CDやカセットテープ、USBも再生できる一体型レコードプレーヤーおすすめ6選 bluetooth対応機種も紹介
近年、アナログレコードの価値が見直され、あえてアナログで作品を発表するミュージシャンが増えています。
それに伴ってレコードプレーヤーの需要も高まっていますが、最近ではレコードで音楽を聴いたことが一度も無いという人も珍しくありません。
しかし今ではCDやUSBも再生でき、bluetooth接続も可能な上スピーカー内蔵という高機能でおしゃれな物がたくさん出ています。
今回はそんなマルチに活躍してくれる一体型レコードプレーヤーのおすすめを紹介します。
CDやカセットテープも再生できる一体型レコードプレーヤー
一体型レコードプレーヤーとは、レコード以外にCDやカセットテープ、USB内の音楽データなど様々なオーディオ再生ができるマルチタイプのレコードプレーヤーです。
Bluetoothに対応しているものや外部入力が出来るものもあり、手持ちの携帯音楽プレーヤーなどと組み合わせて使える便利なタイプもあります。
懐かしいレコードを聴きたいけれど、レコード専用のプレーヤーを購入するのは…と悩んでいる人におすすめ。
一体型レコードプレーヤーの多くは一台でレコードを再生することができるので、購入したらすぐにレコードを聴くことができるのもメリット。
初心者でも気軽にレコードのある生活を始めることができます。
様々なオーディオに対応する一体型レコードプレーヤーの選び方
一体型レコードプレーヤーにはどんなタイプがあり、選ぶときはどんなところに注意が必要か、レコードプレーヤーの種類と選び方について紹介します。
CDとは違い、アナログレコードは適した設定にしていないと本来の魅力を引き出せないこともあるので、しっかり確認しておきましょう。
ただおしゃれだからという理由で選んで失敗してしまわないよう、忘れずに見ておくのがおすすめです。
レコード再生機能を確認
レコード盤に直接接触する針やレコード自体を回転させる方法にはいくつかの種類があります。
どういった仕組みでレコードに刻まれた音楽は再生されているのかをまず知っておきましょう。
モーターの駆動方式
レコードプレーヤーは、レコードの表面に刻まれている溝を電気信号に変換し、それを音楽として再生するための機械です。
そしてレコードを乗せるターンテーブルという部分を回転させる方式には、「ベルトドライブ方式」と「ダイレクトドライブ方式」の2種類があります。
ベルトドライブ方式…文字通りベルトを使ってテーブルを回転させる方式で、モーターの振動をベルトが吸収するため、回転がなめらか。
一定頻度でベルトの交換が必要でやや回転ムラが起きやすいという難点はありますが、最もメジャーな駆動方式です。
ダイレクトドライブ方式…モーターで直接ターンテーブルを回転させる方式。
振動が伝わりやすいという難点はありますが、回転ムラはベルトドライブ方式より少ないというメリットもあります。
振動は、再生される音楽に少なからず影響を及ぼすのでしっかりとレコードプレーヤーの駆動方式を確認しましょう。
今回紹介する一体型レコードプレーヤーはベルトドライブ方式です。
カートリッジの種類
レコードに直接触れる「針」は、トーンアームの先端部分についているカートリッジに取り付けられていますが、このカートリッジにはMM型とMC型の2種類があります。
MM…Moving Magnet(ムービング マグネット)の略。針の根元にマグネットが取り付けられており、このマグネットを振動させることでオーディオ信号を発電します。
MM型のほうがMC型よりも音量が得やすいので、音質より音量という人におすすめ。
MC…Moving Coil(ムービング コイル)の略。針の根元に電磁コイルが取り付けられており、このコイルを振動させることでレコードの信号を増幅します。
MC型のほうがMM型よりも音質は良いですが、電圧が低いため場合によっては別途「昇圧トランス」という機材が必要です。
レコードプレーヤーに付属しているカートリッジはMM型が基本ですが、音質を求める人はMC型にカスタムしてみるのも良いでしょう。
回転数
レコードには必ず「33」か「45」という数値が書かれており、それぞれ再生に適した回転数を表しています。
また、レコードのサイズには7インチ(17cm)と12インチ(30cm)の2種類がありますが、レコードを再生するときには回転数の他にサイズもしっかり設定しなければならないので注意しましょう。
