【読むのが辛い】胸糞悪い漫画おすすめ14選 完結済みの作品も紹介
KEYWORD
この記事では、完結済みの作品も含め、救われない展開やトラウマを与える要素のある胸糞悪い漫画をおすすめしています。
胸糞悪い漫画は読むのが辛いかもしれませんが、描写やストーリー展開が非常にリアル。
読者を深く考えさせてくれます。
完結した作品も含まれているので、一気読みも可能。
ただし、救われない展開が多いため、心の準備をして読むことをおすすめします。
胸糞悪い漫画の魅力
胸糞悪い漫画は、暴力や虐待、人間の醜さや腐敗、社会の闇など、不快な要素も盛り込まれている作品です。
胸糞悪い漫画を読むとモヤモヤや不快感を抱きますが、その独特な魅力により読む手が止まらないのも事実。
普通の漫画にはない不思議な要素も多く、心に深い印象を残す作品と言えます。
【100人に調査】胸糞の悪さがクセになる漫画は?
ブックスコレクションでは、漫画好きの100人にアンケートを実施。
胸糞の悪さがクセになる漫画について回答してもらいました。
1位は『闇金ウシジマくん』、2位は『ミスミソウ』、3位は『ひぐらしのなく頃に』という結果に。
誰もが一度は聞いたことのあるタイトルが並んでいます。
さらに、漫画好きの100人になぜその作品を選んだのかを調査。
ここからは、1位から3位までの作品に関する回答を抜粋します。
作品名 | 選んだ理由 |
---|---|
1位『闇金ウシジマくん』 | 「依存症や社会不適合などにより闇金に手を出してしまった末路を上手く描写しているから」 |
「俯瞰しながら読めると面白いだろうが、人生を転げ堕ちていく人が身近な人を重なるとなんとも言えない気持ちになるから」 | |
「基本的にほとんどがハッピーエンドではなかったり、胸糞の悪い登場人物が多く、寝る前に読むとモヤモヤした感じで寝れなくなるから」 | |
「どん底の人生からでも気持ち次第で人はいつでも変われるんだと感じるシーンも多い名作」 | |
2位『ミスミソウ』 | 「突拍子もない展開や身近と思えない内容ではなく、学生なら誰にでもどこにでも起こりうるとも言える内容がよりリアルで背筋が凍るから」 |
「予想していた展開と全然違っていて、救いようのない胸糞悪い漫画だったから」 | |
「陰惨な残酷描写や人間の恐ろしさ、悲しい結末のインパクトが強かったから」 | |
3位『ひぐらしのなく頃に』 | 「田舎の怖さだけではない、奥深く複雑に絡み合った物語の骨組みを魅力的なキャクターの様々な視点から追う事ができるから」 |
「ミステリアスな雰囲気で展開が読めず面白かったから」 | |
「先が読めない展開など終始欺瞞と不安を感じながら読み進める絶望感が魅力的だから」 |
・調査対象:漫画好き100人
・調査期間:2023年9月
・調査方法:インターネットによる対象者へのアンケート
・調査機関:ブックスコレクション編集部
胸糞漫画おすすめ14選 <救われない・読むのが辛い>
救われない、読むのが辛いと言われる胸糞が悪い漫画のおすすめを集めました。
胸糞悪い漫画の不思議な魅力を感じてみたい人は、おすすめした作品をぜひ読んでみてください。
血の轍
『血の轍』は、母と息子の関係を描いた作品で、物語の序盤から不穏な空気が漂っています。
愛情の行き過ぎが狂気となる、共依存の関係が描かれています。
狂い始めた2人の関係がどう展開するのか、読みすすめるほど気になる作品です。
心理的なサスペンスと共依存がテーマとなっており、心理ドラマやサイコスリラーが好きな人におすすめです。
母と息子の関係の闇を描き愛情が狂気へと変わる共依存の恐怖
発売日 | 2017年9月8日 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 押見修造 |
惡の華
田舎の退屈な日常を過ごす中学生・春日高男。
彼は放課後の教室でクラスのマドンナである佐伯奈々子の体操着を盗み、変わり者の仲村佐和に目撃されます。
春日は仲村と奇妙な『契約』を結び、日常が一変。
謎めいた2人の関係や、契約の真意が明らかになる展開に引き込まれていきます。
退屈な日常に刺激を求める人におすすめの作品です。
禁断の契約が交わされ欲望と狂気が交錯する少年少女の物語
発売日 | 2010年3月17日 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 押見修造 |
