床の間に置くと良いもの 置いてはいけないものは?飾っているものの調査結果も

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出典:Pixabay

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和室の床の間をおしゃれに飾りたい、有効活用したいけれど、置いてはいけないものやマナーがわからないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、床の間の使い方や置いてはいけないもの、置くと良いものや飾るものなどを解説します。

また、床の間の使い方や飾っているものについて100人に調査を実施。
風水的におすすめのおしゃれな置物も紹介します。
ぜひ最後までチェックしてみてください。

目次

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床の間の特徴

床の間の起源は室町時代にまで遡るといわれます。
もともとは茶会などで訪問者をもてなす際、掛け軸や家宝を飾るスペースでした
江戸時代には貴族や大名だけでなく武家や町民にも広まり、今では日本家屋には必ずといってよいほど設置されています。

床の間は一般的な一段上がりの空間のほか、洞穴上の「洞床(ほらどこ)」や、奥まった場所を造らず押し板を設けた「置き床」などいくつかの種類があります。

床の間の使い方

一段上がりの床の間は和室の中でも神聖で最も格式高い場所です。
床の間の役割に適した使い方を4つ紹介します。

仏壇を置く

仏壇

床の間は仏家に起源があるという説もあるため、仏壇を置く場所としても最適といえるでしょう。
格式の高い場所である一段上がりの床の間に置くことで、祖先を敬う意味も込められます。
また、仏壇を置く向きは、どの宗派であっても東向きや南向きにするのがよいとされます。
床の間は板が薄いため、重量のある仏壇を置く場合は注意が必要です。

置物を飾る

床の間は置物を飾るスペースに適した場所です。
置物の種類はさまざまで、掛け軸や季節の花を活けた花器、縁起物などが定番。
ほかにも観葉植物やフィギュアなど、自由な発想で飾るのもおすすめです。

床の間を優雅な雰囲気に仕上げるコツは、余白を持たせること。
置物を飾るときも余計なものは置かないようにするとよいでしょう。

収納スペース

昨今では、床の間を収納スペースとして有効活用するケースも多いです。
居住スペースに余裕がない場合は、収納家具を置いたり棚を作ったりするのもよいでしょう。
畳敷きの床の間を収納スペースにする場合は、板張りにするのがおすすめです。
板張りにすることで湿気やダニの発生や、家具の重みで畳が傷むのを防げます。

作業スペース

机を置くと、簡易的な書斎スペースとしても活用できます。
床の間は和室の奥まったところに配置されていることが多いため、読みかけの本や書き物をそのままにしておいても邪魔になりません。
ほかにも楽器のディスプレイや、トレーニング機材を置く場所など趣味の空間にすることも可能です。

床の間に置いてはいけないものはない

床の間には基本的に置いてはいけないものはありません。
しかし、神様がいる神聖な場所であるため、踏んだり上がったりするのはタブーです。
雑多に荷物を置くこと、人が嫌がるものを置くことも避けましょう。

また、収納のためにタンスを置いても大丈夫ですが、重量のあるものには注意が必要です。
床の間は板が薄く、重いものを置くと傷ついたり割れたりすることもあります。
重量のあるものを置きたい場合は、工務店や大工さん、畳屋さんに相談しましょう。

風水的に床の間に置くと良いもの

風水の観点から、床の間に置くと良いものを紹介します。
おしゃれで運気もアップする置くと良いものもピックアップしました。

掛け軸

床の間に掛け軸のかかった和室

床の間に飾るものといえば、まず思い浮かぶのが掛け軸でしょう。
伝統的な日本画の掛け軸には自然をテーマとしたものが多く、季節ごとに掛け替えて楽しめます。
また、文字やモダンなデザインなど、インパクトのある掛け軸もおすすめです。
床の間に掛け軸を飾る際は、すっきりとした余白を大切にしましょう。

竹村 掛け軸 掛軸 開運十八徳図 n-18001

金運から結婚運まで、一幅に18の開運構図が網羅された掛け軸

四神や七福神など18もの開運構図が網羅された、縁起物づくしの掛け軸です。
金運・出世運・家庭運・商売運・結婚運などがこの一幅に託されています。
また、床の間に優雅な雰囲気をもたらす、明るく落ち着いた色彩使いも特徴。
床の間に一年中掛けられる、縁起のよい掛け軸を探している人におすすめです。

