カエルの絵本おすすめ11選 犬とカエルの絵本や3歳児、4歳児向けの絵本も紹介
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外で遊べない日が増える梅雨の時期。
家で子供と何をするか悩む人には、カエルの絵本の読み聞かせがおすすめです。
ゲコゲコ鳴く緑色のカエルは、子供にとって身近で不思議な魅力のある生き物。
そんなカエルを扱った絵本には「ふたりはともだち」など教科書に収録された作品も。
可愛いキャラクターが出てくる絵本なら子供も惹きつけられること間違いなし。
本記事では梅雨の時期に読み聞かせたいカエルの絵本を紹介します。
自然の豊かさや生命の不思議を感じるカエルの絵本
カエルは水辺に住む生き物なので、カエルの絵本には草花が画面いっぱいに描かれることが多く、自然の豊かさを楽しめます。
また、姿がまったく異なる幼生のおたまじゃくしや、カエルの自然界での生活が描かれている絵本からは、生命の不思議を感じられるでしょう。
カエルの絵本を選ぶポイント
数あるカエルの絵本の中からどれを選んだらよいか迷っている人のために、カエルの絵本を選ぶためのポイントを紹介します。
3歳児、4歳児など年齢に合ったものを
大切なのは、カエルの絵本をプレゼントしたい子供の年齢を意識して選ぶことです。
内容が難しすぎたり、ストーリーが長すぎたりすると楽しめず、簡単すぎてもすぐに飽きてしまいます。
年齢ごとの子供の様子がイメージできない人は絵本に表記されている対象年齢をチェックするとよいでしょう。
犬などのキャラクターが登場するシリーズものも◎
カエルや仲間の犬のキャラクターがシリーズを通して登場する絵本もあります。
「バムとケロ」シリーズの絵本では、しっかり者のバムという犬と、いたずら好きのケロというカエルの2人のかわいいやり取りが楽しめます。
子供がもし登場するキャラクターに魅力を感じれば、またそのシリーズの絵本に興味を持ってくれるかもしれません。
100人に調査! 子供に読み聞かせたいカエルの絵本は?
ブックスコレクションでは、100人にアンケート調査を実施。
子供に読み聞かせたいカエルの絵本は何かを調査しました。
1位は『バムとケロのおかいもの』、2位は『ぴょーん』、3位は『カエルのおでかけ』という結果に。
誰もが知っている名作が票を集めました。
ブックスコレクションでは、その作品を選んだ理由についても調査を実施。
以下、1位から3位までの回答を抜粋しています。
作品名 | 好きな理由 |
---|---|
『バムとケロのおかいもの』 | 「何度も読んでいるはずなのに絵を見るたびに新しい発見がある感じで見ているだけでも楽しい絵本です」 |
「絵がほのぼのとしていて、話のテンポとリズムがいい」 | |
「2人の友情の話に飽きが来ないし、キャラクターが可愛いから」 | |
『ぴょーん』 | 「実際読み聞かせており、子供も楽しそうに聞いているから」 |
「絵本が縦の構成になっていて普通の絵本と異なっていて面白い」 | |
「子どもとコミュニケーションをとるなかで、繰り返しがあり一緒に楽しむことができる」 | |
『カエルのおでかけ』 | 「視点がカエルで「なるほど」と唸る作品だから」 |
「雨降りの多い時期に読むのにぴったりだから」 | |
「子供に少しでも自立心を持たせるきっかけになる」 | |
「ユーモアが感じられて、子どもが目を輝かせて話を聞いてくれるから」 |
・調査対象:子供に絵本の読み聞かせをしたことがある人100人
・調査期間:2023年7月
・調査方法:インターネットによる対象者へのアンケート
・調査機関:ブックスコレクション編集部
【0歳~2歳児向け】おすすめなカエルの絵本3選
ここからは0歳から2歳の小さな子供でも楽しめる絵本を紹介します。
内容がやさしく、親しみやすい作品ばかりなので、子供もカエルに興味を持ってくれることでしょう。
ぴょーん
かえるやねこ、にわとりの親子など様々な動物が「ぴょーん」とジャンプする絵本。0歳~2歳の子供は、繰り返しの言葉や遊びが大好きなので楽しめること間違いなし。
絵本のページは縦に開くので、読み聞かせの声に合わせてページを上下に動かし、臨場感たっぷりに読むことができます。実際にジャンプして体を動かしながら読めば、子供も大喜びするでしょう。
