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【中学生向け】自己推薦書の書き方 面接につながる自己PRの例文も紹介

中学生向け自己推薦文の書き方を紹介
出典:Pixabay

※本ページにはプロモーションが含まれています

そろそろ高校受験を考え始める高校進学予定の中学生も多いのではないでしょうか。
今回は受験や面接には必ずと言っていいほど必要になる自己推薦書・自己PRの書き方について解説していきます。
イメージが湧きやすいよう具体的な例文を紹介しながら書き方のポイントも紹介。
書き出しや終わり方に困るなどの定番の悩みもカバーします。
書き方が分からない、書くことがないという人は是非参考にしてみて下さい。

目次

【高校入試】書くことがない? 中学生が書く自己推薦書とは

自己推薦書とは、志望する高校に自分がどのような人間なのかを伝えて自己PRをするための書類で、願書と一緒に提出します。
提出された自己推薦書は、面接や生徒指導の参考書類として活用されます。
学校によってはフォーマットがあったり、盛り込む内容が指定されていたりする場合もあります。
合否に大きく関わる書類のため丁寧に書き上げることが大切です。

【中学生向け】自己推薦書・自己アピールの書き方

自己推薦書・自己アピールの書き方がわからず悩んでしまう人は、とりあえず自分を知ることから始めましょう。
高校進学を希望する中学生はチェックしてみてください。

【中学生向けの自己推薦書・自己PRの書き方1】進学希望校の情報収集をする

まずはとりあえず、自分が進学を希望している高校の情報収集から始めましょう。
志望校の、特化している分野や独自の校風などを、きちんと理解しなければ志望理由を書くことができません。
また、自己推薦書・自己PRの文章から自主性が感じられるかどうかも重要です。
自分の考えを自分の言葉で書けているかというポイントは、よくチェックされています。
自主性を感じられる文章を書くためには、まず自分で調べることが大切なのです。

【中学生向けの自己推薦書・自己PRの書き方2】自分のことを知る

自己推薦書・自己PRを書くためには、自分の強み・長所を知る必要がありますが書くことがないと悩む人もいるのでは。
幼稚園生、小学生、中学生と過去自分がやってきたことを時系列順に書き出して可視化してみましょう。
「書くことがない」とあきらめる前に、とりあえず自分の感情が動いた出来事を思い出してみるのです。
次にその書き出した出来事に対して、『なぜ?』と問いかけてみましょう。
物事を始めた理由や好きな理由を考えると自分の人間性を深く理解できます。

自己推薦書の書き方ポイント

では自己推薦書の書き方のポイントを紹介します。
自己アピール文には、面接で聞かれることを想定して事実のみを書くのがまず重要です。

【中学生向けの自己推薦書の書き方ポイント1】長所を書く

自分の長所の中から自己アピールしたいものを1つに絞り、『私の長所は○○なところです。』と文章を書き出しましょう。
はじめに結論を述べることで、その後の内容が相手に伝わりやすくなります。
さらに、長所を1つに絞ることで文章がまとまるようになるのです。
次にその後に述べた長所に対して具体的なエピソードを述べます。
エピソードの中に成果や数字を入れて書くとより説得力のある自己PR文に仕上がります。

【中学生向けの自己推薦書の書き方ポイント2】自分ならではの体験を伝える

自己推薦書・自己PR文ではその独自性も重要視されます。
つまり、自分ならではの体験や実感が盛り込まれているかも重要なポイント。
留学、部活など打ち込んだものを書いても良いですが、特別な体験は書くことがない人も。
日常の中にある自分の思いを書くのもひとつの方法です。
学校の志望理由や将来の夢に結び付けて書きましょう。

【中学生向けの自己推薦書の書き方ポイント3】入学後のビジョンを伝える

自分が進学後にしたいことを明確にしておくのも大切です。
面接でも質問される可能性があるので、答える際には自己推薦書と内容がズレないよう注意しましょう。
また、志望した高校でしかできないことと、自分の入学後にしたいことを結び付けながら書くようにしましょう。

【中学生向けの自己推薦書の書き方ポイント4】とりあえず最後まで書く

書くことがある程度揃ったら、とりあえず最後まで書いてみましょう。
書いている途中にもし文字数が足りない場合は、テーマに対する具体例やエピソードを増やすと内容を膨らませることができます。
構成や表現などは後で推敲すれば良いので、とりあえず頭にあることを文字に書き起こしてみてください。