  • 外形寸法 幅59cm 長さ190cm
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生け花

床の間は生け花を飾って楽しむのに最適な場所です。
季節の花や枝物に合わせて、花器や置き台にこだわってみるのもよいでしょう。
生け花を飾る際は、枯れた花材をそのままにしない、花が掛け軸の絵柄と被らないようにするなど注意してください。
造花を使う場合は、埃が溜まらないよう、定期的な掃除も大切です。

観葉植物

桜の盆栽

観葉植物も床の間に置くと良いものの1つで、盆栽はその代表です。
床の間に観葉植物を飾ると、伝統的な趣の生け花とはまた異なる雰囲気を楽しめます。
観葉植物だけを飾るのであれば、背の高い鉢が見栄えよくおしゃれです。
掛け軸と合わせるなら盆栽や、背の低い観葉植物がよいでしょう。

盆栽妙 (Bonsai-Myo) 桜 手造り信楽鉢 50033A670

つぼみから開花まで楽しめる。小さくても迫力満点のミニ桜

床の間に飾ると趣と春の訪れを感じられる、ミニ桜の盆栽です。
つぼみがだんだん大きくなり、開花するまで楽しめます。
手造りの信楽鉢は、掛け軸などとも合わせやすく、床の間を優美でおしゃれな雰囲気にしてくれます。

  • 外形寸法
    • 樹 幅10cm 高さ15cm
    • 鉢 幅10cm 高さ5cm
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仏像

brown and black leopard print head bust

もともと仏家では床の間の押し板と棚に仏像を置いていたともいわれます。
そのため、仏像や七福神をはじめとした神様の置物は、床の間に置くと良いものの1つです。
置物として飾るだけでなく、本格的にお祀りしたい場合は、仏像のほかに線香などを置くスペースも確保するとよいでしょう。

津山銘木 大黒様 木彫り 置物 ki-1518

床の間に福を呼び込む、温かみある木彫りの小さな大黒様

豊かな福を呼び込んでくれる、手のひらサイズの大黒様の木彫り像です。
大黒様は飲食、財福、五穀豊穣をつかさどる福の神です。
材質は味わい深く温かみのある水柘植で、小さくても丁寧に彫り込まれているため、床の間の置物に最適です。

  • 外形寸法 幅3.5cm 奥行3.5cm 高さ6cm
  • 材質 水柘植(みずつげ) 無垢
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干支の置物

干支の置物

干支の置物は風水で縁起がよいとされているため、床の間に置くと良いもの・飾るものとしておすすめのアイテムです。
その年の干支のアイテムは家内安全、生まれ年の干支のアイテムは無病息災のご利益があるといわれます。
ただし、多くの干支の置物を一緒に置くと相性が悪い組み合わせもあるため、飾り方に工夫が必要です。

薬師窯 (YAKUSHIGAMA) 錦彩招福十二支飾り

表情もサイズも愛らしい、おしゃれな十二支のミニ飾り

これ一つで縁起物の十二支が揃う、床の間の飾り物におすすめの、おしゃれな陶製の干支置物です。
サイズも十二支の表情も愛らしく、飾る場所をとりません。
セットになっているため、毎年買い足さずにすむのも嬉しいポイント。
台座や干支の名前入りの屏風もセットになっているので、そのまま飾れます。

  • 外形寸法 幅2cm~3cm 高さ2cm~2.5cm
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盛り塩

盛り塩は、悪い気を吸収して取り除く効果があります。
人や気が出入りする玄関に置くのが一般的ですが、床の間に置くと神聖な場所を清める効果も期待できるでしょう。
最近では簡単に置けるキットも販売されています。

盛り塩の飾り方は簡単。
飾る前に床の間をきれいに掃除をし、交換は月に2回を目安に行ってください。

風水的に床の間に置くと良くないもの

前述の通り、基本的に床の間に置いてはいけないものはありません。
しかし、風水的に見た場合、以下のものは床の間に置くと良くないものにあたるため注意が必要です。

人形・ぬいぐるみ

床の間に人形を置く場合、五月人形や雛人形といった縁起物であれば問題はありません。
ただし、一般的な人形やぬいぐるみは運気を吸収するため、床の間のよい運気も吸い取ってしまうといわれます。
そのため、人形やぬいぐるみは床の間に飾るものとしてはふさわしくないといえるでしょう。

電化製品

白い扇風機の写真

電化製品は電磁場を発生させ、床の間の運気を乱してしまう恐れがあるため、置くものとして適しません。
運気を上げたいのであれば、電化製品は床の間には置かないほうがよいでしょう。
床の間を扇風機など季節家電の保管場所にすることも控えることをおすすめします

床の間にタンスを置いても大丈夫?

