他人に期待しない方法 恋愛で相手に期待しない人の特徴やコツも解説

恋愛では、彼氏彼女に対してつい「もっとこうしてほしい」「ああだったらいいのに」と期待してしまうもの。
一方で全くといっていいほどパートナーに期待しない人もいますが、その差は一体どこにあるのでしょうか。
この記事では、恋愛における「期待」の正体や、相手に期待しない人の特徴、期待しないコツを探ります。
またアドラー心理学に基づく、相手に期待しない思考法も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

恋愛における、「期待」の正体とは?

まずは、恋愛における「期待」とは何なのか考えてみましょう。
その正体を知ることで、つい期待してしまう自分を冷静に見つめられるようになります。

恋愛や結婚に対する憧れや固定観念

恋愛における「期待」は多くの場合、恋愛や結婚に対する固定観念から生まれるものです。
例えばドラマなどのメディアでは、「妻や彼女が料理を作る」といった描写が結婚生活のステレオタイプとしてよく描かれます。
しかし現実は必ずしもその通りではないため、そのギャップがパートナーに対する期待と失望を生み出すのです。

異性に対する理想

恋愛における「期待」のもう一つの側面は、異性にはこうあってほしいという理想です。
例えば彼氏に強くいてほしい、旦那に稼いでほしい、女性は優しくいてほしいなど、誰でも異性に特定の理想を持つことがあります。
そのこだわりが強いほど、相手への期待も膨らんでしまうのです。

相手に対する先入観

相手に対する先入観が、「期待」になることもあります。
特に付き合う前に相手に抱いていたイメージと本当の姿が違うことに気付いたときは、期待を裏切られたと感じやすいです。
相手への先入観は具体的なことが多く、些細なことでも相手にがっかりしてしまうことがあります。

相手に期待しない恋愛のメリット

相手に過度な期待をしないことは、良好な恋愛関係を保つコツ。
お互い自然体でいられるなど、精神的にも様々なメリットがあります。

相手に対する不満が溜まりにくい

相手に期待しない恋愛は、不満がたまりにくい点で大きなメリットがあります。
恋愛では相手に期待するからこそ、その期待が裏切られた時にはがっかりしてしまうもの。
しかし最初から相手に期待しなければ、そのギャップも小さくストレスを感じにくくなります。

お互い、自然体でいられる

お互いが自然体でいられることも、期待しない恋愛のメリットです。
「旦那には言わなくてもわかるだろう」と期待を押し付けると、無意識に相手にプレッシャーを与え苦しめてしまうことも。
しかし相手をそのまま受け入れることで、お互い自然体でいられるようになるでしょう。

自立した関係を保てる

自立した関係を保てることも、期待しない恋愛のいいところ。
期待を抱かないことで、相手の行動や態度に過度に左右されることがなくなり、精神的な安定を保てます。
結果として、お互いに対等な立場で尊重し合えるようになり、良好な恋愛関係が長続きするのです。

恋愛では「期待しない」ダメな例もある!

期待しない姿勢がかえって、恋愛の障害になることもあります。
人間不信や無関心から相手に期待しない、冷たい人は、以下で紹介するダメな例に当てはまるかもしれません。

人間不信

人間不信が理由で相手に期待しない人がいますが、これは恋愛においては良くない例です。
人間不信で裏切られることを過度に恐れて相手に期待を向けられないと、いつまでも親密な関係を築けません。
結果として相手との距離が広がり、愛を育むチャンスを逃してしまうのです。

他人に無関心

他人への無関心から相手に期待しないのも、恋愛ではよくありません。
無関心な態度は、「冷たい」、「自分に興味がないのかな?」と相手を不安にさせてしまいます。
例えば相手の話に耳を傾けない人や自己中心的な人は、異性に冷たい人と思われがちです。

相手に期待しない人の特徴

いい意味で相手に期待しない人には、精神的な余裕や社会性が備わっています。
期待しない人の特徴から、恋愛のコツを学びましょう。

ありのままの相手を肯定できる

ありのままの相手を受け入れられるのも、相手に期待しない人の特徴です。
そういったタイプの人は、全てが自分の理想通りの人はいないことを理解したうえで相手の短所よりも長所に目を向けることができます。
自分が肯定されていると感じた彼氏彼女は、相手のことも信頼しやすくなるでしょう。

自分の価値観を相手に押し付けない

自分の価値観を人に強要しないことも、相手に期待しない人の特徴です。
相手の意見や立場を尊重し、こうしてほしいと一方的な要求をすることもありません。
分かり合えないことがあっても話し合いで解決しようとするのが、相手に期待しない彼氏彼女の特徴です。

