古い家の寒さ対策 断熱材のない家や木造の家の防寒対策 床や玄関の対策も解説

日本家屋の写真
出典:Pixabay

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築40年や築50年の古い家、特に木造の一軒家は断熱材のない家が多いため、冬の寒さが厳しく、外より家の中が寒い日もあります。
この記事では、古い家を暖かくする方法やdiyでできる防寒対策や隙間風対策、一軒家のリフォームアイデアを提案。
さらにdiyで使える防寒対策グッズも紹介します。
古い家の寒さ対策や、効率的に暖かくする方法を知りたい人は、ぜひ最後までチェックしてください。

目次

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どうする?古い家の寒さ対策

断熱のない家も多い、築40年や築50年の木造住宅。
現在の住宅と比べると断熱性や気密性に劣るため、寒さが厳しい日には外より家の中が寒いこともあります。
特に古い一軒家は窓などの開口部が多いため、外気の影響を受けやすく、隙間風も入りやすいです。
暖房を入れても部屋が暖まりにくいので、新しい家とは異なる防寒対策が必要です。

外より家の中が寒い!その理由

古い家の防寒対策を考えるためには、寒さの原因を押さえる必要があります。
冬場に外より家の中が寒い、暖房を入れても暖かくならない理由について解説します。

木造で隙間風が入っている

古い木造住宅だと、建材の劣化や地震などによって構造にゆがみが生じることも。
すると外壁と窓や玄関の接合部に隙間ができ、そこから隙間風が入ります。
また、窓や玄関のゴムパッキンは他の建材よりも劣化しやすく、すり減ったりひび割れたりしても隙間風が入ります。
そこから室内の暖かい空気も外に逃げるため、外より家の中が寒いと感じるようになるのです。

窓・玄関にアルミサッシ

日本の木造住宅の玄関や窓枠には アルミサッシがよく採用されています。
アルミサッシは軽くて丈夫な点がメリットです。
一方で、 熱伝導性が高いので、 外気の影響を受けやすいというデメリットがあります。
そのため、窓や玄関付近は特に冷え込みが強く、外より家の中が寒いと感じられるでしょう。

床暖房が入ってない

床下に断熱材が入っていても、部屋が冷えると床のフローリング材が冷えます。
足元が冷たいと、立っていても座っていても体を冷やします。
床暖房があると足元から冷えるのを防げますが、築40年や築50年の古い家で設置されていることは少ないでしょう。

断熱材のない家

今では新築時に壁や床、天井に断熱材を入れますが、昔は断熱材のない家が当たり前でした。
断熱材のない家は外気の影響を受けやすく、外より家の中が寒いということも。
その点、リフォームした家では断熱材が入っている家も多いです。
ただし、 断熱材が入っているのに寒く感じる場合は、断熱材が経年劣化し、機能していない可能性があります。

コールドラフト現象

コールドドラフト現象とは、暖かい空気は上方に集まり、冷えた空気は下に集まる現象のことです。
部屋を暖めても寒く感じる時は、コールドドラフト現象により 暖気が天井付近に集まり、窓際で冷やされて流れ降りてくることが原因です。
特に、 天井が高い家は暖気が高い位置に上がって冷えるため、暖房効果が低くなります。

diyも!築40年、築50年を暖かくする方法

築40年や築50年の断熱材のない家、外より家の中が寒い木造住宅を暖かくする方法を解説します。
diyで防寒対策や隙間風対策を行うアイデアも紹介します。

ゴムパッキンを交換

古い家や賃貸住宅の玄関や窓付近から隙間風が入る場合は、ドアや窓のゴムパッキンが経年劣化して隙間ができた可能性が高いです。
最も効果的な隙間風対策は新しいゴムパッキンに交換することですが、パッキンはメーカーや玄関ドア・窓の種類によって異なります。
diyで交換する前に、メーカーに問い合わせてみるとよいでしょう。

テープで隙間風対策

窓枠と外壁の隙間、窓や玄関の隙間風対策には、隙間テープが有効です。
隙間テープはホームセンターでも取り扱いがあり、テープをはがして貼るだけと使い方は簡単。
部屋を暖かくする方法の中で最も低コストで手軽に取り組めます。
また隙間テープを貼った上から気密テープを貼ると、より気密性が高まります。

防寒カーテンをつける

窓やアルミサッシから伝わる冷気対策には、窓全体を覆う防寒カーテンが効果的です。
防寒カーテンには断熱性や遮熱性の高い生地を使用した遮光カーテンの他、窓ガラスとカーテンの間に掛けるビニール素材のカーテンライナーがあります。
使用することで冷暖房効果も高まり、光熱費の削減にもつながります。

