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最新! 本屋大賞の歴代おすすめ作品14選 感動ものの文庫本や過去作一覧も

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#本屋大賞

本屋大賞 歴代 おすすめ
出典:Unsplash

※本ページにはプロモーションが含まれています

今回は、面白い作品ばかりと評判の本屋大賞受賞作品を紹介します。
過去に本屋大賞を受賞した歴代作品一覧表をもとに、おすすめの小説をピックアップ。
また本屋大賞はどんな賞なのか、また受賞した作品に巻き起こった批判なども合わせて解説します。
伊坂幸太郎や百田尚樹、辻村深月など有名作家が手がけた小説や、有名なベストセラー小説も紹介するのでぜひチェックしてください。

目次

有名な本屋大賞の作品を読んでみよう

「本屋大賞」は、2004年から始まった書店員の投票だけで選ばれる賞です。
オンライン書店を含む、新刊書を扱う書店スタッフが、過去1年間で『面白くておすすめしたい』と感じた本に投票します。
最初の本屋大賞に輝いたのは小川洋子著『博士の愛した数式』。
翻訳小説が対象の「翻訳小説部門」、過去に出版された魅力ある作品を選ぶ「発掘部門」などもあります。
歴代の受賞小説は数多く映像化されました。
歴代作品一覧表はこちらです。

2004年『博士の愛した数式』小川洋子(文庫本:2003年8月29日)
2005年『夜のピクニック』恩田陸(文庫本:2006年9月7日)
2006年『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー
(単行本:2005年6月29日 文庫本:2010年6月29日)
2007年『一瞬の風になれ』佐藤多佳子(文庫本:2009年7月15日)
2008年『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎(単行本:2007年11月30日 文庫本:2010年12月1日)
2009年『告白』湊かなえ(単行本:2008年8月5日 文庫本:2010年4月8日)
2010年『天地明察』冲方丁(文庫本:2012年5月18日)
2011年『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉(文庫本:2012年10月5日)
2012年『舟を編む』三浦しをん(単行本:2011年9月16日 文庫本:2015年3月12日)
2013年『海賊とよばれた男』百田尚樹(文庫本:2014年7月15日)
2014年『村上海賊の娘』和田竜(文庫本:2016年7月1日)
2015年「鹿の王」上橋菜穂子(文庫本:2017年6月17日)
2016年「羊と鋼の森」宮下奈都(文庫本:2018年2月9日)
2017年『蜜蜂と遠雷』恩田陸(文庫本:2019年4月10日)
2018年『かがみの孤城』辻村深月(単行本:2017年5月 文庫本:2021年3月)
2019年『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ(文庫本:2020年9月2日)
2020年『流浪の月』凪良ゆう(文庫本:2022年2月25日)
2021年『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ(文庫本:2023年5月25日)
2022年『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬(単行本:2022年4月7日)
2023年『汝、星のごとく』凪良ゆう(単行本:2022年8月4日)

本屋大賞の作品は批判も多い?

本屋大賞は年々注目されるとともに批判の声もあります。
例えば『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』は、受賞時にすでに100万部を突破していた話題作。
書店員なら埋もれた名作を選定すべきではないかと批判が起きました。
また結果が売り上げに繋がることから、出版社による営業活動も盛んになったとの声もあります。

本屋大賞の作品を選ぶポイント

数ある文庫本から失敗せず小説が選べるポイントを紹介します。
歴代本屋大賞の作品一覧表から選ぶときには、ジャンルで絞る方法と、ベストセラー小説に絞る方法がおすすめ。

感動もの、ミステリーなどジャンル

ひとつは『博士の愛した数式』などの感動ものや、『ゴールデンスランバー』といったミステリーなど好みのジャンルから選ぶ方法です。
他にもファンタジー系、お仕事系、歴史系など様々なジャンルの小説があります。

