おすすめの万年筆のインク12選 華やかな赤系、緑系のカラーや定番のブルーブラックを紹介
最近の万年筆ブームで注目を浴びているのが、マジックやボールペン以上に豊富な万年筆のカラーインクです。
定番カラーに加え、万年筆独特の文字の濃淡やかすれ、にじみも美しく映える、鮮やかな色味や微妙なニュアンスカラーが続々登場し、万年筆初心者からヘビーユーザーまで多くの人を魅了しています。
この記事では、Amazonや楽天などの通販でも手軽に購入できるインクを紹介します。
目的や用途にあったインクの選び方からインク瓶とカートリッジ使用のメリット・デメリット、交換方法も併せて紹介するので、好みのスタイルや色、書き味の万年筆インクを見つけてください。
インクを楽しむ万年筆
万年筆はインクを選ぶのも楽しみのひとつ。
定番カラーから若い女性にも人気の彩り豊かなカラーインクなど、豊富なカラーが販売されています。
また、万年筆インクは種類によって、書き心地が大きく異なります。
オフィシャルな場面やビジネスシーンで使用するならにじみにくく耐久性のあるものが最適。
日常使いならかすれやにじみ、経年変化も万年筆インクのひとつの味として楽しめます。
万年筆インクを選ぶ際は、インクそのものの色味に加え書き味にもこだわってみましょう。
さらに、インク瓶やカートリッジのデザインは、置くだけで様になるおしゃれなものがたくさん。
素敵なインクがあれば、インクの交換や手入れも楽しめます。
緑や赤系、鮮やかな色もある万年筆インク
万年筆のインクは、万年筆独特の書き味を楽しめて公的文書にも使える黒、ブルーブラックの定番カラーだけではありません。
最近では緑や赤系、ブルー系の色鮮やかなカラーやニュアンスカラーが各メーカーから発売され、万年筆愛用者や文房具好きにも注目されています。
また、色の経年変化も万年筆インクの楽しみの一つです。
万年筆とは別のメーカーのものや原料の違うインクを混ぜると詰まりや傷みの原因になるため、基本的にはインクを混ぜて調合することはできません。
ただし、混色が可能と書かれているものは混ぜて使うことができるので、オリジナルの色を作りたい人は混色専用のものを購入しましょう。
万年筆インクの違い
万年筆インクは主に2種類で、水に溶けやすいか溶けにくいかという違いがあります。
どちらにも長所があり、好みや書類の保存の仕方によって選ぶべきインクは変わります。
種類別に特徴を押さえておきましょう。
顔料インク
顔料インクは耐水性・耐光性に優れ色褪せしにくいため、長期保存したい書類の使用などに向いています。
染料インクに比べてにじみや裏抜けが少なく筆跡もはっきりしており、公的な文書の作成や仕事での使用におすすめです。
ただし、水溶性のインクに比べてペン先のインク詰まりが起こりやすく、定期的な手入れが必要です。
また、カラーバリエーションは染料インクと比べると少なめです。
染料インク
染料インクは万年筆インクの中では一般的なタイプで、扱いやすくメンテナンスが楽なのが魅力です。
水溶性なのでインクが詰まりにくく、詰まっても取り除くのが簡単です。
ただし、顔料インクと比べると耐水性が低くにじみやすいため、長期間保管したい文書作成には向いていません。
日記やお手紙など、かすれや文字の濃淡も楽しみたい人の日常使いがおすすめです。
カラーバリエーションも豊富で、鮮やかな発色を楽しめます。
インクの変え方で選ぶ万年筆インク
万年筆のインクの補充や交換方法は主に2通りです。
万年筆を傷めずに長く愛用するために、手持ちの万年筆のメーカーが推奨する方法やインクの互換性を確認して使いましょう。
インク瓶とコンバーターを使って
コンバーターはインク瓶から直接インクを吸入でき、そのままインクタンクとして繰り返し使用できるので経済的です。
コンバーターには回転式とプッシュ式があります。
回転式はつまみを回してピストンをおろし、ペン先の首までインク瓶に入れ、つまみを反対方向に回してインクを吸入します。
プッシュ式はコンバーターを万年筆の軸に差し込み、ペン先の首までインク瓶に入れ、ノック部分を押すとインクが吸引される仕組みです。
簡単に変えられるインクカートリッジ
カートリッジ方式は使用済みで空になったインクのチューブを万年筆から抜き、新しいものを差し込むだけで簡単にインク交換ができます。
手間がかからない上、インクをこぼす心配もありません。
インクは万年筆メーカーの純正品を使用するのが基本。
互換性のないインクを使用すると万年筆の詰まりや傷みの原因になるので、万年筆に合ったインクカートリッジを使用しましょう。
思わず集めたくなるおすすめの万年筆インク12選 インクカートリッジタイプも紹介
最近はインク瓶だけではなく、カートリッジのパッケージもおしゃれなデザインのものが増えています。
定番色の黒やブルーブラックはもちろん、素敵な色と書き心地で思わず集めたくなるインクを紹介します。
三田三昭堂 墨インク 龍脳 麝香(ジャコウ) 伽羅(キャラ) 檜(ヒノキ)
丸いガラス瓶がかわいらしい、香りも楽しめる万年筆インク
書道用品メーカー「呉竹」が作った万年筆インクは、墨でしたためたような濃淡の美しさや香りが魅力です。