断熱シートを窓に貼る

窓ガラスからの冷気対策や、室内との温度差で生じる結露対策には、断熱シートを貼るのがおすすめ。
緩衝材として売られているプチプチでも空気を含む層ができて断熱効果がアップしますが、貼りにくいのが難点です。
シールや水で濡らして貼る窓用断熱シートであれば、おしゃれな模様入りもあり、diyで簡単に貼れます。

雨戸を閉じる

雨戸やシャッターは台風や強風時にガラスを保護するために閉めるのが一般的ですが、寒い家を暖かくする方法としても有効です。
冬場に雨戸を閉めることで、隙間風や冷気の影響を遮断できます。
ただし、昼間に雨戸を閉めると温かい日差しが入らなくなるため、日が沈んで特に冷え込む夜間や早朝に閉めるとよいでしょう。

ラグ・ホットカーペットを使う

フローリングの冷たさや床からの冷気対策には、ラグなどの敷物を敷くのがおすすめです。
ホットカーペットであれば、床下に断熱材がない木造一軒家や床暖房がない家でも暖かく過ごせます。
ラグやホットカーペットの下には、断熱効果を高めて熱にも強いアルミシートなどを敷くと、より保温効果が上がります。

一軒家ならリフォームも検討

一軒家の場合は、専門業者にリフォームを依頼することで、古い家を暖かくする方法より高い防寒効果が期待できます。
リフォームでできる一軒家の防寒対策を具体的に紹介します。

サッシ・ガラスを交換

窓の断熱性能は著しく上がっているため、窓を変えるだけで寒さが改善され、室内の保温効果を高めることが可能です。
窓のリフォームにはガラスをペアガラスや真空ガラスに交換する方法と、サッシも含めて交換する方法があります。
費用はガラスの種類やサイズによっても異なりますが、サッシごと交換するほうが高額です。

内窓を取り付ける

既存の窓に内窓を設置して二重窓にするリフォームは、サッシやガラスの交換と比べると簡易な工事で、古い家の隙間風や冷気の問題を解決できます。
また、費用も窓の交換よりも低く抑えられます。
最近では、ポリカーボネートやプラスチック段ボールを使用してdiyで内窓を設置する人も増えています。

床下・壁・屋根に断熱材を入れる

築40年、築50年以上の断熱材のない家は、断熱リフォームで気密性を高めることで、木造住宅でも寒さが大幅に改善されます。
壁や屋根に断熱材を入れる場合の費用は施工範囲や面積によって異なります。
床下断熱は比較的安価でできますが、家が古くて基礎に傾きがある場合などは調整が必要となり、費用が高くなることもあります。

diyで!古い家の防寒対策グッズ8選

築40年や築50年の古い家、断熱材のない家や外より家の中が寒い家の防寒対策グッズを集めました。
diyで隙間風対策や冷気対策ができるアイテムも紹介します。

ダイオ化成 (Daio Kasei) 網押えゴム

玄関やドアの隙間風対策に。気密性を高めるエアタイト材


ゴムパッキンが劣化した玄関や、窓の隙間風対策におすすめな三協アルミのエアタイト材です。
復元性や耐寒性・耐候性に優れ、貼りなおすことで窓やドアの気密性が高まり、隙間風をシャットアウト。
こちらは1m単位で必要なだけカットして購入できます。
複数のサイズや形状があるため、劣化したゴムパッキンに近いものを選びましょう。

  • サイズ 太さ4.5mm 長さ7m
  • 材質 PVC
楽天市場で見る amazonで見る174円 Yahoo!ショッピングで見る

隙間テープ すきま風防止

古い家の隙間にぴったりフィットして気密性を高める隙間テープ

古い家のドアや引き戸、窓の隙間風対策に必須の隙間テープです。
弾性・クッション性があるため、古い家の隙間にぴったりフィットし、断熱性や気密性を高めます。
粘着力の強いアクリル系接着剤を使用しており、シールを剥がして貼るだけと施工も簡単。
こちらは長さ3mの2本組でコスパがよいため、窓の多い一軒家にもおすすめです。

  • サイズ 幅1.8cm 厚さ0.6cm 長さ600cm
  • 材質 EPDMフォーム
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1級遮光 断熱 カーテン 2枚セット タッセル付き

窓からの冷気を遮り室内をおしゃれに保温する、断熱カーテン2枚セット

紫外線とともに窓からの冷気も遮り、室内の保温効果を高めてくれる遮光・断熱カーテン2枚セットです。
光沢を抑えたマットな質感の生地は、黒ずみが少なくなめらかで高級感があります。
三層構造でしっかり厚みがあるため、プライバシー対策にもおすすめ。
汚れたときなど、洗濯機で洗ってもきれいなドレープは形状記憶されます。