ベストセラー小説も

顧客と書籍を深く理解した書店員が票を投じる本屋大賞コンテストは話題になりやすく、数々のベストセラー小説が生み出されました。
一覧表にもある2023年の本屋大賞『汝、星のごとく』は発表一カ月後も売れ行きが好調で、今後も注目したい賞です。

【ジャンル別】本屋大賞の歴代おすすめ作品10選

過去の歴代本屋大賞一覧表からおすすめの小説を内容に触れながら紹介します。
有名な作家、ベストセラー小説が目白押しです。

天地明察(上)

物語の舞台は江戸幕府4代将軍、家綱の時代。
日本独自の暦を作る計画が発足し、その計画を果たすため白羽の矢が立ったのは渋川春海。
元々の生まれは碁打ちの家系で、自身の境遇に嫌気がさしたことをきっかけに、算術を極めようとしていた人物です。
すでに暦が狂い始めている中、果たして独自の暦を完成させることが出来るのでしょうか。

この作品のおすすめポイント

壮大な計画の中で描かれる主人公の成長が見どころの小説

発売日2012年5月18日
出版社KADOKAWA
著者冲方 丁
楽天で買う Amazonで買う704円 Kindleで読む535円 Yahoo!ショッピングで買う

海賊とよばれた男 上

小説の主人公は石油会社・国岡商店の国岡鐵造。戦争ですべてを失い、大手石油会社からは排斥され商品はなくなり、残ったのは多額の借金だけです。
しかし、国岡商店は過酷な状況の中社員を雇い続けて誰も解雇せず、再起する闘いを続けます。
出光興産の創業者・出光佐三をモデルとしたノンフィクション歴史小説。ベストセラー小説『永遠の0』でも有名な百田尚樹の作品です。

この作品のおすすめポイント

ノンフィクション小説や経済小説が好きな人におすすめ

発売日2012年7月12日
出版社講談社
著者百田 尚樹
楽天で買う Amazonで買う1,001円 Kindleで読む880円 Yahoo!ショッピングで買う

鹿の王 1

戦士団・独角は、大国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役割を任されます。
独角のリーダー、ヴァンは家族を病で失い、絶望的な状況の中でも戦いますが、奴隷として岩塩鉱に囚われてしまいます。
ある日、不気味な犬の群れに襲われ、岩塩鉱に謎の病が蔓延。病を逃れ生き残ったヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名付け、一緒に冒険に出るのでした。
壮大なファンタジー物語で次巻をすぐに読みたくなる作品です。

この作品のおすすめポイント

壮大なスケールで描かれるファンタジー小説が読みたい人におすすめ

発売日2017年6月17日
出版社KADOKAWA
著者上橋 菜穂子
楽天で買う Amazonで買う704円 Kindleで読む634円 Yahoo!ショッピングで買う

かがみの孤城

不登校が続く安西こころは、ある日自室の鏡が光るのを見つけます。
こころが鏡をくぐり抜けると、その先には見たこともない城があり、こころと似た境遇の中学生6人もいたのです。
そして狼の仮面をつけた少女から、この孤城の中の「願いの鍵」を見つけた人は、願いの部屋に入り、どんな願いも叶えられると伝えられ…。
ベストセラー作家、辻村美月による感動のミステリーファンタジーです。

この作品のおすすめポイント

いま生きづらいと感じている思春期の少年少女に勇気を与える小説

発売日2017年5月
出版社ポプラ社
著者辻村 深月
楽天で買う Amazonで買う1,980円 Kindleで読む Yahoo!ショッピングで買う

ゴールデンスランバー

首相暗殺事件の容疑者にされたごく普通の青年・青柳雅春。濡れ衣を着せられた青柳は、謎の集団から追跡され、必死に逃走します。
国家を敵に回してしまった主人公は生き延びることができるのでしょうか。そして真犯人は…。伏線が多く、ハラハラドキドキさせられる作品です。
数多くのベストセラー作品で知られる伊坂幸太郎による、スリル満点のサスペンス小説です。

