チェ・ウシクの映画・ドラマ特集 バラエティでの一面や英語が堪能な経歴も
数々のヒット作が生まれ、全世界から注目を浴びている韓国映画や韓国ドラマ。
その魅力は、なんと言っても俳優陣の演技力が高いことです。
今回はその中でも、様々な役柄をカメレオンのように演じ分けるチェ・ウシクの魅力に迫ります。
アカデミー賞を受賞した話題作『パラサイト 半地下の家族』に加え、おすすめの出演映画やドラマ作品も紹介。
チェ・ウシクが好きな人はもちろん、気になり始めた人も必見です。
話題の映画に出演!演技派俳優チェ・ウシク
日本でも大ヒットを記録した映画『パラサイト 半地下の家族』で長男キム・ジウを演じたことで注目を浴びたチェ・ウシク。卓越した演技力が評価され、出演作は後を絶ちません。
チェ・ウシクは1990年生まれのソウル出身。スクリーンデビュー作は2014年の『巨人』です。
11歳の時に家族でカナダに移住し大学時代までを過ごしたことから、英語が堪能な一面もあります。
数々のドラマや映画に出演してきたチェ・ウシクの映画作品を振り返ってみましょう。
チェ・ウシクの映画作品(古い順) |
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『Etude, Solo/ピアノ・エチュード』(2011) |
『非情な都市』(2012) |
『シークレット・ミッション』(2013) |
『Set Me Free/巨人』(2014) |
『ビッグマッチ』(2014) |
『In The Room/イン・ザ・ルーム』(2015) |
『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016) |
『Okja/オクジャ』(2017) |
『ときめきプリンセス婚活記』(2018) |
『The Witch/魔女』(2018) |
『ムルゲ 王朝の怪物』(2018) |
『パラサイト 半地下の家族』(2019) |
『ディヴァイン・フューリー/使者』(2019) ※カメオ出演 |
『狩りの時間』(2019) |
『警官の血』(2021) |
100人に調査! チェ・ウシク出演の好きな映画は?
チェ・ウシクを知っている人、好きな人100人にアンケートを実施。チェ・ウシクの出演映画で好きな作品を回答してもらいました。
結果は、1位『パラサイト 半地下の家族』、2位『新感染 ファイナル・エクスプレス』、3位『The Witch/魔女』というランキングに。やはりアカデミー賞で話題となった『パラサイト 半地下の家族』の影響力が大きいようです。
100人が回答!チェ・ウシクの出演映画が好きな理由
好きな映画作品とあわせて、その作品が好きな理由も調査しました。100人から寄せられた回答の一部を紹介します。
作品名 | 好きな理由・印象的だったシーン |
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1位『パラサイト 半地下の家族』 | 「ボケっとした雰囲気を纏いつつ、詐欺師のように軽快に相手に取り入る役がとても上手だった」 |
「普段のウシクのコミカルさが出ているのと、その中でもシリアスな演技を盛り込んでくるとこが素敵です」 | |
「ダサいのにかっこいい、人間味のある人物像を演じていて魅了される」 | |
「貧乏な感じを演技と共に身体の肉付き加減まで変えてきていたので、単純にすごいと思った」 | |
「感情をあまり表に出さないからこそ、表情やセリフの言い回しが大事な役だったと思うけど、うまく表現していた」 | |
2位『新感染 ファイナル・エクスプレス』 | 「アクションがすごかった」 |
「彼女を必死で守り、仲間も守る姿がカッコよかったです」 | |
「とても頼りがいになる役柄で、見ていてとても印象的に感じました」 | |
3位『The Witch/魔女』 | 「見た目は優しそうなのに、不穏な雰囲気を醸し出していて凄いと思いました」 |
「優しい、ひよわそうなイメージがあったが、黒のロングコートがサマになる冷酷な役で流暢な英語にもびっくりしました」 | |
「キム・ダミとチェ・ウシクの格闘シーンが面白い」 |
作品ごとに印象を残すチェ・ウシクの演技の魅力は底知れず、主役じゃなくてもその作品をきっかけに彼にはまっていく人も多いようです。
・調査対象:チェ・ウシクを知っている人、好きな人男女100人
・調査期間:2023年4月
・調査方法:インターネットによる対象者へのアンケート
・調査機関:ブックスコレクション編集部
チェ・ウシクの代表作品とキャラクター
様々な役柄を器用に演じ分けるチェ・ウシク。
『新感染』や『魔女』など代表的な出演作品と、作中で演じたキャラクターをピックアップしました。
新感染 ファイナル・エクスプレス
