オードリー若林のエッセイおすすめ4選 ドラマ原作本などおすすめの本も紹介
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テレビでよく見かけるお笑い芸人オードリーのツッコミ、オードリー若林さん。
ドラマ『だが情熱はある』のモデルにもなり話題となりました。
若林さんの書いたエッセイ「社会人大学人見知り学部 卒業見込み」「ナナメの夕暮れ」はドラマの原案にもなっています。
実は自意識過剰な性格に長いこと悩んでいた若林さんのエッセイは、生きづらい人の気持ちを代弁していると評判です。
記事でおすすめするオードリー若林の本をぜひチェックしてみてください。
オードリー若林とはどんな人?
オードリーの若林正恭さんは東京都出身で1978年生まれ。
中学・高校の同級生、春日俊彰さんとお笑いコンビ・ナイスミドルを結成し、その後オードリーに改名しました。
M-1グランプリ2008の敗者復活戦から勝ち上がり、2位となり注目されます。
当初は一発屋と言われながら、司会やラジオでトーク力を発揮。
相方ともども漫才だけでなくピンでも活躍しています。
ダ・ヴィンチで連載していた 「オードリー若林の真社会人」を書籍化した「社会人大学人見知り学部 卒業見込」を皮切りに、エッセイの書籍・文庫化が増えています。
オードリー若林正恭のエッセイ本の魅力
人見知りで、誰が自分をどう思っているのかと自意識過剰になったり、つい自分の殻にこもってしまったりする人も多いもの。
若林の本にはオードリーの若林ではなく、若林正恭という一人の人間としての「生きづらさ」が赤裸々に書かれています。
テレビで活躍する人も自分と同じような悩みがあったのだと実感し、救われる気持ちになることでしょう。
オードリー若林の本はどう選ぶ?
ここではオードリー若林の本を選ぶポイントを紹介。
エッセイなどのジャンルや文庫化されたものかどうかを、基準に選ぶのがおすすめです。
旅行記やエッセイなど、ジャンルや気分で選ぶ
旅エッセイ「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」は、異国の地の旅行を自分も楽しんでいる気持ちに。
内向的な性格に悩む人は「社会人大学人見知り学部 卒業見込」「ナナメの夕暮れ」がおすすめ。
作家たちとの対談本「ご本、出しときますね?」は作家の笑える個性的なエピソードを楽しめるオードリー若林の本です。
雑誌の連載から文庫化された、若林の本
「社会人大学人見知り学部 卒業見込」は雑誌ダ・ヴィンチ2010年8月号から連載されていたエッセイが文庫化されたものです。
同雑誌に2015年8月号から2018年4月号まで連載されていたエッセイも「ナナメの夕暮れ」に収録。
両方とも書籍化される時に大幅に加筆されていて、読み応えのある内容になっています。
オードリー若林の本を読むおすすめの順番は?
若林の本を出版された順に読みたい人は以下の順に読むのがおすすめです。
社会人大学人見知り学部 卒業見込 | (単行本:2013年5月17日 文庫本:2015年12月25日) |
ご本、出しときますね? | (単行本:2017年4月) |
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 | (単行本:2017年7月14日 文庫本:2020年10月7日) |
ナナメの夕暮れ | (単行本:2018年8月30日 文庫本:2021年12月7日) |
共感しながら本を読みたい人は、まずは「社会人大学人見知り学部 卒業見込」 「ナナメの夕暮れ」から。
次に「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」「ご本、出しときますね?」と読み進めるのがおすすめです。
100人に聞いた! オードリー若林のエッセイで好きな作品
ブックスコレクション編集部がオードリー若林さんが好きな人100人にアンケートを実施。
1位は若林さんの代表作でもある『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込み』でした。
2位には『ナナメの夕暮れ』、3位には『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』がランクインしています。
続いて、その作品が好きな理由も100人にアンケートを取りました。
得票数の多かったトップ3のエッセイについて、回答の一部を抜粋して紹介します。
作品名 | 好きな理由 |
---|---|
『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』 | 「思い悩んでいた時代からどのような試行錯誤を経て、現在に至るのかが知れて参考になる」 |
「自分自身の性格と重なるところが多く、共感しつつ読めるから」 | |
「若林さんのユニークな表現で読みやすいから」 | |
「若林さんの人生、生き様を知れるから」 | |
「自分の感覚が肯定されたような気持ちになるから」 | |
『ナナメの夕暮れ』 | 「日々の中で感じる「なぜ」を感じている自分を大切にして、日々の向き合い方を見直せるきっかけになったから。」 |
「深く刺さる言葉が散りばめられている」 | |
「なかなか人に言えない部分をさらけ出すように書いてあって共感できる」 | |
『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』 | 「自分たちが普段資本主義に取り込まれていることに気づけてためになった」 |
「鋭い視点とユーモアが詰まっていたから」 |
・調査対象:オードリー若林さんのファン100人
・調査期間:2023年4月
