをしてくる人はみんな石につまずいてころべばいいのに。」と、頭の中で復讐する方法を考えます。
しかし次第に「実は理由があったのかも」など考えを巡らせるように。
イヤな気持ちは、自分ではどうしようもないどしゃぶりの雨のようなもの。
そんなときにどうやり過ごしたらいいのかを教えてくれる、集団生活が始まる4歳から6歳の子供におすすめの発想絵本第4弾。
子供だけでなく大人にも響く、ヨシタケシンスケ流こころの処方箋。
発売日 | 2019年6月 |
出版社 | ブロンズ新社 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
ねぐせのしくみ
どうしてこんなことになったのかわからないひどい寝ぐせ。
もしかして寝ている間に何かが起きてるのではないかと想像します。
もしかしたら「あのひとたち」におなかをまるだしにされたり、いろんなねぐせをためされたりしているのかも。
「あのひとたち」の愉快なしわざを想像する楽しさを感じられる絵本です。
想像力がより豊かになってくる4歳から6歳におすすめの内容になっています。
寝ぐせにまつわる思いもよらない発想が楽しめる絵本です。
発売日 | 2020年7月 |
出版社 | ブロンズ新社 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
みえるとかみえないとか
宇宙飛行士のぼくは、目が3つあるひとの星に降り立ちます。
その星のひとに、ぼくは「後ろが見えないなんてかわいそう」「後ろが見えないのに歩けるなんてすごい」と、言われます。
普通にしてるだけなのに変な感じだと感じたぼくは、目の見えないひとに話しかけてみることに。
ぼくは自分の見る世界と、目の見えないひとが見る世界は、大きく違うことに気づいていくのでした。
いろいろな人との出会いが増える4歳から6歳の子供におすすめな絵本。
発売日 | 2018年7月11日 |
出版社 | アリス館 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
【7歳以上・大人におすすめ】ヨシタケシンスケさんの絵本
ここからは対象年齢7歳以上や、大人向けのヨシタケシンスケさんのおすすめ絵本を紹介します。
2023年発売のヨシタケシンスケさん最新作も詳しく紹介。
メメンとモリ
絵本のタイトルはラテン語の「メメントモリ」を元にしています。
いつか必ず死ぬことを忘れるなという意味の言葉です。
ヨシタケシンスケさんが「生きる意味」や「生きる目的」という点に焦点を当て、人は何のために生きるのかということをテーマにして描いた初の長編絵本。
7歳以上で少し読み応えのある絵本を探している人にはおすすめ。
難しいテーマでも読んでみたくなるヨシタケシンスケさん最新作。
発売日 | 2023年5月31日 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | ヨシタケシンスケ |
つまんない つまんない
子どもがよく口にする「つまんない」という言葉。
ヨシタケシンスケさんが「つまんない」を徹底的に解剖していきます。
「つまんない遊園地ってどんなかな」、「つまんない公園ってどんなだろう」男の子の頭に浮かぶ「つまんない」の謎を掘り下げた、ユーモア溢れる絵本。
この絵本を読むことで「つまんない」を考えることの面白さに気づきます。
つまんないを考えることで面白いが分かる対比の面白さが魅力。
発売日 | 2017年5月17日 |
出版社 | 白泉社 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
ふまんがあります
大人はいろいろとズルいと怒っている主人公のわたし。
わたしは文句を言ってズルをやめてもらおうとします。
どうして子供だけ早く寝なくちゃいけないのか、なんでお風呂の時間を大人が勝手に決めちゃうのか、どうして私の方が弟より怒られるのか、そんな子供ならではの不満に対してパパが回答。
ユーモアたっぷりのパパの回答に大人も子供も笑える絵本です。
子供なら一度は感じる不満に対するパパの秀逸な答えがみどころ。
発売日 | 2015年9月18日 |
出版社 | PHP研究所 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
りゆうがあります
ハナをほじるクセがあるぼく。
そのせいでお母さんにいつも怒られていました。
お母さんが怒る理由は、「おぎょうぎがわるいから」。
ちゃんとした理由があれば、ハナをほじってもいいのではないだろうかと思ったぼくは、ハナをほじる理由を考えてお母さんに訴えます。
子供たちがついやってしまうクセには、「りゆう」があります。
子供ならではの発想が面白い絵本です。
クセを逆に指摘されたおかあさんの上手な切り返しもみどころです。
発売日 | 2015年3月6日 |
出版社 | PHP研究所 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
このあとどうしちゃおう
主人公のぼくは、死んだおじいちゃんが書いた「このあと どうしちゃおう」ノートを見つけます。
そのノートには将来自分が死んだらどうなりたいかが記されていました。
ノートの内容を見ていくうちに、ぼくはおじいちゃんが楽しくノートを書いていたと感じますが、一方で、そうじゃなかったのかもしれないと思いを馳せます。
ぼくも、自分ならどうしちゃおうかを生きているうちに考えることにするのでした。
生死について考えるきっかけになる、楽しく読める絵本です。
発売日 | 2016年4月 |
出版社 | ブロンズ新社 |
著者 | ヨシタケシンスケ |
まとめ
今回はヨシタケシンスケさんの絵本を最新作一覧、ランキング一覧とともに、対象年齢別におすすめの絵本を紹介しました。
対象年齢が幅広いので、2歳から6歳の子供や、大人も楽しめる絵本が豊富なのもポイント。
最新作『メメンとモリ』や『あんなにあんなに』など、心を揺さぶる作品にも注目です。
この記事での紹介で興味が湧いた方は一度手に取ってその魅力に触れてみてください。
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