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『フォレスト・ガンプ』の名言集 伝えたいことや名シーンの意味も考察解説

man running on road near grass field
出典:Unsplash

※本ページにはプロモーションが含まれています

不朽の名作として人々から親しまれ続けている映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』。
第67回アカデミー賞では6部門で受賞を果たし、世界から高く評価されました。
本作は「名言の宝庫」ともいわれており、記憶に残り続ける魅力的な言葉が沢山詰まっています。
本記事では、そんな『フォレストガンプ/一期一会』の名言や伝えたいこと、名シーンやセリフの意味について解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事は『フォレスト・ガンプ』のネタバレを含みます。
作品の結末に関するヒントを知りたくない人は注意してください。

目次

『フォレスト・ガンプ』のあらすじ

母子家庭で育ったフォレスト・ガンプは、純粋な心を持った少年でした。
人より知能指数が劣っていた彼ですが、母親は普通の子どもと同じように育てます。
彼は驚くべき俊足の持ち主で、アメフト選手として抜擢され入学した大学では大活躍。
卒業後は軍隊に入隊し、ベトナム戦争でも功績を残します。
除隊した後はエビ漁をはじめ、これまた大成功を収めたのでした。
そんな彼でしたが、小学校の頃に出会った初恋の相手・ジェニーとはなかなか結ばれず…。
フォレスト・ガンプが送った波乱万丈の人生を鮮やかに描き出した名作です。

『フォレスト・ガンプ』の主な登場人物

ここでは、『フォレスト・ガンプ』の主な登場人物について解説します。
魅力的な登場人物を演じる実力派キャストも必見です。

フォレスト・ガンプ (トム・ハンクス)

純粋無垢な心と並外れた俊足の持ち主。
IQは75で知能が劣っていますが、普通の子どもと同じように育てられます。
アメフトの全米代表選手に選ばれたり、ベトナム戦争で功績を残したりする一方で、母親をがんで失うなど、数奇な人生を送ります。
演じるのは日本でも名の知れた名優トム・ハンクスです。

ミセス・ガンプ (サリー・フィールド)

フォレスト・ガンプの母親。
知能指数の低い息子を何としてでも普通の環境で育てたいと願い奮闘します。
「人生は何が起こるかわからない」という考え方を持っており、発する言葉は奥深くガンプの人生にも影響を与えました。
演じるのは数々の賞を受賞した経験がある実力派女優サリー・フィールドです。

ジェニー (ロビン・ライト)

ガンプの幼馴染であり、想い人でもあります。
ガンプとは小学生の頃に出会いました。
5歳の頃に母親を亡くし、父親からは性的虐待を受けています。
シンガーを目指したりドラッグに溺れたりと、彼女もまた波乱万丈な人生を送るのでした。
ガンプとの子供を妊娠しますが、息子がまだ幼いうちに病で命を落とします。

ダン中尉 (ゲイリー・シニーズ)

ベトナム戦争のときにガンプの上官だったダン中尉。
戦争で両足を負傷しますがガンプによって助けられます。
その後は車いす生活となり、人生に嫌気がさしていた頃にガンプと再会。
一緒にエビ漁をする仲間となり、徐々に生きる希望を見出していくのでした。

バッバ (ミケルティ・ウィリアムソン)

ベトナム戦争中に軍隊でガンプと親友になったバッバ。
曾祖母の代からエビの料理人を務めてきた家庭で育ったためエビに詳しく、戦争が終結したらエビ釣り漁を営みたいと話しています。
結局戦闘で命を落としてしまいその夢は叶いませんが、ガンプがバッバの夢を引き継ぎました。

『フォレスト・ガンプ』の魅力とは

『フォレスト・ガンプ』の魅力は、心温まる名シーンが沢山詰まっているところです。
ガンプは知能指数が人よりも低いというハンデを抱えています。
しかし、母親や周りの人に支えられて心優しい青年へと成長し、さまざまな才能に恵まれていくのです。
彼は成功で手に入れたお金を、周りの人たちを幸せにするために使います。
そんな彼の姿を見ていると、幸せをおすそわけしてもらったような優しい気持ちになれるでしょう。

