建築に関する本おすすめ16選 初心者向けの勉強に役立つ本やデザインの本も
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建築の勉強がしたいと思った時や、マイホームを建てたいと思った時、手軽に情報や知識を収集できるのが建築本です。
しかし、建築に関連する本はたくさん出版されていて、どれを選ぶべきか判断に迷ってしまいます。
今回は、そんな時におすすめの、読んでおきたい建築本を紹介します。
建築士になりたての人やこれから建築を勉強する学生、建築に興味を持っている人は、ぜひ参考にしてください。
本で建築について勉強しよう
初心者が建築を学ぶのにおすすめの方法が、建築に関連する本を読むことです。
イラストや図面を使ってわかりやすくまとめられているので、難しく考えずに学習することが可能です。
建築の基礎が学べる教科書のような本も販売されています。
また、有名建築家の作品集などは、家を建てたいと思っている人の参考にもなるでしょう。
建築本のジャンル
一口に建築本と言っても、さまざまなジャンルがあります。
自分が学びたいことや知りたいことに合ったジャンルから、本を選ぶようにしましょう。
【建築本のジャンル1】基礎を固める建築の教科書
初心者におすすめなのが、基礎からしっかり学べる建築の教科書のような本です。
図表やイラストでわかりやすくまとめられており、本を読むだけでもかなり濃い知識を習得できます。
すでに建築関連の学校に通っている人でも、授業の予習や復習に役立つので便利です。
【建築本のジャンル2】見るだけでも面白い建築作品集
有名建築家の作品集には、見ているだけで面白い本も沢山あります。
難しい知識を学ぶことには抵抗がある、という人は、まずは作品集から入ってみてはいかがでしょうか。
【建築本のジャンル3】建築家の考えを学べる建築思想本
専門的に建築を学び、仕事にしていきたいと考えている人には、建築思想本がおすすめです。
建築家の根本的な考え方を学ぶことができるので、その知識を自分の技術や仕事に生かせます。
さまざまな建築家の考え方を学び、取捨選択することで、自分の方向性が見つかるかもしれません。
建築初心者の勉強に役立つ本おすすめ10選
それでは、建築を学びたい人の勉強に役立つおすすめの本を紹介します。
今回は、初心者が挑戦しやすい、わかりやすくまとめられた本や、楽しみながら学習できる面白い本を厳選しました。
建築本選びの際の参考にしてください。
新米建築士の教科書
建築士になるための知識ではなく、建築士としてしっかりお金を稼いでいくための方法やコツが書かれた教科書です。
資金計画やプレゼン方法、模型作りや日常業務のこなし方など、学校では学べない実践的な知識が身につきます。
一人前になりたい新米建築士はもちろん、若手を指導しなければいけない立場の経営者にもおすすめできる本です。
建築士としてお金を稼ぐための実践的な知識が身につく教科書
発売日 | 2017年3月21日 |
出版社 | 秀和システム |
著者 | 飯塚豊 |
住まいの解剖図鑑
住宅設計のコツをわかりやすくまとめた解説本です。
建築家たちが積み上げてきた知恵や工夫を、550点以上のイラストとともに紹介しています。
快適に暮らせる住宅を設計するためのポイントが学べるので、建築学生だけではなく、マイホームを建てたい人にもおすすめの1冊。
当たり前だと思っている「ふつう」の裏にも、建築士の工夫が隠されていることに気付かされる本です。
住宅設計のコツがイラストとともに学べるわかりやすい解説本
発売日 | 2009年11月 |
出版社 | エクスナレッジ |
著者 | 増田奏 |
間取りの方程式
住み良い住居を作るために必要不可欠な「ベストな間取り」。
ブロの設計士たちも日々格闘している間取りという問題に焦点を当て、間取りづくりのポイントを分かりやすく解説したルールブックです。
「敷地」「規模」「形状」などの25の視点から詳しく間取りづくりを紐解き、初心者にも分かりやすく説明されています。
建築士になりたての方におすすめしたい解説本です。
間取り作りのポイントを25の視点からまとめたルールブック
発売日 | 2014年11月 |
出版社 | エクスナレッジ |
著者 | 飯塚豊 |
ようこそ建築学科へ
これから建築を学びたいと考えている学生に向けて書かれた、学生生活の紹介本。
