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【中学生・高校生必見】送辞とは? 感動する卒業式の送辞の執筆方法や誰が読むかも解説

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#送辞

卒業式送辞,例文

いよいよ卒業シーズン。
送辞を任されて、執筆に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回は中学生、高校生に向けた卒業式送辞について、執筆のコツや例文を紹介します。
また送辞は誰が読むのかや時候の挨拶の使い方などの基礎知識についても解説。
ぜひ掲載している例文や時候の挨拶をもとに、卒業生を感動させるあなたらしい送辞を執筆してください。

目次

【中学生・高校生必見】送辞とは

送辞とは主に卒業式などのお別れのイベントの際、在校生から卒業生に向けてメッセージを贈るスピーチです。
送辞の意義は、在学生が卒業生に対して今までの感謝や激励の気持ちを伝えること。
中学生や高校生のは部活動などを通して、先輩後輩の繋がりが強いはずです。
そのため送辞には感謝の言葉とともに先輩との印象的な思い出を盛り込むと、卒業生をより感動させることができるでしょう。

卒業式送辞は誰が読む? 卒業生代表?

送辞は誰が読むのかというと、卒業生代表ではなく在校生代表です。
また在校生の中でも誰が読むのか決める基準がいくつかあります。
候補者になりやすいのは、成績が優秀な人や模範になるような学校生活を送った人。
さらに部活動などで功績を残した人や同級生からの信頼が厚い人に、送辞を任されることもあります。
送辞を誰が読むか選ぶ基準は学校によって異なりますが、このような条件で選考されることが多いです。

感動・泣ける送辞の執筆ポイント

感動・泣ける卒業式送辞を執筆するためのポイントは、共感できるエピソードが入っていること。
単に具体的なエピソードが入っていても、感情移入できないような出来事では感動を呼ぶことはできません。
送辞には卒業生との思い出の中で共感しやすい事柄を、中学生・高校生に響く飾りすぎない言葉で執筆しましょう。
共感を呼ぶ事柄が思いつかない場合は、同級生の友人に印象に残った出来事を聞くなど協力してもらうのも良いでしょう。

送辞を考える時の注意点

卒業式送辞を考えるときの注意点をいくつか紹介します。
中学生・高校生の卒業式送辞を執筆する際には、以下のことに注意しながら書き進めるようにしましょう。

長さに注意

文章の長さは原稿用紙3枚~4枚くらいを目安に考えましょう。
長すぎると要点が伝わりにくく、聞く方も疲れてしまいます。
内容が濃く質の良いスピーチをするため、伝えたいことは1つか2つくらいに絞りましょう。

個人的なエピソードは入れない

送辞に具体的なエピソードが入っているのは大事なことです。
だからといって自分の知っている特定の先輩の話など、共感性に乏しい個人的なエピソードを盛り込むのは良くありません。
卒業式送辞は個人的なスピーチではなく、在校生代表としてのスピーチ。
学校行事など全校生徒が知っている事柄を執筆しましょう。

主役は卒業生ということを意識する

あくまで主役は卒業生。
送辞に自分語りや、卒業生とまったく関係のないエピソードを盛り込むのはNGです。
スピーチの軸は卒業生の功績や美点を褒めることに置いて、卒業の門出を温かい言葉でお祝いしましょう。

送辞の執筆構成

続いて卒業式送辞の構成について解説します。
何を書くか迷っている中学生・高校生も、文の骨組みがどのようにできているのか理解すると執筆に困りません。

時候の挨拶

卒業式送辞は時候の挨拶から書き始めるのが基本です。
卒業シーズンは桜や新緑に恵まれた季節。
春の季語を上手く使って季節を感じるような、時候の挨拶にできると良いでしょう。
また送辞の書き出しは必ずしも時候の挨拶でなくても構いませんが、何かしら挨拶の1言は最低限必要です。

お祝いの言葉

挨拶に続くのはお祝いの言葉です。
スピーチが始まってなるべく早いタイミングでお祝いの言葉を述べることが大切です。
このお祝いの言葉によって、スピーチをする側も聞く側もこれから本題に入るという心構えができます。

卒業生との思い出・エピソード

お祝いの言葉の次には、卒業生との思い出話やエピソードを書きましょう。
この部分を上手く構成できたかどうかが、卒業生が泣ける・感動できる送辞になるかどうかの分かれ道です。
卒業生と在学生の絆が深まったきっかけなど、具体的で感動的なエピソードを盛り込むようにしましょう。