繰り返しが面白い、雨の日でもアクティブに楽しめるカエルの絵本です
発売日 | 2000年6月 |
出版社 | ポプラ社 |
著者 | まつおかたつひで |
かえるくんのおさんぽ
かえるくんがお父さんからもらったボールを持って、だれかいっしょに遊ぶ友達はいないか探していると、ボールをボールを穴の中におとしてしまいます。穴の中には、たくさんのボールがありました。カエルくんは中から1つを選んで持ち帰り、みんなでボール遊びをしていると、ボールが割れて何かが出てきます。いったい何がでてくるのでしょうか。ワクワクとドキドキのストーリー展開で、子供も飽きずに楽しめる作品です。
短いストーリーが楽しめるようになった子供にぴったりのカエルの絵本
発売日 | 2018年5月10日 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | きもとももこ |
かえるとカレーライス
ある日、カエルが住む近くの山がドーンと噴火します。吹き出てきた黄色いドロドロしたものは、なんとカレーだったのです。カレーが流れ出す山はまるで、巨大なカレーライス。カレーライスが大好きなカエルは、山に飛びついて出てきたカレーをどんどん食べていきます。
かえるとカレーライスという、不思議な組み合わせがユニークな面白い絵本。
自由な発想が面白い、笑い飛ばせるカエルの絵本を探している人に
発売日 | 1996年1月25日 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 長新太 |
【3歳児向け】おすすめなカエルの絵本4選
続いて3歳児におすすめのカエルの絵本を紹介します。
ちょうど周りとのコミュニケーションが楽しくなってくる時期。
言葉の意味やリズムを楽しむことができる絵本を揃えました。
かえってきたカエル
ある日、ひろみ先生が1匹のアマガエルを拾います。幼稚園の子供たちはカエルに「みどりちゃん」と名前を付けて飼うことしました。さっそく幼稚園の子どもたちは餌を探しにいきますが、その間に園長先生がうっかりカエルを逃がしてしまいます。果たしてカエルの「みどりちゃん」は、無事に見つかるのでしょうか。村上康成さんの温かみのある絵で描かれるカエルの絵本です。
ハラハラあり、ドタバタありの心温まるストーリーが魅力の絵本です
発売日 | 2000年4月10日 |
出版社 | 童心社 |
著者 | 中川ひろたか (文)、村上康成 (絵) |
ゆかいな かえる
卵を食べる魚から逃れた4つの卵。卵からおたまじゃくしが出てきて、立派なカエルとなります。ゆかいな4匹は、泳ぎの競争をしたり、外敵から逃れたり、トンボの卵で食事をしたりして楽しく過ごします。そして冬には暖かい土に潜っていくのです。
このように、生き生きした生物の姿を通して、食物連鎖と自然のサイクルを学ぶことができます。リズミカルな文章や動きあふれる絵から、生きることの楽しさが感じられる絵本です。
3歳児も自然の生き物たちの生活に興味津々になる絵本です
発売日 | 1964年7月15日 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | ジュリエット・ケペシュ、いしいももこ (訳) |
オレ、カエルやめるや
カエルはおとうさんに「オレ、ネコになることにするや。」と言います。濡れていて、ヌルヌルしていて、ムシばかり食べるカエルはいやだからです。おとうさんに、「おまえはネコにはなれないよ」と言われても、カエルはもっとかわいくてフサフサの毛が生えたかわいい動物になりたいのです。
ちょっと生意気でかわいいキャラクターのカエルとお父さんのユーモアたっぷりの会話が楽しめます。3歳児も楽しめるカエルの絵本です。
豊かに描かれた大きなカエルの表情とフランクな会話が面白い作品です
発売日 | 2017年11月25日 |
出版社 | マイクロマガジン社 |
著者 | デヴ・ペティ、小林賢太郎 (訳) |
バムとケロのおかいもの
「バムとケロ」シリーズの第4弾。心優しい犬のバム、やりたい放題でかわいいカエルのケロちゃんの愛らしいキャラクターが魅力の絵本です。