有意義な学生生活を送るための心構えなどが記されています。
建築士は、学生時代に学んだことがダイレクトに影響を与える仕事なので、学生時代をどう過ごすかは重要です。
この本を読むことが、有意義な学びの時間を過ごすきっかけになるかもしれません。
建築学科に入学が決まった学生におすすめしたい1冊です。
建築学生におすすめの、有意義な学生生活を送るためのバイブル
発売日 | 2014年4月1日 |
出版社 | 学芸出版社 |
著者 | 松田達、南泰裕、北川啓介、倉方俊輔、五十嵐太郎(監修) |
建築知識2022年5月号
建築現場や設計で使われる専門用語1100種類を、立体イラストとともに紹介した建築図鑑です。
カフェ、結婚式場、劇場、駐車場など、建物の種類ごとに異なる特徴的な用語も解説されています。
立体的なイラストなので眺めているだけでも面白く、イメージとして頭に残るので知識も定着しやすいです。
建築業界に関わる全ての人におすすめしたい1冊。
眺めているだけで面白い、楽しく学べる建築専門用語図鑑
発売日 | 2022年4月 |
出版社 | エクスナレッジ |
著者 | 不明 |
プロ建築士が絶対しない家の建て方
プロの建築士が、家づくりでの「後悔」をもとに、失敗しない家の建て方を解説した勉強本。
マイホームを建てたいと考えている人は絶対に読んでおくべき1冊です。
間取りやデザイン、外構や土地の選び方までを徹底的に取り上げ、わかりやすく説明しています。
最後まで読めば、数十年先も快適に暮らせる家づくりのヒントが見つかるはずです。
マイホームを建てる前に必ず読んでおきたい家づくりの解説本
発売日 | 2022年8月20日 |
出版社 | 日本実業出版社 |
著者 | YouTube不動産印南和行 |
世界で一番楽しい建物できるまで図鑑 木造住宅
木造住宅ができるまでの過程をイラストとともに紹介した図鑑です。
「枠組壁工法」と「在来軸組工法」に分けて説明されています。
詳細に書かれたイラストは見ているだけで面白いので、子どもでも楽しめる1冊です。
丁寧な解説付きで、住宅に関する知識を深く学びたい学生にもぴったり。
世代を問わずおすすめできる、木造住宅の解体図鑑です。
大人も子どもも楽しめる、木造住宅ができるまでを紹介した解体図鑑
発売日 | 2018年12月 |
出版社 | エクスナレッジ |
著者 | 大野隆司 |
第3版 コンパクト建築設計資料集成
建築を学ぶ学生に向けて出版された、建築関連の資料集です。
1994年に刊行された第2版のデータを最新のものに更新し、2005年に刊行されました。
図面の描き方やデザインの考え方など、建築業界で働くなら必須となる知識やデータを網羅的に取り上げています。
建築学生なら必ず手元に1冊持っておきたい、さまざまな場面で活用できる資料集です。
建築業界で必須となるデータや知識が集約された最新版の資料集
発売日 | 2005年3月 |
出版社 | 丸善出版 |
著者 | 日本建築学会 |
建築家になりたい君へ
10代の頃に建築家を志したプロの建築家である筆者が、10代の若者へのメッセージを込めた1冊。
中学生・高校生の課題図書にも選ばれました。
自分の歩んできた道のりを語りながら、建築家に必要なものとは何なのか、その真髄に迫ります。
建築学科に通いながらも、具体的な進路が決まっていない学生には、ぜひ読んでいただきたい作品です。
プロの建築家が自分の人生を振り返る、建築学生におすすめしたい自伝
発売日 | 2021年3月1日 |
出版社 | 河出書房新社 |
著者 | 隈研吾 |
堀部安嗣 建築を気持ちで考える
独自の世界観を持つ建築をつくり続けている堀部安嗣が、自身の建築体験を書き下ろしたエッセイ本。
43作品を紹介し、その建築をどんな気持ちで考えたのかが綴られています。
手書きの水彩図面や撮影した写真、スタディスケッチなども掲載されており、眺めているだけでも面白い1冊。
堀部安嗣が生み出す建築が好きな人は必見です。
堀部安嗣がつくり出す建築の魅力がたっぷり詰まったエッセイ本
発売日 | 2017年1月 |
出版社 | TOTO出版 |
著者 | 堀部安嗣 |
建築デザイン作品集・図面集おすすめ6選
ここで、建築家として大成した人たちのデザイン作品集・図面集を紹介します。
沢山の作品に触れれば触れるほど知識の幅が広がり、仕事や学習に生かすことができるのでおすすめです。
世界でいちばん素敵な建築の教室
