メンズコインローファーおすすめ6選 ビーフロールとは?由来を押さえればビジネスコーデも作れる

スーツをはじめ幅広いテイストのコーデに合わせられるコインローファー。
カジュアルなブラウンカラーやスエード素材のものなど、おしゃれなデザインが豊富です。
今回はコインローファーとはどんなシューズなのか、その特徴や由来を解説します。
リーガルなどから販売されているおすすめのメンズコインローファーも紹介するので参考にしてください。

コインローファーとは?名前の由来からアイテムを知る

コインローファーとは、甲に切れ込みの入ったサドルをあしらったローファーのことです。
アメリカのシューズブランド「バス(G.H.BASS)」が生み出したデザインですが、元々この名称で呼ばれていたわけではありません。
アイビールック全盛期に、サドルの切れ込みにペニー硬貨を差し込むスタイルが学生たちの間で流行。

そこから、このようなデザインのローファーを「ペニーローファー」または「コインローファー」と呼ぶようになりました。
理解しがたく思える流行ですが、落ちているペニー硬貨を拾うと幸せになれるというアメリカの言い伝え、「ラッキー・ペニー」に由来しています。
お守りのようなものだと捉えると馴染みやすいでしょう。
履きやすく合わせやすいコインローファーは、今日でも高い人気を集めています。

ビジネス×コインローファーはあり?

近年人気の高いジャケパンスタイルを筆頭にしたビジネスカジュアル。
紺ブレザーやボタンダウンシャツは、定番アイテムとして気軽に取り入れられています。
コインローファーも同じ時期にアイビールックの定番アイテムとして流行っており、前述のアイテムが許されるシーンであれば問題なく履けるでしょう。

ただし、元々ローファーとは「怠け者」を意味する言葉であり、紐靴に比べるとカジュアルな印象になるのは否めません。
きっちしたスーツスタイルの人が多数派を占めるシーンや、ビジネスカジュアルの中でもかっちりとしたスタイルが求められる場面では避けた方が無難です。

ビジネス?カジュアル?シーンに合うコインローファーの選び方とは

着用シーンに適したコインローファーの選び方を紹介します。

サドルに注目、定番のビールロールが一番カジュアル

コインローファーの特徴であるサドルにはいくつか種類があるのをご存知でしょうか。
サドルがソール部分にまでかかるフルサドルは比較的上品な印象、U字の甲部分にだけかかるハーフサドルはカジュアルな印象を与えます。
特にハーフサドルの中でも、サドルの両端がローストビーフのように糸で巻かれているものはビーフロールと呼ばれます。
ビーフロールはコインローファーの定番ですが、装飾性が高くビジネスより休日向きのデザインです。

コバやラストなど、シルエットに注目

コバとは靴を置いた状態で見えるソール部分のこと、ラストとは靴を作るときに使う靴型のことです。
コバのデザインやラストの違いでシルエットは変わってくるため、理想の雰囲気や着用するシーンに合わせて選びましょう。
足の形に添った細身のラストは脚長効果がありおしゃれ。
反対に、レトロに履きこなしたいならラウンド型のやや野暮ったいシルエットのラストがおすすめです。
コバは張り出しが大きい程カジュアルな印象を与えます。

黒×レザー、ブラウン×スエードの使い分け

コインローファーに限らず、革靴の色は黒が最もドレッシーです。
ブラウンなど、その他の色はビジネスシーンではカジュアルなアイテムとして扱われています。
ローファー自体がカジュアルなアイテムなので、スーツに合わせたい場合は黒と、素材も無難にスムースレザーが良いでしょう。
スエードは雨にも弱いので、休日用のコインローファーに選ぶのがおすすめです。

コインローファー×おすすめメンズコーデ

コインローファーやペニーローファーを取り入れた、おしゃれなメンズコーデを紹介します。

コインローファーでアイビー風コーデ

コインローファーを購入するなら、火付け役であるアイビーコーデは欠かせないでしょう。
アイビーコーデにはチノパンやジャケットにスポーツマンを思わせる爽やかな色味のアイテムを選んで下さい。
いつものシャツボタンダウンシャツやレジメンタルタイに替えると更にアイビーコーデらしくなります。

