【100人に調査】賃貸の和室の使い方は? 古い和室をおしゃれに使う方法も
アパートなどに多い和室付きの賃貸物件。
近年は敬遠される傾向にありますが、和室ならではのメリットもたくさんあります。
地味な雰囲気になりがちな、和室も使いやすくおしゃれにアレンジをすることで素敵な空間に変えることができるでしょう。
本記事では、和室のメリット、デメリットをはじめ、有効的な使い方や和室を洋風にするDIY方法を紹介。
和室のある賃貸マンション・アパートに住む100名に調査したアンケート結果もぜひ参考にしてください。
和室のある賃貸のメリット
和室の大きなメリットは、畳張りならではのクッション性があること。
直に座ったり寝転んだりできるところはフローリングにない魅力です。
また、クッション性が高いため物を落とした衝撃音や足音がアパートの下の階に響きにくいというメリットも。
賃貸のアパートで暮らす子連れ家族にとっては嬉しいポイントです。
それだけでなく、畳は調湿性や断熱性にも優れています。
夏はサラッと快適に過ごせる上に、冬は足元が冷えにくく、底冷え対策に有効です。
賃貸アパートなどは和室があるというだけで、同じ立地・広さでも家賃が安くなるケースが多いのも和室のメリットです。
賃貸の和室におけるデメリット
和室はフローリングに比べると、メンテナンスに少々手間がかかるのがデメリット。
例えば飲み物をこぼした時、フローリングならサッと拭き取れますが、畳は飲み物が浸透してシミになってしまうことも。
また、洋室とは違い畳の目や隙間にゴミが溜まりやすいというデメリットもあります。
常にきれいに保つにはこまめな掃除が必要なので、面倒に感じることもあるでしょう。
また、洋室に比べて調湿性に優れているとはいえ、メンテナンスを怠るとカビや害虫が発生することがあります。
カビ対策のスプレーを撒いたり、こまめに拭き掃除をしたりすることが大切です。
さらに、和室がある賃貸アパートは築年数が古い物件が多く、新耐震基準前かもしれない点もデメリットといえるでしょう。
アパートなど賃貸での和室の使い方アイデア
アパートなどにある和室を有効に活用するには、どのような使い方があるのでしょうか。
和室のメリットを活かした使い方・アレンジ方法をいくつか紹介します。
寝室として使う
そのまま布団を敷くだけで寝室として使えるのはクッション性の高い和室ならではです。
湿気やカビ対策として、すのこ板を挟むとメンテナンスが楽になるでしょう。
リラックスできる畳の香りや、和室の落ち着いた雰囲気は体を休めるスペースにぴったりです。
リビングとして使う
和室をリビングにしてメインの生活スペースにするのもおすすめ。
ちゃぶ台と座布団を置けば昭和風のリビングがよみがえります。
和室がリビングやダイニングと隣接している場合は、ふすまを開けたままにして一つの広いLDKとして使うこともできます。
その場合はリビングの家具と統一させると、さらに広々とした印象に。
家事スペースに使う
和室を家事を行うスペースにするという使い方もあります。
畳はそのまま座ってもお尻や足が痛くなりにくく、洗濯を畳んだり、アイロンをかけたりする作業も快適。
特に小上がりになっている和室の場合、段差にある戸棚にはホコリが入りにくいので衣類の収納におすすめです。
子供部屋や子育てスペースに使う
物音がアパートの下の階に響きにくい和室は、子供部屋にアレンジ。
子供が転倒した際もフローリングと比べて怪我をしづらいでしょう。
さらに和室がリビングの横にある場合、親の目も届きやすくて安心です。
赤ちゃんがいる場合はおもちゃ置き場や着替えスペースとしても使えます。
書斎・趣味の部屋として使う
落ち着いて過ごせる和室は書斎や趣味部屋としての使い方もおすすめです。
休憩時に横になりやすく、隣の部屋の家族と会話しやすいのもポイント。
リビング直結の間取りでも、ふすまを使って個室として仕切れるパターンが多いため、集中して作業ができます。
【100人に調査】賃貸の和室の使い方は?