自立している

相手に期待しない人は依存心が少なく、精神的にも社会的にも自立しています。
頼る気持ちが強いと、「もっと大切にしてほしい」「もっと私のために」と、相手にわがままを感じてしまうもの。
しかし自立心が高い人は自分でできることは自分でしようとするので、相手に期待せずにいられるのです。

恋愛で他人に期待しない方法

恋愛で相手に期待しない方法を紹介します。
相手を変えようとするよりも、自分の考え方や生活を変えることが、相手に期待しない最大のコツです。

恋愛に目的を持つ

恋愛の目的を自覚することが、相手に期待しないコツの一つです。
例えば相手が二人の記念日を忘れた時、ガッカリしてしまう人は多いと思います。
そんな時は、「記念日を祝うことが、恋愛や結婚の目的なのか」自分に問い直してみてください。
その答えがノーなら、記念日なんて些細なことだと気付けるでしょう。

理想を下げる

理想を下げることは、簡単にできる相手に期待しない方法です。
「旦那さんにはこうあってほしい」「〇〇してくれない彼氏は冷たい」という考え方は、できるだけ捨てるようにしてください。
お互い、得意不得意を受け入れたうえで協力し合える関係を作ることが、恋愛において重要です。

他のカップルと比較しない

他のカップルと比較しないことも、相手に期待しないコツです。
例えば「友達の彼氏は誕生日に高価なプレゼントをくれたのに、私の彼氏は…」などと、思うことがあるかもしれません。
しかし恋愛の目的は張り合うことではなく、二人が幸せになることだということを忘れないでください。

自分を変える

自分を変えることは遠回りのようで、本質的な相手に期待しない方法です。
なぜなら相手に期待してしまう人は、自分自身が精神的に未熟だったり生活力が低かったりする場合が多いからです。
そのような自分の弱点を改善することで、相手に期待しなくても自立して生きられるようになります。

恋愛以外のプライベートを充実させる

恋愛にばかり夢中になっていると状態では、相手の悪いところが目についても仕方ありません。
恋愛以外にも趣味や勉強、仕事など没頭できることを見付けると、その状態から抜け出せるはず。
彼氏や旦那さんと一緒にできる趣味を見つけるのもおすすめです。

アドラー心理学に学ぶ、相手に期待しないコツとは?

アドラー心理学では他者と協力しながらも、自立して生きることの重要性を訴えています。
心理学の巨匠の考え方から、相手に期待しないコツを学びましょう。

アドラー心理学とは

アドラー心理学とは、心理学の三大巨匠の一人に称される、アドラーによって提唱された考え方。
世界的ベストセラー『嫌われる勇気』で紹介されたことをきっかけに、日本でも一躍有名になりました。
アドラー心理学では、「幸福とは何か」といった人間の本質を追及し、他者との協力や自立することの重要性を訴えています。

承認欲求に恋愛の価値を置かない

アドラー心理学の特徴として、承認欲求を否定的に捉える考え方があります。
その中で、アドラーは「人は誰かの期待を満たすために生きてはいけない」と指摘していますが、この考え方を恋愛にも通じるでしょう。
パートナーの人生はパートナーのものであり、彼氏彼女は自分の欲求を満たすための道具ではないと考えることが、幸せを掴むための思考法なのです。

完璧思考を捨てる

アドラー心理学の考え方に、「課題の分離」という思考法があります。
これは、自分の課題と相手の課題を分けて考えるというもの。
この思考法を結婚生活に当てはめて考えれば、「旦那さんが残業せずに帰ってくる」ことは旦那さんの課題であり、奥さんの課題ではありません。
このように、自分ではコントロールできることとできないことを分けて考えることが、相手に期待しない方法です。

期待しない方法を学べる本を紹介

前述した、アドラーの心理学を学べる本を紹介します。
期待しない方法以外にも、アドラーの心理学には幸せに生きるためのコツがたくさん詰まっています。

嫌われる勇気

発売日	2013年12月
出版社	ダイヤモンド社
著者	岸見一郎、古賀史健

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まとめ

今回は恋愛における「期待」の正体を紐解きながら、相手に期待しない人の特徴や期待しない方法を解説しました。
お互いに期待しない恋愛では、衝突が生まれにくく長続きしやすいといったメリットがあります。
しかし人間不信な性格や相手への無関心さが期待しない理由の場合、かえって二人の関係が悪化することもあるので要注意。
相手を期待しない方法を心理学の視点から学びたい人は、アドラーの心理学にも触れてみてください。

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