オレンジイズニューブラックのキャストは? タリン・マニングなどの出演作も
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オレンジイズニューブラックという作品を知っていますか?
2013年から2019年に放送されていた女性刑務所での生活で起こる事件や抗争、同性愛を描いたドラマシリーズ。
実話をモチーフに描かれた、個性豊かな登場人物が繰り広げる日常に、目が離せなくなる作品です。
今回はオレンジイズニューブラックのあらすじ、登場人物、キャストたちの魅力を紹介します。
オレンジイズニューブラックとは? あらすじを紹介
ニューヨークの裕福な家庭で育ったパイパー・チャップマンは、10年前に同性愛関係であった恋人アレックスのために麻薬の代金を外国へ持ち込んだ罪で、現在の恋人との婚約を目前にしていたにもかかわらず女性刑務所に収監されてしまいます。
順風満帆だった生活が一転し、刑務所でいじめや人種差別と抗争の絶えない生活を送ることに。
パイパーが刑務所でどのように居場所を獲得していくのかというところも大きな見どころです。
オレンジイズニューブラックの魅力
今回は、そんなオレンジイズニューブラックの3つの魅力について詳しく紹介していきます。
大ヒットドラマシリーズのポイントを押さえておきましょう。
実話をもとにしたリアルなストーリー
オレンジイズニューブラックはある女性の自伝からの実話をもとに製作された作品です。
実話をもとにしているからこそ、人種差別、いじめの様子はとてもリアルに描かれています。
その描写のリアルさから、女性刑務所での生活、人間模様に視聴者は引き込まれるのでしょう。
女子刑務所での生活が垣間見れる
普段触れることのない女子刑務所での生活を覗いているような非現実感もまた本作の魅力です。
この女性刑務所は模範囚のような囚人が多い刑務所のため、コメディチックに描かれる囚人同士のやり取りが楽しめるシーンも豊富です。
個性豊かなキャスト陣
色濃い個性を持った登場人物を、白人の俳優、黒人の俳優、トランスジェンダーの俳優など様々なキャストが演じることで、オレンジイズニューブラックという作品を豊かなものにしています。
キャストひとり1人にフォーカスするのも楽しみ方の1つです。
オレンジイズニューブラックの登場人物とキャスト
ここからはオレンジイズニューブラックの登場人物とキャストを1人ずつ紹介していきます。
実話を元にして描かれた、個性あふれる登場人物を演じているキャストはどのような人物なのでしょうか。
テイラー・シリング (パイパー・チャップマン役)
テイラー・シリングは幼い頃から演技の経験を積み2007年に映画「アフターザレイン」で女優デビューします。
2012年に映画「一枚のめぐり逢い」での演技が評価され、主人公のパイパー役に抜擢。
お嬢様育ちで女性刑務所での生活に翻弄されながらも懸命に生きる女性を見事に演じ切り、この役をきっかけに一躍有名女優となりました。
生年月日 | 1984年7月27日 |
身⻑ | 173cm |
出演作 | 「アフターザレイン」「一枚のめぐり逢い」「アルゴ」など |
ローラ・プレポン (アレックス・ヴァウス役)
ローラ・プレポンはドラマ「ザットʼ70sショー」のドナ役で実力派女優となりました。
オレンジイズニューブラックではアレックス役にくわえて3エピソードの監督も務めています。
その後、『You and I, as Mothers: A Raw and Honest Guide to Motherhood』という育児書の執筆、キッチン・料理道具のブランド「PrePon Kitchen」の立ち上げと活躍の場を広げ。
生年月日 | 1980年3月7日 |
身⻑ | 178cm |
出演作 | 「ガール・オン・ザ・トレイン」「ザットʼ70sショー」など |
ウゾ・アドゥバ (スーザン・ウォーレン役)
ウゾ・アドゥバは世界の貧困や飢餓の問題に取り組むNPOのアンバサダーに任命されるなど慈善活動にも精力的な人物です。
オレンジイズニューブラックを代表するキャラになったスーザンですが、当初は一部エピソードに出演する予定で、ウゾ・アドゥバの演技が素晴らしかったために全シーズン出演が後から決定したのだとか。
生年月日 | 1981年2月10日 |
身⻑ | 170cm |
出演作 | 「ミセス・アメリカ〜時代に挑んだ女たち〜」「アメリカン・バーニング」など |
ダニエル・ブルックス (ターシャ・ジェファーソン役)
ダニエル・ブルックスは野心とリーダー気質を持ち、知的なターシャを演じました。
シーズン後半のターシャのエピソードは涙なしでは見られません。
