『進撃の巨人』サシャは死亡した? エレンが笑った理由やそのシーンについて解説
『進撃の巨人』の中でも存在感が強いキャラの一人、サシャ・ブラウス。
サシャはなぜ死亡したのか、その真相を詳しく考察したいという人も多いでしょう。
この記事ではサシャは何話でなぜ死亡したのか、その全容を解説します。
併せてサシャが死んだ時にエレンが笑う理由や、サシャは実は死んでないのではという説についても考察をまとめました。
『進撃の巨人』のサシャってどんなキャラクター?
食べること大好きなおバカキャラとして、印象の強いサシャ・ブラウス。
ここではサシャのプロフィールと、キャラクターをまとめました。
サシャのプロフィール
サシャ・ブラウスは、進撃の巨人キャラクター人気投票で4位にランクインしたこともある、『進撃の巨人』の主要キャラです。
第104期訓練兵団を9番という好成績で卒業し、調査兵団に入団した実力者。
その一方でちょっぴり間抜けでマイペースな側面もあり、そのギャップが魅力の愛されキャラです。
『進撃の巨人』にコミカル要素をプラスしている、唯一無二の存在がサシャ。
所属 | 第104期訓練兵団 |
成績 | 9番→調査兵団に入団 |
性別 | 女 |
体重 | 55kg |
身長 | 168cm |
年齢 | 16歳→20歳 |
出身地 | ウォールローゼ南区ダウパー村 |
あだ名は芋女
貧しい狩猟民族の家に生まれたサシャは、人並外れて食い意地が張っています。
そんなサシャの一面がよく表れているのは、訓練兵団に入団した時のこと。
彼女は厳しい教官の前で、周囲の緊張した空気をよそに盗んだ蒸かし芋を食べてしまいました。
教官から何をしていると問われても、サシャは「蒸かした芋です!」と答え悪びれずに芋を食べ続けます。
この時から、彼女は同期に「芋女」といわれるようになりました。
サシャのキャラクター性
サシャはマイペースで、思いやり深いキャラクターです。
人と話す時は常に敬語を使い、仲間内での争いも好みません。
しかしとにかく食べることが大好きで、食べ物を目の前にするとまるで人が変わってしまいます。
そんな彼女が兵団に入団したのは、「おいしいものが食べられるから」という少し間抜けな理由。
周りからはおバカキャラとして愛される、天真爛漫な女の子です。
サシャは死亡した? 死んでない?
サシャは死んだか、死んでないか、結論としては死亡しています。
ここではサシャは死亡したのは何話なのか、なぜ死亡したのかを解説。
サシャが死亡したのは何話・何巻?
サシャ・ブラウスが死亡したのは何話かというと、アニメでは4期8話、漫画では26巻105話にあたります。
サシャの最後は『進撃の巨人』の中で重要な転換点となり、ファンにとって衝撃的な出来事でした。
サシャはなぜ死亡した?
サシャはなぜ死亡したのでしょうか。
彼女の死因は、ガビによる射殺です。
ガビの持っていたライフルは一撃でサシャの左胸に命中し、サシャは間もなく死亡します。
惜しくも、これがサシャの最期となってしまいました。
射殺の直前、サシャたち調査兵団はレベリオ襲撃を終え、飛行船で帰還しようとしていました。
その飛行船に乗り込んできたガビにより、サシャはライフルで射殺されてしまったのです。
サシャが死亡したシーンのあらすじ
サシャが死亡した26巻では、調査兵団とマーレ軍の激しい戦いが描かれています。
調査団はマーレの港を壊すことを目的に、レベリオ収容区の襲撃を計画しました。
サシャも襲撃戦でスナイパーとして活躍し、襲撃は大成功に終わったと思った矢先。
帰還のためサシャたちが乗っていた飛行船にガビが乗り込み、サシャは射殺されてしまいます。
サシャの死亡に至る瞬間は、計画が成功し安堵の中で起こった突然の出来事だったので、読者にとって忘れがたい悲劇となりました。
サシャの死亡に伏線はあった?
サシャの死亡に至る伏線は、物語の中で巧妙に描かれていました。
第102話「後の祭り」では、サシャが狙撃班として任務に就いていた際に門兵2人を射殺するシーンがあります。
この門兵はガビをかばって死亡したため、ガビはこの時からサシャへの復讐を意識していたと考察できます。
さらに続くシーンでジャンが「生き残らねえと」といい、次の瞬間サシャの表情が描かれていました。
これもサシャ死亡の伏線と考察できます。
サシャが死亡した時、エレンが笑うのはなぜ?
