『ハイキュー!!』メンバーのその後は? 高校卒業後の進路や将来についても解説
高校バレーに青春を捧げる男子高校生たちの姿を描き、多くのファンに愛され続けている古舘春一による漫画『ハイキュー!!』。
週刊少年ジャンプでの連載だけでなく、テレビアニメ化もされています。
本記事では、『ハイキュー!!』のキャラクターの卒業後の将来や数年後の進路について解説。
日向や月島、西谷といった鳥野高校の選手以外はもちろん、及川や黒尾、天童のその後も。
気になる彼らの数年後の進路をチェックしてみましょう。
この記事は『ハイキュー!!』のネタバレを含みます。
作品の結末に関するヒントを知りたくない人は注意してください。
『ハイキュー!!』のあらすじ
当時中学生だった主人公・日向翔陽は、春高バレーで活躍する「小さな巨人」に憧れを抱き、同じ高校に入学することを決意します。
高校生になり、鳥野高校バレー部に入部した日向。
そこで天才セッターの影山飛雄と出会い、良き相棒となり高校バレー生活に没頭していきます。
チームのメンバーとともに春高バレー全国優勝を目指す姿に胸が熱くなる、迫力たっぷりのスポーツ漫画です。
『ハイキュー!!』春高バレーの結果・その後の最終回は?
春高バレーでは、鳥野高校は強豪校を次々と倒し、準々決勝まで駒を進めます。
しかし、星海光来を擁する鴎台高校に苦戦を強いられ、日向は高熱により試合途中でダウン。
そのまま敗戦を期して、ベスト16という結果に終わりました。
そして物語は数年後へと繋がり、最終回では東京オリンピックでの戦いが描かれます。
日向や影山をはじめとするオールスターメンバーが集結し、アルゼンチン戦に臨む場面で物語は結末を迎えるのでした。
『ハイキュー!!』キャラの卒業後の進路や将来は?
『ハイキュー!!』の烏野高校メンバーや他の登場人物たちは、卒業後それぞれの進路を歩み始めます。
ビーチバレーボールに転向する者や第一線で活躍する者、アパレルデザイナーのような全く別の職業に就く者まで形はさまざま。
メンバーたちの数年後の将来を知ると、ますます物語を楽しめるようになるかもしれません。
詳しくは以下で解説します。
【烏野高校】メンバーのその後は?
はじめに、鳥野高校バレー部にいたメンバーのその後について解説します。
西谷のように、意外な進路を歩んでいるキャラクターもいるので必見です。
日向翔陽
卒業後はビーチバレーに転向。
1年の準備期間を経て、単身でリオに渡ります。
現地では「ニンジャ・ショーヨー」という愛称で親しまれる名選手となり、2年後に帰国。
東京オリンピックにも出場し、その後はブラジルのチームに入って活躍を続けます。
日本だけではなく、世界に名が知れ渡る選手となりました。
影山飛雄
高校卒業後はすぐにVリーグへ所属。
そこでも才能は光り、10代でリオ・オリンピック日本代表に選ばれます。
その後も活躍は目覚しく、2021年の東京オリンピックで日本代表入り。
2022年からはイタリアセリエAのAli Romaに所属しています。
日向と同様に、世界で活躍する選手となりました。
月島蛍
月島は、高校卒業後はバレーボールを続けながらも、大学に進学します。
大学卒業後は仙台市博物館に勤務予定。
バレーボールでは、月島はVリーグ2の仙台フロッグスに所属し、ポジションはMBを担当。
仕事とバレーボールの両立を選んだキャラクターです。
澤村大地
鳥野高校バレー部の主将を務めていた澤村は、メンバーの精神的な支えとなりチームをまとめていました。
その頼りになる性格は健在で、23歳の大人になった彼の職業は警察官。
生活安全課に所属し、地域の安全を守っています。
山口忠
山口は、卒業後は大学に進学しており、バレーボールは続けていません。
大学を出た後は、宮城県内にある家電メーカーへの就職が決まっています。
山口は日向が帰国した時に空港まで迎えに行ったり、月島と居酒屋で近況報告をし合ったりするなど、メンバーとの交流は続いているようです。
