風鈴おすすめ15選 おしゃれで高級感のある商品や風鈴の歴史についても解説
夏の風物詩のひとつ「風鈴」。
夏休みに縁側で風鈴の音色に耳を傾けた、そんな思い出のある人もいるでしょう。
日本では古くからさまざまな風鈴が各地で作られており、最近では洋風の空間に合うものも増えています。
この記事では風鈴の由来から種類や選び方、近所に「うるさい」と思われないための工夫などを解説。
虹色のガラス風鈴や竹を使ったものなど、通販で販売されているおすすめの風鈴も紹介します。
風鈴の歴史や由来 厄除けの意味も
風鈴の由来は古く、唐の時代の中国で占いに使われていた「風鐸」と呼ばれるものが由来になっている、という説が主流です。
「風鈴」という名が定着したのは平安時代ごろで、当時は貴族が厄除けとして使ったとのこと。
江戸時代になるとガラス文化が伝来し、ガラスの風鈴も作られるようになり、徐々に庶民の暮らしにも浸透していきました。
暑い夏によく感染症が流行したことなどから、厄除けの意味をこめて夏に風鈴を吊るす風習が広く根付いたと考えられています。
ちなみに、赤い色に厄除けの力があると思われていたことから、当時の風鈴は赤いものが多かったようです。
現代における風鈴の魅力・良さ
もともとの由来である厄除けの意味合いは薄れましたが、軒先などに風鈴を吊るして音色の良さを楽しむ風習は、日本の文化にいまも深く根付いています。
風鈴の澄んだ音色を聞くと、なんともいえない心地良い気分になるもの。
うだるような暑い夏の日も、風鈴の音の効果で少し涼しい気分になれます。
実際、風鈴の音色には「1/fゆらぎ」が含まれていて、小鳥のさえずり音や川のせせらぎの音などを聞くのに似たリラックス効果が期待できる、ともいわれてます。
歴史に伝わる厄除け効果だけでなく、美しい風鈴の音をいまの暮らしに取り入れることで、厳しい夏も少し涼しく感じられるでしょう。
風鈴の選び方
さまざまな種類がある風鈴は、いくつかポイントを知っておくと通販サイトなどでも選びやすくなります。
どんな点に着目すると良いか、簡単に説明しましょう。
地域ごとの種類から選ぶ
風鈴は歴史が長く、各地でいろいろな種類のものが作られ続けています。
例えば岩手県では、鉄製でよく響く高めの音が特徴の南部風鈴。
東京都では篠原風鈴本舗と篠原まるよし風鈴で作られている、ガラス製で色鮮やかな絵付けが特徴の江戸風鈴。
他にも神奈川県の小田原風鈴、兵庫県の明珍火鉢風鈴など、いろいろな風鈴が通販で販売されています。
種類ごとの特色を比較して、好みのものを選びましょう。
設置場所に合わせた大きさ
風鈴を選ぶ時は、吊るしたい場所をまず決めて、その場所に合った大きさのものを選ぶと良いでしょう。
部屋の出入り口や玄関など、狭くて人通りが多い場所に飾るなら、小さめで邪魔にならないものがおすすめです。
ちなみに、大きさが変わると音色も変わります。
素材も関わってくるので一概には言えませんが、一般的には大きい風鈴ほど低めの音色で、余韻が長くなると考えておきましょう。
竹など風鈴の素材に注目
風鈴の音色を決めるのは、おもに風鈴の素材。
南部風鈴など金属製の風鈴は「リーン」という高く澄んだ音が特長です。
いっぽう、江戸風鈴をはじめとしたガラス製の風鈴は「リンリン」という短めで軽い音。
竹など自然素材なら「コロンコロン」という柔らかい音。
素材の種類ごとに音色の魅力が違うのがまた面白いところです。
通販の場合、販売サイトで音を試聴できることもあるので、ぜひチェックしてみましょう。
短冊のデザインにも注目
風鈴は音色だけでなく、涼しげな見た目も魅力的。
鐘の部分ももちろんですが、短冊のデザインもよく見るとおしゃれなものが多いです。
シンプルな無地の和紙から、水墨画のような渋いデザイン、千代紙のようなかわいい模様入り、夏祭りを思わせるようなカラフルなものなど、どれもおしゃれで見ている人を飽きさせません。
選ぶ時には、短冊のデザインにも注目してみましょう。
虹色など風鈴の模様にこだわる
もちろん、鐘の部分のデザインにもこだわりたいもの。
