【100人にアンケート】『ブルーロック』がひどい、つまらないと言われる理由を解説
『ブルーロック』は2018年から原作漫画の連載が続いているファンの多いサッカー漫画です。
しかし一方で内容が「ひどい」と批判されたり「面白くない」「つまらない」などの一定数のアンチコメントも存在します。
この記事では、 100人のアンケートで『ブルーロック』がなぜ「ひどい」と言われているのか徹底調査しました。
原作漫画15巻のあるシーンで「ひどい」と評価されているセリフも紹介します。
『ブルーロック』はひどいのかをアンケート調査
ブックスコレクション編集部が『ブルーロック』を見た・読んだことがある人100人にアンケートを実施。
『ブルーロック』を見た・読んだ感想について訊きました。
そこではなんと、89%の人が「良かった」と回答する結果に。
一方で、「ひどい」と答えた人は全体の3%しかいませんでした。
また、感想の理由も100人に回答してもらいました。
回答の一部を抜粋して紹介します。
感想 | 回答理由 |
---|---|
良かった | サッカーの青春を思い出すことができるから |
サッカーアニメと言うより、その人の人間模様や、躍起になる様が見れる | |
今までのサッカー漫画には無かった、戦術を駆使したストーリー展開が凄く面白かった。 | |
主人公の潔世一の成長していく様が、すごく楽しみで、ついつい読んでしまうストーリー | |
普通 | 途中から腐女子向け要素が濃くなってる雰囲気が気になり、普通評価になりました。 |
現日本のサッカーに疑問を提示しているのも面白い | |
ひどい | 高校生がプロでも出来ないプレーをし現実離れすぎ |
無理やりアツくしようとしていている印象を受けたため |
・調査対象:『ブルーロック』を見た・読んだことがある人100人
・調査期間:2023年7月
・調査方法:インターネットによる対象者へのアンケート
・調査機関:ブックスコレクション編集部
『ブルーロック』のあらすじ
2018年に開催されたW杯でベスト16まで進んだ日本。
しかし戦術の主軸がパスのプレイスタイルでは優勝はできないと判断した日本フットボール連合。
これまでの選手育成方法を見直すことにします。
日本がサッカーで世界一になるため、選手養成施設「青い監獄(ブルーロック)プロジェクト」が発足。
そこに集められた300人の青少年たちが〝サッカーのバトルロワイヤル〟を繰り広げていきます。
『ブルーロック』がひどい、つまらないと言われている理由
アニメ『ブルーロック』がひどい、つまらないと言われている理由を紹介・解説。
これまでのサッカーアニメにはあまりなかった内容であることが、話題になっている一因でもあります。
日本サッカーへのアンチと取れる描写がある
物語の冒頭で300人の選手に向かって、ブルーロックの責任者・絵心甚八が「こんなサッカー後進国(日本)」「本田? 香川? んーー? そいつらってW杯優勝してなくない? じゃあカスでしょ」というセリフを吐きます。
サッカーで本田・香川といえば「本田圭佑選手」と「香川真司選手」であることは明白です。
このように日本サッカーや実在選手や実在選手をアンチした発言が批判されています。
原作15巻のセリフが過激
『ブルーロック』原作漫画15巻に過激なセリフ・シーンが多いと言われています。
特に「ひどい」「気持ち悪い」と指摘されているシーンは、冴が自分に憧れていた弟・凛に向かって「欠陥品」「目の前から消えろ」などとひどいセリフを放つシーン。
この出来事がきっかけで凛は冴を憎むようになりました。
凛があまりにもかわいそうでひどいシーンです。
エゴイズムが度を越している
これまでのサッカーアニメといえば、チームワークで勝利を勝ち取る青春物語がほとんどでした。
しかし『ブルーロック』はそのチームワークを否定して、1人の高い技術を磨くことが何より正義とされています。
自分が強ければそれでいい〝エゴイストの育成〟がコンセプト。
ストーリー内で「仲間がいる=気持ち悪い」、相手を負かした時に「気持ちいい~~~~」という描写があるほどです。
残酷すぎる設定やありえない描写
「ブルーロックプロジェクト」には「脱落者は永久に日本代表入り資格を奪われる」というルールが。
サッカー選手としての夢を絶たれてしまう設定はあまりにも残酷すぎると指摘されています。
また、暴力的なシーンやサッカーのルールをないがしろにする描写など、行き過ぎた表現も。
『ブルーロック』はサッカーアニメでありながら〝デスゲーム〟要素が強く、そういった設定も「ひどい」「気持ち悪い」と言われがちな点です。
キャラの表情が怖い・気持ち悪い
キャラクターのデザイン・表情が怖いという点も一部では指摘されています。
ハイライトの入っていない目、影のように描かれる表情や、狂気じみたぎらつく目つきが怖い、気持ち悪いと感じる人もいるかもしれません。
作画の技術が高いがゆえに、余計に怖く感じられるのかもしれませんね。
ちなみに原作の作者はデスゲーム漫画『神さまの言うとおり』と同じ金城宗幸さんです。
それでも『ブルーロック』は面白い!