【中学生向けの自己推薦書の書き方ポイント5】複数の先生に添削してもらう

学校の先生や学習塾の先生など、可能な限り複数の先生に自己推薦書・自己PR文をチェックしてもらうのがおすすめです。
読み手から見てどんな印象になるのか、自分の伝えたい事は伝わっているかをしっかりと確認して内容にさらに磨きをかけましょう。

【中学生向けの自己推薦書の書き方ポイント6】志望校の特徴と自己PRをつなげる

志望している高校の特色とセールスポイントを調べて理解した上で、自分の志望動機を結び付けて書けると良い自己推薦書に仕上がります。
志望動機から自分の目的があるという自主性と、志望する高校の事を理解しているという点がアピールできます。

【中学生向けの自己推薦書の書き方ポイント7】面接で答えられないことは書かない

自己推薦書に書いたことは、面接で質問されたり、深堀りされたりすることがあります。
その時に面接官の問いに上手く答えられないと、マイナスの評価をされることも。
自己推薦書に書いたことは面接で聞かれることを想定して、くれぐれも嘘や誇張は書かないようにしましょう。

【書き出し例・例文付き】自己推薦書の書き方

書き出しの書き方、終わり方の具体的な例文を載せていきます。
書くことがないと悩んでいる人や、書き方・終わり方の具体的なイメージが湧かない人は、とりあえず例文を参考にしてみましょう。

【中学生向けの自己推薦書の書き方1】志望理由

進学先の高校にしかないセールスポイントに焦点を当てることで、志望している高校でなければならない理由を明確に示すことができます。
独自のカリキュラムや校風を感じたエピソードと、それが良いと思う理由を具体的に書くことを意識しましょう。
以下の例文を参考にしてみて下さい。

「 私が〇〇高校を志望する理由は、将来世界的に活躍する人間になるためです。そう思うきっかけになった出来事は貴校での学校見学の際に生徒たちに親切にしてもらったことです。私に優しく声をかける気遣いや、明るい挨拶から、貴校のフレンドシップを重んじる校風を感じました。初めての学校見学に戸惑い不安だった私に寄り添ってくれた生徒のように、関わりの中で誰とでも信頼関係をような人になるため、貴校への進学を希望します。」

【中学生向けの自己推薦書の書き方2】自己PR

自己アピールを書く際には骨組みを意識して書きましょう。
結論(PR)、根拠、具体例(エピソード)、結論(PR)の4段落に分けて書くと読みやすい自己PRになります。
根拠や自己アピールの具体例が2つある場合には、段落を分けて書くようにしましょう。

「私はバレー部の部活動で自分で目標を設定する大切さを学びました。私は他人から設定された目標では、士気を保てないのが自分の短所だと思っています。当初は顧問が決めた県大会出場を目標としていましたが、部員の意思が伴っていませんでした。部員で改めて話し合い、県大会でベスト8に入るという具体的な目標を設定し、見事達成しました。これをきっかけにチームでより良い結果を残すには目標を明確に、自分たちで決めることが大切だと感じました。」

【中学生向けの自己推薦書の書き方2】終わり方

自己推薦書の終わり方では、それまでに述べた自己アピールや長所、体験を端的に要約して、入学後にこうしたい、何を身につけたいかを述べましょう。
終わり方では、新しい情報は出さないこと、これまでに述べた内容と矛盾したことを書かないという点に気を付けましょう。

私はカナダへのホームステイの体験で、人種や言語、年齢の違いにかかわらず、人として理解しあうことの大切さを学びました。
日本人がいない環境で自主的に課外活動に参加し、最後にはリーダーを務めた経験は、貴校の「自主」精神に則っていると考えます。
貴校の英語コースでより自分の英語力を磨くとともに、将来は国際人として活躍できるように勉学やスポーツに励みたいです。

まとめ

高校受験を控えた中学生に向けて、自己推薦書・自己PR文の書き方を例文付きで紹介しました。
書き出しや終わり方を迷っていた人、書くことがないと悩んでいた人も、自分にも書けそうだと感じてもらえたら幸いです。
書くことが思い浮かばない場合、とりあえず自分の人生を振り返って書き出して、長所を可視化するところから始めてみましょう。
記事を参考に、素敵な自己推薦書を完成させてください。

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