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高校受験の面接でやってはいけないことは? 質問一覧や入退室時の面接マナーも

作業中のノートとパソコンの写真
出典:Unsplash

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高校受験の合否を分ける面接試験。
筆記試験が終わったからとはいえ、油断は禁物です。
これから高校受験を予定している人の中には、初めて面接を受ける人も少なくないでしょう。
高校受験の面接には、いくつかの「面接マナー」や「やってはいけないこと」があり、それさえ攻略してしまえば対策は難しくありません。
今回は、高校面接でやってはいけないことについて紹介します。
正しい面接マナーで志望校に合格しましょう。

目次

私立高校・公立高校の面接とは?

私立高校・公立高校の面接では、学生の志望度や面接マナーを見られています。
基本的には、最低限の面接マナーを守って、質問されたことへの受け答えができていれば、面接で落とされる心配はありません。
まずは、やってはいけないことを押さえて、基本的な面接マナーを身に付けましょう。

高校受験の面接の事前準備

面接で好印象を残すために重要な事前準備。
面接当日は緊張したり、予期せぬ出来事が起きたりする可能性も。
そんな時でも冷静に質問に答えるためには、何をすればよいでしょうか。
まずは、面接に必要な準備から行っていきましょう。

予想質問への回答例文を用意

面接でつまずかないためには、あらかじめ質問への回答例文を用意しておく必要があります。
高校面接では、ある程度質問される内容は決まっています。
特に、「志望動機」や「高校で頑張りたいこと」は、公立高校・私立高校共に聞かれる可能性が高いので、回答例文を用意して面接に臨みましょう。

自己PR・最後に言いたいことを考える

面接官は、「学生が校風に合っているか」や「志望度がどのくらいあるか」を見ています。
そこで、重要なのが自己PRです。
裏を返すと、自己PRでは、志望校の生徒像に沿ったエピソードを話せばよいのです。
「最後に言いたいことはありますか」という質問もアピールのチャンス。
志望校に入学したいという熱意を伝えましょう。

面接マナーを踏まえたロールプレイング

質問に対する回答例文を用意できたら、次は実践です。
面接では、答え方も重要です。
どんなに素晴らしい回答を考えていたとしても、面接マナーができていなければ、好印象を残すことはできません。
詳しい面接マナーについては後ほど紹介します。
まずは、実際の面接を想定して1対1で、面接の練習をしてみましょう。

高校受験の面接でよく聞かれる質問一覧

ここからは、実際の面接で聞かれる質問一覧を紹介します。
以下の質問一覧にスムーズに答えられるよう繰り返し練習してくださいね。

志望動機・志望理由

面接で必ず聞かれる志望動機。
志望動機は、志望校への熱意をアピールするチャンスです。
例えば、「今まで野球をやってきたので、野球の強い貴校で活躍したい」など、具体的なエピソードを交えて、その高校でしかできないことを話すのがポイント。
その高校で頑張りたいことをアピールして、面接官に熱意を伝えましょう。

中学校で頑張ったこと

「中学校で頑張ったこと」も高校面接の定番。
ここでは、何を頑張ったかよりも、その過程で何を学んだのかが問われています。
例えば、「毎日1時間自主練に取り組んだ結果、部活でレギュラーに選ばれ、継続することの大切さを学んだ」のように、エピソードは具体的に話しましょう。

高校で頑張りたいこと

「高校で頑張りたいこと」は、面接官に入学後のイメージを与えるチャンスです。
この質問は、公立高校でも私立高校でもお互いのギャップをなくすために重要な質問。
入学後、想像していた高校生活と違ったということを避けるためにも、正直に高校で頑張りたいことを伝えましょう。

将来の夢・高校卒業後の進路

将来の夢もよく問われる質問一覧のひとつ。
面接では、今の自分の夢を正直に答えてください。
さらに、それを叶えるために「高校で頑張りたいこと」を話したり、「志望動機」と結びつけたりすれば好印象間違いなし。
志望度が高いことのアピールにもなるでしょう。

長所・自己PR

面接の定番、自己PR。
自己PRは、自分の得意なことや人から褒められるところを話すとよいでしょう。
具体的なエピソードを交えて簡潔に話すことも大切です。
「私の長所は、計画性のあるところです。勉強や部活の前には必ず一日の目標を立ててから取り組んでいます。」のように、結論から話すことを心がけましょう。