金属製の風鈴は、全体的にシンプルでスタイリッシュな雰囲気のものが多い傾向です。
いっぽうガラス製や陶器製の風鈴は、デザインが豊富。
昔ながらの金魚や花火の絵が描かれたレトロなものから、虹色に色付けした幻想的なもの、あえて透明のまま仕上げたものなど、いろいろな種類が販売されています。
お気に入りを楽しみながら探してみましょう。
珍しい形の風鈴もおすすめ
風鈴といえば、まず思い浮かべるのはオーソドックスな丸型や釣り鐘型のものかもしれません。
でも今は、少し変わった形の風鈴もたくさんあります。
例えば三角形や四角形にデザインされたスタイリッシュな風鈴や、花や動物、UFOなどをかたどったユーモラスなものなど。
あまり見かけない形のユニークな風鈴は、ギフトにしても喜ばれるでしょう。
うるさい? 風鈴の吊るし方と注意点
涼しげな音が風鈴の魅力ですが、吊るす場所には注意が必要。
特に住宅密集地や集合住宅では、風鈴の音が「うるさい騒音」と捉えられる可能性もあります。
周囲に迷惑をかけずに風鈴の良さを楽しむには、窓際や玄関などの室内で風が通る場所がおすすめ。
ただし、室内でも風が強い日には風鈴の音もかなり大きくなります。
窓を閉める、風鈴を外しておくなどして、近所の人にうるさいと感じさせないための配慮をしましょう。
通販で販売されている風鈴おすすめ15選
通販で販売されている、おすすめの風鈴を厳選して紹介します。
篠原風鈴本舗や能作など老舗のものから、虹色の風鈴や鳥の形の風鈴など珍しいものまで、幅広く集めてみました。
壱鋳堂 (ITCHU-DO) 風鈴 HANABI
小さな花火の柄がかわいい短冊付きの南部鉄器風鈴
花火の絵柄がかわいい、南部鉄器の風鈴です。
小さめサイズで、高く澄んだ響きがとても涼しげ。
鉄部にはブルーやピンクなどきれいな色が着色されており、可憐な印象をいっそう高めています。
表と裏で色を変えた短冊もおしゃれ。
販売サイトには「うるさい音ではないのが良い」など、高い評価が寄せられています。
- 外形寸法 幅4.5cm 奥行4.5cm 高さ4.8cm
- 素材 鋳鉄、ユポ紙
岩鋳 (Iwachu) 南部鉄器 風鈴 釣鐘 小 あお 27022
寺の釣鐘のようなデザインが重厚感ある南部鉄器風鈴
明治35年創業の老舗「岩鋳」の南部鉄器風鈴。
南部鉄器の風鈴というと誰もがまず思い浮かべるような、オーソドックスな一品です。
シンプルな釣り鐘型のデザイン、渋い色の短冊が小粋で大人っぽい印象。
家で使うのはもちろん、海外の友人へのギフトなどにしてもとても喜ばれそうです。
- 外形寸法 幅5cm 奥行5cm 高さ4.5cm
- 素材 鋳鉄
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岩鋳 (Iwachu) 南部鉄器 風鈴 花 藍短冊 27195
チューリップのようなフレアデザインがかわいい風鈴
上と同じ「岩鋳」の風鈴。
こちらはチューリップのような形に明るい色がかわいい印象です。
南部鉄の重厚な質感と熟練した職人による丹念な仕上げ、上品な藍色の短冊が雰囲気を引き締めていて、かわいいけれど高級感も感じさせる風鈴に仕上がっています。
- 外形寸法 幅5cm 奥行5cm 高さ5cm
- 素材 鋳鉄
石塚硝子 (ISHIZUKA GLASS) アデリア (ADERIA) 津軽びいどろ 風鈴 F71181
水に流したようなマーブル模様が涼しげな津軽びいどろ風鈴
こちらは歴史ある青森の伝統工芸「津軽びいどろ」のガラス風鈴です。
手作りならではの柔らかなフォルムのガラスに、カラフルな色を散らしたデザインは、「ねぶた祭」をイメージしたもの。
華やかさがありながらその場にさりげなく溶け込む、上品なたたずまいに心惹かれます。
- 外形寸法 幅7.5cm 奥行7.5cm 高さ7.6cm
- 素材 ソーダガラス
グラスキャリコ (glasscalico) ガラスの風鈴 レトロプリズム
動くたびに輝くプリズムを思い立たせるガラスの風鈴
ガラス作家、岩沢達さんのデザインによるガラス風鈴。