カラーは龍脳・麝香・伽羅・檜の4色展開で、微妙な墨色の違いを楽しめます。
「1日たっても仄かに麝香の香り」が残る程度の香りも人気のポイント。
また、「ステキなインク瓶にうっとり」と口コミでも評判の江戸切子の模様が美しいインク瓶は、硝子工房の職人による特別生産です。
- 容量 55ml
- 種類 墨(染料インク)
- 色 龍脳・麝香・伽羅・檜
プラチナ萬年筆 (PLATINUM) クラシックインク (CLASSIC INK)
伝統製法により作られた実用性の高い昔ながらの万年筆インク
伝統的な製法で作られた古典インクを試したいこだわり派に人気の、プラチナ萬年筆のクラッシックインクです。
赤系のカシスブラックをはじめ鮮やかな染料色が、書くと次第に黒に近づいていく変化が楽しめます。
古典インクは耐水性と長期保存性を併せ持っており、実用性の高さも魅力です。
筆跡の濃淡も強調されるので、味わい深い万年筆の筆跡を楽しみたい人にもおすすめです。
- 容量 60ml
- 種類 酸性の水性染料インク
- 色 全6色
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amazonで見る1,555円
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モンブラン (MONTBLANC) インクボトル ミステリーブラック
万年筆の世界的ブランドが手がけるラグジュアリーな万年筆インク
万年筆の最高峰「モンブラン」のインク。
ミステリーブラックは黒の中でもラグジュアリーで、手紙や日記から公用書類まで幅広い用途に使えます。
書いた直後は青みがかった黒、乾くと赤紫がかった黒に変化します。
ボトルデザインも高級感があり、おしゃれ。
独特の形状で最後まで使いきりやすいように作られています。
- 容量 60ml
- 色 全8色
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セーラー万年筆 ストーリア (STORiA) 万年筆用顔料ボトルインク
イラストにもおすすめ、裏抜けしにくい顔料を用いた万年筆インク
セーラー万年筆の、水に強く裏抜けしにくい顔料インク「ストーリア」。
耐水性に優れているので雨に降られても手紙の文字が消えにくく、イラストなどに使用されることも。
セーラーの独自開発による超微粒子顔料インクは、目詰まりしにくく染料インクと変わらない快適な書き心地を実現しています。
20mlのミニボトルもかわいく、色を揃えて飾っておくのもおすすめです。
- 容量 20ml
- 種類 顔料インク
- 色 全8色
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ペリカン (Pelikan) インク4001
おしゃれなインクボトルで全色集めたくなるおすすめの万年筆インク
ペリカン社の「4001」は100年以上の間何度も成分のテストと改良を重ね、明るい発色と安定したインクフローで快適な書き心地をキープ。
「スタンダードな名品」と名高い優良インクです。
伝統的な製法で作られるブルーブラックを始め、カラーバリエーションも豊富。
フォルムが美しいおしゃれなインクボトルも素敵です。
- 容量 62.5ml
- 色 全8色
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amazonで見る1,698円
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プラチナ萬年筆 (PLATINUM) ミクサブルインク (MIXABLE INK)
色を混ぜて自分だけのインクが作れるこだわりの万年筆インク
プラチナ萬年筆の「ミクサブルインク」は全9色展開。
その名の通り混合が可能で、混ぜて好きな色を作れるのが特徴です。
別売りの調合キットを使えば、混合も簡単に行えます。
「混ぜて使っても、そのままでもきれいな書き味に満足」と口コミでも好評。
世界で一つだけのオリジナルカラーの万年筆インクを調合したいこだわり派におすすめです。
- 容量 60ml
- 種類 水性染料インク
- 色 全9色(混色可能)
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ペリカン (Pelikan) エーデルシュタイン・インクコレクション (Edelstein® Ink)
宝石の名前が付けられている、ロマンチックで使いやすい万年筆インク
宝石の小瓶のような高級感が漂うエーデルシュタインインクは全15色展開。
それぞれに宝石の名前がつけられており、絶妙な発色が魅力です。
書き心地は滑らかで、万年筆を傷めにくい特別な成分で作られています。
「色、粘度、書き味ともに水性万年筆インクの最高傑作」との口コミも。
定番色とともに、その年にしか発売されない「インク・オブ・ザ・イヤー」は、ペリカンのファンならずとも思わず集めたくなる美しさです。
- 容量 50ml
- 色 全15色