自分の短所

自分の長所とセットで聞かれるのが自分の短所です。
短所を答えるときはその答え方に気を付けましょう。
面接官は、ただ単に短所が知りたいわけではなく、「自己分析ができているか」や「改善するために努力をしているか」を見ています。
直すためにどのようなことを意識しているかまで、しっかりと伝えましょう。

最近のニュース

高校受験面接でよくある質問のひとつ「最近のニュース」。
学生の関心や知識を問う質問として近年では、面接の定番となっています。
質問に対する回答には、最新のニュースを選びましょう。
最近のニュースに対して、素直に自分の思ったことを述べれば深い知識は必要ありません。
まずは、ニュースを見る習慣を付けましょう。

得意科目・苦手科目

高校面接ならではの定番質問。
「得意科目は英語で、苦手科目は数学です。」のように、先に科目を答えてから理由を述べるようにしましょう。
ここでも、苦手克服のために何をしているかまで答えられると好印象です。
入学後も勉強を頑張る姿を面接官にイメージさせられるように、前向きな回答を心がけるのがポイント。

高校受験の面接でやってはいけないこと

ここからは、合否に関わる面接マナーを紹介します。
高校受験の面接でやってはいけないことには何があるでしょうか。
具体的な行動をまとめたので、以下を参考にしてみてください。

【高校受験の面接でやってはいけないこと1】姿勢を悪くする

面接において重要な、第一印象。
姿勢が悪いとそれだけで、面接官に不真面目な印象を与えてしまいます。
せっかく質問一覧を準備して、答え方を練習してきたにも関わらず、面接マナーで減点されてしまうのは避けたいもの。
面接中は背筋を伸ばし、質問相手の方に体を向けて、面接官に好印象を与えましょう。

【高校受験の面接でやってはいけないこと2】機械的な話し方をする

面接の回答例文の丸暗記もやってはいけないことのひとつ。
覚えてきたことをただ話すだけでは、面接官に機械的な印象を与えてしまい、どういう人かわからなかったという評価になってしまいがち。
練習では、話したい内容の要点だけ押さえて、当日はなるべく自分の言葉で話すように意識しましょう。

【高校受験の面接でやってはいけないこと3】質問をしない

高校受験の面接では、最後に言いたいことや質問があるか聞かれます。
これは、面接官に自己PRできる最後の機会のため、質問をしないということがないようにしてください。
質問をしないと、熱意がないと思われてしまう可能性も。
事前に質問を用意しておくとよいでしょう。

【高校受験の面接でやってはいけないこと4】指示を待たずに座る

初めての面接において知っておきたいのが、椅子に座るタイミングです。
面接官に支持される前に座ってしまうと、面接マナーがなっていないとみなされ、不合格につながります。
必ず面接官の指示があるまでは、その場で立って待ちましょう。
座る際は、「失礼します」と声をかけることも忘れずに。

【高校受験の面接でやってはいけないこと5】服装・姿勢の乱れ

服装ひとつでも第一印象は大きく変わってきます。
身だしなみも好印象につながるポイント。
ボタンが留まっているか、ネクタイやリボンが曲がっていないか、髪は清潔かなど、事前にチェックリストを作るのもおすすめ。
服装や姿勢が乱れていないか、入室する前にもう一度確認しておきましょう。

これができれば好印象! 知っておきたい面接マナー

面接でやってはいけないことを理解したら、次はワンランク上の面接マナーを身に付けましょう。
社会人になっても役立つものばかりなので、これを機に覚えておくと便利です。
さっそく面接マナーを学んでいきましょう。

服装・身だしなみ

受験当日は鏡の前で身だしなみをチェックしてから家を出るようにしましょう。
服装チェックのポイントは、「学生らしい服装であること」と「清潔感があること」です。
制服やワイシャツは事前にクリーニングに出しておくとなおよし。
身だしなみには靴も含まれるので、キレイな状態で臨むようにしましょう。

控室

意外にも見られているのが控室での態度です。
面接は、部屋に入ってからが勝負と思っている人は要注意。
控室では、指定された場所に座り、質問一覧を見直したり、最近のニュースをチェックしたりして静かに待ちましょう。
上着は玄関で脱いでキレイに畳んで持ちましょう。