サシャ・ブラウスの最後の瞬間、エレンが笑うのはなぜっだたのでしょうか。
大事な仲間を失った彼の心の内には、色んな思いが交錯していたと思われます。
考察その1. サシャの最後のセリフに心が緩んだ
エレンはサシャの最後の言葉、「肉」に心が緩んで、笑いが堪え切れきれなくなったと考察できます。
最後の言葉が「ありがとう」でも「さよなら」でもなく「肉」なのは、食べ物に目が無いサシャらしいです。
エレンはこれまでのサシャの食いしん坊エピソードを思い出して、笑いがこみ上げてしまったのではないでしょうか。
サシャの最後をシリアスにしすぎないため、作者はあえて笑いの要素を差し込んだのかもしれません。
考察その2. 自分の無力さに笑いたくなった
エレンはサシャを救うことができなかった自分の無力さを恥ずかしく感じ、笑いを隠せなかったのかもしれません。
別のシーンでも、エレンが大切な人の死を前に笑うシーンがあります。
10巻で子供の頃からエレンと関係の深いハンネスが巨人に食べられてしまった時、エレンは声を上げて笑っていました。
サシャの最後の時にエレンが笑うのは、この心境に近いものだったと考察できます。
考察その3. わざと悪役を演じた
仲間の死に際に笑うのは、やはり常軌を逸しています。
エレンは自分を異常者に見せかけることで、仲間を自分という危険から遠ざけたかったのではないでしょうか。
実際、サシャの死亡をきっかけに、エレンはおかしな行動を繰り返して周りと壁を作るようになりました。
例えば、その後の112話「無知」では、エレンはミカサやアルミンからわざと嫌われるような態度をとり孤立を深めています。
考察その4. 未来を知っていた
エレンには、未来を予知する力がありました。
そのため、エレンはサシャの死亡もあらかじめ知っていた可能性があります。
サシャの死亡を目の当たりにした時、エレンは運命を変えられないことを痛感し、笑うしかできなかったのかもしれません。
しかしサシャの死亡を予知しながら、エレンがあえてサシャを計画に参加させるのは考えにくいという考察もあります。
サシャはスパイだった説
サシャスパイ説があるのは、なぜなのでしょうか。
そのきっかけは21話でのソニーとビーンの殺害事件の捜査中、サシャが汗ばんだ顔で何かを隠しているような様子を見せたことです。
一部ではサシャや彼女の父親は王政側の人間であるのではという、サシャスパイ説が浮上していました。
しかし物語が進むにつれてサシャが調査兵団の一員として仲間たちと共に戦う姿が描かれるようになり、スパイ説は否定されるようになりました。
サシャは実は死んでない、復活する?
『進撃の巨人』の中でも、キーパーソンの一人だったサシャ。
サシャはまだ死んでないのではと思いたくなりますが、とうとうサシャは最終回まで復活しませんでした。
最終回で巨人の力が消滅した後、サシャがコニーとジャンの前に現れる場面がありますがこれは幻影にすぎないでしょう。
なぜ作者はサシャを死亡させた?
作者の諌山創さんは、もともとサシャは漫画9巻で子供を助けた後、死亡する予定だったと語っています。
子供を助けて死亡するというのも、思いやり深いサシャらしい死に方だったはず。
しかし諌山創さんは誰も予想できないような衝撃な展開を描くことで、作品をより面白くしたかったのかもしれません。
『進撃の巨人』の漫画・アニメ
ここでは『進撃の巨人』の漫画とアニメを紹介します。
漫画、アニメそれぞれに、あるカット、ないカットがあるので、考察を深めたいならどちらも観るのがおすすめです。
漫画 進撃の巨人
『進撃の巨人』は、巨人に支配された世界で人類が生き残りをかけて戦う物語です。
漫画なら、ページをめくり返して、どう伏線回収されたのか分かりやすいのが魅力。
アニメと併せて読めば、作品への理解がもっと深まります。
人間の強さと脆さ、そして自由を求める心が描かれた、良作漫画『進撃の巨人』。
ファンなら、思い切って全巻大人買いもおすすめです。
全世界が熱狂した、巨人VS人類の戦いを描いた壮大な物語
発売日 | 2010年03月17日(1巻) |
出版社 | 講談社 |
著者 | 諫山創 |
TVアニメ「進撃の巨人」Season1 Blu-ray BOX
『進撃の巨人』、TVアニメのBlu-rayボックス。
アニメの1期には漫画にはないオリジナルシーンがたくさんあります。
例えば、22話で調査兵団が巨人に殺された遺体を壁内に持ち帰ったシーンはアニメオリジナル。
またアニメ版は絵に迫力がありグロすぎないのが良いと、評判が上がっています。
漫画は怖いから読めないという人は、アニメから観るのがおすすめです。
漫画とは少し違う絵のタッチと、オリジナルシーンが魅力のアニメ版
発売日 | 2017年3月15日 |
監督 | 荒木哲郎 |
出演 | 梶裕貴、 石川由依、井上麻里奈 |
まとめ
今回はなぜサシャ・ブラウスが死亡したのか、その経緯について詳しく解説しました。
サシャは死んでないのではという声もありますが、彼女は死亡し最終話まで復活することはありませんでした。
またサシャが死亡した時エレンが笑う理由については、ファンの間で様々な考察が飛び交っています。
この機会に『進撃の巨人』をもう一度読み返して、自分なりの考察をしてみてはいかがでしょうか。
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