月に1度の買い物の日。ケロちゃんは早起きをして市場に向かいます。にぎわう市場の中で、まずケロちゃんのチョッキの生地を手に入れて、ウサギの八百屋で野菜を買った後、変わったお店を発見して…。訪れる商店などの描写も細かいので、自然と子供と会話が弾むのがこの本の魅力です。
おおらかな犬とやんちゃなカエルが繰り広げる愉快な日常を味わえます
発売日 | 1999年2月 |
出版社 | 文溪堂 |
著者 | 島田ゆか |
【4歳児向け】おすすめなカエルの絵本2選
ここからは4歳児向けのカエル絵本を紹介。
4歳児になると乳児の頃と比べて、おしゃべりやコミュニケーション能力が飛躍します。
絵本で想像力を育み、子供の興味を深めてあげましょう。
カエルのおでかけ
朝カーテンを開けると土砂降りの雨。カエルは「やったー!きょうはいちだんといい天気 」と大喜び。カエルにとってのいい天気とは、ものすごく雨が降っているということ。傘もささずに、サクサクのかつバーガーを持ってウキウキでピクニックに出かけていきます。何もかもがびしょびしょですが、カエルは楽しそう。
あべこべの世界観を、ユーモラスに生き生きと描いたカエルの絵本です。
雨の日の憂鬱な気分も吹き飛ばすような楽しい作品です
発売日 | 2013年5月 |
出版社 | フレーベル館 |
著者 | 高畠那生 |
かえるをのんだ ととさん 日本の昔話
お腹が痛くなったととさんは、和尚さんに「腹の中に虫がいるから蛙を飲むといい」と言われて蛙を飲み込みます。次は蛙を食べる蛇、その次は蛇を食べる雉、と前に飲み込んだものを食べる動物をどんどん飲み込んでいくととさん。最後にはどうなるのでしょうか。
昔話に興味が出てきた4歳児にぴったりな絵本です。カエルの出てくる絵本ですが、節分の時期にもおすすめです。
昔話ならではの絵柄と落語のような語り口調が面白い絵本です
発売日 | 2008年1月25日 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | 日野十成 |
【5歳、6歳児向け】おすすめなカエルの絵本2選
5歳児、6歳児向けの絵本は、登場人物の気持ちになって楽しめるものがおすすめです。
登場人物の気持ちを考えることは、小学校の国語の学習や友達とのコミュニケーションにも繋がります。
ふたりはともだち
とぼけたがまくんと、大らかで優しいかえるくんのふたりは親友です。彼らの可笑しくて、ちょっぴり切ない友情物語が5つのストーリーで描かれています。2人ののんびりとした会話に癒され、お互いを思いやる気持ちに心を打たれること間違いなし。この「ふたりはともだち」の最後に収録されている「おてがみ」は、小学校の教科書にも採用された作品です。
2人のキャラクターにほっこりして、優しい気持ちになるカエルの絵本です
発売日 | 1987年3月31日 |
出版社 | 文化出版局 |
著者 | アーノルドローベル、三木卓 (訳) |
かんがえるカエルくん
漫画のように画面がコマ割りになっているちょっと変わった絵本。かえるはねずみくんと色々なことを考えます。「シジミの顔はどこにある? 」「空ってどこから誰の空?」「ぼくはぼくだけど、ねずみくんもぼくなんだ?」あたりまえのようなことだけど、考えはじめると意外と深い疑問ばかり。
可愛いイラストですが、大人も子供も思わずいっしょに考えてしまう奥が深い絵本です。
読んでも楽しい、考えても楽しい、親子の会話の種にもなります
発売日 | 1996年4月25日 |
出版社 | 福音館書店 |
著者 | いわむらかずお |
まとめ
今回は、0歳児から3歳児や4歳児の子供も楽しめる、お茶目でユーモラスなカエルの絵本の魅力を紹介しました。
ストーリーが理解できるようになったら「ふたりはともだち」などの名作にもチャレンジ。
カエルの絵本で、雨の日のおうち時間をより楽しく、充実させることができるでしょう。
子供と外に出かけてカエルと出会った時、新しい発見や喜びがあるかもしれません。
気になった作品があったらぜひチェックしてみてください。
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