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【400字】小論文の例文を紹介 400字の8割は書く? レポートのテーマも

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出典:Pixabay

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高校受験などで必要になってくる小論文は、合格の鍵を握る重要な科目です。
一方で、あまり馴染みのない小論文をどう書けばいいのか、作文との違いなどで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は文字数が400文字以内・400字程度の小論文に焦点を当てて、書き方のコツや各テーマの例文などを紹介します。
この記事をチェックして、400文字以内・400字程度の小論文の書き方をマスターしましょう。

目次

そもそも小論文とは? レポート・作文との違い

そもそも小論文とは、与えられたテーマに沿って、自分の考えを論理的に説明した文章のこと。
では、小論文とレポートの違いとは何でしょうか。

両者の大きな違いとしては、目的が異なる点が挙げられます。
前述の通り、小論文は書き手側の主張を示すことがゴールです。
一方で、レポートの目的は、提示された内容を「報告」すること。

そのため、レポートには必ずしも、書き手側の意見が必要とは限らないのです。
また、小論文と作文も少し違い、作文は感情面を主軸に出題されることが多くあります。

文字数についての注意点

小論文を書く上で気をつけなければいけないのが文字数です。
400字の8割など、指定された文字範囲に従って書いていない場合、減点対象になってしまいます。

「400字程度」と「400字以内」の範囲の違いに注意

文字数の制限がある場合に注意するべきなのが、程度と以内の違いです。
400字程度は、指定された文字数の1割増減の範囲に留めておくことが大切。
400字以内の場合は1文字でも超えた場合に減点対象になるため、指定された文字数範囲を超えないことが重要です。

最低でも400字の8割から9割以上は書くように

400字以内とはいっても、極端に文字数が少ない場合も減点対象になりかねません。
文字数の少なさから、意欲的ではないと思われる要因になります。
そのため、400字以内の場合は400字の8割の範囲は必ず記載するようにしましょう。

400字の小論文を書くときのポイント

400文字以内・400字程度の小論文を書くときは、いくつかのポイントがあります。
そのポイントを抑えておくことで小論文をスムーズに書くことができます。

文末の書き方を統一する

400文字以内・400字程度の小論文を書く上でまず大切なポイントは、文末を揃えることです。
「です・ます」調が馴染み深いですが、小論文を書く際は「だ・である」で文末を揃えましょう。
また、「です・ます」と「だ・である」が混在してしまうと減点対象になりかねないため、注意が必要です。

話し言葉・ら抜き言葉は使わない

小論文で文末に注意するのと同じように重要なのが、話し言葉やら抜き言葉を使わないことです。
小論文では話し言葉ではなく書き言葉を使い、小論文を書くことが鉄則。
例えば「見れる」はら抜き言葉に該当するので、「見られる」が正しい言葉使いです。

原稿用紙を正しく使う

小論文を書く上で基礎となるのが、原稿用紙の書き方を把握して正しく使うことです。
受験の際に、原稿用紙の正しい使い方ができていない場合、減点対象になることもあります。
段落の書き出しは1マスあける、句読点や括弧も1マス使うなど、基本的で忘れやすいポイントに気をつけることが大切。

テーマによって「型」を使い分けよう

小論文を書く際には、テーマに沿って「型」を使い分けていくことが大切です。
テーマにごとにテンプレートを決めておくことで、制限時間があった際にスムーズに書くことができます。

「だろうか・た・し・な・よ型」400字の小論文の書き方

400文字以内・400字程度の小論文を書く際のテンプレートとしてあるものが「だろうか・た・し・な・よ型」です。
これは反論容認型とも呼ばれ、反対意見に一度寄り添うものになっています。

~だろうか

「~だろうか」は肯定的な文章の文末につけて、問題提起を表しています。
小論文では、まず初めに問題提起をしなければならないため、この用法は定番です。
書くテーマによっては、肯定的でも否定的でもどちらでも使うことができます。

たしかに

「たしかに」は、文頭に持ってきて使います。
たしかにを文頭に持ってきて、文末には「~かもしれない」「~だとわかる」をつけることで、否定的だったり反論している意見に対して、理解を示すことができるのです。

しかし

「しかし」は小論文ではなくても、逆説語としてよく使われるものです。
この型の場合は、「たしかに」で反対意見に対して理解を示したのちに文頭で使い、理解した先ほどの意見と反する自分の意見を示す時に使うことができます。

なぜなら

「なぜなら」は、「しかし」で自分の意見を示した後にその考えの内容を細かく書く場合に使う言葉。
文頭に「なぜなら」と持ってきて、自分の意見とその理由になる内容を書き、文末に「~だからだ」を持ってくることで文章もまとまります。

よって~である

「よって~である」は、結論を書くときに使用するものです。
文頭に「よって」を持ってきて、その間に自分の体験談や自分の意見に対する補足を自分の言葉で噛み砕いて書いて、文末に「~と考える」を持ってきます。
この型を使うことでまとまりのある小論文に仕上がります。

「PREP型」400字の小論文の書き方

「PREP型」というのは「プレップ型」と読み、「だろうか・た・し・な・よ型」とはまた違った小論文を書くときの型の1つです。

最初は結論から

「PREP型」は最初に結論から述べるという形になります。
結論から先に述べることで自分の意見をスムーズに伝えられ、伝えるべき内容を無駄なくわかりやすく伝えることができます。
この型を使うことで小論文の構成を整えることもできるのです。

