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読書感想文の書き出し例は? インパクトのある出だしや小学生、中学生向けも

中学生,小学生,読書感想文

小学生や中学生、高校生の夏休みの宿題の定番と言えば、読書感想文。
そんな読書感想文で、まずつまずきがちなポイントが出だしの部分です。
出だしには何を書けばよいのかわからない、次が続かない、と悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、読書感想文に使える書き出し例を多数紹介します。
読み手の心を掴むインパクトのある出だしの書き始め方も紹介するので、読書感想文の腕を上げたい人は必見です。

目次

小学生、中学生、高校生が書く読書感想文

課題図書を選ぶ際は、小学生・中学生、高校生とそれぞれに合った本を選びましょう。
小学生や中学生は、自分と同世代の主人公の物語や、興味のあるテーマだと書きやすいです。
高校生は身近に感じるテーマの他、社会問題を扱ったものやノンフィクションを読んで、自分の意見を論理的に述べると評価されやすいでしょう。

読書感想文の出だしはインパクトが大事

人間関係はファーストインパクトが大切と言いますが、それは文章も同じです。
出だしにはインパクトのあるエピソードを盛り込んだり、ユニークな表現を使ったりして相手の知的好奇心をくすぐりましょう。
書き始めが上手くいけば、次の文章もスムーズに書くことができます。

読書感想文の書き始め方を紹介

ここからは、小学生や中学生はもちろん、高校生も使える読書感想文の出だしの例文を紹介。
以下の書き出し例を応用して、素敵な読書感想文を作ってください。

【読書感想文の書き出し例】本に出会ったきっかけから書く

本を手に取ったきっかけは、「書店で見かけた」、「親や友達に薦められた」、「テレビで紹介された」など、人によってさまざまでしょう。
なぜその本を読んでみようと思ったのかをまとめると、独自性の高い出だしを作れます。

  • この本を読むことにしたのは、テーマの海洋汚染に興味があったからです。
  • 世界中でコロナウイルスが広がるなかで、私は医療従事者の仕事に興味をもちこの本を手に取りました。
  • 私が学校の友達関係で悩んでいる時、母が薦めてくれたのがこの本でした。

【読書感想文の書き出し例】感想から書く

本を読んで強く感じたことを、出だしに書くのも方法のひとつ。
感想を端的な言葉で書くことで、インパクトがある出だしが作れます。
その後の文章ではなぜそのように感じたのかを説明するので、続きも書きやすくなるでしょう。

  • 僕は驚いた。祖父が生まれ育った広島市で、原爆によってこんなに多くの命が失われたことを知ったからだ。
  • なんて悲しい話なんだろう。僕がこの物語を読んで思ったことです。主人公は一生けん命に育てた娘と離ればなれになってしまうのです。

【読書感想文の書き出し例】疑問から書く

書き出しは疑問形にするだけで、インパクトがアップします。
同時に、「投げかけに対する答えを知りたい」と読み手の好奇心を掻き立てることができます。
ぜひ書き出しには、問題提起や読者への投げかけを疑問形で入れてみてください。

  • あなたは友人を裏切ったことがありますか?あるというあなたは、大切な友人を裏切ってまで、何を得たかったのか考えてみてください。
  • なぜ、主人公は朝起きたら虫の姿になっていたのだろうか。これは作者の家族関係が影響していると考える。

【読書感想文の書き出し例】本を読む以前の自分について書く

出だしには、その本を読んで自分がどのような影響を受けたのかを書くアイデアもあります。
最初の1文には本を書く以前の自分について書いて、続く文にはその本を読むことで変わった自分について書いてみてください。
そうすることで、感想文自体にストーリー性が強まり読む人を引き付けることができます。

  • 私はこの本を読むまでは新しいことに挑戦するのが苦手でした。しかし主人公が自分の信念にしたがって進む姿に感動し、私も変わろうと思いました。
  • 私は、これまで親にありがとうの気持ちを伝えたことは滅多にありませんでした。何となく恥ずかしかったし、当たり前の存在だったからです。

【読書感想文の書き出し例】本のあらすじから書く

あらすじを紹介する書き始め方は、どの本にも使える方法です
まず「この物語は~」「この本では~」から始め、あらすじに触れます。
その後に、「この本を読んだことは~について考えるきっかけになりました。」など繋げて内容を膨らますと良いでしょう。

  • この本は、難病を患う少女と内気な少年が偶然知り合って交流を深めていく物語です。私はこの本を読んで、一日一日を大切に生きることの大切さに気が付きました。
  • この本少女が時間泥棒から、盗まれた人々の時間を取り戻そうと奮闘する物語です。

【読書感想文の書き出し例】心に残ったセリフを引用する

本の中の印象的なセリフや名言を引用するのも、インパクトがある出だしの始め方。
冒頭に自分が気に入ったセリフや表現を書き、心に残った理由やセリフの背景を説明していきましょう。
引用の際は、カギカッコで括るのが基本ルールです。

  • 「理屈とか理由とか、関係ないんだよね、友だちって」
    私がこの本を読んでもっとも心に残った言葉です。
  • 「弱いものほど相手を許すことができない。許すということは強さの証だ」
    これは私が一番印象的だったガンジーの名言です。

【中学生・高校性向けの読書感想文の書き出し例】時事ネタを書く

特に中学生、高校生には、時事ネタから出だしを書く始め方もおすすめ。
教師側に普段から時事ニュースに関心を持っていると印象付けることができます。
また時事ネタと感想を関連付けたり、身の回りの事例を書いたりすることもできるので、字数も増やしやすいです。
本の内容と合った時事ネタや過去のニュースを調べてみましょう。

  • ロシアとウクライナの戦争はまだ終わる気配がなく、情勢はますます混迷を深めています。私は、東欧やロシアの歴史に関心を持ち、この本を読んでみました。
  • 昨年アメリカで、丸腰の黒人が警官に暴行され死亡する事件が起こり、抗議活動が各地に広がりました。アメリカだけでなく、日本でも人種差別はあります。

【インパクト大! 読書感想文の書き出し例】カミングアウトを書く

自分から公表しづらい「失敗談」や「心の闇」「悩み」を書くと、インパクトが大きく、読者を引き付ける効果が期待できます。
自分の打ち明け話と本の内容を絡めることで、内容の濃い読書感想文に。
嘘を書くのは良くないので、本当のことを書きましょう。

  • 僕の弟は生まれつき脚が不自由で、車椅子で生活をしている。弟と外出すると、見知らぬ人から二度見されたり、可哀そうにねと同情されたりすることがある。しかし僕は弟が大好きである。
  • 私は小学生の頃、友達を仲間外れにしてしまったことがある。理由は、その友達が私の描いた絵を下手くそだと言っていたからである。

まとめ

この記事では、小学生から中学生、高校生まで使える読書感想文の書き始め方を紹介しました。
読書感想文の出だしは、最初の印象を決める大事なポイント。
その後の文章の流れにも大きく関わります。
出だしの始め方には、本のあらすじや疑問から始めたり、インパクトがあるカミングアウトから書いたりするなどさまざま。
ここに挙げた書き出し例を応用して、素敵な読書感想文を完成させてください。

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