思いっきり泣ける感動小説おすすめ13選 泣けない人でも泣ける小説も紹介
長い人生、時には泣いてしまいたくなるときもありますよね。
そんなときには、感動する本を読んで涙を流すのもいいかもしれません。
感動小説にも色々なジャンルやテーマがありますが、今回は思いっきり泣けるおすすめの小説を紹介します。
高校生や大人向けの作品から映画化された小説の感動作まで厳選しているので、自分の好みに合わせて選んでみてください。
読んでよかったと思えるような、死ぬまでに読むべき本が見つかるかもしれませんよ。
読んでよかった! 感動小説
思いっきり泣ける小説の中には、大人から高校生まで、読んでよかったと思わせてくれる作品が多くあります。
例えば『1リットルの涙』は、実話を元にした悲しい小説ですが、映画化された有名な感動作品。
感動する小説はそのまま心に残り、人生の教訓として生きる事もあるでしょう。
また、共感できる恋愛小説も感動するポイントが多くおすすめです。
思いっきり泣ける小説を選ぶポイント
泣きたいときには、思いっきり泣ける小説を読むのがおすすめです。
泣ける小説を選ぶポイントは、以下の3つ。
中学生・高校生、10代、大人などの年代
感動小説を選ぶときには、自分の年代に合ったものかどうかもチェックしてみましょう。
中学生や高校生、10代なら、学生が主人公のものや学園ものがおすすめです。
また、実話を元にした恋愛の悲しい小説など、実生活に近いテーマだと大人でも共感しやすいでしょう。
恋愛、悲しい小説、考えて泣ける小説? 泣ける小説のジャンル
恋愛ものや悲しい小説、考えて泣ける小説など、ジャンルを絞って選ぶのもいいでしょう。
『ムーンライト・シャドウ』は愛する人との別れなど、恋愛要素と悲しい要素が合わさった考えて泣ける小説。
ボロボロ泣ける小説として、きっと読んでよかったと思えるはずです。
実話や映画化された小説の感動作
ボロボロ泣ける小説として、実話や映画化された小説の感動作もおすすめです。
実話の悲しい小説は、死ぬまでに読むべき本としてきっとあなたの心に残るはず。
映画化された小説の感動作なら、小説を読んだ後に映画を見ることでさらにボロボロ泣けるでしょう。
死ぬまでに読むべき本は短編にも
短編小説は普段本を読まない人でも読みやすく、10代の中学生や高校生でも読んでよかったと思うでしょう。
自分が泣けるポイントやテーマは人それぞれなので、感動する本選びに迷ったら短編集の中から見つけるのもおすすめ。
『魂でもいいから、そばにいて』は、実話を基にした3.11のお話。
死ぬまでに読むべき本です。
【100人に調査】思いっきり泣ける感動小説を教えてください!
ブックスコレクション編集部では、小説好き100人にアンケート調査を実施。
思いっきり泣ける感動小説について回答してもらいました。
1位は『1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記』、2位は『アルジャーノンに花束を』。
3位は『とんび』という結果に。
映画化、ドラマ化もされた名作がランクインしています。
さらに、ブックスコレクション編集部では、上記作品を選んだ理由についても回答してもらいました。
1位から3位までの回答を抜粋しています。
作品名 | 選んだ理由 |
---|---|
1位『1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記』 | 「難病と闘い続けながらも、命と生きることや最後まで人生をあきらめないことにこだわる主人公の姿に感銘を受けたから」 |
「ノンフィクションだからこそ、胸が痛くなるし、生きることについ考えさせられるから」 | |
「主人公が難病と向き合う心境が辛辣に表現されていて、その家族や友人たちも複雑な気持ちの葛藤も随所にあり自分の心を動かされるから」 | |
2位『アルジャーノンに花束を』 | 「人の欲望と苦悩と葛藤の日々が綴られていて、主人公に感情移入してしまい、もし自分だったらと想像して泣けてしまうから」 |
「主人公の心の葛藤や周りの人の存在など考えさせれられる作品だから」 | |
「知的障害を持った主人公の素直で真っ直ぐな心に癒されるから」 | |
3位『とんび』 | 「失ったもの、得られなかったものなどを抱えながら、不器用でも、成長を続ける素敵な家族と周囲の人々が描かれているから」 |
「母を亡くした父と息子が愛し合いながらぶつかり合いながら成長して、幸せになっていく様子が丁寧な書かれていて感動したから」 | |
「息子と父親の手探りで、不器用で、とっても温かい人情ヒューマンストーリーだから」 |
・調査対象:小説好き100人
・調査期間:2023年9月
・調査方法:インターネットによる対象者へのアンケート
・調査機関:ブックスコレクション編集部
感動する本・ボロボロ泣ける小説13選、泣けない人でも泣ける小説も!