  • サイズ
    • 幅100cm 丈110cm、135cm、150cm、178cm、200cm
    • 幅150cm 丈135cm、、178cm200cm
    • 幅200cm 丈135cm、178cm、200cm、210cm
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明和グラビア (MEIWA GRAVURE) 断熱カーテンライナー 採光タイプ ホワイト

防寒効果や暖房効率もアップ。窓をすっぽり覆うビニール製カーテンライナー

窓ガラスと通常のカーテンの間に掛けるだけで窓からの冷気を遮断する、ビニール製の断熱カーテンライナー。
暖房効率もアップし、省エネ効果や光熱費削減も期待できます。
ライナーには取り付け穴があり、Sカンも付属。
丈が長めなので、古い家の窓全体をすっぽり覆ってくれます。

  • サイズ 幅100cm 丈225cm
  • 材質 ポリ塩化ビニル
楽天市場で見る amazonで見る1,200円 Yahoo!ショッピングで見る

ニトムズ サッシ枠断熱テープ ホワイト

サッシ枠も忘れず断熱して暖房効率もアップ。サッシ枠用の断熱テープ

サッシ枠に貼ることで、断熱効果や暖房効率も高めるサッシ枠用断熱テープです。
貼り付け期間は約1年。
粘着テープタイプなので簡単に貼れて、きれいにはがせます。
サッシ枠の結露も抑制するため、木枠の腐食やカビ対策にもおすすめ。
2巻で約90cm×90cmの窓2枚分に貼れます。

  • サイズ 幅1.6cm 厚さ0.2cm 長さ700cm
  • 内容量 2個
  • 材質 ポリエチレン、アクリル系粘着剤
楽天市場で見る amazonで見る696円 Yahoo!ショッピングで見る

ニトムズ 冷気ストップパネルEX L

自立用パーツが付属し窓際やさまざまな場所で使える冷気対策用パネル

窓際の冷気をシャットアウトする、ニトムズの冷気ストップパネルです。
冷気が降りて寒くなる窓際に設置すると、窓際の体感温度が約1.5°Cアップします。
こちらは半透明のプラスチック素材なので目立ちにくく、光も取り込める仕様。
自立用パーツが付属しているため、窓以外にも冷気が気になるさまざまな場所で使えます。

  • サイズ 幅55cm 高さ19cm
  • 材質 プラスチック、ナイロン、アクリル系粘着剤、紙、PET
楽天市場で見る amazonで見る1,900円 Yahoo!ショッピングで見る

ワイズ 超厚型 アルミホットンマット 2畳用

超厚型で保温力・クッション性・防音効果がアップするアルミ断熱シート

ラグやホットカーペットの下に敷くだけで保温力・クッション性がアップする、2畳用アルミマットの2枚組です。
アルミの熱反射と断熱力のダブル効果で、古い家の床からの底冷えを遮断。
厚さ8mmと超厚型なので床の硬さも気にならず、防音対策も叶います。
ずれにくい素材を両面に使用しているので、子供や高齢者のいる家でも安心です。

  • サイズ 幅90cm 奥行180cm 厚さ0.8cm
  • 内容量 2枚
  • 材質 PETアルミ蒸着フィルム、発泡ポリエチレン
楽天市場で見る amazonで見る Yahoo!ショッピングで見る

山善 (YAMAZEN) ホットカーペット 3畳タイプ NU-301

畳むとコンパクトになる、スタンダードな3畳のホットカーペット

床暖房のない古い家の防寒対策におすすめの、山善のホットカーペットです。
こちらはゆったり3畳タイプですが、収納時はコンパクトに8つ折りできます。
電源プラグは挿しっぱなしでもスイッチを入れるまで待機電力はゼロのうえ、切り忘れタイマー搭載の省エネ仕様。
暖房面は全面・左面・右面に切り替え可能です。

  • サイズ 幅235cm 奥行195cm
  • 材質 ポリエステル
楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る

まとめ

ここまで、外より家の中が寒い築40年や築50年の木造住宅や一軒家を暖かくする方法と、diyでできる防寒対策やリフォームアイデアを解説しました。
築40年や築50年の家は断熱材のない家も多いため、新しい住宅よりも寒さが厳しく、暖かくする方法や防寒対策も異なります。
記事やおすすめの防寒対策グッズも参考に、予算に応じて古い家の寒さ対策を試してみてください。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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