1本目は、2016年公開(日本では2017年公開)の『新感染 ファイナル・エクスプレス』。
釜山行きの特急列車の中で発生した謎のウイルスが感染拡大していき、乗客たちに恐怖と混沌をもたらしていく様子を描いた作品です。
チェ・ウシクは遠征のために列車に乗った野球部の青年を演じています。
普段は不愛想な彼が、怯えながらも恋人を守りゾンビと戦う姿はとても魅力的です。
The Witch/魔女
2018年公開の『The Witch/魔女』は、戦闘兵器として生み出された最強のアサシン少女の戦いを描いた物語。
チェ・ウシクは、そんなアサシン少女に大きく影響を与える「貴公子」という名前の青年を好演。
彼が醸し出す狂気的で冷たい雰囲気に思わずゾッとしてしまいます。
迫力のアクショーンシーンも見どころの1つです。
パラサイト 半地下の家族
そして世界中の注目を浴びた2019年公開の映画『パラサイト 半地下の家族』。
半地下住宅で暮らす貧しい家族と、高台の豪邸に住む上流家族の格差を描いた作品です。
チェ・ウシクはこの作品で物語を展開していく重要な役どころ、主人公家族の長男ギウを好演。
一見冴えない印象ながら、器用さと危なっかしさを持ち合わせたキャラクターを見事に演じ切りました。
チェ・ウシクの演技の魅力
チェ・ウシクの魅力と言えば、どんな役柄も自然体でリアルに演じ切るところです。
彼が今まで演じてきた役、演技のポイントを深堀りしましょう。
冴えない青年の危なっかしさに好感
本人も自分の顔を「平凡な顔」と表現しているように、普通の風貌だからこそ、その奥に秘めたものが際立ちます。
『パラサイト 半地下の家族』で演じたギウは、冴えない印象なのに存在感があって、滲み出る危うさから終始目が離せません。そもそも2つの家族が結びつくきっかけもギウで、友人から頼まれた家庭教師のアルバイト先が裕福なパク・ドンイクの家でした。
ギウの無害な人柄により、パク一家が簡単に気を許していくのもチェ・ウシクが持つ「好感力」が大きく作用しているといえるでしょう。
やるときはやる!から見逃せない
『新感染 ファイナル・エクスプレス』では、ギャップを味方に付けて、役柄をさらに魅力的に表現しています。
チェ・ウシクが演じたヨングクは、普段は不愛想な青年。
そんな彼が恋人を守りながら必死にゾンビと戦う姿には、思わず釘付けになってしまいます。
181cmの長身、制服やユニフォームが似合う爽やかで若々しいルックスも印象を残す理由の1つ。
まっすぐに敵に向かっていくヨングクを応援したくなること間違いなしです。
普通っぽいのにサイコパス
『The Witch/魔女』では、チェ・ウシクの新たな魅力が発揮されています。
一見普通っぽい風貌なのに、滲み出る狂気的な雰囲気や冷徹さにゾッとすること間違いなし。
感情を出さないアクションシーンはまさにサイコパスで、普段のイメージからかけ離れた役柄も完璧に演じ切っています。
100人にとったアンケートでも、「ひよわそうなイメージがあったが、冷酷な役もサマになっていた」「不穏な雰囲気を醸し出していて凄い」などの感想が続出。
チェ・ウシクの底知れない魅力にハマりましょう。
チェ・ウシクの映画作品おすすめ5選
ここからは、チェ・ウシクが出演しているおすすめの映画を紹介します。
彼の魅力を存分に堪能できる、主要キャストで出演している作品を中心に厳選しました。
新感染 ファイナル・エクスプレス
謎のウイルスによって引き起こされる電車内でのパニックを描いたサバイバルアクション映画。
感染者は凶暴化し、人々を次々に襲います。
迫力のあるアクションシーンはもちろん、生き残りをかけて戦う乗客たちそれぞれの人間ドラマも見逃せません。
大切な人を最後まで守り抜けるのか。スリルと感動の両方を求めている人にぴったりの作品です。
スリルと人間ドラマが楽しめるサバイバルアクション映画
公開日(日本) | 2017年9月1日 |
監督 | ヨン・サンホ |
出演 | コン・ユ、キム・スアン、チョン・ユミ、チェ・ウシク |
ときめきプリンセス婚活記
朝鮮王朝時代、王女の結婚話が持ち上がり、占術のカリスマ監察官により候補が4人選ばれます。
夫となる人を自分で選びたいと思った王女は、4人の素顔を知るために宮中を抜け出し町へ飛び出し…。
チェ・ウシクはその夫候補の一人で、プリンセスの前途多難な花婿選びが描かれています。
演技派俳優やアーティストグループのメンバーを出演者に迎えた、贅沢なラブコメディーを楽しめる作品です。
王女の結婚の行方はいかに?豪華キャストによる贅沢なラブコメディー
公開日(日本) | 2018年12月8日 |
監督 | ホン・チャンピョ |
出演 | シム・ウンギョン、イ・スンギ、ヨン・ウジン、チェ・ウシク |
The Witch/魔女
殺人兵器として作られたアサシン少女の物語。
幼い頃の記憶をなくしているが、平凡な生活を送っていた女子高生ジャユン。