古代から現代まで、世界中に存在する名建築について解説した作品集です。
高い技術力と巧みなデザイン力によって生み出され、その土地の文化と調和しながら美しく存在している名建築の魅力に迫ります。
「どうしてその形や色になったのか?」などの疑問がシンプルにわかりやすく解決されていて、楽しみながら勉強できる優秀な1冊です。
世界中に存在する名建築の魅力や構造について解説した作品集
発売日 | 2019年7月20日 |
出版社 | 三才ブックス |
著者 | 田所辰之助(監修)、川嶋勝(監修) |
ルイス・カーンの全住宅:1940‐1974
カリスマ建築士、ルイス・カーンが設計した全住宅を集めた作品集です。
公共建築のイメージが強いルイス・カーンですが、実はその原点には住宅設計がありました。
処女作から晩年の作品まで、彼が設計した全ての住宅を取り上げ、ルイス・カーンにとって住宅とは何だったのか、その根本に迫ります。
建築士を目指す人は、必ず手に取っておきたい1冊です。
ルイス・カーンの原点である住宅設計を深掘りした作品集
発売日 | 2003年1月 |
出版社 | TOTO出版 |
著者 | 齋藤裕 |
堀部安嗣 作品集 1994-2014 全建築と設計図集
建築家としての地位を確立した堀部安嗣の作品集。
処女作「南の家」から「竹林寺納骨堂」までの全68作品を収録しています。
堀部安嗣自らが撮影した写真とドローイング、図面とともに建築物をわかりやすく解説。堀部安嗣の世界観がたっぷりと味わえる1冊です。
建築士を目指す人はもちろん、今まであまり住宅に興味のなかった人が見ても楽しめる作品集です。
堀部安嗣の魅力を余すところなく伝えた魅力溢れる作品集
発売日 | 2015年3月 |
出版社 | 平凡社 |
著者 | 堀部安嗣 |
伊礼智の住宅設計
建築家として沢山の人から支持され、数々の建築を生み出している伊礼智。
彼の「標準化」という手法を重点的に解説した作品集です。
誰からも愛される、それでいて個性的な住宅づくりのポイントが詰まっています。
実際に使用した図面も登場し、写真とともにわかりやすくまとめられた魅力満載の1冊。
設計士を目指す全ての人におすすめしたい解説本です。
「標準化」という手法に焦点を当てた建築家・伊礼智の作品集
発売日 | 2019年11月 |
出版社 | エクスナレッジ |
著者 | 伊礼智 |
ル・コルビュジエの建築―その形態分析
モダニズム建築の巨匠といわれるル・コルビュジエ。
世界遺産に登録された、日本の国立西洋美術館を設計した人物としても知られています。
この本では、彼の初期から晩年にいたるまでの建築作品を取り上げ、形態で切り刻んで詳細に分析。
年代別に作品が紹介されている建築群は魅力的な作品ばかり。
平面図も掲載されているので、空間のイメージをつかむ助けになるでしょう。
近代建築の巨匠、コルビュジエの重要な建築デザインを鑑賞できる本
発売日 | 1991年6月 |
出版社 | 鹿島出版会 |
著者 | ベイカー,ジョフリー・H.、中田 節子 (訳) |
WindowScape[北欧編] 名建築にみる窓のふるまい
北欧の建築物の窓に注目した本書。
北欧の建築家たちは産業社会化に取り込まれていく中で、民族誌的な観点を持ち続け、新しい創造エネルギーとしました。
本書では北欧の名建築の窓とそのふるまいが、写真とドローイングで解説されていて、窓技術やデザインの変化を知ることができます。
北欧に憧れがある人、部屋から建築を考える人におすすめの一冊です。
生活者の創造力も引き出す、北欧の名建築の窓デザインを堪能できる本
発売日 | 2022年9月6日 |
出版社 | フィルムアート社 |
著者 | 東京工業大学 塚本由晴研究室 (編) |
まとめ
初心者向けの建築の教科書のような本から、建築家の作品集まで、おすすめの建築本を紹介しました。
いかがだったでしょうか。
図やイラストでわかりやすくまとめられていて、初心者でも挑戦しやすい本を厳選しています。
また、見ているだけでも面白い建築家の作品集は、学習の息抜きに眺めるのにもおすすめです。
建築学科の学生や新米建築士、マイホームを建てたいと考えている人は、是非参考にしてください。
※書籍等の発売日は、紹介商品の版元から発売された日を掲載しています。
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