結論を述べた理由

「PREP型」を使う上で大切になるのが、結論を最初に持ってくるということです。
結論を伝えないままに、具体例や問題提起をしてしまうと、ダラダラとした文章に見えてしまい、読むのも煩わしくなってしまいます。
結論から伝えることで、読者も内容を読む意欲が湧くでしょう。

補足を書く

最初に結論を述べることで、何を言いたいのかを伝えることができます。
その次に、最初に述べた結論に至った理由や背景を補足説明として書くことで、結論に説得力が出るのが特徴。
補足を書く場合は、最初に書いた結論と一貫性を持たせて書くことが大切なポイントです。

まとめでしめる

最初に述べた結論を最後に改めて書き、それをまとめとして小論文を書き終えます。
ここで重要になってくるのが、最初に述べた結論と最後に述べる結論を同じ内容に揃えるということです。
内容を揃えることで、全ての内容に一貫性を持たせることができ、まとまりのある小論文になります。

400字小論文のテーマ例文を紹介

小論文を書く上で、与えられたテーマに沿って書くことはとても大切です。
ここからは、小論文のテーマで実際によく使われているものをご紹介します。

社会問題や価値観に関するテーマ例文

社会問題や価値観に関するテーマでよく使われているのが、就職活動の軸や人生において一番大切なものは何かです。
また、少子高齢化社会に対してどう思うか、人権問題についてどう思うかなどの幅広い内容が取り扱われます。

図表やデータに関するテーマ例文

図表やデータに関するテーマも、実際の受験などで使用されています。
AとBのグラフを比較して何が読み取れるか、今後どうするべきかなど、自分の意見をデータを使い、具体例と一緒に述べる問題が多く取り扱われています。

過去に関するテーマ例文

過去に関するテーマも実際によく使われるものです。
今までに最も打ち込んだことや、自分が最も成長したこと、学生生活で学んだことなど、自分の経験談を小論文のテーマとして聞かれることもあります。
こういった場合は、PREP型を使用するとスムーズに書けるでしょう。

未来に関するテーマ例文

この未来に関するテーマは、就職活動の中でも聞かれることが多いテーマ。
やってみたい仕事や数年後の自分がどうなっていたいか、どのような社会人になりたいかなど、まとめるのが難しいテーマがあるため、練習をしておくことをお勧めします。

企業に関するテーマ例文

企業に関するテーマは就職試験で必ずといっていいほどに取り扱われるテーマです。
働く上で最も大切なことは何か、業界で課題はなんだと思うのか、会社に求められているものなど少し堅いテーマが多くあります。
仕事などに関するテーマはPREP型を使うとスムーズにまとめられるので効率的です。

400字の小論文を書くときに読みたい書籍

400字の小論文を書くうえで、大切なポイントはたくさんあります。
これから紹介する本をチェックして、小論文をマスターするための要点を掴んでくださいね。

たった400字で説得できる文章術

この書籍は、作家であり教授をしている樋口裕一が書いた本です。
樋口裕一は小論文や作文の指導塾も開いているカリスマ講師。
400字の範囲で端的に説得できる文章術を取得できる本です。
書き出しに凝る必要もなく、400字で絶対に納得できるワザが書いているので小論文で悩んでいる方におすすめの一冊です。

この作品のおすすめポイント

小論文の書き出しやまとめ方に悩んでいる人におすすめの一冊

発売日2005年12月20日
出版社幻冬舎
著者樋口裕一
楽天で買う Kindleで読む1,144円 Yahoo!ショッピングで買う コミックシーモアで読む

小論文これだけ! 超基礎編 短大・推薦入試から難関校受験まで

この本では小論文の書き方のコツを学ぶことができます。
書き方編や書くネタ編など、それぞれのポイントごとに分けて書かれています。
レポートとの違いなど、小論文を書くために理解をしておくポイントや、コツがわかる一冊です。
テーマに沿った例文も書かれているので、参考にするのにもぴったり。
小論文に必要な型についても細かく説明があります。

この作品のおすすめポイント

小論文を書くコツを詳しく知りたい人におすすめの一冊

発売日2010年8月12日
出版社東洋経済新報社
著者樋口裕一
楽天で買う Amazonで買う1,100円 Kindleで読む792円 Yahoo!ショッピングで買う hontoで読む

落とされない小論文 全試験対応! 直前でも一発合格!

この本は元NHKのアナウンサーの今道琢也が書いた一冊です。
書き方の修正ポイントや、どうすればいい文章になるのかをビフォーアフターの形式で説明をしています。
そのため、自分自身の何を直すべきなのかを明確に理解できるので、即効性のある書籍。
小論文の試験に特化しているのでどの本を買うか悩んでいる人におすすめです。

この作品のおすすめポイント

内容が充実しており、試験直前の追い込み期にも持っておくと頼もしい一冊

発売日2018年02月07日
出版社ダイヤモンド社
著者今道琢也
楽天で買う Amazonで買う2,310円 Kindleで読む Yahoo!ショッピングで買う hontoで読む

まとめ

今回は、400字の論文の例文やレポート、作文との違いについて解説しました。
400字の8割など、文字数の望ましい範囲や与えられたテーマは、それぞれ異なるので日常的に対策をすることが大切です。
自分が書きやすいフォーマットの型に合わせて学ぶことで、効率よく書き進めることができるようになるはず。
得意分野を見つけて、説得力のある400字以内・400字程度の小論文を完成させましょう。

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