設定が合っていないと、再生したときに音が早すぎたり遅すぎたりして本来の音を楽しめません。
7インチレコードはEP盤、12インチレコードはLP盤と呼びますが、ほかにSP盤と呼ばれるレコードもあります。
これは主にEPやLPが誕生する前の時代のレコードのことで、回転数を78に設定しなければ再生できません。
対応していないレコードプレーヤーでSP盤を再生するための機材も発売されていますが、今回紹介する一体型レコードプレーヤーは全て回転数78も設定できるので、古く懐かしいレコードも楽しめるでしょう。
他パーツもチェック
より音にこだわりたいのなら、他にも注意すべきポイントはいくつかあります。
キャビネット(レコードプレーヤー本体)の重量は重いほど振動が抑えられるので、音質が良さを求めるなら重たいものが良いでしょう。
レコードプレーヤーによってはダストカバーが付いていないものもありますが、小さなホコリなどがノイズや傷の原因になるため、ホコリよけが付いているタイプがおすすめです。
カバーは基本的には取り外しができるので、再生中は余計な振動を起こさないためにカバーを外して使用してください。
音質をもっとにこだわりたい人は、トーンアームが交換できるレコードプレーヤーなど、カスタム可能なものを選ぶのがおすすめです。
その他にも、インシュレーターというキャビネットの底に付けるパーツも見過ごせません。
インシュレーターはプレーヤーの高さを調節する役割のほかに、モーターの振動が接地面や他の機器に影響を与えないようにする作用があります。
レコード以外のオーディオ再生
一体型と呼ばれるタイプのプレーヤーを買うときは、アナログレコード以外にどんな音楽データを再生できるのかを忘れずに確認しましょう。
レコードのように懐かしいカセットテープも再生できるもの、SDカードに保存された音楽を再生できるものなど、再生できるオーディオは一体型レコードプレーヤーで異なります。
せっかく様々なオーディオが再生できるレコードプレーヤーを購入するのだから、持っているオーディオ全てに対応していうるものが望ましいでしょう。
その他の便利機能
一体型レコードプレーヤーには、単に様々な音楽の再生ができるだけではなく、レコードやカセットテープの音源をMP3データに変換して、CDやUSBメモリー、SDカードなどにダビングできるものもあります。
中には、Bluetoothに対応しており、スマホとペアリングして再生できるタイプもあります。
また、一体型レコードプレーヤーの多くはFM/AMラジオを聴くこともできるので、CDをラジカセで聞いていたという人にもおすすめです。
一体型レコードプレーヤのほとんどがスピーカー内蔵ですが、念のためスピーカー内臓かどうかの確認もしておくと安心です。
届いてすぐに聴けるスピーカー内蔵のおすすめ一体型レコードプレーヤー6選
一般的なレコードプレーヤーの多くは「フォノイコライザー」「スピーカー」といった、ターンテーブル以外の機材が必要になりますが、一体型はそれらの機能を内蔵しているのも大きな魅力。
ここからは、面倒な周辺機器の用意をしなくてもすぐに使うことが出来るおすすめ一体型レコードプレーヤーを紹介します。
Bluetooth対応タイプもあるので、いつもBluetoothスピーカーで音楽を聴いているという人も要チェックです。
ティアック(TEAC) 多機能オーディオ LP-R550USB
高級オーディオ機器メーカー、ティアック(TEAC)の多機能タイプの一体型レコードプレーヤーです。
ベルトドライブ方式で、レコードの他にカセットテープとCD、USBの音楽を再生することができます。
レコードの音源をCD-RやUSBメモリーにダビングできるほか、パソコンにダイレクトに取り込むことも可能。
音楽鑑賞に最適な3.5W+3.5Wのデュアルアンプ、バスレフ方式のステレオスピーカーを搭載しており、音質の良さも折り紙付きのおしゃれなレコードプレーヤーです。
- 外形寸法 幅47cm 奥行23cm 高さ39cm
- 消費電力 25W
- ベルトドライブ方式
- USB対応
- 対応回転数 33、45、78
楽天市場で見る
amazonで見る53,559円
Yahoo!ショッピングで見る
とうしょう ダブルカセットレコードプレーヤー TT-386W
レコードプレーヤーの他にダブルカセットデッキとラジオを搭載している、一体型レコードプレーヤーです。