最近では収納スペースとして床の間を使うケースも増えており、客間として和室を使用しない場合であればタンスを置いても大丈夫です。
ただし、床の間は重量があるものを置く用途で作られていないため、強度はそれほどありません。
タンスを置く場合も、置くものを選び、軽めのタンスにしておきましょう。

【100人に調査】床の間には何を飾ってる?

今回イエコレクション編集部では、床の間を飾りスペースとして使用している100人にアンケートを実施。
複数回答式のアンケートで、床の間に飾るものについて伺いました。

アンケート_床の間には何を飾っていますか
iecolle.com
調査対象:床の間を飾りスペースとして活用している方100名/調査方法:インターネットでのアンケート調査/調査日:2023年11月21日/調査機関:イエコレクション編集部

1位が「花瓶・花」で47pt、2位は「掛け軸・手ぬぐいタペストリー」で33pt、3位は「雛人形・五月人形」と「壺・彫刻などの美術品」が同率で17ptという結果に。
続いて「飾り棚」と「照明」が同率で12pt、「その他」が7ptでした。
「その他」には「観葉植物」「香炉」「宿題の書き初め」「季節の果物」などの声がありました。
季節を感じるものを飾るものとして選んでいる人が多いことがわかります。

【100人に調査】床の間にものを飾る際、風水やマナーは意識した?

床の間にものを飾る際、風水やマナーを意識しているかについてもアンケート調査をしました。

アンケート_床の間にものを飾る際、風水やマナーは意識しましたか
iecolle.com

「していない」という回答が最も多く80%、「している」は18%という結果に。
「どちらでもない」と回答した人は2%でした。
「している」を選んだ人の理由には、「神聖な場所なので、掃除は小まめにしている」「床の間が西側にあるので、黄色を意識して飾っている」。
「していない」を選んだ人からは、「季節を感じられればマナーは気にしない」「意識せず好きに飾っています」という回答もありました。
ぜひこちらのアンケート結果も参考にしてみてください。

床の間に飾るもの・置くもののおしゃれな飾り方

床の間に置くもの・飾るものがよりおしゃれに見える飾り方のポイントを紹介します。
また、床の間はもちろん、飾るもの・置くもののお手入れも忘れずに行ないましょう。

四季が感じられる色合いを取り入れる

床の間に置くもの・飾るものは、四季が感じられる色合いを意識した飾り方をしてみましょう。
春は桜や梅のピンク、新緑の若葉色。
夏は水辺のような水色やブルー、ターコイズが涼し気です。

秋は木の葉のようなブラウンがかった黄色や赤が合います。
冬は雪景色のようなスモーキーなグレーやベージュがおすすめです。

鏡餅やひな人形などのイベントを意識して飾る

床の間に飾られた兜とこいのぼり

季節のイベントを意識して床の間に置くものを選ぶと、四季折々のディスプレイコーナーとして楽しめます。
特に3月の雛人形や5月の五月人形を飾るためにはスペースを要するため、床の間はディスプレイの場所として最適です。

間接照明をプラスしてみる

床の間は和室の奥に作られることが多いため、照明が付いていない場合は暗くなりがちです。
そのため、床の間の置物には間接照明をプラスした飾り方がおすすめ。
間接照明であれば和室の雰囲気を崩すことなく、掛け軸や飾るものに陰影が付いて優雅なムードを演出できるでしょう。

まとめ

床の間をおしゃれに飾るためには、床の間に置いてはいけないものや置くと良いものも押さえておく必要があります。
基本的に床の間に置いてはいけないものはありませんが、風水的に置くと良くないものは避けましょう。
また、置いてはいけないものと思われがちなタンスを置いても大丈夫ですが、重量には注意が必要です。
風水的に置くと良いものや飾り方も参考に、床の間をおしゃれに飾りましょう。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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