この作品のおすすめポイント

伏線回収やスリリングな逃亡ストーリーが好きな人におすすめ

発売日2010年12月1日
出版社新潮社
著者伊坂 幸太郎
楽天で買う Amazonで買う Kindleで読む Yahoo!ショッピングで買う

告白

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
中学教師・森口悠子によるホームルームでの告白から始まるこの物語。彼女は、娘がプールで亡くなったのは事故死ではなくこのクラスの生徒に殺されたのだと言い、犯人「A」と「B」に復讐を仕掛けたと宣告します。
語り手が次々と変わることで物語の全容が明らかになっていきます。

この作品のおすすめポイント

娘を殺された過去を持つ悠子の復讐劇の末に迎える衝撃のラストは必見

発売日2010年4月8日
出版社双葉社
著者湊 かなえ
楽天で買う Amazonで買う Kindleで読む Yahoo!ショッピングで買う

汝、星のごとく

舞台は穏やかな海に囲まれた、瀬戸内の島。
島で育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回されて島に転校してきた櫂。
ともに心に寂しさや欠落感を抱えた2人は出会い、惹かれあい、すれ違いを経験し、成長します。
作者ならではの島や街の美しい描写や、透明感のある筆致で描かれる、2人の成長する姿が魅力。人生とは何か考えさせられる、傑作のベストセラー小説です。

この作品のおすすめポイント

美しい文章で紡がれる感動の恋愛小説を読みたい人におすすめ

発売日2022年8月4日
出版社講談社
著者凪良 ゆう
楽天で買う Amazonで買う Kindleで読む Yahoo!ショッピングで買う

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

主人公のボクが最も大切にする人・オカン。
4歳でオトンと離れ、オカンと二人きりで小さな炭鉱町に住んでいたボク。
成長したボクは上京し、悪戦苦闘する日々を送りますがようやく仕事が軌道に乗るように。
オカンを東京に呼び寄せ、暮らし始めますがすでにオカンには病魔が迫っていて…。
大切な人との思い出と喪失の悲しみを描いた、俳優やイラストレーターなどマルチに活躍するリリー・フランキーの自伝的小説。

この作品のおすすめポイント

かけがえのない大切な人へ思いを馳せながら読みたいベストセラー小説

発売日2010年6月29日
出版社扶桑社
著者リリー・フランキー
楽天で買う Amazonで買う935円 Yahoo!ショッピングで買う

舟を編む

玄武書房に勤める馬締光也は、営業部で変人として持て余されていましたが、新しい辞書『大渡海』を編纂するため、辞書編集部に迎えられることに。
長い年月をかけて、同僚や学者らとともに辞書の完成に向けて少しずつ前進していきます。果たして『大渡海』は完成するのでしょうか。
辞書作りに携わる人たちの熱い想いにグッとくること間違いなし。映画化、アニメ化もされているベストセラー小説です。

この作品のおすすめポイント

広く深い「言葉」の海に浸り、清々しい読後感を味わえる一冊

発売日2011年9月16日
出版社光文社
著者三浦 しをん
楽天で買う Amazonで買う682円 Kindleで読む660円 Yahoo!ショッピングで買う

博士の愛した数式

記憶が80分しか持たない数学者の博士と、彼の家政婦として働くシングルマザー「私」と、その息子の3人の交流を描く物語。
「私」とルートは、博士が教えてくれる数学の世界の美しさに心惹かれ、博士と心を通わせます。
数学の美と人間の温かさが交差するところが魅力的。多彩な文章で、人と人の交流があたたかく描かれた感動の小説です。

この作品のおすすめポイント

数学を通して描かれる3人の心の交流を描いた感動のベストセラー

発売日2003年8月29日
出版社新潮社
著者小川 洋子
楽天で買う Amazonで買う693円 Kindleで読む436円 Yahoo!ショッピングで買う

【発掘・翻訳部門】本屋大賞の歴代おすすめ作品

過去の歴代本屋大賞受賞作品の一覧表には載っていない、発掘・翻訳部門で本屋大賞に輝いた作品を紹介していきます。
有名作品とは一味違う、隠れた名作小説が揃っています。