お稽古事やカラオケの録音にカセットテープを使うことはまだまだ多く、カセットテープからカセットテープに録音できるダブルカセットデッキはとても便利な機能です。
木目調のレトロな外観で、ヴィンテージインテリアを愛する人にもおすすめ。
贈りものにもおすすめなおしゃれなレコードプレーヤーです。
- 外形寸法 幅32cm 奥行29cm 高さ22cm
- 重量 3.6kg
- 消費電力 20W
- 対応回転数 33、45、78
楽天市場で見る
amazonで見る
Yahoo!ショッピングで見る
ベルソス(VERSOS) マルチレコードプレーヤー ブラウンウッド調 VS-M007G
好きな音楽やラジオなどを目覚ましに設定できるというユニークな機能を持った一体型レコードプレーヤー。
シャンパンゴールドに輝くボディがゴージャスでおしゃれな雰囲気を演出します。
他のプレーヤーに引けを取らない性能ながらかなり価格が抑えられているコストパフォーマンスの高さも特徴。
いきなり高級な物に手を出すのは難しい、という人におすすめのアイテムです。
- 外形寸法 幅32.5cm 奥行31cm 高さ17cm
- 重量 3.2kg
- 消費電力 15W
- ドライブ方式 ベルトドライブ
- USB対応
- SDカード対応
- 対応回転数 33、45、78
楽天市場で見る
amazonで見る13,780円
Yahoo!ショッピングで見る
ベルソス (VERSOS) パソコン不要でダビング マルチレコードプレーヤー ブラウンウッド VS-M009
ベルソスが展開している、レコードやカセットテープ、CDやUSBメモリを再生できるプレーヤーです。
パソコンを持っていなくても、このレコーダーがあればデジタルからアナログ、アナログからデジタルへ双方向にダビングできます。
またレトロなデザインもおしゃれで、インテリアのアクセントにもできるのでおすすめです。
- 外形寸法 幅32cm 奥行29cm 高さ21cm
- 消費電力 17W
- USB対応
- 対応回転数 33、45、78
山善(YAMAZEN) キュリオム マルチレコードプレーヤー MRP-M100CR
山善の一体型レコードプレーヤーです。
キャビネット本体は木製でしっかりとした重量があり、高級感がある丸みのあるデザインはインテリアアイテムとしてもおしゃれ。
正面の操作パネル部分にはCDプレーヤーだけを備えており、カセットプレーヤーやUSBジャック、SDカードジャックなどは側面に。
USBメモリーを使用中も前面はすっきりとして見えるので、再生中もおしゃれなインテリアを演出できます。
リモコン付きで離れた場所からも手軽にCDの再生を行うことができるほか、災害時にAM放送を補完的に行うワイドFMに対応しており、いざという時にも活躍してくれます。
- 外形寸法 幅44.5cm 奥行33.5cm 高さ23.5cm
- 重量 6.8kg
- 消費電力 21W
- USBカード
- SDカード
- 対応回転数 33、45、78
楽天市場で見る
amazonで見る16,542円
Yahoo!ショッピングで見る
アイオンオーディオ(ION Audio) レトロ調ミュージックプレーヤー スペリオール・エルピー(SuperiorLP)
イギリスの音響機器ブランド、アイオン オーディオ(ION Audio)のマルチタイプ・レコードプレーヤーです。
Bluetoothにも対応しており、見た目に反して最先端の技術が盛り込まれています。
レトロでスマートなボディはインテリア映えし、ヴィンテージ風の部屋などに馴染ませてもおしゃれ。
見た目も機能性もゆずれないという人におすすめです。
- 外形寸法 幅47cm 奥行38.1cm 高さ24.3cm
- 重量 8.6kg
- 消費電力 20W
- ドライブ方式 ベルトドライブ
- USB対応
- Bluetooth対応
- 対応回転数 33、45、78
通販サイトの最新ランキングも参考にする
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
最新のレコードプレーヤーは高機能タイプが多く、プレーヤー選びには悩むかもしれません。
色々と注意しなければならないポイントはありますが、一体型レコードプレーヤーなら身近なCDも再生できるので一台あると重宝します。
懐かしいレコードを手放せずにいた人も、これからレコードに収録された音楽を聴きたいという人も、この機会に便利な一体型レコードプレーヤーを取り入れてみませんか?