ここからは、繊細に描写された人生の悲しみや喜びに、考えて泣ける小説を紹介します。
映画化された小説の感動作や、泣けない人でも泣ける小説など選りすぐりの名作を揃えました。
ムーンライト・シャドウ
『ムーンライト・シャドウ』は、よしもとばななの処女作で、大学の卒業制作として提出された小説です。
主人公のさつきは、交通事故で恋人を失い、恋人の弟もその事故で彼女を亡くします。
悲しみに暮れる二人は、互いの寂しさを共有するように共に過ごすようになりました。
そんな中で、不思議な女性「麗」から、死者と再会できるという「月影現象」について聞きます。
大切な人を失う悲しみと、残された人がどう人生を歩んでいくかを問う考えて泣ける小説です。
よしもとばななの処女作、愛について考えて泣ける小説
発売日 | 2003年6月12日 |
出版社 | 朝日出版社 |
著者 | よしもとばなな |
デューク
江國香織の『デューク』は、愛犬デュークを失った主人公が、偶然出会った19歳の少年との出会いを通じて、悲しみから立ち直っていく物語です。
主人公は、少年との出会いをきっかけに、自分自身と向き合い、成長していく様子が描かれています。
この小説は、江國香織さんの短編集『つめたいよるに』に収録されている作品です。
大人から10代の中学生や高校生まで、ボロボロ泣ける感動小説を読みたい人におすすめ。
デュークとの奇跡の物語。短編で読みやすくおすすめ
発売日 | 2000年11月08日 |
出版社 | 講談社 |
文 | 江國 香織 |
絵 | 山本 容子 |
旅猫リポート
『旅猫リポート』は、秘密を抱いた青年サトルと相棒の猫、ナナが最後の旅に出る物語。
瀕死だったナナを助け、共に暮らしていたサトルでしたが、ある事情でナナを手放すことに。
ナナをもらってくれる人を探す旅をして、様々な人と出会い、サトルの秘密が明らかになっていきます。
映画化された小説の感動作で、10代でも思いっきり泣ける小説です。
永遠の絆という深いテーマに、泣けない人でも泣ける小説です。
恋愛をも超えるふたりの強い絆に思いっきり泣けて感動する本
発売日 | 2017年02月15日 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 有川 浩 |
1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記
木藤亜也さんが自身の闘病生活をつづった日記『1リットルの涙』は、1986年に出版された実話です。
15歳の夏、難病に冒された亜也さんが、日々の生活や感情を綴った日記が書籍化されました。
中学生の木藤亜也さんが発病し、家族や友人たちと共に難病と闘いながら、成長していく様が描かれています。
映画化されたりドラマにもなったりと、大人から10代の中学生や高校生まで読んでよかったと思う涙と感動の作品です。
難病を患う少年の思いが赤裸々に綴られた、泣けない人でも泣ける小説
発売日 | 2005年02月23日 |
出版社 | 幻冬舎 |
著者 | 木藤亜也 |
魂でもいいから、そばにいて 3・11後の霊体験を聞く
東日本大震災後に幽霊を見た人々の体験をまとめたドキュメンタリーです。
この作品は、そのドキュメンタリーの内容を文庫化したもので、再会を願う痛切な声と奇跡を丹念に拾い集めた感動のドキュメンタリー。
私たちも鮮明に覚えている、あの東日本大震災で家族を失った人たちが奇跡の物語を語っています。
実話を基にしたボロボロ泣ける小説や考えて泣ける小説を探している人におすすめです。
東日本大震災のドキュメンタリー作品。短編で読みやすくおすすめ
発売日 | 2020年03月01日 |
出版社 | 新潮社 |
著者 | 奥野 修司 |
青い鳥
『青い鳥』は、重松清による短編小説および短編集です。
表題作は2008年に『青い鳥』として阿部寛主演で実写映画化されました。
吃音症でタ行とカ行を上手く発音することができない村内先生が各話に必ず登場する物語。
村内先生は中学の非常勤講師で、国語教師なのに吃音を持つ先生の、一番大切な仕事は、ただ「そばにいること」です。
短編好きや小説初心者にもおすすめの読みやすい考えて泣ける小説
発売日 | 2010年07月01日 |
出版社 | 新潮社 |
著者 | 重松 清 |
聖の青春
聖の青春は、重い腎臓病を抱えつつ将棋界に入門、名人を目指し最高峰リーグ「A級」で奮闘のさなか生涯を終えた天才棋士、村山聖の生涯を描いた小説です。
名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の生涯が描かれています。
羽生善治名人などのライバル達との友情や、彼を支えた家族との感動エピソードなど哀哭の実話。
