『ちいかわ』は闇が深い? ホラー回やトラウマになる怖い話、うさぎの正体も考察
愛らしいうさぎやモモンガなどが登場する「ちいかわ」。
ほのぼのとした絵柄とは対照的に、闇が深い、ディストピア作品だといわれる作品でもあります。
最新話まで読んだ人の中には、ホラー回やトラウマになったという声も少なくありません。
今回は、そんなちいかわの考察です。ちいかわのうさぎの正体やキメラについても紹介します。
ぜひ、チェックしてみてください。
ちいかわって何? 作者は誰?
ちいかわとは、作者のナガノ先生が手掛ける漫画、およびアニメのことです。
作者は女性で、愛らしいキャラクターのLINEスタンプでも知られています。
ちいかわは主人公のちいかわが、友達のうさぎらとともに自然豊かで周囲に食べ物が自生している謎の場所で、仕事をしながら過ごす物語です。
一見ほのぼのした物語ですが、闇が深い、狂気といわれるエピソードも登場し、ディストピアを描いていると指摘されるときがあります。
【狂気】ちいかわは実は不穏な怖い話が沢山! 突然変異も
ちいかわの最新話までを読むと、作者の狂気を感じる怖い話が登場します。
ちいかわ達は弱肉強食の世界に生きており、ちいかわを捕食しようとする敵が登場する回が少なくありません。
また理不尽な呪いや毒キノコにより、命の危険を感じる不穏な怖い回も登場します。
さらに化物への変異や共食いを匂わせる回もあり、読者からはちいかわの闇は非常に深いといわれています。
【トラウマ】ちいかわの怖い回・狂気回を紹介【最新】
ここからは、最新話までの中でトラウマになるようなちいかわの怖い回や作者の狂気を感じる不穏なホラー回を紹介します。
【ちいかわホラー回1】パジャマパーティーズ編
ちいかわの世界の脇役であるパジャマパーティーズは、5人でアイドルデビューを目指していました。
しかし何の前触れもなく、巨大生物に捕食されてしまいます。
その後再登場した際には、身体の一部がなくなっていたり、大怪我を負っていたりしました。
ちいかわの世界がディストピアで、誰もが捕食対象であることが分かり、多くの人にトラウマを与えた不穏な回といえます。
【ちいかわホラー回2】ちいかぶちゃん編
ある日、ちいかわが出会った愛らしい様子のちいかぶちゃん。
ちいかわの世界のモンスターは、友好型と擬態型があります。
擬態型とは、ちいかわらに擬態し、捕食を狙う不穏な存在です。
ちいかぶちゃんは友好型と信じていたちいかわでしたが、ちいかぶちゃんの正体は擬態型で突然襲われます。
ほのぼのから一転して、トラウマ級の狂気を感じる怖い回でした。
【ちいかわホラー回3】「なっちゃったからには…もう…ネ」 by キメラ
ちいかわの前に現れた敵のピンク色のキメラ。
キメラは泣きながらちいかわを襲いますが、その際に自分は不本意でキメラになったと発言します。
キメラの正体は明かされていませんが、ちいかわ族がキメラに変異する可能性も高そうです。
キメラの正体がちいかわ族とすると、仲間を捕食しているとホラーな考察ができます。
キメラへの変異を考察すると、狂気や闇が深いことを感じる怖い回でした。
【ちいかわホラー回4】寄生キノコ編
ある日ちいかわは、大きなキノコに寄生されました。
不穏なキノコは瞬く間に大きくなり、ちいかわの意識は乗っ取られようとします。
ちいかわはハチワレに助けてもらい無事でしたが、完治しないときは死ぬことがあると考察できます。
キノコの正体や感染経路を、作者は一切明かしませんでした。
ちいかわの世界はディストピアであると、多くの人がトラウマになった怖い話です。
【ちいかわホラー回5】なんとかバニア編
ちいかわとうさぎたちは、自分によく似た動物の人形を手に入れます。
人形の真似をして遊んでいたところ、狂気の目をした魔女に連れ去られました。
魔女の魔法で、うさぎたちが動物の人形になってしまいます。
