【小説・ドラマ版を網羅】ガリレオシリーズの読む・見る順番を解説

東野圭吾さんの『探偵ガリレオ』は小説のガリレオシリーズの第1作品目です。
警視庁捜査一課の草薙俊平は、不可解な事件が起きる度に、帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学に助言を求めていました。
短編が5編収録されていて、湯川学の人となりが分かる点が魅力的です。
ドラマで映像化された作品で、小説を初めから順番に読みたい人におすすめできます。

東野圭吾さんの『予知夢』は、2番目に発表されたガリレオシリーズです。
第1作から順番に読むとよいでしょう。
16歳の少女の部屋に侵入した犯人の不可思議な証言を湯川が解決します。
人の心理を突いた事件が多い魅力的な短編小説集です。
ドラマでも映像化されました。
短編5編が収録されていて、気軽に読めるところが魅力的といえるでしょう。

『容疑者Xの献身』は、ガリレオシリーズの3番目の作品です。
湯川と大学の同級生だったしがない高校教師の石神は、隣の家に住む母子家庭を守るためにある事件を起こしてしまいます。
同作は第134回直木賞を受賞し、日本だけでなく韓国や中国でも映画化されました。
ガリレオシリーズの中でも特に注目度の高い作品を読みたい人におすすめできます。

『ガリレオの苦悩』は、シリーズ4作品目の短編小説集です。
警視庁に送られてきた悪魔の手を名乗る人物からの怪文書の中に、湯川学を煽るような文言がありました。
犯人を湯川が追い詰めていきます。
ドラマにも登場した敏腕女性刑事・内海薫が活躍する点がポイントです。
小説を順番に読みたい人や、実写ドラマで柴咲コウが演じた女性刑事が好きな人におすすめできます。

『聖女の救済』は、ガリレオシリーズの5作品目です。
離婚を切り出された妻の夫が毒殺され、妻が疑われます。
しかし彼女には完璧なアリバイがあり、内海薫は湯川に調査協力を依頼します。
人物の背景が丁寧に描かれていて、キャラクター同士の心理戦も楽しめるところが魅力的です。
長編小説のガリレオを読みたい人、ドラマ化された際に興味を持った人におすすめできます。

『真夏の方程式』は、映画化されたガリレオシリーズ6番目の作品です。
湯川は仕事で海に近い旅館に滞在することになります。
しかしその旅館で、別の宿泊客が何者かに襲われる事件が発生します。
子供嫌いの湯川と旅館に居候している少年のやり取りがユニークで魅力的です。
夏のリゾートを舞台に繰り広げられる事件は、夏休みに読めるガリレオシリーズを探している人におすすめです。

『虚像の道化師』は、ガリレオシリーズ第7作品目です。
8編収録されている短篇集で、7編は文庫版用に編集されています。
とある宗教施設で、信者が亡くなる事件が発生します。
教祖は自分の能力が原因だと自首しますが、湯川は教団での不可思議な現象を科学で解決しようとします。
短篇集で読みやすい点が魅力的です。
テレビドラマ化された短編が揃っていて、ガリレオ初心者にもおすすめです。

『禁断の魔術』は、湯川の可愛がっていた後輩が事件の重要参考人となります。
湯川は後輩の企みを見抜き、阻止しようと動きます。
スペシャルドラマで実写化された小説であり、湯川の人となりが感じられる点がおすすめポイントです。
東野幸治さんの考えたガリレオの名言が多数登場します。
ドラマ版のガリレオシリーズのファンにおすすめできます。

『沈黙のパレード』は、ガリレオシリーズの9作品目です。
行方不明になっていた少女が、無惨な姿で発見されます。
容疑者は、草薙が担当した事件で無罪判決を受けた男でした。
アリバイやトリックが巧妙で、ガリレオの推理が光る点が魅力的です。
この小説も、映画化されています。
読みやすい東野圭吾の小説を読みたい人におすすめです。

