『光が死んだ夏』を考察! ノウヌキ様とは? どこで読める? あらすじや最終回も
2023年「このマンガがすごい」の男性部門1位を獲得し、注目度急上昇中の漫画『光が死んだ夏』。
作者モクモクれんさんのX(旧Twitter)の投稿でも話題沸騰中です。
記事では、『光が死んだ夏』はどこで読めるのかやあらすじを紹介。
ノウヌキ様とは何かや最終回はどうなるのかも考察します。
『光が死んだ夏』が気になる人は、ぜひこの記事を読んで考察を深めましょう。
この記事は『光が死んだ夏』のネタバレを含みます。
作品の結末に関するヒントを知りたくない人は注意してください。
『光が死んだ夏』とは? どこで読める?
『光が死んだ夏』はWeb漫画の「ヤングエースUP」で連載中です。
2024年4月現在、一部を無料で読むことができます。
また、YouTube「エースこみっくチャンネル」でもボイスコミック化されていて、物語の冒頭を楽しむことができます。
『光が死んだ夏』あらすじ
ある田舎町に住む幼馴染の男子高校生のよしきと光。
よしきは光の様子に違和感を覚え、偽物ではないかと問います。
すると光は異形の「中身」をあらわし涙ながら、自分のことを秘密にしてほしいと懇願。
人ではない「ナニカ」の〝ヒカル〟はなぜかよしきが大好きで、よしきもまた、親友・光を失った喪失感を埋めるように偽物の”ヒカル”と友達を続けます。
しかし町では不審な出来事が起こり始め…。
【考察】『光が死んだ夏』の謎【ネタバレ注意】
『光が死んだ夏』には数多くの謎があります。
光だったはずの「ナニカ」の正体とは、ノウヌキ様とは何なのか、それらの謎を考察します。
以下の記事にはネタバレが多く含まれますので、未読の方は注意してください。
集落に不可思議なことが起こるように
光だったはずの「ナニカ(以下:ヒカル)」があらわれてから、集落では不思議なことが起きるように。
道から逸れた林の中に「く」という文字が浮かぶ現象、生首があらわれるなど、ホラーな出来事が発生。
よしき達の事情を察する主婦・暮林理恵は、これらの怪異は山から下りてきた「ナニカ」の影響だと発言しています。
ノウヌキ様とは? 忌堂家との関係とは
主人公たちの祖父母の代から集落に関わっている「ある会社」の田中の発言から、山の中に「ケガレ」という人間に害のあるものがいるとのこと。
ノウヌキ様とはこのケガレを引き寄せる性質をもっているそう。
そして、光の一族・忌堂家が代々ノウヌキ様を山に縛り付けるための儀式を行っていました。
しかし、生前の光が儀式を失敗してノウヌキ様が町に降りてきてしまい、ケガレも町に降りてきているといえそうです。
よしきと「ヒカル」の歪な関係
ヒカルは躊躇せず人を殺しますが、よしきには異常なほど執着します。
よしきもヒカルと一緒に過ごしたいと思っていましたが、ついに危険なヒカルを殺そうとします。
しかしヒカルは簡単には死にません。
ヒカルは誠意を見せるために能力の半分をよしきに移し、簡単に人間を殺す力を失います。
そんなヒカルによしきは最後まで付き合う決意をします。
友情という言葉では言い表せない、特別な絆で結ばれた二人の今後に注目です。
なぜ光は死んだ?
漫画10話で明らかになった光の死因は、女体のような形の木に気を取られて「山で足を滑らせて滑落した」とのこと。
光も今際の際で「何なん?おれの死に方……シンプルにアホや……」と思うほどでした。
光はノウヌキ様に殺されたのではなく、ノウヌキ様(ヒカル)が光を見つけたときはすでに死にかけていたそうです。
ノウヌキ様の証言を信じるならば、なんらかの事故にあって死んだと考えるのが妥当です。
なぜ光は山に入った?
このときに光が持っていたバックは元々父・晃平のもので中には「人間の生首」が入っていたのです。
前述の通り、忌堂家はノウヌキ様を山に縛り付ける儀式を行っていたという事実からも、光はこの儀式を行おうとして山に入ったと考えられます。
生前の光は、山に行くけど何をするかは内緒だとよしきに言い残しています。
それが生きている光の姿を見た最後の姿でした。
親友のよしきに言いたくない理由があったのだろうと考察できます。
漫画の擬音語の文字は何?
『光が死んだ夏』の作品全体に擬音語が効果的に使用され、不気味さを演出する効果に一役買っています。
よしきとヒカルの二人のシーンでは、だいたい「シャワシャワシャワシャワ」というセミの鳴き声が響いています。
ほかにも、画面を埋め尽くす擬音語や、恐怖心を表す渦巻く文字など独特な表現方法にも注目です。
【考察】『光が死んだ夏』の最終回は?
現時点(2024年4月)で考えられる最終回をいくつか考察してみましょう。
まずは、死んだ光がなんらかの形で蘇って2人で過ごせるようになるハッピーエンドです。
もう一つは、ノウヌキ様と呼ばれる「ナニカ」の能力を入れられたよしきが浸食されて同化し、永遠にヒカルと一緒にいられるメリーバッドエンド。
もしくは、よしきが1人だけ生き残る切ない最終回です。
ミステリーホラー作品の最終回として妥当な展開かもしれません。
ヒカルは自分を犠牲にしてでも、よしきだけは守るという展開が考察できます。
『光が死んだ夏』の声優は?
『光が死んだ夏』はアニメ化されていませんが、コミックスPVになっています。
全4本、全て異なる声優が二人を演じていて、1弾声優はヒカル役が根岸耀太朗さん、よしき役が大野智敬さん。
第2弾声優は下野紘さん、松岡禎丞さん、第3弾声優はKENNさん、前野智昭さん、第4弾声優は榎木淳弥さん、内山昂輝さんです。
『光が死んだ夏』を読む
ここまで考察を読んだ人は、もう一度『光が死んだ夏』の漫画を読み返してみたくなったのではないでしょうか。
読んだことがない人もこれを機に読んでみましょう。
光が死んだ夏 1
ある田舎町に暮らす少年、よしきと光はずっと一緒に育ってきました。
しかしある日、光が人間ではない別のナニカにすり替わっていることに気づいたよしき。
それでも互いに一緒にいたいと、いつも通りの日々を送ります。
しかし、集落では次々と不思議な事件が起こり、二人も無関係ではいられなくなっていきます。
描き下ろしの短編では、在りし日のよしきと光の物語が読めます。
友情というには濃密な絆。人間とナニカの青春×ホラーストーリー
発売日 | 2022年3月4日 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | モクモクれん |
まとめ
記事では『光が死んだ夏』のノウヌキ様とは何かや最終回は色々なパターンを考察しました。
これらの考察を踏まえて、ぜひもう一度原作漫画を読んでみましょう。
原作漫画はどこで読めるかというと、Web漫画「ヤングエースUP」や単行本、各漫画サイトで読むことができます。
人間と「ナニカ」の青春×ホラーストーリーの結末を見届けましょう。
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