サスツルギの亡霊

物語の発端は、カメラマン・矢島拓海のもとに届いた、死んだはずの兄からの絵はがき。
同時期に依頼された南極の越冬隊を密着取材する仕事のため、そして兄の死の真相を知るために拓海は南極へ向かいます。
拓海は冷たく閉ざされた南極で、越冬隊員がひとり、またひとりと殺されていく恐怖を目の当たりにします。物語はどのような結末を迎えるのでしょうか。
2019年の第16回本屋大賞発掘部門に選ばれた作品。

この作品のおすすめポイント

特殊な環境での事件を扱ったミステリー小説を読みたい人におすすめ

発売日2008年9月12日
出版社講談社
著者神山 裕右
楽天で買う Amazonで買う990円 Kindleで読む495円 Yahoo!ショッピングで買う

マスカレード・ホテル

都内で不可解な連続殺人事件が発生。残された暗号を解読すると、次の犯行場所は一流ホテル・コルテシア東京であることが判明。
刑事・新田浩介は、ホテルマンになりすまし、潜入捜査に向かいます。新田の教育係となったホテルマン・山岸尚美とコンビを組み、この難事件の解決に挑むのでした。
有名なベストセラー作家、東野圭吾によるミステリー小説。2019年には実写映画化もされました。

この作品のおすすめポイント

ホテルマンと刑事が事件解決に活躍する、東野圭吾によるミステリー小説

発売日2011年9月9日
出版社集英社
著者東野 圭吾
楽天で買う Amazonで買う1,100円 Yahoo!ショッピングで買う

アーモンド

主人公のユンジェは扁桃体(アーモンド)が人より小さく、生まれつき怒りや恐怖をあまり感じられません。15歳の時、祖母と母親が通り魔に襲われても、彼の表情は変わりませんでした。
母親は意識不明となり、孤独になった彼の前に現れたのはユンジェとは対照的に激しい感情を持つゴニ。ゴニとの出会いによってユンジェの人生は変わり始めます。
2020年第17回本屋大賞「翻訳小説部門」第1位の作品です。

この作品のおすすめポイント

正反対な二人が次第に心を通わせて成長する姿を描く爽やかな物語

発売日2019年7月11日
出版社祥伝社
著者ソン・ウォンピョン
矢島 暁子
楽天で買う Amazonで買う1,115円 Kindleで読む809円 Yahoo!ショッピングで買う

ザリガニの鳴くところ

両親に見捨てられ、6歳から湿地で1人で生きる少女・カイア。
彼女はテイトという少年に恋心を抱きますが、彼は大学進学のためにカイアのもとを去ります。カイアは村の人々に蔑まれながらも、静かに暮らしていました。
しかし、村の裕福な青年・チェイスとの出会いから物語が大きく動き出します。
2021年第18回本屋大賞の「翻訳小説部門」で第1位を受賞し、全世界で1500万部を突破した大ベストセラーミステリー小説。

この作品のおすすめポイント

ミステリー、成長物語、差別や環境問題など様々な視点で楽しめる小説

発売日2020年3月5日
出版社早川書房
著者ディーリア・オーエンズ
友廣 純
楽天で買う Amazonで買う2,090円 Kindleで読む Yahoo!ショッピングで買う

まとめ

過去に本屋大賞を受賞した歴代の文庫本一覧表から、おすすめの小説を詳しく紹介しました。
ミステリーから感動ものまで様々なジャンルがあるので、まず好みのものをチェックしてみましょう。
映像化に至るなど有名ベストセラー小説も多い本屋大賞受賞作品は今後も注目したいところ。
面白い作品を選びたい人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

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