東峰旭
強面のエースだった東峰ですが、実はナイーブな一面も持ち合わせており、バレーボールと距離を置いていた時期もありました。
23歳の大人になった彼の職業は、なんとアパレルデザイナー。
その3年後には西谷とともに「弾丸世界ツアー」に出掛けるなど、自由な生活を送っています。
西谷夕
リベロのポジションを担った西谷は、牛島の強烈なスパイクも拾えるほどの実力の持ち主でした。
しかし、卒業後はバレーボールを続けず、大学にも進学していません。
イタリアでカジキを釣っている姿や、東峰とともに「弾丸世界ツアー」をしている西谷の姿が描かれるなど、謎に満ちた生活を送っています。
田中龍之介
ウイングスパイカーとして活躍していた田中は、メンタルの強さが特徴でした。
パワー型のアタックを得意としていましたが、22歳の大人になった彼の職業はスポーツインストラクター。
その筋力は健在のようです。
マネージャーだった潔子と結婚しています。
縁下力
鳥野高校バレーボール部ではウイングスパイカーを務めていた縁下。
澤村が負傷したときに出場しチームを助けたこともあり、名前の通り、メンバーを陰から支える縁の下の力持ちでした。
22歳の大人になった彼の職業は理学療法士です。
木下久志
卒業後大学に進学したのかは不明ですが、22際の大人になった彼は鉄道会社に務めています。
作者の古舘先生は木下のことを「多分完璧主義」と表現しているので、時間に正確に行動しなければいけない駅員の仕事はぴったりといえるでしょう。
清水(田中)潔子
鳥野高校バレーボール部のマネージャーだった潔子。
卒業後、大学に進学したのかは不明ですが、23歳の大人になった彼女の職業は、スポーツショップの店員。
高校時代から熱烈なアタックを受けていた田中と結婚しています。
谷地仁花
インターハイ予選後に鳥野高校バレーボール部のマネージャーになった仁花。
メンバーたちの自主練にも付き合うなど、精神的にも身体的にもチームを支えていた人物です。
卒業後は大学に進学し、その後は広告デザインの会社に就職が決まっています。
【烏野高校以外】メンバーのその後は?
次に、鳥野高校以外のメンバーのその後を紹介します。
鳥野高校と熱い戦いを繰り広げた及川や天童たちの気になる将来を見ていきましょう。
及川徹
高校卒業後は、自分がセッターを志すきっかけになった監督を追いかけて、アルゼンチンに渡った及川。
アルゼンチンリーグCAサン・フアンに所属し、さらに技術を磨きます。
及川は東京オリンピックにアルゼンチン代表として出場し、再び日向たちと熱い戦いを繰り広げることになるのでした。
岩泉一
高校卒業後は大学のスポーツ科学科に進学した岩泉。
弟子入りしたいと思うほど憧れていた日本人トレーナーの空井が、実は牛島の父親だったと発覚する場面も。
27歳になった彼は日本代表のアスレティックトレーナーとなり、チームを陰から支えています。
黒尾鉄朗
音駒高校バレーボール部の主将を務めていた黒尾。
卒業後は日本バレーボール協会の競技普及事業部に所属し、バレーボールをさらに普及させるための仕事に従事しています。
日本バレーボール協会への就職は実はとても難しく、黒尾の秀才ぶりがよく分かる進路です。
牛島若利
牛島は高校卒業後もバレーボールを続け、シュヴァイデンアドラーズに所属します。
そこでも才能は開花し、「日本の大砲」と呼ばれる期待の選手へと成長。
10代で日本代表に選ばれます。
東京オリンピックの代表選手としても活躍し、日本バレーボール界の将来を担う人材となりました。
天童覚
高校卒業後はバレーボールを辞めると宣言していた天童。
なんと、大人になった彼の職業はショコラティエ。
天童はパリで修行を積み、「情熱大陸」にも出演するほどの優秀なショコラティエになっています。
ちなみに、「情熱大陸」にはマブダチとして牛島も出演していました。
【100人に聞いた!】『ハイキュー!!』の中でも好きなキャラクターは?
