『アンダーニンジャ』のあらすじや登場人物、考察をまとめて解説

2018年から週刊少年マガジンで連載されている漫画『アンダーニンジャ』。
2023年10月からアニメの放送がスタートしました。
今回はアンダーニンジャのあらすじ、山田さんと主人公九郎の戦闘の考察、登場人物や主人公の正体についての考察などをネタバレ込みで解説していきます。
内容がよくわからなかった人や、もっと内容を深堀りしたい人はぜひ本記事のあらすじや考察を参考にしてみて下さい。

2023年10月からアニメ開始! 『アンダーニンジャ』とは

『アンダーニンジャ』は、『アイアムアヒーロー』の作者である花沢健吾さんによるバイオレンスアクション漫画。
現代に残っている忍者たちの抗争を描くという本作の独特な設定と、個性豊かな登場人物が織りなすシュールな笑いが話題を呼び、読者の支持を集めています。

『アンダーニンジャ』のあらすじ

太平洋戦争が終わり、その後解散させられた忍者達の組織。
そのまま忍者は消滅したかと思われていましたが、実は秘密裏に存在していたのでした。
中には職に就けない者もおり、主人公、雲隠九郎もその一人。
ニート同然の生活をしていた九郎は、ある日上司である加藤という中忍から任務を言い渡され、講談高校へ潜入捜査に向かうことになります。

『アンダーニンジャ』の登場人物

続いては『アンダーニンジャ』に登場する登場人物をネタバレ込みで解説をしていきます。
一癖あって個性的な登場人物が本作の魅力の1つです。

雲隠九郎

本作の主人公である17歳の少年。
職に就くことが出来ず、安アパートでひきこもり同然の毎日を送っていました。
実は忍者界の中でも屈指の実力を持つ雲隠一族の末裔であり、高い身体能力と忍者としての才をその身に宿しています。

加藤

九郎に潜入捜査を命じる、九郎の上司である中忍。
表向きは配達員として働いています。
部下から「副隊長」と呼ばれていて忍者として高い実力を持っていることが窺えます。

佐々魔

浮浪者のような風貌の小太りの男性。
任務のため今は下忍ですが、実は元一等忍尉であった実力者で、その風貌からは想像できない身のこなしを見せます。

日比奇跡

主人公の九郎と同じく上司の命によって講談高校に潜入している、九郎の旧友。
忍者学校卒業の際、落雷により大火傷をしたため顔に傷があります。

山田美月

講談高校でかわいいと噂の女子高生。
誰にでも分け隔てなく優しく接する上にかわいらしい容姿から学校内に男女ともに注目の的。
中には完璧すぎる山田さんを敬遠し、「なんかズレてる」と評する人もいます。

猿田

美月と同じくアンダーニンジャ所属の忍者で、講談高校を襲った人物です。
元々は九郎と同じ忍者組織に所属していましたが、敵対するアンダーニンジャに寝返る形で加わりました。

【ネタバレ解説】『アンダーニンジャ』のあらすじ考察

ここからはアンダーニンジャのあらすじについて考察していきます。
山田さんや九郎など登場人物の正体についてネタバレ込みで解説します。

山田さんの正体

山田さんこと山田美月は、講談高校の女子高生。
優しいけれど、どこかズレている性格の持ち主です。
実は九郎らと敵対する忍者組織、アンダーニンジャ所属のくノ一。
雲隠虹郎の忍術を継承しており、気配を消したり、電撃や毒に耐性があったり、忍者としての非常に高い能力を持っています。
九郎の兄である八郎を殺したのも山田さんだと言われていて、九郎が苦戦するほど、忍者としての強さは折り紙付き。

山田さんとの対決で九郎は死亡した?

漫画68話で九郎は山田さんと講談高校の屋上で戦うことになります。
九郎は、忍者として卓越した能力を持つ山田さんに苦戦を強いられながらも、山田さんの鼻をそぎ落とすことに成功しますが、健闘むなしく命を奪われてしまいます。
山田さんに脇腹を斬られ、頭を割かれた上に、首を落とされる九郎の姿が68話にはしっかりと描かれています。

【ネタバレ解説】九郎は本当に死んだか考察

山田さんとの戦闘で果たして九郎は本当に死んでしまったのか、漫画内の手掛かりを拾ってネタバレ込みで考察していきます。
九郎の生死についての解釈は1つではありませんので、様々な可能性を考慮して解説します。

九郎の正体はクローン?

主人公、雲隠九朗の正体はクローンなのではないかと読者の間では囁かれています。
その理由は第34話のくノ一鈴木のモノローグで、雲隠九朗は雲隠一族最強の忍者、雲隠虹郎の術を全て受け継いだクローンであるということが語られています。
九郎以外の雲隠兄弟も見た目がそっくりな点や、『九郎』という名前がクローンとかかっているのではないかという点など、九郎の正体がクローンであることの裏付けともとれる描写が複数あります。

九郎は別のクローンとして登場?

山田さんとの戦闘により九郎は死亡したかに見えました。
もし伏線の通り九郎の正体がクローンであった場合、この後また九郎は別のクローンとして登場する可能性が高いです。
九郎の記憶を持ちながらも別の名前や違った姿で現れることも予想されます。
この可能性は読者に考察の余地を与えると同時に、今後の新たな展開をより期待させる要素となっています。

九郎が催眠術を使った?

虹郎の忍術を全て継承している九郎は、催眠術や読心術も心得があります。
山田さんとの戦いで、九郎は山田さんに一度反撃した後あっさりと負けてしまいます。
しかし、これが仮に作戦であるとすると、相手を敢えて優位にさせることで隙を作り、催眠術をかけたということも考えられます。
つまり、九郎が死亡したシーンは催眠術にかかった山田さんが見たものであり、実際には九郎は生きている可能性があるということです。

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まとめ

今回はアンダーニンジャのあらすじと、九郎や山田さんなど重要な登場人物の正体についての考察を、ネタバレ込みでわかりやすく解説しました。
アンダーニンジャはまだ完結しておらず、主人公九郎の生死とその正体についてはまだ明かされていません。
今回の解説をもとに今後の展開を楽しく予想し、より『アンダーニンジャ』の世界を堪能しましょう。

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