ブラウンローファーでアズーロエマネーロ

「アズーロエマローネ」とは、ブルーとブラウンで組んだコーディネートのこと。
イタリアで人気のスタイルで、スタイリッシュで洗練された雰囲気を演出してくれるため、スーツを華やかに着こなすことができます。
ブラウンローファーを購入するならぜひ挑戦して欲しいコーデです。

コインローファーをゆるコーデを締め役に

すっきりとしているコインローファーやペニーローファーは、ゆるっとしたシルエットのコーデを引き締めるアクセントとしても活躍します。
紐靴のようにエレガントになりすぎず、スニーカーのようにカジュアルにもなりすぎず、全体の雰囲気をバランスよくまとめてくれるのが魅力です。

コインローファーを半ズボンと合わせて爽やかに

涼しげな見た目の半ズボンには、鮮やかなブラウンカラーや華やかなデザインのコインローファーが良いでしょう。
ヌケ感のあるこなれた雰囲気を演出してくれ、ビーチコーデやリゾートコーデにも合う爽やかな印象に仕上がります。

おすすめのメンズ用コインローファー (ペニーローファー) 6選

トラッドコーデやスーツスタイルに合わせやすい、リーガルなどから販売されているコインローファーやペニーローファーを紹介します。

リーガル (REGAL)

上質で実用性に優れたビジネスシューズが人気のリーガルは、幅広い世代から支持を集めているアメリカ生まれ日本育ちのシューズブランドです。
革靴ブランドの中では比較的挑戦しやすい価格帯ですが、伝統的なグッドイヤーウェルト製法が採用されているため、作りが丈夫で長持ちします。
高い機能性を持つ素材を取り入れるなど、履きやすさや快適さにこだわってデザインされているのも大きな魅力です。

リーガル (REGAL) ローファー 2177

天然皮革を使用し、グッドイヤーウェルト製法で仕上げられたビーフロールのメンズコインローファーです。
中物がたくさん入れられているため履き始めはやや固さを感じますが、徐々にフィット感が上がり、長時間歩いていても疲れにくくなります。
コバの張りが抑えられているため、ブラウンでもカジュアルになりすぎません。

• サドルタイプ ビーフロールハーフサドル
• 素材
  • アッパー ガラスレザー
  • ソール 合成ゴム
• 製法 グッドイヤーウェルテッド製法

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バス (G.H.BASS)

世界で初めてローファーを作ったアメリカのシューズブランド「バス」のアイテムは、どんなテイストともおしゃれに合わせられる高いデザイン性を持っているのが魅力です。
発売以来変わっていない伝統的なデザインを採用しながらも、すっきりとシンプルなシルエットはトレンド感の強いアイテムともよく馴染みます。

バス (G.H.BASS) ペニーローガン (PENNY LOGAN) ペニーローファー 490280 490264

マッケイ製法で作られているため履き心地が柔らかく、購入したばかりでも快適に着用できるのが特徴のペニーローファーです。
大きめのサイズに作られているため甲高幅広の人でも締め付け感がなく、長時間外出する日でも快適に使用できます。

• サドルタイプ ハーフサドル
• 素材
  • アッパー レザー
  • ソール レザーソール
• 製法 マッケイ製法

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アレンエドモンズ (ALLEN EDMONDS)

伝統的なグッドイヤーウェルト製法の靴を中心に展開する「アレンエドモンズ」は、オリジナリティあふれるおしゃれなデザインが魅力的なアメリカのシューズブランドです。
アメリカントラッドシューズらしいポイントを押さえながら履き心地にもこだわって作られています。
メンズに嬉しい、幅広いサイズが揃っているのも魅力です。

オールデン (ALDEN)

アメリカのシューズブランド「オールデン」は、どのような足にも馴染むラストが魅力。
機能性でも見た目の美しさでもハイクラスのブランドです。
アメトラに欠かせないブランド、ブルックスブラザーズのペニーローファーのOEMで一躍有名に。
一流ブランドとなった現在でもアパレルブランドと積極的にコラボしています。
ペニーローファーといえばオールデンという声も多く、特に日本人にはヴァンラストを使用したローファーが人気です。

セバゴ (SEBAGO)

