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高校倫理の勉強法 共通テスト(旧センター試験) の倫理政経は難しい? 参考書も

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出典:Unsplash

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共通テストで「地歴公民」から選べる「倫理政経」や「倫理」。
倫理の科目は、古代の哲学や現代思想を勉強するので難しいイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。
しかし倫理政経も倫理もコツをつかんで勉強すれば、大学受験の共通テスト(旧センター試験)や定期テストで9割を狙える科目です。
記事では、倫理の特徴や勉強の仕方やおすすめの問題集を紹介します。
倫理の勉強法に悩む高校生はぜひチェックしてください。

目次

「倫理」の特徴とは? 難しい?

哲学や思想について学ぶ倫理には、難しいイメージを持つ人も多いでしょう。
しかし実は他科目と比較すると暗記量は少なめで、頑張れば共通テストで9割を目指せる科目です。
以下で倫理の特徴を解説します。

倫理には4つの分野

倫理には4つの分野があります。
1つ目は青年期の課題や現代の人権について。
2つ目は哲学や宗教の源流となっている源流思想について。
3つ目は日本で発達した哲学や日本思想について。
4つ目が近代思想の誕生や社会契約説、経験論・合理論、実存主義や社会主義、現代の思想について。
思想家や思想の流れやポイントを学んでいく科目が倫理です。

考える力が必要

倫理には歴史などで必要になる暗記力以外にも、思想についての考える力や、思想家の唱えている内容についての読解力が必要になってきます。
内容の理解度を問われる問題もあるので、暗記だけで乗り切れる教科ではありません。
この点は難しいポイントといえます。

暗記量は少なめ

倫理において、思想家の人物名や用語、思想家や哲学者の唱えた内容の言葉など暗記する必要はあります。
しかし、日本史や世界史といった歴史科目と比較すると、暗記量は3分の1程度と比較的少ないと言われ、勉強の負担は少し軽くなるでしょう。

共通テスト(旧センター試験)の倫理政経は難しい?

大学受験共通テストでは、倫理と政治経済がセットになっている「倫理政治経済」(倫理政経)もあります。
「倫理政経」は「政治経済」がある分、「倫理」単独よりも範囲が広いのが特徴。
「政治経済」単体でも、「倫理」よりやや分量が多いです。
そのため倫政は難しいと一般に認識されています。

【選ばないで?】大学受験で「倫理」を選ぶメリット

倫理を「選ばないで」と言われるのはなぜでしょうか。
それは「地歴公民」で「倫理」を選択可能でない大学が多く、「公民」では倫理政経を受ける人が多いからです。
しかし倫政より勉強範囲を狭められる倫理は魅力的。
理系など、地歴公民から何でも選んでよい場合、倫理を受験可能かチェックしてみましょう。

【倫理で9割】高校の定期テスト・共通テストの勉強法

ここからは倫理の効率的な勉強方法やコツを紹介します。
倫理政経を受ける人も使える勉強法ばかり。
高校の定期テストや大学受験の共通テスト(旧センター)で9割を目指して勉強を頑張りましょう。

教科書を読みこんで全体像をつかむ

倫理で9割の点数を取るには全体像をつかむことが大切です。
キーワードを覚えるのはもちろん、時代の流れやそれぞれの地域・時代における思想や概念の流れも学習しましょう。
思想が生まれた経緯やどのように受け継がれて発展したかを把握すると、より理解度が深まります。

人物ごとの流れをつかむ

定期テストや共通テストの倫理が身に付く勉強法として、人物ごとの流れをつかむことも重要。
全体像を把握し、時代の流れをつかめるようになったら次は人物ごとに内容を把握しましょう。
時代を把握した後に人物を把握することで、理解度が深まっていきます。

思想や概念、人物を比較して覚える

定期テストや共通テストの倫理勉強法として、比較して覚える方法も主流な勉強法としてあげられます。
それぞれの時代や出てくる人物ごとに整理をして、比較することで特徴を見つけることができるので暗記のきっかけを作ることも可能。
比較した内容を表にまとめると視覚化もできるので効果的です。

共通テスト出題形式に慣れる

ある程度知識を付けたら、共通テストの出題形式に慣れることも大事な勉強法です。
共通テストの問題では、時代や人物ごとの名前や思想の内容など暗記した内容だけを答えるのではなく、考える必要がある問題も出題されます。
出題形式に慣れることで考える問題に抵抗もなくなるでしょう。