この作品に出演した後はテレビアニメ「そんな感じ」や「カルマのラップワールド」に声優として出演し、「ピースメイカー」などドラマでも引き続き活躍しています。
生年月日 | 1989年9月17日 |
身⻑ | 163cm |
出演作 | 「ロスト・イン・マンハッタン」「アングリーバード」など |
ナターシャ・リオン (ニッキー・ニコルズ役)
幼少期に子供向け映画の制作に参加したことをきっかけに演技に興味を持ち始めたというナターシャ・リオン。
16歳で映画「世界中がアイ・ラブ・ユー」に出演以降、10年間で30本の映画に出演します。
オレンジイズニューブラックでは薬物依存と闘いながらも他の受刑者たちの良き相談相手となるニッキーという役を演じています。
生年月日 | 1979年4月4日 |
身⻑ | 155cm |
出演作 | 「アメリカン・パイ」「ニューヨークの恋人」など |
ダーシャ・ポランコ (ダヤナラ・ディアス役)
2011年にドラマの端役でデビューしたダーシャ・ポランコは、オレンジイズニューブラックで看守との子供を出産し、やがて麻薬取引に手を染めてしまうという魔性の女、ダヤを演じています。
この作品で俳優としての知名度を大きく上げました。
プライベートでは2児の母であり、娘が同作で14歳のダヤを演じたことも話題に。
生年月日 | 1982年12月3日 |
身⻑ | 165cm |
出演作 | 「ギミー・シェルター」「ジョイ」など |
ケイト・マルグルー (ガリーナ・レズニコフ役)
「スタートレック:ヴォイジャー」のジェインウェイ役で広く知られるケイト・マルグルー。
今回はジェインウェイからは遠い役どころであるレッドを演じています。
調理場のボスであるレッドは、女性刑務所内の囚人たちの母親のような存在で多くの囚人に慕われている役どころです。
生年月日 | 1955年4月29日 |
身⻑ | 165cm |
出演作 | 「スタートレック:ヴォイジャー」「ミセス・コロンボ」など |
タリン・マニング (ティファニー・ドゲット/ペンサタッキー役)
タリン・マニングはミュージシャンとしての才能も合わせ持つ俳優で、DJやソングライターとしても活動しています。
オレンジイズニューブラックでは薬物中毒の過去を持つ狂信的なキリスト信者のペンサタッキーを演じています。
看守と恋に落ちることで見せる彼女の成長も見どころの1つです。
生年月日 | 1978年11月6日 |
身⻑ | 158cm |
出演作 | 「最後に恋に勝つルール」「ハッスル&フロウ」など |
ラヴァーン・コックス (ソフィア・バーセット役)
実生活でトランスジェンダーであるソフィア・バーゼットは俳優業だけでなく、LGBTQに関する活動にも力を入れている人物です。
オレンジイズニューブラックの作品の中でも女性刑務所内で美容師をしながら生活するトランスジェンダーの囚人ソフィアを熱演しています。
生年月日 | 1972年5月29日 |
身⻑ | 180cm |
出演作 | 「ロッキー・ホラー・ショー」「愛おしのグランマ」など |
サミラ・ワイリー (プッセイ・ワシントン役)
舞台俳優としてキャリアを積み上げてきたサミラ・ワイリー。
2017年にスタートしたドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」のモイラ役ではエミー賞最優秀ゲスト女優賞に輝きます。
オレンジイズニューブラックではピュアなレズビアンの女囚人プッセイを演じました。
生年月日 | 1987年4月15日 |
身⻑ | 161cm |
出演作 | 「ピンチ・シッター」「ハンドメイズ・テイル」など |
ヤエル・ストーン (ローナ・モレロ役)
ヤエル・ストーンは舞台を中心に子役の時から活躍している俳優です。
「シドニー・シアター・アワード」を二度も受賞している演技派。
オレンジイズニューブラックではニッキーと関係を深めた後に、婚活のため面会していた刑務所外の男性と結婚、そして出産する波乱の人生を送るローナという役を演じています。
生年月日 | 1985年3月6日 |
身⻑ | 152cm |
出演作 | 「ワンダフル! ウエディング 結婚できる人できない人」など |
マイケル・ハーニー (サム・ヒーリー役)
名バイプレーヤーとして名高いベテラン俳優のマイケル・ハーニー。
舞台・映画・テレビドラマと数々の場で活躍しています。
オレンジイズニューブラックで演じるのは、家庭に関する多くの悩みを抱えている古参の囚人カウンセラー、サム・ヒーリーという人物です。
生年月日 | 1956年3月27日 |
身⻑ | 不明 |
出演作 | 「エリン・ブロコビッチ」「アリー/スター誕生」など |