・調査方法:インターネットによる対象者へのアンケート
・調査機関:ブックスコレクション編集部
おすすめ比較
商品名 | 完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 | 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 | ナナメの夕暮れ | ご本、出しときますね? |
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発売日 | 2015年12月25日 | 2020年10月7日 | 2021年12月7日 | 2017年4月 |
出版社 | KADOKAWA | 文藝春秋 | 文藝春秋 | ポプラ社 |
著者 | 若林正恭 | 若林正恭 | 若林正恭 | 若林正恭 |
販売サイト | 楽天市場 Amazon Yahoo!ショッピング | 楽天市場 Amazon Kindle Yahoo!ショッピング | 楽天市場 Amazon Kindle Yahoo!ショッピング | 楽天市場 Amazon Kindle Yahoo!ショッピング |
オードリー若林のおすすめエッセイ4選
人見知りでネガティブな性格に悩んでいた若林さん。
様々な経験をしながら、若林さんが自分や他者に向き合い、成長する過程が綴られたエッセイは、生きづらさを感じている人の助けとなるでしょう。
完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込
M-1グランプリ準優勝から下積み時代のトンネルを抜けたオードリー。
テレビ出演が増えるとともに、それまで培われた自意識と世間とのギャップに苦しみます。
エッセイでは、若林さんの社会への疑問と自意識過剰になった自分の内面を見つめ直し、すり合わせていく変化を描写。
同じように世間とのギャップに生きづらいと苦しんでいる人達は共感できるでしょう。
文庫化された本書には書き下ろし2本も追加された意欲作。
ドラマ『だが情熱はある』の元ネタにもなった箇所もあります。
遠回りしながらも自分の道を模索していく姿に勇気をもらえるおすすめの本
発売日 | 2015年12月25日 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | 若林正恭 |
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
多忙の極みだった若林さんは、残り1席のキューバ行きの飛行機のチケットを見つけ、何かを感じて旅立ちます。
資本主義の日本とは真逆の社会主義国家のキューバを見て、何となくモヤモヤしていた社会への疑問について思考を巡らせていく本です。
同じように社会に疑問を持つ人におすすめのエッセイ。文庫化にあたって「モンゴル」「アイルランド」と「コロナの日本」が書き下ろされています。
何となく変だと思っている日本社会を若林正恭と一緒に考えられる、若林の本
発売日 | 2020年10月7日 |
出版社 | 文藝春秋 |
著者 | 若林正恭 |
ナナメの夕暮れ
オードリー若林こと若林正恭の集大成といえるエッセイ。人見知り芸人といわれ、自分でも社会とのギャップに生きづらさを感じていた若林さん。
しかし40歳を目前に、周りの人達や信頼できる仲間たち、没頭できる趣味を持つことによって、心が少しずつ変化していきます。
自意識過剰で生きづらさを感じている人が、無理にポジティブになるのではなく、ネガティブなままで人生を生きるヒントが詰まっているオードリー若林のおすすめ本。
「社会人大学人見知り学部」を先に読んでおくと、より共感が深くなります
発売日 | 2021年12月7日 |
出版社 | 文藝春秋 |
著者 | 若林正恭 |
オードリー若林の本はエッセイ以外にもある?
エッセイ以外の若林の本にはBSジャパンで放送された、若林さん司会の番組「ご本、出しときますね?」の書籍があります。
読書好きの若林さんが元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏に、小説家とのトーク番組ができるか聞いて番組が始まりました。
彼の話を聞く力が発揮され、多くの作家との他では聞くことができないトークを楽しめます。
エッセイ以外も! オードリー若林のおすすめの本
本好き芸人・オードリー若林正恭が、芥川賞作家の平野啓一郎や、村田沙耶香をはじめとした20人の作家の内面を描いている本です。
ご本、出しときますね?
若林さんが好きな、西加奈子、朝井リョウ、平野啓一郎といった20名の作家達を招いたトーク番組が書籍化された若林の本。
司会の若林さんのトークの巧みさもあり、作家たちも個性的で魅力的なエピソードを披露します。
これまで知らなかった作家にも、親近感を持てること間違いなし。
番組では、作家に必ず「マイルール」を聞いていて、その背景や考えにも関心が持てるでしょう。
作家達の「マイルール」が、自分のこだわりとシンクロするかもしれません
発売日 | 2017年4月 |
出版社 | ポプラ社 |
著者 | 若林正恭 |
まとめ
自意識やこだわりを持つ若林さんは人々が素直に社会へ順応していく姿に疑問を持っていました。
「ナナメの夕暮れ」では、何事にもナナメに見ることで生きづらさを感じていたことを赤裸々に書いています。
同じように社会での生き方に悩む人は、記事でおすすめした若林さんのエッセイを読んでみてください。
どのように生きづらさと向き合い、自分を肯定できるようになったかを知ることで、読者も励まされ、生きる希望が湧いてくるでしょう。
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