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通知表で家庭から所見を書く時の例文は? 小学校1年生や中学3年生の書き方も

保護者コメントを書いている写真
出典:Unsplash

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子供の成績表や先生からの学校生活に対する所見が記載されている「通知表」。
通知表を読み進めてみると、「おうちの人からひとこと」や「家庭から」など保護者コメントを求める欄が設定されているものがあります。
しかし、書き方に悩む保護者も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな通知表にある保護者の意見の書き方です。
小学校1年生や中学3年生の書き方を例文も交えて紹介します。
ぜひ、チェックしてみてください。

目次

通知表の「おうちの人からひとこと」「家庭からのコメント」とは?

通知表の「おうちの人からひとこと」「家庭からのコメント」の役割は、子供の家庭での様子を学校に伝える、保護者が通知表や成績表を見たかどうか知らせるというものです。
教師は「おうちの人からひとこと」「家庭からのコメント」を読み、家庭の教育方針を確認し、指導に活かします。

保護者コメント・保護者の意見は何を書く?

保護者コメントや保護者の意見の欄は、何を記載するとよいのでしょうか。
ここでは、おうちの人からひとことで知っておきたいポイントを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

成績表や所見の内容をふまえる

おうちの人からひとことでは、成績表や所見の内容をふまえる内容を記載するとよいでしょう。
家庭からの成績に対する意見や感想が分かれば、先生も指導しやすくなります。
とくに中学受験を考えている小学校高学年、中学3年生、高校3年生のいる家庭は、受験に対する保護者の意見を学校に伝える良い機会です。

家庭での子供の様子

次に、家庭での子供の様子を保護者コメントに記載します。
学校では分からない家庭での過ごし方を伝えることで、先生も子供をより理解できるようになるでしょう。
子供が休み中に頑張っている事や興味を持っていることを、簡潔に記載することをおすすめします。

子供の良い所を伝える

保護者コメント・保護者の意見では、子供の良い部分を記載してください。
通知表は子供も見る可能性が高く、悪い所が記載されているとショックを受けるかもしれません。
とくに多感になる小学校高学年や受験を控えた中学3年生、高校生のいる家庭は「おうちの人からひとこと」は子供が読むことを想定した内容にしましょう。

通知表の「おうちの人からひとこと」書き方・構成

ここからは、通知表の「おうちの人からひとこと」の書き方・構成を紹介します。
ぜひ、家庭からの保護者コメントに何を書くか悩む際の参考にしてみてください。

書き出し

通知表の「おうちの人からひとこと」の書き出しは、先生への感謝や挨拶がおすすめです。
「いつも温かいご指導ありがとうございます」などから書き始めると、保護者コメントが書きやすくなります。
書き出しは定型文にして毎回同じでも問題はありません。

内容

「おうちの人からひとこと」の内容は、通知表の感想、家庭での様子、新学期の目標など先生に知らせておきたいことを書きましょう。
小学校1年なら家庭での過ごし方、中学3年生や高校生は、家庭での学習について保護者コメントや所見を書くのがおすすめです。
書き方に悩む際は参考にしてみてください。

終わり

「おうちの人からひとこと」の終わりは、締めのあいさつです。
今後も良好な関係を築けるような書き方をするとよいでしょう。
例えば「今後ともよろしくお願いします。」といったシンプルな締めの言葉で家庭からのコメントをまとめてください。

【学年別】通知表の保護者コメント例文

ここからは、学年別に通知表の保護者コメント例文を紹介します。
小学校1年から高校生まで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

低学年・小学校1年生

低学年・小学校1年生の例文の書き方の一例です。

先生、いつもお世話になっています。
小学校1年生になったばかりの頃は学校に行くのを嫌がっていましたが、近頃は自分で学校の準備ができるようになりました。
おかげさまで少しずつ小学校1年生や高学年の友達ができたようで、自宅でも学校の話をしてくれます。
2学期になっても引き続きご指導をよろしくお願いします。