大学受験の倫理対策に使える参考書や一問一答問題集おすすめ5選

定期テストに向けて倫理対策がしたい人や、共通テスト(旧センター試験)で9割を取りたい人に、おすすめの参考書を紹介。
時間がない高校生向けにぴったりな一問一答形式の問題集もピックアップしています。

蔭山の共通テスト倫理 (大学受験Nシリーズ)

倫理を勉強する上で、流れを頭に入れて基礎から勉強がしたいと考える人には講義系の参考書がおすすめ。
こちらの『蔭山の共通テスト倫理』なら、倫理の「流れ」と「背景」がしっかり学べます。
オールカラーの紙面なので、初心者でも頭に入りやすいのが魅力。
センター試験の問題を分析した、大学受験の共通テスト対策に使える一問一答問題集も別冊で付いています。
倫理は難しいというイメージを持つ高校生におすすめの一冊です。

この作品のおすすめポイント

演習ではなく解説メインの参考書なので勉強し始めの人にぴったり

発売日2020年06月18日
出版社Gakken
著者蔭山克秀
楽天で買う Amazonで買う78円 Kindleで読む Yahoo!ショッピングで買う hontoで読む

山川 一問一答倫理

『山川一問一答倫理』は倫理を勉強する上で有名な一問一答形式の本です。
倫理をある程度勉強し、インプットをより深めていきたいと思っている人におすすめなのが一問一答形式の問題集。
基本用語や標準用語など、キーワードの重要度別に星マークがついているので勉強しやすいでしょう。
細かい部分も含めて暗記の中で重要となる内容がまとめられているので、隙間時間などにささっと勉強ができる一冊です。

この作品のおすすめポイント

解答を隠せる赤シート付き、共通テスト対策に使える一問一答集

発売日2015年03月11日
出版社山川出版社
著者倫理用語問題研究会
楽天で買う Amazonで買う279円 Yahoo!ショッピングで買う hontoで読む

倫理用語集 第2版

一冊で古今東西の哲学や宗教について網羅的に学ぶことができる用語集です。
2018年度から使われている『倫理』の教科書7冊の内容を分析し、用語を余すところなく収録。
理解を深めやすい解説と出題頻度も書かれているので、より理解が深まります。
また、重要人物に関してはコラムで解説もされているので、すんなり覚えやすいのがポイント。

この作品のおすすめポイント

読み物としても使える、倫理に関しての理解度を深めたい人におすすめの一冊

発売日2019年01月20日
出版社山川出版社
著者濱井修、小寺聡
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大学入学共通テスト 倫理の点数が面白いほどとれる本

倫理を勉強し始めるときに、手に取りやすい参考書『倫理の点数が面白いほどとれる本』。
図や写真が多く使われているので、視覚的に楽しく勉強をすることができます。
倫理の流れや要点を把握しやすく、チェック問題で思考力を鍛えられるため共通テストの対策にも。
初学者におすすめの一冊です。

この作品のおすすめポイント

共通テスト対策にも使える、倫理の流れやポイントが理解できる一冊

発売日2020年06月26日
出版社KADOKAWA
著者村中和之
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人物で読み解く倫理

倫理の勉強では、人物への理解を深めるのも重要。
本書は「人物」にスポットライトを当て、なぜその人物がその思想を持ったかなどの背景を解説します。
用語の丸暗記から脱して、深く倫理を理解するのに最適な本です。
また、文章は講義口調で書かれているので、楽しく学ぶことができます。
センター試験から精選した一問一答問題のコーナーも収録されているので共通テスト対策にも。

この作品のおすすめポイント

倫理で重要な人物に注目し、背景の理解を深めて勉強が楽しくなる一冊

発売日2019年10月17日
出版社Gakken
著者蔭山克秀
楽天で買う Amazonで買う1,320円 Kindleで読む1,188円 Yahoo!ショッピングで買う hontoで読む

まとめ

哲学思想や政治思想など難しいイメージもある倫理ですが、一般的な歴史などと比較して暗記量は少ないのが特徴。
共通テストで「倫理」単体は選ばないでと言われることもありますが、受験大学によっては有利に働くことも。
倫理を勉強する際は、時代背景や人物の思想の流れ、影響を包括的にするのがコツです。
自分のレベルに合わせた参考書や問題集を選び、高校定期テストや共通テストで9割獲得を目指しましょう。

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