ブックスコレクションでは、『ハイキュー!!』のファン100人にアンケートを実施。
『ハイキュー!!』の中でもお気に入りの登場人物は誰か回答してもらいました。
1位は「月島蛍」、2位は「日向翔陽」、3位は「影山飛雄」という結果に。
それぞれ個性が光るキャラクターで、魅力的ですね。
【100人に聞いた!】『ハイキュー!!』の登場人物が好きな理由を教えてください!
さらに、『ハイキュー!!』のキャラクターが好きな理由も聞いてみました。
以下、3位までの回答を一部抜粋しています。
登場人物名 | 好きな理由 |
---|---|
1位「月島蛍」 | 「最初は兄の影響もありヤル気なさげだったり毒舌だったりするが、春高出場をかけた試合での本気や冷静に勝とうとする姿勢がかっこいいから。」 |
「毒舌で天邪鬼な面もあるが、その分負けず嫌いな部分やハマった時の描写や楽しんでいることが上手く表現しきれない性格に人間味を一番感じたため。」 | |
「バレーに対する意識や考え方、スキルがいちばん成長するキャラだから。最初はドライというか本気でバレーをしてなかったのに、色んな人との出会いや経験を通して変わっていく所に好感が持てる。」 | |
「まず見た目がかっこいいこと、眼鏡キャラのたまに外す素顔の魅力、こんなクールぶっているのに甘い物好きなど、ギャップ盛沢山でかわいいです。」 | |
2位「日向翔陽」 | 「最初は全然技術もなくてただ夢だけ追いかけている様なキャラクターですが、何度も挫折し立ち上がりを繰り返して自分の役割を見つけ世界へと旅立って活躍していく姿がリアルに描かれていて感情移入しやすいキャラクターだからです。」 |
「常に前向きでポジティブ。無理矢理合宿に参加してボール拾いしかさせてもらえなかったとき、それでもその場で自分が吸収できるものは何かを考え、次に繋げるものを得ていく様子は、理不尽な状況であっても何かしら糧になるものを見つけよう、と思わせてくれるエピソードだった。」 | |
「壁にぶつかっても諦めないところや楽しそうにバレーをやっている姿が好きだし、元気ももらえるから。」 | |
3位「影山飛雄」 | 「はじめはコートの王様と呼ばれるくらい自分勝手だったのに、だんだんとチームのために頑張るようになったり、バレー馬鹿で他は何にも興味ないところが愛おしいから。」 |
「最初は、やっぱり天才というところに惹かれた。天才ならではの苦悩や葛藤に悩む姿を他人に悟られないようにして孤立してしまうところは応援したくなった。」 | |
「セッターとしての能力・バレーへの情熱が高いところがカッコいい。あと、高身長でイケメンだけど、おバカなのも可愛い。」 |
・調査対象:『ハイキュー!!』のファン100人
・調査期間:2024年3月
・調査方法:インターネットによる対象者へのアンケート
・調査機関:ブックスコレクション編集部
『ハイキュー!!』を読む&観る
最終回を迎えた漫画およびテレビアニメ『ハイキュー!!』。
漫画には漫画の、アニメにはアニメの良さがあるので、ぜひこの機会に両方チェックしてみてください。
ハイキュー!! 1
発売日 | 2012年6月4日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | 古舘春一 |
ハイキュー!! 45
発売日 | 2020年11月4日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | 古舘春一 |
ハイキュー!! vol.1
公開日 | 2014年4月 |
監督 | 満仲勧 |
出演 | 村瀬歩、石川界人、日野聡 |
まとめ
『ハイキュー!!』のあらすじや最終回のその後について解説し、春高バレーで戦ったメンバーの進路や大人になった姿を紹介しました。
いかがだったでしょうか。
バレーボールに打ち込み続ける者もいれば全く別の進路を歩む者もいます。
だからこそ、春高バレーで皆とともに全国優勝を目指した青春時代が輝いて見えるのでしょう。
最終回での彼らの将来を知ってからもう一度物語に触れると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。
※書籍等の発売日は、紹介商品の版元から発売された日を掲載しています。
※各商品の説明文は各ECサイトを参考に作成しています。
※商品は掲載時点の情報を参考にしています。最新の情報は各ECサイトをご参照ください。