『フォレスト・ガンプ』の名言・名シーンを解説

それでは、『フォレスト・ガンプ』の作中に出てくる名言セリフを紹介し、伝えたいことやシーンの意味について考察・解説します。
「人生はチョコレートの箱のようなもの」をはじめとする奥深い名言の数々を堪能してください。

フォレストの名言「ママは言ってた。”靴を見ればその人がわかる”って。」

バス停のベンチで偶然居合わせた黒人の看護師の女性に対して、ガンプが言った名言です。
ガンプは女性が履いている白いスニーカーを褒めた後に、このセリフを続けるのでした。
ガンプが履いているスニーカーは、女性のものとは対照的で泥だらけです。
苦労と努力を積み重ねてきた彼の人生があらわれているようで、印象深い名シーンだといえるでしょう。

名言シーンの意味・伝えたいこと

彼は一体どんな人生を歩んできたのだろうかと、視聴者の想像が膨らむ名シーン

フォレストの名言「バカをするやつがバカなんだ」

小学校へ向かうスクールバスの中で、ガンプはジェニーと出会います。
ジェニーに「あなたバカなの?」と言われ、返した言葉がこの名言です。
この名言は作中で度々登場します。
バカかどうかは知能レベルで決まるのではなく、バカな行いをする人間がバカなんだというメッセージが込められています。
ガンプが言うからこそ奥深いセリフです。

名言シーンの意味・伝えたいこと

知能だけで人を評価するのは間違っているという意味が込められた名言

ジェニーの名言「走って、フォレスト! 走って!」

小学生の頃、ガンプは足に矯正具をつけていたことが原因でいじめられていました。
ある日、いじめっ子たちから自転車で追われてしまうガンプ。
そのとき、ガンプに向かってジェニーがかけた言葉がこれです。
立ち向かうのではなく、身を守るために逃げてほしいというメッセージが込められています。
ガンプはアメフトの試合でも、ベトナム戦争でもひたすら走り続けるのでした。

名言シーンの意味・伝えたいこと

自分を守るためには逃げることも大切だという意味が込められた名シーン

ダンの名言「人間には持って生まれた運命ってのがある。最初から決められてるんだ」

ベトナム戦争中、ダン中尉が率いる部隊は壊滅状態に陥っていました。
そのことに責任を感じたダン中尉が、諦めの中で発した名言がこれです。
彼は戦死することが自分の運命だと悟り、覚悟を決めて戦いに臨んでいました。
彼にとって戦死は名誉なことであり、生き残って帰るなどという考えはなかったのです。
結局彼はガンプに助けられ、生きて祖国に帰る運命を辿ります。

名言シーンの意味・伝えたいこと

運命に対しての諦めと、死を覚悟して戦いに臨んだ強さがわかる名シーン

ミセス・ガンプの名言「人生はチョコレートの箱のようなもの。食べるまで中身は分からない」

「僕の運命ってなに?」と尋ねる幼いガンプに向かって母親が言った言葉がこれです。
知能指数が低いガンプでも分かるように、チョコレートに例えて人生を説明しました。
障害を持っているから運命が決まっているなんてことは決してありません。
挑戦してみないと人生がどう転ぶかは分からないのだと、生きていくうえで大切な心構えを息子に伝えた名言です。

名言シーンの意味・伝えたいこと

人生は自分の気持ち次第でいくらだって変えていけるという意味が込められた名言

フォレストの名言「ママは言ってた。”本当に必要なお金なんて少しでいい。残りは見栄を張るためだけ”って」

多額のお金を手にした後にガンプが発した名言です。
世の中の人間は皆見栄を張るためにお金を使っているだけで、本当に必要なお金は実はすごく少ないのだと、真実を鋭く指摘した言葉だといえるでしょう。
ガンプは手にしたお金を教会に寄付したり、病院を作ったり、周りの人を幸せにしたりするために使います。
決して見栄を張るために使うことはありませんでした。