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amazonで見る2,427円
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パイロットコーポレーション (PILOT) 色彩雫 (iroshizuku)
おしゃれなパッケージで置いておくだけでも絵になる万年筆インク
日本の美しい情景から創り出された、彩り豊かなインク「色彩雫(いろしずく)」は全24色展開。
売れ筋のツキヨは月明かりの夜空を思わせる「灰青に少し緑が入った」ようなブルーで、「落ち着いた色で大変気に入っている」「緑がかったブルーに魅了された」と口コミで好評です。
2011年にパッケージデザイン大賞の家庭用品・一般雑貨部門で金賞を受賞したインクボトルは、机に置くだけでおしゃれで絵になります。
- 容量 50ml
- 種類 一般書記用インク
- 色 全24色
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amazonで見る1,973円
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プラチナ萬年筆 (PLATINUM) 水性染料インク
耐水性・耐光性に優れた、カートリッジ式の万年筆インク
創業100年、高性能の万年筆で名高いプラチナは、世界ではじめてカートリッジインクを発売した企業としても有名です。
原料の水性染料に特殊な樹脂を配合した独自のインクは、耐水性・耐光性に優れています。
カートリッジ内部のステンレスボールが、振った時にインクを程よくかき混ぜてくれるので、かすれることなく、筆記が滑らか。
「40数年前のプラチナ万年筆にも全く区別なく安心して使える」のは、定番ならではの強みです。
- 内容 10本入(1本1.2cc)
- 種類 染料インク
- 色 全3色
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amazonで見る285円
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ラミー (LAMY) ラミー インク カートリッジ
ドイツで古くから親しまれている、万年筆のカートリッジ式インク
ラミー社は1930年創業のドイツの会社で、ユニークなデザインで人気を集めています。
こちらはラミー万年筆専用のカートリッジ。
「サラサラ書けて気持ちいい」と好評です。
プロダクトデザインの名品、ラミーサファリの万年筆にセットすれば見た目もおしゃれに。
ドイツで古くから親しまれているブルーブラックの他、書くと落ち着いた色味になるターコイズや赤系のバイオレットも展開されています。
- 内容 5本入
- 色 全7色
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amazonで見る530円
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パイロットコーポレーション (PILOT) カートリッジインキ 5本入
インク交換が楽にできて普段使いしやすい万年筆のインクカートリッジ
「高品質かつ低価格で非常に満足」とコスパの良さが魅力の、パイロット万年筆のインクカートリッジ。
インク交換も簡単で日常使いにぴったりです。
「40年前のパイロットエリートに使えました」と口コミにあるように、ロングセラー商品で長年支持を得ています。
定番色の他にも、バイオレットやピンクなど赤系の色も多様なカラーが販売されています。
- 内容 5本入
- 色 全8色
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amazonで見る301円
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エルバン (J.HERBIN) 万年筆用カートリッジ
自然をモチーフにしたカラー展開の万年筆のインクカートリッジ
インクの老舗エルバンの定番「トラディショナルインク」のカートリッジは全25色展開。
カラーは自然をヒントに作られており、緑系はグレイッシュグリーンやアイビーグリーン、赤系はガーネットレッド、トロピカルコーラルなど個性的豊かな色が揃います。
アルミ缶の丸いパッケージもかわいいと評判で、それぞれの色味をイメージしたイラストがあしらわれているのも魅力です。
- 内容 6本入
- 色 全25色
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まとめ
思わずコレクションしたくなるような、魅力的な万年筆インクのおすすめを紹介しました。
ブルー系、赤系、緑系など万年筆インクは色の展開も豊富で、書き心地も多種多様です。
染料インクは鮮やかな発色が特徴で、顔料インクはその人ならではの筆跡になるのが面白いところ。
紹介した選び方を参考に、万年筆を使いたいシーンに合わせて書き心地や色味を考え、お気に入りの万年筆インクを見つけてください。