ヒューマンドラマの洋画おすすめ15選 感動する名作や90年代の洋画を紹介

ニュー・シネマ・パラダイスとは、ジュゼッペ・トルナトーレが監督を務めた80年代のイタリア映画です。
主人公サルヴァトーレ(トト)の少年時代の友人であり師匠、アルフレードの訃報から始まる物語。
少年時代を懐かしく回想しながら、30年ぶりに地元へ戻ってきたトトと町の人々の話を描いています。
青春や苦い思い出、宗教など数々の出来事を織り交ぜたストーリーで、深く考えさせられる映画です。

スタンド・バイ・ミーも、主人公ゴーディの回想シーンから成る80年代の洋画。
4人の子供たちが死体探しの旅に出るというあらすじで、道中で起こる出来事と彼らの複雑な心情を描いた友情の物語です。
子供たちそれぞれが、家庭環境や幼いながらのトラウマに向き合う姿に心を打たれます。
80年代に作られた映画ですがコメディシーンもあり、現代の子供が観てもきっと面白いでしょう。

ホーム・アローンとは、クリスマスの家族旅行で、幼い子供1人が家に取り残されてしまう洋画です。
主人公のケビンが、我が家を狙う空き巣を撃退するために数々のトラップを仕掛けます。
1人の小さな子供によって間抜けな泥棒2人が返り討ちにあう様は、わかっていても笑えて痛快です。
コメディ一辺倒の映画にも思えますが、合間に家族の愛も感じられる、クリスマスにおすすめの作品。

ニューヨークの銀行マンであるサムが殺されて幽霊になり、インチキ霊媒師と手を組んで彼女を守ろうと奮闘する物語です。
しかし、サムの彼女であるモリーは幽霊を信じようとせず、2人の心はなかなか通じ合いません。
幽霊のファンタジー要素に恋愛模様、霊媒師の面白いコメディ要素やサスペンスと、複数ジャンルをうまく組み込んだ飽きのこない作品です。

グッド・ウィル・ハンティングでは、労働者階級出身の天才青年ウィルと精神分析医のショーンが、セラピーを通じて助け合いながら成長してゆく話。
お互い心に深い傷を持つ2人ですが、ぶつかり合いながらも前へ進む姿は感動ものです。
才能があっても勇気を出して一歩踏み出さなければないものと同じ。
失敗を恐れず挑戦することが人生において大切だと気づく、愛と勇気のストーリーです。

タイタニックとは、ジェームズ・キャメロン監督が手がけた90年代の名作洋画。
1912年に起きたタイタニック号沈没事故を題材に作られました。
物語では上流階級の娘である主人公ローズと、ニューヨークで画家を目指すジャックの叶わぬ恋を描いています。
身分の違いだけでなく、タイタニック号の沈没を避けられない2人の運命と愛ある行動に注目です。

90年代に公開され、いまだに根強いファンが多い洋画レオン。
ナタリー・ポートマン演じる幼いマチルダは、ある日自身の家族を殺されてしまいます。
殺し屋でもある隣人のレオンは、マチルダに人の殺し方を教えてと頼まれ、根負けして共同生活をおくり始めます。
レオンに恋心を抱くマチルダと、そんな彼女を大きな愛で包み込むレオン。
2人の関係性が描かれる様子に目が離せません。

ショーシャンクの空にとは、1人の人間の信念と友情を貫いた人生の物語です。
殺人の免罪によって刑務所に入れられた誠実な銀行員アンディが、荒れた刑務所内で地位を築いていきます。
受刑者で調達屋のレッドと知り合い、人との関わりを広げてゆくアンディの姿に必見です。
胸がすっきりするようなクライマックスに、人生の素晴らしさを感じられるはず。

フォレスト・ガンプ 一期一会は、若き日のトムハンクス主演の映画。
母親に愛されて育ったフォレストは、誠実でまっすぐな人間です。
しかし知能指数が他者よりも低く、個性的なためいじめられてしまうことに。
ところがとにかく足が速いフォレストは、ひょんなことから町を出て世界に羽ばたいていきます。
本作はコメディ要素もあって面白いのですが、親友ジェニーとの関係性やトムハンクスの演技力にも感動できるでしょう。

殺人現場の目撃者となったばかりに、命を狙われてしまうクラブ歌手のデロリス。
修道院に身を隠したデロリスは、修道女たちと触れ合う中で自分の居場所を見つけ出します。
デロリスは歌手の経験を活かして聖歌隊の指導を始めるのですが、やはり騒動に巻き込まれることに。
個性あふれる修道女たちとの絡みや歌、パフォーマンスが楽しく、観るたびに笑顔にしてくれる作品です。

物語は、ファッションに興味がない主人公アンディが、ファッション雑誌の出版社に就くところから始まります。
鬼編集長ミランダの元、周囲の人間に助けられながら成長してゆくストーリーです。
見どころは、アン・ハサウェイ演じる地味なアンディが、日に日におしゃれになる姿。
恋愛、仕事というジャンルに振り分けられますが、ファション好きにも観てほしい一作です。

最強のふたりは、スラム街出身のドリスと、富豪の障害者フィリップの友情物語。
貧困や差別をはじめとする社会問題の渦中で2人が出会い、お互いの人生が好転してゆきます。
本作は実話に基づいているため、大きな試練や劇的な展開、驚きのラストはありません。
だからこそ現実的で、主人公2人の優しさと思いやりを感じられるのです。
観終わったあとは胸に爽やかな風が吹く、温かい洋画です。

ワンダー 君は太陽は遺伝子疾患の影響で顔が変形している主人公のオギーが、学校に通い始める物語。
自分の見た目にコンプレックスを抱いていたオギーは、控えめな男の子。
他人と違う容姿から学校では浮いた存在でしたが、徐々に自分らしさを手に入れます。
他人に親切にすること、自分から寄り添う勇気を持つことなど、大切なことを教える名言にも注目してみてください。

マイ・インターンは仕事の進め方や、人間関係で悩んでいる人におすすめの洋画。
敏腕若手社長ジュールズの元に、シニア採用の男性ベンが配属される物語です。
右も左もわからないベンですが、自分ができることをとにかくやることで目の前が開けてゆきます。
正反対のジュールズとベンが、互いに刺激を受けて高め合い、より良い環境を築く姿は理想的です。

実話を元に作られたアメリカの映画グリーン・ブック。
グリーン・ブックとは黒人用旅行ガイドのことで、まだ差別色のあった時代に黒人が快適に泊まれるホテルや使える施設を記したパンフレットです。
あらすじは、天才黒人ピアニストのドクターが、白人のトニーを運転手兼ボディーガードとして雇う話。
ピアノツアーを通して2人の友情が育まれていく様が見どころで、人種差別問題についても考えさせられます。