おやすみプンプン
普通の少年・プンプンの人生を描く作品。
プンプンは鳥の落書きのような風貌で描かれています。
鬱要素が特徴で、プンプンは困難やトラウマに直面しながらも成長していきます。
ただ主人公を眺めるだけでなく、普遍的な環境と胸に響く苦しみが読者を引き込む展開。
プンプンの人生に共感し、深く考えさせられる作品となっています。
鬱や成長などのテーマに興味のある人におすすめです。
トラウマを抱えながら立ち向かう姿や鬱要素を描いた読むのが辛い漫画
発売日 | 2007年8月3日 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 浅野いにお |
タコピーの原罪
ハッピー星人タコピーが地球で出会った少女しずかを助けるため、ハッピー道具を使って問題解決に挑みます。
無知ながらも善意で行動するタコピーは、地球との認識の齟齬に苦しみながらも成長し、子供たちのエゴとの闘いに巻き込まれていく。
サスペンスとして展開されるストーリーで、地球人への理解を深める姿勢が描かれています。
感動と緊張感が共存し、最後には大切なメッセージを伝えてくれる作品です。
しずかとハッピー星人タコピーの笑顔を取り戻す冒険と絆
発売日 | 2022年3月4日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | タイザン5 |
四丁目の夕日
優秀な男子高校生・別所たけしは、理不尽な不幸が連鎖し、絶望的な人生を歩むことに。
家族のケガと死、過酷な仕事環境により精神バランスを崩し、進学を諦め働きはじめます。
家族を支えるために苦悩し、絶望と闘いながら成長していくもののさらなる不幸に襲われます。
過酷な現実と心の葛藤を描きながら、生きる意味や希望への探求が鮮烈に描かれた作品。
スプラッター表現を交えつつ、衝撃的で救われないストーリー展開です。
たけしにふりかかる止まらない不幸の連鎖で読むのが辛い漫画
発売日 | 1999年12月16日 |
出版社 | 扶桑社 |
著者 | 山野一 |
ひぐらしのなく頃に
同人ゲームから始まった『ひぐらしのなく頃に』は、雛見沢村で起こる連続事件を描く物語。
都会からの転校生・前原圭一は村の怪奇な噂に興味を抱き、真相を探ろうとしますが、友人たちは口を閉ざします。
疑心暗鬼になる圭一が巻き込まれる事件は「オヤシロさまの祟り」と呼ばれるものでした。
怪奇とサスペンスが融合した緊迫感溢れる作品です。
雛見沢村の連続事件と連鎖する恐怖を描いた胸糞悪い漫画
発売日 | 2006年4月5日 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | 鬼頭えん |
メイドインアビス
人類最後の秘境、巨大縦穴「アビス」。
探窟家たちは命がけで挑み、未知と遺物を求めます。
ダークファンタジー漫画の『メイドインアビス』は、ゆるふわなキャラクターデザインとは裏腹に、過酷な物語が展開していきます。
華麗な世界観と重厚なストーリーが織りなす、少年少女の冒険が魅力。
『メイドインアビス』の持つ緻密な世界観が多くのファンを魅了する理由です。
ゆるふわなキャラで描かれたダークな要素満載の読むのが辛い漫画
発売日 | 2013年7月31日 |
出版社 | 竹書房 |
著者 | つくしあきひと |
闇金ウシジマくん
闇金カウカウファイナンスの経営者のウシジマくん。
主婦たちから高金利で借金を取り立てる過酷な実態を描いたヒューマンストーリーです。
10日で5割のトゴ金利により返済額が急激に膨れ上がり、破滅に向かう人々の姿。
悪としての闇金業界やヤクザ、半グレとの関係も描きながら、人々の絶望的な日常と末路を描きます。
救われない暗いテーマにも関わらず、リアルな描写に引き込まれる胸糞が悪い漫画です。
闇金の過酷な実態と人々の絶望を描く胸糞が悪いヒューマンストーリー
発売日 | 2004年7月30日 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 真鍋昌平 |
ブラッドハーレーの馬車
孤児院出身の少女たち。
ブラッドハーレー家の養女になる喜びに満ちていましたが、連れて行かれた建物は暗く恐ろしい場所でした。