名言シーンの意味・伝えたいこと

周りの人の幸せを考えて行動することの大切さに気付かされる名シーン

フォレストの名言「僕は賢い人間じゃない。でも、愛が何かは知ってるよ」

ガンプはアラバマでジェニーと再会し、一緒に暮らすようになります。
ある日、ガンプは思い切ってジェニーにプロポーズをしますが、断られてしまうのでした。
その直後のガンプの言葉がこれです。
スクールバスで出会ったあの日から、ガンプはずっとジェニーを想い続けていたのでした。
誰よりも彼女を愛しているという、あたたかいメッセージが込められた名言です。

名言シーンの意味・伝えたいこと

何十年もの間1人の女性を愛し続けてきた彼の一途な想いが伝わる名シーン

フォレストの名言「ママはいつも言ってた。”前に進むときには、過去は後ろに置いていきなさい”って」

ジェニーに結婚を断られたガンプは、突然走り出します。
全米を何度も横断し、3年以上も走り続けていたのです。
その理由を聞かれたときに、ガンプはこう答えました。
ジェニーへの想いを断ち切るために、幸せだった日々を過去として受け入れるために、彼はひたすら走っていたのです。
ジェニーへの想いの強さが伝わってきて、胸が苦しくなる名言です。

名言シーンの意味・伝えたいこと

ジェニーを想う気持ちの強さや彼の真面目さが伝わってきて胸が苦しくなる名シーン

フォレストの名言「僕らにはみんな運命があるのか、ただ風に吹かれているだけなのか、わからない」

ようやく結ばれたガンプとジェニーでしたが、ジェニーは幼い子供を残してすぐに命を落としてしまします。
ガンプがジェニーのお墓の前に立ち、呟いたのがこの言葉です。
ハンデを背負って生まれてきたガンプは、障害を乗り越えながらさまざまなことを成し遂げてきました。
その彼だからこそ言える、人生を表現した奥深い名言です。

【考察】ガンプとジェニーの対比

ここでは、ガンプとジェニーの対比について考察します。
持って生まれた障害を乗り越えて成功を収めていくガンプとは違い、ジェニーは壮絶な人生を歩みました。
父から虐待を受け、ドラックにも手を出し、最後は病気で亡くなります。
理想的な人生を歩むガンプと対照的な存在をあえて描くことで、アメリカ社会に潜むリアルな闇の部分も映し出したのです。
この2人の対比が物語にさらに重厚感を与えたといえるでしょう。

タイトル名『フォレスト・ガンプ』の意味は?

「フォレスト・ガンプ」は主人公の名前。
フォレストがファーストネーム、ガンプがラストネームです。
ガンプとはアラバマ州の方言で「愚か者」「うすのろ」という意味を持ちます。
ゆえに映画のタイトルは、主人公の名前をあらわしている以外に、「うすのろフォレスト」という意味にも取れます。

『フォレスト・ガンプ』を観る

母子家庭に生まれた少年が、知能が低いというハンデを抱えながらも、周りの人たちから大きな愛を受けて成長していく姿を描いた物語。
やがて少年はアメフトの全米代表選手として活躍したり、ベトナム戦争で功績を残したりと、さまざまな面で才能を開花させていきます。
お世話になった人たちへの感謝を忘れず、真っすぐな心を持って生きていく姿からは勇気をもらえるでしょう。
人生に疲れてしまったときに観るべき心温まる作品です。

この作品のおすすめポイント

真っすぐな心を持つ男の数奇な人生を鮮やかに描き出した不朽の名作

公開日1995年3月11日
監督ロバート・ゼメキス
出演トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト
楽天で買う Amazon Prime Videoで観る330円 Amazonで買う1,400円 Yahoo!ショッピングで買う U-NEXTで観る

本ページの情報は2023年11月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

まとめ

『フォレスト・ガンプ』のあらすじや登場人物、その魅力を考察し、名言や名シーンの意味について解説しました。
いかがだったでしょうか。
『フォレスト・ガンプ』には、「人生はチョコレートの箱のようなもの」など、魅力的な名言が沢山詰まっています。
純粋無垢な心を持ったガンプの言葉は深く心に響くでしょう。
人生に迷ったときや悩みごとを抱えているとき、この作品を見返せば何かヒントが得られるかもしれません。

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