卒業文集の書き出しはこう書く! 小学生・中学生の書き出し例も紹介
KEYWORD
卒業文集を書こうとしていて、書くことがないと悩んでいませんか。
今回は中学生や小学生の卒業文集の書き方・書き出しの例を紹介します。
面白い内容を書きたい人も参考になるネタを集めました。
数年後に読み返すこともあるかもしれない記録に残る卒業文集です。
卒業文集を書き始める前に、この記事を読んで「自分らしい卒業文集」「学校生活の集大成」にするための引き出しを増やしましょう。
卒業文集は「書き出し」が重要!
読む人の目に最初に入る「書き出し」を工夫すると、読み手を一気に惹きつけることができます。
修学旅行や部活の経験を書く際に、皆とはひと味違う書き方にすればどうすればよいでしょうか。
書き出しを魅力的にするアイデアを活用して、素敵な卒業文集を作ってください。
卒業文集の書き出し・書き方のアイデア
起こった出来事を時系列順に記すのはよくある書き方です。
印象的な文章にするために、伝えたい部分の感情や情景描写から始めることで、より自分の魅力が出る卒業文集にすることができます。
名詞から書き始める
例「合唱コンクール。それは私が一番苦手な学校行事でした」
「〇〇コンクール」「中総体」「生徒会」などの名詞から書き出し、「何について書くのか」テーマを明確にしましょう。
動詞から書き始める
例「歌う。人前で歌うことが恥ずかしい私が、大きな舞台の中心で大きく口を開けていた」
このように「走る」「奏でる」「笑う」などの動詞から書き出すと、読んでいる人が情景を思い浮かべやすくなります。
音から書き始める
例「「ブー」開演のブザーが鳴る。幕が上がり、大勢の人の顔が目の前にあらわれた」
「キンコンカンコン」「パン!」「フレー! フレー!」などの音から書き出し、伝えたい情景の臨場感を演出するのも面白い方法です。
会話文から書き始める
例「「人前で歌うなんて恥ずかしくて無理!」そう言っていた私がなぜか合唱コンクールのセンターに立っていました」
上のような会話文から書き出し、文章に臨場感や説得力を持たせるのもおすすめ。
気持ちから書き始める
例「(歌うのがこんなに楽しくて気持ちいいなんて知らなかった!)私はそう思いながら大きく口を開けていた」
気持ちから書き出し、素直な感情を表現するのも魅力的な書き出しです。
状況を伝える言葉から始める
例「深紅の緞帳が開き、私はスポットライトに照らされた」
書き出しで状況や情景を描写することで、まるで小説のような雰囲気ある書き出しになります。
クライマックスから書き始める
例「「優勝は、3年2組!」アナウンスが響き渡り、心臓がドクンと脈打つのを感じた」
クライマックスから書く方法では、その結末に至るまでにどんなことがあったのか、読み進めたくなる面白い工夫です。
言い切る文章から始める
例「自分を自分で決めつけてはいけない。嫌いだったものが好きになることもある。人間は成長する生き物なのだ」
意見を言い切る文章から書き出すと小論文のようなワンランク上のまとまった文章にすることができます。
卒業文集に書くことがない時に使えるネタ
書くことないと悩んでいる人向けに、小学生、中学生の卒業文集によく使われているネタを紹介します。
書きたいことが多すぎる人も、どれか一つにテーマを絞った方が書きやすくなるので、ぜひ参考にしてください。
修学旅行や運動会などの学校行事
修学旅行や運動会は、普段のメンバーで普段の学校生活とは違う体験ができるイベントです。
書きやすい出来事がたくさんあるでしょう。
しかし注意点もあります。
修学旅行などで起こったことをただ羅列しないように、なるべく印象的な出来事に絞って書く方がまとまった文章になります。
一緒に過ごした友達との思い出
小学生、中学生時代の友達との思い出を卒業文集に残すのはとてもおすすめです。
数年後や大人になってから読み返すと感慨深いものがあるでしょう。
学校生活や修学旅行での友達とのエピソードはもちろん、感謝の気持ちを書くと良い卒業文集になります。
部活動での経験
部活動での経験は学校生活の中でも大きな割合を占める話題です。
「先輩、後輩、同級生との絆」「試合で勝った(負けた)経験」「一生懸命取り組んだ話」などたくさんエピソードがあるでしょう。
部活動で得た自分の体験と気持ち、成長したことなどを素直に書きましょう。
学校生活で学んだこと
授業や部活動を通じて学んだことは、卒業してしまうと忘れてしまうものです。
卒業文集に書いておいて、大人になったときに振り返ることができるようにしておくのもおすすめです。
いまのあなたにしか書けない学んだことを文字にしておきましょう。
先生に向けた感謝
先生の世話にならずに学校生活を送れる人は少ないのではないでしょうか。
部活動の指導や進路へのアドバイスなど、生徒のあなたを見守ってくれた先生とのエピソードなどを書くのもおすすめ。
さらに感謝の言葉を書くと良い卒業文集になるでしょう。
将来の夢
将来の夢は、卒業文集でよく書かれるテーマです。
小学生は「将来の夢」について、素直な気持ち・考えを書くのがおすすめ。
中学生は「将来なりたい職業」について、夢の実現に向けて何をするのか具体的に書くのがおすすめです。
【小学生向け】卒業文集の書き出し例文
小学生の卒業文集の書き出し例を紹介します。
書くことがないと悩む人や、面白い内容にしたい人は参考にしてください。
例文1
将来は「宇宙飛行士」になって宇宙を開拓するのが夢です。なぜかというと……
例文2
6年間で得た宝物を、この卒業文集に書き残しておきます。(友人や部活動の仲間、先生のことなど)
例文3
小学校6年間を振り返り、感謝の気持ちを伝えたい人がいます。それは〇〇です。(先生、同級生、両親など)
例文4
3年間所属していたミニバスチームでの最後の試合、私はチームのキャプテンとして勝利をおさめました。
けれど入部当初はドリブルもまともにできませんでした。
例文5
小学校生活で一番印象に残っているのは修学旅行で広島に行ったことです。そこで僕は教科書だけではわからなかった戦争の傷跡を感じました。
【中学生向け】卒業文集の書き出し例文
中学生の卒業文集の書き出し例を紹介します。
書くことがないと悩む人や、面白い内容にしたい人はネタの参考にしてください。
例文1
僕にとって一番の宝物がこの3年間で見つかった。それは吹奏楽部でともに努力してきた仲間だ。
例文2
中学3年間を振り返ってみると、感謝したい人が大勢いることに気がついた。1人目は○○……
例文3
「看護師」になるのが私の夢です。だから私は高校卒業後は専門学校に進学しようと今から決めています。
例文4
「あなたがいないとこの部活は成り立たないよ」そう言ってくれた人がいました。(エピソードの肝になるセリフなど)
例文5
僕の尊敬している人物は○○という画家です。修学旅行では○○のゆかりの地に行くことができました。美術の道に進みたい僕にとって……
まとめ
卒業文集の書き出しの例を紹介しました。
書くことがないと悩んでいる人は、書き方の参考になれば幸いです。
書いている今は面白くないと思っても、将来読み直したとき「この時の自分面白い」「こんなことを考えていたのか」と驚くかもしれません。
小学生・中学生の多感な時期にしか体験できない出来事や気持ちを素直に書き残しておくことが一番大切です。
今回紹介した例をきっかけに、自分らしい卒業文集を完成させてください。