ペットボトルの蓋で魔女を倒し、元にもどれたうさぎたち。
ちいかわの世界がディストピアで、突然連れ去られて人形になる可能性があると考察できるホラー回でした。
【ちいかわホラー回6】拾魔の石化編
ある日、ちいかわらはうさぎからお土産の石をもらいます。
後に狂気のうさぎが洗脳のような状態で、石を作っていることが判明しました。
さらに、うさぎ自体が石化してしまうホラー展開になります。
ちいかわは洗脳を引き起こしている蛇と戦い、無事に呪いを解きました。
作者によると、蛇はちいかわ族を美味しく食べるために石化しているそうです。
【ちいかわホラー回7】山姥編
罠にかかったちいかわらは、親切な山姥に助けられます。
山姥は親切にしてくれますが、時折ちいかわらを捕食するのではないかと思う不穏な動きをすることも。
山姥はちいかわらに魔法をかける素振りを見せます。
うさぎが食事に入れた毒キノコで、ちいかわらは難を逃れました。
山姥は、なんとかバニア編の魔女と同一人物と考察できるでしょう。
トラウマになる人も多い狂気の怖い話でした。
【考察】ちいかわの世界はディストピア? 闇が深い要素
ここからは、ちいかわの世界は闇が深いディストピアではないかといわれる理由を考察します。
不穏な怖い回や怖い話の多いちいかわが、気になる人はぜひチェックしてみてください。
怖い弱肉強食の世界
ちいかわの世界は怖い弱肉強食の世界であることから、闇が深いディストピアと考察できます。
ちいかわやうさぎは常にキメラや魔女に狙われていて、いつ死ぬか分かりません。
さらにキメラやモンスターには、擬態型、友好型など一見味方のように振る舞い襲ってくるホラーな存在もいます。
作者のかわいい絵柄に注目が集まりますが、最新話まで読むと弱者が生きにくい世界だと考察できるでしょう。
小さくてかわいいけど労働が必要
ちいかわの世界では、誰しも働かないと生活できません。
仕事には肉体労働系や内職などの種類があり、キャラクター同士で貧富の差も。
例えばハチワレは、使い古したふとんで寝ています。
このような点がとても現実的で、作者の意図や妙な生々しさがあるといえるでしょう。
ちいかわの世界は、闇が深いディストピアだと考察できます。
不穏なキメラ化変異と共食い
ちいかわの世界では、ちいかわ族がキメラ化してしまう不穏な描写があります。
キメラの登場回は、怖い回や怖い話が多いです。
最新話まで考察すると、本人の意図と関係なくキメラに変異してしまう様子。
さらにキメラはちいかわ族を食べますが、共食いしていると考えられます。
キメラの存在はトラウマ級のホラーといえるでしょう。
うさぎの正体とは?
うさぎの正体は、謎のままです。
草むしり検定3級であり、身体能力や知能は高いけど言葉を話せない存在だと分かっています。
うさぎの機転で助かった回も、少なくありません。
うさぎはキメラをしたくないため、あえて話さないのではという考察も可能です。
作者がうさぎの正体を明かす日に注目が集まります。
ちいかわを楽しもう
闇が深いディストピアといわれるちいかわは、狂気の回だけでなく、考えさせられる回も多いです。
この機会に怖い話や怖い感を含む最新話までのちいかわをチェックしてみてください。
ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ (1)
発売日 | 2021年02月12日 |
出版社 | 講談社 |
著者 | ナガノ |
まとめ
今回は、不穏でホラーといわれるちいかわを紹介しました。
ちいかわでは、キメラの正体や突然変異を匂わせる描写や山姥回など怖い回も少なくありません。
うさぎの正体や作者の意図などを考察しながら読むと、怖い話も多い独特な世界観が楽しめるでしょう。
ディストピアで闇深いといわれるちいかわが気になっている人は、この機会にぜひ最新話までをチェックしてみてください。