高学年・小学校6年生

高学年・小学校6年生の所見の書き方の一例です。

先生、所見にて温かいお言葉をありがとうございます。
高学年・小学校6年生になり、少しは高学年・小学校6年生として自覚が出てきたように思います。
登校時には、近所の1年生の面倒をよく見ています。
また小学校6年生の最後の運動会のリレーで活躍できたことが、本人の自信になっている様子です。
次の学期も引き続きよろしくお願いいたします。

中学3年生

中学3年生の例文を紹介します。

いつもお世話になりありがとうございます。
中学3年生になり、本人も高校受験を意識した勉強に取り組んでいるようです。
中学3年生の夏に部活を引退してからは、休みの日も家庭や塾で勉強をしています。
本人の志望校に合格できるように、家庭でもサポートを続けたいと思います。
よろしくお願いします。

高校生

高校生の家庭からの所見の例文を紹介します。

先生いつもお世話になりありがとうございます。
始めての高校生活で戸惑う部分も多かったのですが、家庭でも高校生活について楽しく話をしてくれます。
勉強面では少し英語が苦手なようで、本人も通学中に単語を暗記しているようです。
まだまだ未熟な親子ですが、引き続きよろしくお願いします。

通知表に保護者コメントを書くときの注意ポイント

ここからは、通知表に保護者コメントを書くときの注意点について紹介します。
保護者の意見の書き方に悩む人は、ぜひ参考にしてみてください。

子供の短所ばかり書かない

保護者コメントでは、子供の短所はなるべく書かないようにします。
子供が小学校高学年ぐらいになると、家庭からのコメント欄を楽しみにしている子供も出てきます。
親が自分の悪口を書いていると知ると、悲しい気持ちになるかもしれません。

他の子の悪口を書かない

他の子の悪口を書くことは、おすすめしません。
先生からの評価が悪くなったり、子供が他の子に悪い感情を抱きやすくなったりします。
他の子に関する要望がある場合は、電話や面談のときの方がよいでしょう。

要望は連絡帳で

学校や先生に要望がある場合は、連絡帳に記載しましょう。
通知表は成績表や子供の学校での様子を記録するものです。
そのため保護者の意見を書く欄は非常に狭いでしょう。
また先生によっては、軽く流し読みしている場合もあるため、要望は別の形で伝える方がよいでしょう。

文章を書くヒントが満載の本おすすめ3選

ここからは、文章を書くヒントが記載された本を紹介します。
中学3年生や高校生の受験の小論文の参考にもなるため、親子で活用してみてください。

「で、結局なにが言いたいの?」と言わせない ロジカルな文章の書き方 超入門

『「で、結局なにが言いたいの?」と言わせない ロジカルな文章の書き方 超入門』は、文章のコツを33のルールに分けて解説している本です。
メールや企画書の書き方で役立つ知識が身につきます。
文章の書き方が分からず困っている人、仕事にも使える本を探している人は、ぜひ手に取ってみてください。

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『伝わるシンプル文章術』は、論理的な文章の書き方を目指す一冊です。
伝えたい考えをクイズ文で書けるように解説されていて、論理的でシンプルな文章作成が目指せます。
論理的な文章を理解したい中学3年生や高校生にもおすすめです。

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成績表に分かりやすい保護者コメントが書けるようになる一冊です。

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ていねいな文章大全 日本語の「伝わらない」を解決する108のヒント

『ていねいな文章大全 日本語の「伝わらない」を解決する108のヒント』は、雑な文章を、丁寧な文章に書き換える方法を記載しています。
著者は国立国語研究所の教授などを歴任する文章表現のプロフェッショナル。
悪い例文が丁寧な例文に書き換えられているため、どのように文章を修正すると良いか具体的に学べるでしょう。

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自分の文章に読みにくさを感じる人におすすめの一冊です。

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まとめ

今回は、通知表の「おうちの人からひとこと」の書き方や例文について紹介しました。
家庭からの所見は、成績表の保護者コメントや先生に伝えたい子供の家庭での姿を記載するとよいでしょう。
小学校1年は読まないかもしれませんが、高学年の小学校6年生ごろからは子供も読む可能性があるため、なるべく長所を記載するようにしてみてください。
書き方に悩む場合は、中学3年生や高校生にも役立つ文章の本を手に取ってみるとよいでしょう。

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