これまでは、『ブルーロック』が「ひどい」「つまらない」と言われている理由を解説しました。
ここからは、それでも『ブルーロック』は「面白い」と言われている理由を紹介します。
スポーツ漫画の常識にとらわれないストーリー展開
従来のスポーツ漫画は友情・絆・チームワークをテーマにするのがセオリーですが、『ブルーロック』はむしろそれらを否定しています。
そして、負けてしまったら選手生命を断たれるという残酷な設定ですが、人が死ぬわけではないのにデスゲームのようなスリルを感じることができるのが魅力。
登場人物のほとんどがフォワードというのも斬新です。
そのようなスポーツ漫画の常識にとらわれないストーリー展開が面白いと評価されています。
キャラたちの成長に目が離せなくなる
純粋にサッカーのチームの絆を大切にしていたキャラクターたちまでも、どんどんエゴイストに成長しいきます。
主人公・潔世一も最初は仲間を大切にしていたのですが、「ブルーロック」でプレイを続けるうちにどんどんエゴイズムを追及していくように。
一般的な感覚からすると、主人公がダークサイドに進んでいるようにしか見えません。
これからどのように成長していくのか、目が離せません。
『ブルーロック』はひどいのか、作品を見てみよう!
ここまで『ブルーロック』の「ひどい」と言われている理由、「面白い」と言われている理由を紹介しました。
実際のところはどうなのか、ぜひ原作漫画とアニメを見て自分の目で確かめてみてください。
『ブルーロック』 全巻セット
主人公・潔世一は全国高校サッカー選手権大会の県大会決勝でのゴール前、パスを選択したことで敗退してしまいました。
そんな潔は強化指定選手として「ブルーロックプロジェクト」に招集されました。
参加してみると300人のストライカーたちが五角形の異様な監獄施設に集められていたのです。
ブルーロックの責任者・絵心甚八は「点を取った人間(やつ)が一番偉いんだよ 仲良し絆ごっこしたいなら帰れ(ファック・オフ)」と言い放ちます。
サッカー漫画の常識を超える フォワードたちの〝デスゲーム〟
発行日 | 2018年11月16日 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 原作 金城宗幸、漫画 ノ村優介 |
アニメ『ブルーロック』
アニメ『ブルーロック』は展開が早くて見やすい点がおすすめです。
オープニングはUNISON SQUARE GARDENさんの「カオスが極まる」。
エンディングは我牙丸吟の声優でもある仲村宗悟さんの「WINNER」です。
作画について、顔の影が怖いという意見があります。
原作作画担当のノ村優介さんは漫画「進撃の巨人」の元アシスタントですから、似ているのも当然でしょう。
安定した作画と評価されるアニメ 「進撃の巨人」由来の迫力の表情
公開日 | 2022年10月9日 |
監督 | 渡邉徹明 |
出演 | 浦和希、海渡翼、小野友樹 |
まとめ
アニメ『ブルーロック』がなぜ「ひどい」「面白くない」と言われているのか、理由をアンケート調査の結果を元に解説しました。
残酷な設定や、過激なセリフにアンチコメントが集まっているのかもしれません。
また、それでも『ブルーロック』が面白いと評価される理由もしっかりあります。
従来のサッカーアニメの常識を覆す設定や展開が「面白い」と言われているポイントです。
ぜひ自分の目で確かめてみてください。
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