【中学生向け】英文の覚え方 どうしても覚えられない? 短時間で暗記するコツについて解説

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テスト前に英語の勉強時間が確保できない時や、英語が苦手科目で放置してしまっている時。
そんな時には一夜漬けなど、短時間で暗記するためのコツが知りたい時もあるでしょう。
今回は、「英文をどうしても覚えられない」と悩む中学生に向けて、英文を覚える方法を紹介します。
「英文が頭に入らない」と覚え方について悩む人は必読です。
英文をどうしても覚えられない・頭に入らない人の特徴

英文をどうしても覚えられない・頭に入らない中学生は、以下の3つのどれかに当てはまっている可能性があります。
それは、「語順」「長文での意味のまとまり」「品詞」のいずれかが理解できていないということ。
このどれかに当てはまる人は、短時間で英文を覚えようとする前に英語の基礎の学習が必要です。
中学生が効果的に英文を覚える方法は2つ

短時間で効率的に英文を覚える方法には、頭脳に働きかけて覚える「陳述記憶」と、体の動きで覚える「手続き記憶」の2つがあります。
数学の方程式を覚えたり、漢字を覚えたりするのが陳述記憶。
ピアノの演奏や自転車の乗り方など、繰り返し体を動かして覚えるのが手続き記憶です。
中学生は、この2つの記憶方法をバランスよく取り入れる必要があります。
陳述記憶を使った覚え方

ここからは、陳述記憶を活用した、英文の効率的な覚え方について解説します。
これまでの勉強法に取り入れることで、記憶に定着しやすくなるでしょう。
自分に関連付けて覚える
自分に関係ないものを覚えにくいのは日本語も英語も同じです。
覚えにくい英文の主語を「I」に変えてイメージすると覚えやすくなります。
頭に入らない時のコツは「自分自身が本当にその英文の内容を行っているシーンを想像する」ことです。
英文法を理解する
文中に知らない単語・文法があるのに、ただ暗記しようとすると余計に時間がかかってしまいます。
頭に入らない時は、疑問点を残さないように、まず英文構造を理解してから暗記に進みましょう。
手続き記憶を使った覚え方

続いて、手続き記憶を使った覚え方について説明します。
陳述記憶法は自分にあまりあっていないと感じる中学生はチェックしてみましょう。
英文を声に出して読む
英文を音読することで、一度口から出た情報が耳からもう一度入ってくるので、黙読よりも覚えやすくなります。
さらに効果を高めるためには、耳栓をして英文を声に出して読む方法がおすすめ。
自分の声が骨伝導で頭の中に響いて聞こえます。ダイレクトに脳に働きかけて、英文が覚えやすくなるでしょう。
すぐにアウトプットする
暗記した英文は、その日のうちに「なんらかの形」でアウトプットしましょう。
英作文、英会話、一言日記に覚えた英語を使うなど、ほんの少しでも十分な効果があります。
英文を覚える方法としてだけではなく、思考力を高めることも期待できるため、一石二鳥です。
英文暗記には睡眠も重要

英文を暗記するために、睡眠時間を削ってひたすら勉強している人はストップしてください。
効率的に暗記するためには「睡眠」がなにより大事です。
効果的な睡眠のポイントを解説します。
寝る前の30分間で暗記する
就寝前の30分間は暗記のゴールデンタイムと呼ばれています。
人間は寝ている間に脳内で記憶の整理をしています。
その直前の時間に覚えたものは脳に定着しやすいという説があります。
暗記したい英文を、この就寝前30分を活用して覚えましょう。
睡眠は6時間以上確保する
睡眠にある2つのサイクル「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」。
このサイクルが正常に入れ替わることで、記憶が定着していくと言われています。
睡眠のサイクルを正常に行うために、最低でも6時間以上の睡眠が必要です。
暗記の効率を上げるために、毎日6時間以上の睡眠時間をとることをおすすめします。
長い英文を暗記したいときのコツ

プレゼンテーションなど、長い英文を覚えたいときにおすすめなのは「徐々に量を増やす」方法です。
1.まず1文だけ覚えて暗唱する
2.2文目も覚える
3.1文と2文を合わせて暗唱する
4.3文目を覚える
5.1文~3文を合わせて暗唱する
このように1文ずつ増やして覚えるのが、長い英文を暗記するコツです。
英単語の暗記方法・覚え方

英単語の暗記方法・覚え方には、3つのプロセスが必要です。
まずは「単語を分解する」こと。
接頭辞「re、in、ex」接尾辞「er、able、fy 」を分解すると暗記効果がアップします。
次に「英文で暗記する」こと。
単語ではイメージしにくいことから、英文で覚えてイメージごと覚えるという方法があります。
そして「対義語・類義語とセットで覚える」こと。
関連づけるものが色々あると、思い出すトリガーが増えます。
英語構文の暗記方法・覚え方

英語構文は自分で英文を作ることで記憶が定着しやすくなります。
たとえば、覚えたい構文が「want+人+to do」の場合、
I want her to clean up her room.
(私は、彼女に彼女の部屋を掃除してほしい。)
などと、自分でイメージした文を作るのが暗記のコツです。
一夜漬けで英語を覚える時のコツ

英語の暗記に短時間の一夜漬けは本来推奨されません。
日々コツコツ勉強するのが一番です。
しかし、どうしても英語に時間が割けないこともあるでしょう。
そんな時に知りたい「最終手段」としての一夜漬けの効率的な方法を解説します。
寝ずに試験本番に挑む
記憶には「短期記憶」と「長期記憶」の2つがあります。
本来の日々の勉強では、睡眠によって脳に定着した「長期記憶」でテストに臨むことになります。
勉強した後に寝ないままテストを受けると、「短期記憶」も活用することができます。
一夜漬けは「いま教科書で見た内容を、急いで書き写す」という感覚です。
高得点を狙わない
短時間では身につかない英語は一夜漬け勉強と一番相性が悪いと言われています。
単純暗記できる単語・発音問題の配点が低いからです。
試験範囲の英文を丸暗記することができれば、少しは点数が上がるかもしれません。
声に出して読んだり、ノートに書き写したりして、内容・流れを把握しておきましょう。
英文の暗記に役立つ本
どうしても覚えられない英文を覚える方法・コツについて解説された本の中から、厳選した3冊を紹介します。
これを読めば「英文が頭に入らない」という悩みから解放されるかもしれません。
一度読んだら絶対に忘れない英文法の教科書
公式を使わずにネイティブスピーカーの思考法について学べるおすすめの本
発売日 | 2021年4月23日 |
出版社 | SBクリエイティブ |
著者 | 牧野智一 |
Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル
学び直しに最適 この1冊で中学3年間の英文法をコンプリート
発売日 | 2007年6月1日 |
出版社 | アルク |
著者 | Evine |
一億人の英文法 すべての日本人に贈る-「話すため」の英文法
英語への苦手意識を和らげ、シンプルなシステムを学ぶことで理解度が上がる学習本
発売日 | 2011年9月 |
出版社 | ナガセ |
著者 | 大西泰斗、ポール・マクベイ |
まとめ
今回は、中学生に向けて、どうしても覚えられない英文を覚えるコツについて紹介。
一夜漬けや短時間でも英文を覚える方法を解説しました。
どれか一つは実践できそうな方法があるのではないでしょうか。
これまで「頭に入らない」と悩んでいた英文も、この記事を実践すれば効率的に暗記ができるでしょう。
ぜひ自分に合った英文を覚える方法を見つけてください。