感謝の言葉

前段エピソードを結び付けて、卒業生への感謝の言葉を書きます。
淡々と形式的に感謝を述べるのではなく、エピソードのうちどの部分で感謝したいと思ったのか具体的に伝えることが重要。
そうすることで卒業生全体から共感を呼び、泣ける・感動するスピーチに仕上がるでしょう。

未来への希望・エール

スピーチの最後に、卒業生の輝かしい未来への希望を願う言葉や、さらなる活躍を願う激励の言葉を述べます。
これが卒業生の門出を祝う結びの言葉になります。
在校生代表として卒業生を送り出すために泣ける・感動する言葉を探しましょう。

送辞の練習方法と準備すべきこと

送辞の準備としてやっておくことは、原稿を覚えるまで読み込むことと、鏡の前でスピーチして表情をチェックすることです。
送辞の原稿は暗記しなくても良いですが、空で読めるようにしておけば当日も安心してスピーチに挑めるはず。
また表情を明るくするだけでもスピーチの伝わり方は変わってくるので、あらかじめ練習しておきましょう。
さらに人前で練習して、その際に相手からフィードバックをもらうのもおすすめの方法です。

送辞を読む時のコツ

卒業式送辞を読む時のコツは3つです。
1つ目は、まず姿勢を正して大きな声で発生することです。
次に、発音、読み方にも気を配ってください。
その際は1音ずつ最後まで丁寧に発音できているか、読む早さは丁度良いか、リズムよく抑揚がついているかをチェックしましょう。
3つ目のポイントは表情です。
文言に沿った表情で読み、定期的に聞き手に目配りできると良いでしょう。

送辞の例文

最後に卒業式送辞の例文を3つ紹介します。
どれも中学生・高校生ともに使える例文です。
例文から時候の挨拶やスピーチの具体的な構成を掴んで、卒業生が泣ける送辞を作りましょう。

例文1

桜の蕾も膨らみ始め、春の息吹を感じる頃となりました。
本日卒業される〇名の先輩方、ご卒業おめでとうございます。
部活動では先輩方にお世話になりました。
目標に向かってひたむきに努力し、仲間と協力しあう先輩方の姿を見てたくさんのことを学びました。
今度は私たちが下級生の手本になれるよう精一杯努力していきます。
身をもって先輩としてあるべき姿を教えてくれたことを感謝すると共に、先輩方の立派な姿を決して忘れません。
今後もより一層卒業生の皆さんが躍進していくことを願って、在校生代表の送辞とさせていただきます。

例文2

新緑が芽吹くこの日に、卒業生の皆さんが一歩踏み出す時を迎えました。
この佳き日に卒業生の皆さんが本日卒業されることを、在校生一同心よりお祝い申し上げます。
先輩方には特に生徒会活動でお世話になりました。
先輩方は常に学校生活がより良くなるように考えてくださいました。
尽力する姿には何度も心を動かされ、人のために何かをすることの素晴らしさを知りました。
そんな卒業生の皆さんと学校生活を共にできたことは私たちの誇りです。
卒業生の皆さんの益々の発展を祈念し、送辞の言葉とさせていただきます。

例文3

蝶々が舞うこの春の日、卒業生の皆さんの希望に満ちた日々が始まります。
本日はご卒業おめでとうございます。
先輩方との思い出として印象に残っているのは文化祭です。
文化祭のテーマをどう表現するか試行錯誤した日々は、困難もありましたが文化祭後の達成感はひとしおでした。
1、2年生を引っ張ってくれた3年生の皆さん、ありがとうございました。
先輩方との思い出はいつまでも、私たちの宝物です。
名残惜しいですがお別れの時が来てしまいました。
(学校名)での日々を胸に、これからも頑張って下さい。
在校生一同応援しています。

まとめ

今回は中学生や高校生に向けて、卒業式送辞の執筆方法や例文を紹介しました。
また送辞は誰が読むかや、時候の挨拶の使い方など、気になる疑問点についても解説しましたがいかがでしたか?
卒業生が泣ける送辞を作るためには、具体的なエピソードを盛り込むことがポイントです。
送辞の代表は責任のある立場ですが、ぜひ紹介した例文を参考に素敵なスピーチを作り卒業の瞬間に花を添えてください。

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