実際に、賃貸和室はどのような用途で使用されているのでしょうか。
今回イエコレクションでは、和室のある賃貸マンション・アパートに住む100名に、 和室の使い方に関するアンケートを実施しました。
最も多かった回答が「寝室として使う」で41名、続いて「子供部屋や子育てスペースに使う」16名、「客間として使う」13名、「リビングとして使う」9名、「仏間として使う」「書斎・趣味の部屋として使う」がぞれぞれ7名、「昼寝スペースに使う」5名、「家事スペースに使う」と「その他」がそれぞれ1名という結果に。
また、アンケート回答者100名のうち、一人暮らしをしている人は20名おりましたが、半数以上が「寝室として使う」と回答。
一人暮らしで「リビングとして使う」「仏間として使う」「家事スペースに使う」を選んだ人は0人でした。
2人~4人暮らしの回答は人によってさまざまでしたが、同居家族が5人以上と回答した3名は「仏間として使う」、「客間として使う」を選んでいました。
ぜひこちらのアンケート結果も参考にしてみてください。
賃貸の古い和室をおしゃれに使う方法
ここでは、賃貸アパートなどの和室の使い方やアレンジ方法を紹介。
大胆なリフォームができない賃貸でも、小物の合わせ方や家具の選び方次第で古い和室がおしゃれな空間になります。
家具をロータイプに統一する
直に座ったり、寝転んだりできる和室の生活スタイルには、ロータイプの家具がマッチします。
背の低い円卓やこたつなど、ほっこりできるロータイプの家具を合わせることで和室の雰囲気と家具が調和したおしゃれな空間に。
テレビ台や収納も、畳に座った時の目線と同じくらいのものを選んでみてください。
落ち着いた色でまとめる
和室に置くインテリアの色は、落ち着いたくすみカラーや自然界に存在するアースカラーなどを選ぶと和室の雰囲気とマッチします。
また、似た系統のカラーでまとめるとより洗練された印象に。
アクセントには藍色、高級感を出すなら光沢感があるシルバーがおすすめです。
天然素材インテリアを中心に配置
和室にはラタン(籐)やバンブー(竹)など、天然の素材を使ったインテリアがおすすめ。
涼しげで素朴な素材は、和室や畳といった和の雰囲気にもマッチします。
観葉植物を配置するとおしゃれな印象がプラスされ、より心地良い空間を演出できるでしょう。
壁に照明や絵画を飾る
照明やアートの装飾は、和の落ち着いた雰囲気にアクセントを付けたい時や、和風テイストを和らげたい時におすすめです。
特にアートは飾るだけで部屋のアクセントになります。
北欧、レトロなど、テーマに沿った絵を飾ると雰囲気が様変わりするでしょう。
賃貸でもできる! 和室を洋室にDIYする方法
賃貸の古い和室でも、ちょっとしたアレンジでおしゃれな使い方ができます。
手軽なDIYで洋室に変えたい人は以下の方法をぜひチェックしてください。
クッションフロアを敷く
和室は畳の存在感が強く、洋風のインテリアを置いても和の雰囲気が残ってしまいます。
そのため完全に洋室に変えたい場合は、賃貸でも使えるクッションフロアを敷き詰めてDIYするのがおすすめ。
DIYで畳を隠すだけであっという間に洋室の雰囲気になります。
剥がせる壁紙を貼る
賃貸住宅でも、原状回復できる壁紙を貼ってDIYすることで古い和室が一気におしゃれになります。
和室を子供部屋らしい雰囲気に変えたい人や、壁を木目調にして北欧風の洋室に変えたい場合にも剥がせる壁紙を貼るのがおすすめです。
賃貸DIYにおすすめのおしゃれなはがせる壁紙
まとめ
和室の使い方で迷っている人におすすめのアイデア・アレンジ方法を紹介しました。
デメリットもある和室ですが、防音効果があり、冬は保温性を発揮するなど、暮らしを快適にする魅力もたくさん。
和室付きの賃貸のアパートでも、使い方次第では良さを活かして生活することが可能です。
和室のデメリットもある地味な雰囲気を変えたい場合は、手軽なDIYやインテリアを取り入れておしゃれな洋室にアレンジしましょう。