読んでよかったと思わせてくれる読後感も魅力の一つです。
病に負けず夢を追いかけた天才棋士の生き様に、泣けない人でも泣ける小説
発売日 | 2015年06月20日 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | 大崎善生 |
三日間の幸福
「三日間の幸福」は、三秋縋による小説です。
主人公の高校生・藤井は、ある日突然、自分が死ぬ日がわかってしまいます。
その日から、彼は自分の人生を見つめ直し、周りの人々と向き合いながら、自分にとって大切なものを見つけていく物語です。
ウェブ上で評価を得たエピソードが小説として登場。
10代の中学生や高校生でも読みやすい、思いっきり泣ける感動小説です。
中高生も読みやすいウェブ初のボロボロ泣ける小説
発売日 | 2013年12月25日 |
出版社 | メディアワークス文庫 |
著者 | 三秋 縋 |
ツナグ
『ツナグ』は、辻村深月の著した連作短編小説であり、吉川英治文学新人賞受賞作です。
小説を原作に映画された泣ける感動小説。
小説のあらすじは、うつ病を発症したOLの平瀬愛美が、会社の飲み会で路上に放置され、ひとり過呼吸を起こすところから始まります。
その後、彼女は「使者(ツナグ)」と呼ばれる人物と出会い、死者との再会を望む人々と使者ツナグの物語が描かれています。
映画化もされたボロボロ泣けて感動する本。短編で読みやすくおすすめ
発売日 | 2010年10月29日 |
出版社 | 新潮社 |
著者 | 辻村 深月 |
アルジャーノンに花束を
『アルジャーノンに花束を』は、ダニエル・キイスによるSF小説です。
主人公のチャーリーは、知的障害を持った32歳の男性で、パン屋で働いていました。
ある日、彼は科学者たちによって知能が高められる実験に参加し、天才的な知能を手に入れます。
天才となった彼が愛や喜び孤独を知り、たどり着いた真実とは何だったのでしょうか?
10代の中学生や高校生から大人まで、全世代が感動する本です。
さまざまな世代で愛されてきた不朽の感動小説
発売日 | 2015年03月13日 |
出版社 | 早川書房 |
著者 | ダニエル キイス |
少年と犬
馳星周の「少年と犬」は、東日本大震災で飼い主と別れた一匹の犬「多聞」が、さまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら、東から西へと旅する物語。
家族のために犯罪に手を染めた男が拾った犬は男の守り神になり、仲間割れを起こした窃盗団の男は、守り神の犬を連れて故国を目指します。
死ぬまでに読むべき本としておすすめです。
被災した犬と犬の固い絆に、泣けない人でも泣ける小説
発売日 | 2023年04月05日 |
出版社 | 文春文庫 |
著者 | 馳星周 |
とんび
重松清さんの小説「とんび」は、父親と息子の物語です。
主人公の父親は、自分が幸せになることよりも、息子が幸せになることを願い、悪戦苦闘しながらも、息子を育てます。
小説は、2003年10月から2004年7月にかけて、中日新聞や東京新聞などで連載されました。
映画化もされた感動小説です。
きっと読んでよかったと感じるはず。
親子愛に感動する、死ぬまでに読むべき本。映画と合わせてみるのもおすすめ
発売日 | 2011年10月25日 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | 重松 清 |
君と会えたから・・・
高校生のヨウスケが、謎めいた美しい少女と出会い、彼女から受けた影響で自分のやりたいことを見つけ、成長していく物語。2006年に発売され、10万部を突破したベストセラー小説です。
突然現れた怪しげな少女。
次第に主人公と距離も縮まり、恋心を募らせていく中、次第に明らかになる彼女の秘密とは。
恋愛も絡めた思いっきり泣ける小説です。
恋愛ものが好きな人におすすめ。ボロボロ泣ける小説
発売日 | 2006年7月10日 |
出版社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
著者 | 喜多川泰 |
まとめ
思いっきり泣ける感動小説は、10代の中学生高校生から大人まで、幅広い年代で楽しめます。
この記事では映画化された小説の感動作や泣けない人でも泣ける小説など、おすすめを紹介しました。
悲しい小説もありますが、どれも読んでよかったときっと思える、死ぬまでに読むべき本です。
恋愛や実話を基にしたものなど、ボロボロ泣ける小説を探している人は、ぜひチェックしてみてください。
思いっきり泣ける小説を読んで、感動のストーリーと登場人物の魅力を味わいましょう。
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