ニック・サンドウ (ジョセフ・カプート役)
シリーズを通して看守側の立場で物語の主軸となるジョセフという役を演じているニック・サンドウ。
最近では俳優のみならず、2015年の映画「ニューヨーク・ギャングスター」の監督・脚本、「オフ・オフ・ブロードウェイ」の舞台演出を担当するなど、更なる才能を発揮して活躍している。
生年月日 | 1966年8月3日 |
身⻑ | 不明 |
出演作 | 「クラリス」「ソーシャルディスタンス」など |
リア・デラリア (キャリー・ブラック/ビッグ・ブー役)
リア・デラリアはアメリカ出身のジャズミュージシャンとしても活躍する俳優です。
オレンジイズニューブラックではブー役を担当しており、大きな体で軽やかなダンスをするシーンなどコメディアンとしての顔も垣間見られます。
生年月日 | 1958年5月23日 |
身⻑ | 不明 |
出演作 |
ロレイン・トゥーサント (イヴォンヌ・パーカー役)
ロレイン・トゥーサントはトリニダード・トバゴ出身の俳優で、主にテレビドラマ、映画を中心に活躍しています。
オレンジイズニューブラックで表裏がある極悪人であるイヴォンヌ・パーカーを演じました。
その完璧な演技は、感情移入してドラマを見ていた視聴者から嫌われてしまうほど素晴らしいものでした。
生年月日 | 1960年4月4日 |
身⻑ | 不明 |
出演作 | 「グロリアス 世界を動かした女たち」「スケアリーストーリーズ 怖い本」など |
エリザベス・ロドリゲス (アライダ・ディアス役)
生粋のニューヨーカーであるエリザベス・ロドリゲスはブロードウェイで「The Motherfucker with the Hat」に出演、トニー賞にノミネートされました。
その後、ニューヨークで評価の高いラビリンスシアターカンパニーのメンバーとして活躍しています。
オレンジイズニューブラックではダヤの母親アライダを演じました。
生年月日 | 1980年12月27日 |
身⻑ | 不明 |
出演作 | 「マイアミ・バイス」「サイド・エフェクト」など |
アリシア・ライナー (ナタリー・フィゲロア役)
アメリカの俳優、活動家であるアリシア・ライナーは、オレンジイズニューブラックで女性刑務所の所長補佐、のちにICEの収容施設で所長を務めるナタリー・フィゲロア役を演じました。
女性刑務所での問題を一人で抱え、現実的な態度を貫き通す役柄で、演じるのが精神的に大変だったと本人は語っています。
生年月日 | 1970年7月21日 |
身⻑ | 不明 |
出演作 | 「ミズ・マーベル」「星の消えた空に」など |
マット・マクゴーリ (ジョン・ベネット役)
ある囚人と関係を持ち、そのことをきっかけにその母親からたかられてしまう看守ジョン・ベネット役を演じたのはマット・マクゴーリ。
彼はパーソナルトレーナー、フィットネスライター、ボディビルダーを経て俳優となりました。
持ち前のルックスと鍛え上げた肉体を生かしてテレビ、映画で活躍を続けています。
生年月日 | 1986年4月12日 |
身⻑ | 178cm |
出演作 | 「アーカイブ81」「グッド・オン・ペーパー」など |
ジョエル・ガーランド (スコット・オネイル役)
数が数えられない太った看守、スコット役を演じたジョエル・ガーランド。
ベニントン大学で演技を学び、1997年に卒業しています。
グループ「アトミックグラインドショー」の歌手であり、俳優のみならず映画監督としても活動するなどマルチに活躍しています。
生年月日 | 1975年4月6日 |
身⻑ | 不明 |
出演作 | 「セール・オブ・ザ・デッド」 |
ローレン・ラプカス (スーザン・フィッシャー役)
高校生の頃から演技を学び始めたローレン・ラプカスはいくつかのテレビ番組に出演し、デポール大学を2008年に卒業したのちオレンジイズニューブラックに出演します。
囚人を人として扱う心優しい新人刑務官スーザン・フィッシャーを演じました。
その後も俳優としてのキャリアを着々と積み上げています。
生年月日 | 1985年9月6日 |
身⻑ | 178cm |
出演作 | 「ハロウィンの呪文 ブリッジホローは大騒ぎ」「僕のミッシー」など |
まとめ
オレンジイズニューブラックの中で、気になるキャストや登場人物は見つけられたでしょうか?
ジェンダーや人種による差別など、社会問題に触れながら、繰り広げられる人間模様を楽しめるドラマ「オレンジイズニューブラック」。
主人公のパイパーが立ちはだかる困難に立ち向かっていく姿も多くの視聴者を勇気づけることでしょう。
実話を元に描かれた、個性豊かな登場人物が送る女性刑務所での生活を覗いてみてください