『透明な螺旋』は、シリーズ10作品目のガリレオです。
銃で撃たれた男性が見つかり、交友関係から事件の関係者に名前が上がる湯川。
湯川の過去が描かれていて、湯川がなぜガリレオになったのか理解できる作品です。
トリックを楽しむよりも、心理戦が楽しめる作品です。
まだドラマ化されていないガリレオを見たい人におすすめできます。

ガリレオシリーズ初めてのドラマ作品。
福山雅治さん演じる湯川が柴咲コウさん演じる新米女性刑事・内海薫とぶつかり合いながら、事件を解決します。
頭に火がついて若者が死亡する事件が多発。
先輩刑事・草薙のアドバイスで湯川に協力を求める内海薫でしたが、一筋縄にはいきません。
ドラマでは、小説よりも早く内海薫が活躍する点が魅力的です。
ドラマ版を順番通りに見るようにしたい人におすすめできます。

『ガリレオΦ (エピソードゼロ)』は、草薙が事件を解決するためになぜ湯川を頼るようになったのかというエピソードが描かれています。
湯川が、草彅の美女がいるという発言に釣られて捜査に協力するところがユニークです。
100分程度のドラマで、短期間で見ることできます。
初めてガリレオシリーズを見る人にもおすすめできる作品です。

『容疑者Xの献身』は、ドラマシリーズのキャストが続投した映画1作品目です。
基本的に原作を元にしたストーリーが楽しめます。
湯川の同級生である数学教師が、思いを寄せる女性のために殺人事件を隠ぺいしてしまうところから物語が始まります。
数学教師役の堤真一さんは第33回報知映画賞最優秀主演男優賞にも輝きました。
感動するミステリー映画を見たい人におすすめです。

『ガリレオII』は、ドラマシリーズの第2シーズンに当たる作品です。
アメリカ・オクラホマへ研修にいった内海薫にかわり、湯川の相棒をキャリア組の新人岸谷美砂が担当します。
内海薫とは雰囲気の違う岸谷美砂に振り回されるガリレオが楽しめる点が魅力的です。
相棒が変わり雰囲気が第1シリーズと異なるのが面白いポイント。
ドラマを順番に見る時間のない人にもおすすめできるドラマといえます。

『ガリレオXX』は、内海薫がメインキャラとして登場するガリレオシリーズです。
オクラホマ行きを悩んでいた内海薫が、東京見物をしていたユースケ・サンタマリアさんが演じる介護士を不審に思う所から物語が始まります。
『ガリレオII』ではあまり活躍がなかった内海薫を楽しめる点が魅力的です。
内海薫が好きという人におすすめの作品できます。

『真夏の方程式』は、ガリレオシリーズ2作品目の映画です。
原作の内海薫の活躍は、ドラマ版にあわせて岸谷美砂にかわっています。
海底鉱物資源開発計画の説明会に参加した湯川が、少年と出会い事件を解決していく物語です。
静岡県でロケが行われ、美しい海が登場する所が魅力的といえます。
科学技術と環境保護に興味のある人におすすめです。

『沈黙のパレード』は、ガリレオシリーズの映画で3作品目で、9年ぶりにドラマ版ガリレオのキャストが集合した映画です。
突然行方不明になった少女が数年ぶりにゴミ屋敷で遺体となって発見されます。
草彅が過去に担当した事件も関係し、様々な人の思惑が見え隠れする点が魅力的です。
湯川と内海薫の絡みを久しぶりに楽しみたい人におすすめできます。

『禁断の魔術』は、映画第3弾である『沈黙のパレード』よりも4年前の事件です。
湯川の研究所を訪れてすぐに命を落としたフリーライターの長岡修。
長岡修の死には、湯川の弟子である伸吾が関係しているようでした。
草薙の部下である牧村朋佳が、新しいヒロインとして登場する点が魅力的です。
単発ドラマで見やすく、ガリレオの雰囲気を掴みたい人にもおすすめできます。