そんな彼女がアサシンへと豹変していく姿には、ゾッとする恐ろしさがあります。
予測不能なストーリー展開と、迫力のあるアクションシーンの連続で、一瞬たりとも目が離せません。
とにかくアクションが好きな人、ドキドキ感を味わいたい人におすすめの作品です。
終始ドキドキが止まらない、サイキック・アクションの傑作
公開日(日本) | 2018年11月3日 |
監督 | パク・フンジョン |
出演 | キム・ダミ、チョ・ミンス、パク・ヒスン、チェ・ウシク |
ムルゲ 王朝の怪物
16世紀の朝鮮半島を舞台にした時代劇モンスターアクション映画。
遭遇すると悲惨な死を迎えると噂される怪物ムルゲをめぐって起こる民衆の混乱と、朝廷内の内乱や陰謀を描いた物語です。
チェ・ウシクは朝廷に仕えるクールな青年を演じています。
武士たちの強い生き様や父娘の絆などの描写もあり、人間ドラマを楽しめるのも魅力。
1つの作品で様々な楽しみ方ができるので、世代や性別を問わずおすすめできる映画です。
アクションも楽しめる朝鮮半島を舞台にした時代劇エンターテインメント
公開日(日本) | 2020年3月13日 |
監督 | ホ・ジョンホ |
出演 | キム・ミョンミン、チェ・ウシク、イ・ヘリ |
パラサイト 半地下の家族
全員失業中の貧困家族と、豪邸に住む上流家族の格差をリアルに描いた物語。
2つの家族が出会って交わり、衝撃的なラストを迎えます。
悲劇的なだけではなく喜劇的要素も混じっているので観やすく、すぐにストーリーに引き込まれてしまいます。
キム一家は撮影中もできるだけ同じ空間にいるようにして、自然に家族関係を築いていったそう。
リアルさを追求した映画を楽しみたい人におすすめの作品です。
アカデミー賞受賞!人間の醜い部分、滑稽さをリアルに描いた社会派悲喜劇
公開日(日本) | 2019年12月27日 |
監督 | ポン・ジュノ |
出演 | ソン・ガンホ、チェ・ウシク、イ・ソンギュン |
存在感発揮!ドラマ作品で見るチェ・ウシク
映画だけではなくドラマ作品にも多数出演しているチェ・ウシク。
amazonプライムなどで配信があるものだと、『運命のように君を愛してる』では主人公の腹違いの弟として存在感を示しました。
また、主演を務めた『ホグの愛』では恋愛経験のないお人好しな草食系男子を好演。
男女の純愛とすれ違いを描いたNetflixシリーズの『その年、私たちは』では、マイペースな中にも芯のある男性を魅力的に表現しました。
この他にも演技力の高さが光る出演作品がたくさんあるので、ぜひチェックしてください。
チェ・ウシクのドラマ作品(配信があるもの、古い順) |
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屋根部屋のプリンス(SBS、2012) |
特命、彼女を守れ!(WEBドラマ、2013) |
運命のように君を愛してる(MBC、2014) |
傲慢と偏見(MBC、2014) |
ホグの愛(tvN、2015) |
サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~(KBS、2017) |
恋するパッケージツアー~パリから始まる最高の恋~(JTBC、2017) |
その年、私たちは(SBS、2021) ※Netflix限定配信 |
屋根部屋のプリンス
運命のように君を愛してる
サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~
バラエティでの英語力、お茶目な一面も必見
バラエティ番組でのチェ・ウシクも魅力が満載です。韓国で放送されたバラエティ番組『夏休み』で、パク・ソジュンやチョン・ユミなど共演者のために早起きして朝ご飯を作るウシク。
しかし、結果的に早く作りすぎて共演者を起こすことができず、一人反省しながら散歩に行くお茶目な一面を見せました。
その他、外国人を韓国料理店でもてなすバラエティ『ユンステイ』では流暢な英語を話す姿で視聴者を驚かす場面も。
カナダで培った英語力は今もなお健在です。
『ユンステイ』の前身番組『ユン食堂』のスピンオフ『ソジンの家』では、プライベートでも仲の良いBTSのVとチェ・ウシクが共演。映画やドラマでチェ・ウシクが気になった人は、ぜひバラエティ番組もチェックしてみてください。
まとめ
チェ・ウシクの演技の魅力に迫り、代表的な出演作を紹介しました。
演技力が高いのはもちろんのこと、お茶目な一面も持ち合わせ、英語も堪能なチェ・ウシク。
これからの飛躍がさらに楽しみな俳優です。
この記事で紹介した作品はどれも見応えのあるものばかり。
チェ・ウシクが好きな人も、まだあまり知らない人も、ぜひ1度観てみてください。
彼の魅力にハマること間違いなしです。
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