そこで彼女たちを待ち受けていたのは、壮絶な悪夢の始まり。
物語は期待と恐怖が入り混じり、読者を引き込んでいきます。
『ブラッドハーレーの馬車』は、1巻完結で読める、トラウマ注意の胸糞悪い漫画です。
救われない少女たちに待ち受ける悪夢。1巻完結の読むのが辛い漫画
発売日 | 2007年12月17日 |
出版社 | 太田出版 |
著者 | 沙村広明 |
バトル・ロワイアル
舞台は日本とよく似た国、大東亜共和国。
そこでは「プログラム」と呼ばれるゲームが毎年行われていました。
それは、ランダムに選ばれた中学3年生たちを隔離し、最後の1人になるまで生徒に殺し合いをさせるというもの。
この残酷な現実に立ち向かう生徒たちの心の葛藤やトラウマが描かれ、人間の闇と希望を問いかける衝撃作。
バトル・ロワイヤルは完結している作品で、実写映画化もされています。
生徒間で殺し合いが行われる、読むのが辛いトラウマ注意の漫画
発売日 | 2000年11月29日 |
出版社 | 秋田書店 |
著者 | 高見広春(作) 、田口雅之(絵) |
ヒミズ
寂れた貸しボート屋で母親と暮らす中学生・住田。
平凡な人生を夢見ていましたが、母親の失踪により歯車が狂いはじめます。
前向きに生きようとするなか、父親の殺害により努力も崩れ去ることに。
ついに越えてはいけない一線を越えてしまうと、自らの余生を「オマケ人生」と定め、破滅的な思考に取り憑かれていきます。
全4巻で完結しており、救われない住田の行きつく先は見逃せません。
普通であることを最優先していた少年が崩壊していく姿を描いた胸糞悪い漫画
発売日 | 2001年7月13日 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 古谷実 |
ミスミソウ
『ミスミソウ』は、名作サイコホラー漫画。
心優しい少女が家族を殺され、殺人鬼と化す復讐劇が描かれています。
辛さと鬱状態に苦しむ展開はトラウマを呼び起こすようですが、その魅力に引き込まれる作品です。
最終回にいきつくまで数々の過激な描写も含まれるため注意が必要です。
3冊の単行本として発売され、完全版も上下巻で刊行されました。
名高い鬱漫画としても知られ、2018年には実写映画化もされています。
少女が殺人鬼と化すトラウマ注意な胸糞悪いサイコホラー漫画
発売日 | 2017年12月23日 |
出版社 | 双葉社 |
著者 | 押切蓮介 |
なるたる
明るい少女シイナと出会った星の形の変な生き物、ホシ丸。
彼は竜の子であり、人を殺し滅ぼす力を持つ存在でした。
オムニバス形式の冒険活劇で、リンク者と呼ばれる子供たちや主人公シイナの活躍と心情、死に至る描写まで描かれています。
物語中盤以降は多くの人物の動機や心情が主題となり、周囲の変化が主人公の命運を左右します。
独特な描写とメルヘンさが魅力で、童話のような世界観を楽しめる作品です。
童話のような世界観も楽しめるオムニバス形式で描かれた過激な冒険活劇
発売日 | 1998年8月19日 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 鬼頭莫宏 |
チェンソーマン
主人公デンジは極貧生活を送りながら借金を返済していましたが、ヤクザに騙され命を奪われます。
しかし相棒のポチタとの契約によりチェンソーの悪魔として復活。
デンジは普通の生活を望みつつも、デビルハンターとして銃の悪魔と戦うことになります。
『チェンソーマン』は、魅力的なキャラクター描写と過激な戦闘描写が特徴のダークファンタジー漫画です。
契約でデビルハンターとなった主人公の奮闘を描いたダークファンタジー
発売日 | 2019年3月4日 |
出版社 | 集英社 |
著者 | 藤本タツキ |
まとめ
紹介した胸糞悪い漫画の中には、完結済みの作品も含まれています。
これらの作品は読むのが辛く、救われない展開やトラウマを与える要素が多くあります。
しかし、その描写やストーリーテリングは非常にリアルであり、読者を深く考えさせるものです。
普段のエンターテイメントでは味わえない深い感情や衝撃を求めている人は、胸糞悪い漫画を手に取ってみてはいかがでしょうか。
一気に読みたい人には完結済みの作品がおすすめです。
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