入退室

練習必須の面接時の入退室。
名前を呼ばれたら元気に返事をして、3回ノックをして入室します。
ドアを開けたら「失礼します」と面接官に会釈をし、ドアの斜め前の位置で丁寧にドアを閉めましょう。
退出時はドアの横に立ち、「失礼します」とお辞儀をして退出します。
いずれも面接官の目を見てあいさつをすると好印象です。

面接中の態度・言葉遣い

面接をさらに磨きたい人は、ここまで紹介した面接マナーに加え、以下のことに注意しましょう。
・一人称を「僕」「私」に統一する
・語尾を「です」「ます」にする
・相手の目を見て話す
・結論から話す
・相手の聞き取りやすい声量とスピードで話す
言葉遣いや話すスピードにも注意して面接に臨みましょう。

高校面接の受かるサイン一例

無事に面接を終えても、結果が出るまでは安心できない人も多いでしょう。
そこで、面接中の受かるサインを紹介します。
受かる人の面接とはどのようなものなのでしょうか。
面接官の行動に注目です。

面接官がたくさんメモをとる

面接官がたくさんメモを取るのは、面接相手に興味を持っているからです。
メモの量が多いということは、それだけ残しておきたい情報があるということ。
面接官によって個人差はありますが、ひとつの指標といえるので、ぜひ安心材料にしてみてください。

突っ込んだ質問をされる

面接官は、興味を持った人には質問に対する回答を深堀りして、どのような人物なのか見極めようとします。
質問を深堀りされたらチャンスと思いましょう。
面接官は優秀な生徒を欲しがっています。
突っ込んだ質問をすることで、相手の人柄を引き出し、学校にふさわしい人物かどうかを判断しています。

面接時間が長い

面接時間が長いことも、高校面接に受かるサインのひとつです。
ひとつの質問を深堀りしたり、質問の個数が多かったりした場合、面接官が面接相手に興味を持っているといえます。
思いもよらぬ質問をされた場合も、合格の可能性が高いと考えてよいでしょう。

高校受験の面接対策に役立つ本

最後に、高校受験の面接に役立つ本を紹介します。
今まで知らなかった知識や面接のコツもたっぷり。
実践ですぐに使えるものばかりなので、これから面接を控えている人は必見です。

高校入試受かる!「面接」 よく出る質問122&好感回答例

受験生の不安を解消する面接回答例。
よく出る質問とその回答例が122収録されているので、面接が初めての人も安心です。
回答例だけでなく、面接に役立つマナーや入試の傾向まで掲載されているので、1冊あれば、高校入試対策は万全。
保護者にとって嬉しい情報も満載です。

この作品のおすすめポイント

どんな質問をされても安心。面接直前まで持ち歩きたい面接対策本。

発売日2007年8月21日
出版社Gakken
著者学習編集部(編)
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高校入試面接対策 面接官はココを見る 改訂版

面接官目線で、高校面接を知ることのできる面接対策本。
高校入試において重要視されていることが丁寧に解説されています。
面接対策は、じっくり取り組めば入学後も役立つ自己分析につながります。
面接官の質問の意図を知りたい人にぴったりです。

この作品のおすすめポイント

面接官の心をつかむ方法など、面接に役立つ知識が詰まった面接対策本。

発売日2015年9月24日
出版社旺文社
著者旺文社 (編)
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合格を決める!面接 高校入試

面接が不安な人におすすめの面接対策本。
スタディサプリ講師や予備校講師として知られる著者のノウハウが詰まった実用的な1冊。
高校面接試験の流れから面接マナー、質問の回答例など、すぐに使える知識ばかりなのがポイント。
巻末には、「予想質問&回答カード」が付いているので、試験当日のお供にも最適です。

この作品のおすすめポイント

1冊あれば安心の、面接のノウハウがしっかりと学べる面接対策本。

発売日2016年9月20日
出版社文英堂
著者神﨑史彦
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まとめ

高校受験の面接で重要なのは事前準備と練習です。
今回紹介した、やってはいけないことさえ押さえておけば、面接合格は難しくありません。
まずは、回答例文を作ってみましょう。
基本的な面接マナーは、知っている人と知らない人では大きな差が生まれます。
高校受験だけでなく、大学生や社会人になってからも必ず役立つので、ぜひこれを機にマスターしてください。
当日は緊張しすぎずリラックスすることも忘れずに。

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