「セバゴ」はモカシンから着想を得た手縫いのペニーローファーを由来に、製法や品質にこだわったアイテムを展開するアメリカのシューズブランドです。
ロングセラーモデルや伝統的な靴作りを大切にする一方、革新的なデザインなども積極的に取り入れているため新鮮さがあり、トレンドを意識したスタイルともよく合います。

セバゴ (SEBAGO) ビーフロールローファー クラシックダン (Classic Dan)

こちらはシンプルで上品なデザインが魅力のメンズコインローファーです。
アッパーはブラックですが靴底がブラウンで、歩いたときにさりげなく見えるのがおしゃれ。
ビジネススタイル以外にも、デニムなどのカジュアルパンツとの相性も良いため、幅広いシーンで使いやすい一足です。

• サドルタイプ ビーフロールハーフサドル
• 素材
  • アッパー 本革
  • ソール 本革、ラバー

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クロケット&ジョーンズ (CROCKETT&JONES)

靴の名産地として有名なノーザンプトンの老舗、「クロケット&ジョーンズ」。
OEM生産の歴史が長く「世界一ラストの多いブランド」として知られています。
様々なブランドと名作を作り上げてきたクロケット&ジョーンズは、クラシック感は残しつつ流行にも馴染む、シーンを選ばないデザインが魅力
特に人気が高いのはタッセルローファーですが、コインローファーにもおしゃれなモデルが揃っています。

クロケット&ジョーンズ (CROCKETT&JONES) ローファー ボストン ダークブラウンスエード (BOSTON DARK BROWN)

クラシックなフォルムに仕上げたクロケット&ジョーンズのメンズコインローファーです。
ブラウンのスエードによってボリューミーなラウンドトゥのシルエットが引き立ち、側面の高さがあるため上品な印象を与えてくれます。

• サドルタイプ ハーフサドル
• 素材
  • アッパー スエードレザー
  • ソール シティソール
• 製法 グッドイヤーウェルテッド製法
• ラスト 314

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パラブーツ (Paraboot)

耐久性があり丈夫で機能的な靴を豊富に展開する「パラブーツ」は、フランスを代表するシューズブランドです。
ビジネス向けシューズがメインの他ブランドと異なり、パラブーツはアルピニスト向けの登山用靴が由来。
そのため、がっしりとしたシルエットのシューズが多く、ラバーソールなど機能性の高い素材が採用されています。
国内の原料を多く使用するなどフランス製にこだわって作られているのもポイントです。

パラブーツ (Paraboot) コロー (CORAUX) マリン (MARINE) ペニーローファー

オイルがしっかりと浸透したアッパーが深みのあるツヤを放つ、ブレイク製法のメンズペニーローファーです。
高いグリップ力を誇る自社製のマリンソールは特殊な構造に作られていて、軽快な歩き心地を実現してくれます。

• サドルタイプ ビーフロールハーフサドル
• 素材
  • アッパー ボイルレザー
  • ソール ラバーソール
• 製法 ブレイク製法

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フラテッリ・ジャコメッティ (F.lli Giacometti)

「フラテッリ・ジャコメッティ」は、イタリアの職人メーカーによるシューズブランドです。
ノルベジューゼ製法によるハンドメイドのクラシックシューズらしい作りを楽しめます。
イタリア内外の高級タンナーとも関係を持っていて、ライニングなどの部分にも高品質な素材を使用し、細部までこだわりを感じられるのが特徴です。

フラテッリ・ジャコメッティ (F.lli Giacometti) ローファー ジャコメッティ (Giacometti) FG254

ブラウンのカラーがクラシカルな印象のホースレザーで作られたメンズコインローファーです。
ノーズは履き口と同じ長さにデザインされているのでシルエットのバランスがよく、アメリカントラッドスタイルとよく合います。

• サドルタイプ ハーフサドル
• 素材
  • アッパー ホースレザー
  • ソール レザーソール
• 製法 ハンドソーングッドイヤーウェルテッド製法

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まとめ

今回はスーツスタイルにも合わせやすいメンズコインローファーの由来や、ブラウンスエードのペニーローファーを紹介しました。
ビジネスシーンで着用する場合は、黒のレザーなどフォーマル感のあるデザインがおすすめです。
お気に入りのコインローファーをコーデに取り入れて、ワンランク上の大人のおしゃれを楽しみましょう。