厚みのあるガラスの釣り鐘に虹色の着色が施された風鈴は、繊細でどこかレトロな雰囲気。
風に揺れるたびに、虹色の色彩も幻想的に揺らめきます。
リラックス効果たっぷりの音も魅力。
ガラスの良さである軽やかな音色が楽しめます。
- 外形寸法 幅6cm 奥行6cm 高さ10cm
- 素材 ガラス、特殊和紙、紐
清水柾 風鈴 カザミドリ
鳥をモチーフにした丸いフォルムがユニークな風鈴
こちらはガラス作家の清水柾さんデザインの一品。
「風が吹いたことを知らせる鳥」というコンセプトで作られた風鈴です。
ぽってりしたフォルムとすました表情がユーモラスで、その場を少し明るくしてくれそう。
ボーダー柄の布製の短冊もポップでおしゃれな雰囲気です。
- 外形寸法 幅6cm 奥行8cm 高さ12cm
- 素材 ガラス、布
公長齋小菅 ガラス風鈴 たまゆら
ガラスに竹の組み合わせがシンプルながら美しい風鈴
120年以上の歴史を誇る竹工芸品ブランド「公長齋小菅」のガラス風鈴です。
ガラスと竹という異素材の組み合わせがとてもおしゃれ。
音色もガラスどうしが触れ合って出る音に比べて、「うるさい」と感じにくい柔らかさがあります。
短冊や紐にも自然素材を用いた、ナチュラル感たっぷりの風鈴です。
- 外形寸法 幅7cm 奥行7cm 高さ7cm
- 素材 ガラス、竹、麻、麻紐
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せともの本舗 (SETOMONO HONPO) 江戸風鈴 花火
色鮮やかな花火が描かれた懐かしい雰囲気のガラス風鈴
子供のころの祭りの屋台に吊るしてあったような、懐かしい雰囲気の江戸風鈴。
ガラス玉にも短冊にも色鮮やかな花火がいっぱいに散らされたノスタルジックなデザインが、昔ながらの日本の夏を思い出させてくれます。
買いやすい値段も魅力的です。
- 外形寸法 幅5.5cm
篠原風鈴本舗 江戸風鈴 特選小丸 五匹金魚 ガラス風鈴
日本の夏の風物詩、金魚が泳ぐかわいらしいガラス風鈴
大正3年創業の江戸風鈴の老舗「篠原風鈴本舗」の一品。
ガラス玉の内側から描かれた5匹の金魚は、繊細でしっとりした雰囲気。
職人による妥協のない手作業が、さりげない上品さを醸し出しています。
切り口の部分にわざと凹凸を残し、涼やかな音が出るように仕上げているのもポイントです。
- 外形寸法 幅8cm 奥行8cm 高さ7cm
- 素材 ガラス、木綿、アクリル、紙
能作 風鈴 marumaru 101100
スタイリッシュな真鍮製の風鈴はモダンインテリアにマッチ
富山県の歴史ある鋳物ブランド「能作」による、真鍮製の風鈴です。
一見シンプルな丸型のフォルムは、デザイナーの曲線へのこだわりの賜物。
温かみのある真鍮の質感と手作業でのロクロ仕上げによる表面加工が、高級感をより一層高めています。
長く愛用したい人におすすめの逸品です。
- 外形寸法 幅4.8cm 奥行4.8cm 高さ4.2cm
- 素材 真鍮
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Hacoa×能作 風鈴 KURU-RIN
真鍮素材で作られた、デザイン性の高いおすすめ風鈴
「能作」とおしゃれな木製雑貨のブランド「Hacoa」のコラボによる風鈴。
かんなくずのように丸まったヒノキの突き板を使った短冊が、風を受けてくるくると回ります。
真鍮の風鈴は、伸びの良さとつややかな音色が特長。
高級感の中にかわいらしさを感じさせる、デザイン性の高い一品です。
- 外形寸法 幅5cm 奥行5cm 高さ12.8cm
- 素材 真鍮、桧つき板
能作 風鈴 ホルン e00064
ギフトにおすすめ、スマートな印象のおしゃれな真鍮製風鈴
こちらも「能作」の風鈴。
楽器のホルンのようにすらっと伸びたフォルムがスタイリッシュで、クールな印象です。
モダンなインテリアでまとめたリビングなどにもよく似合うでしょう。
母の日や還暦祝いなど、上質なものを好む大人へのギフトとしても喜ばれています。
- 外形寸法 幅4.5cm 奥行4.5cm 高さ13.3cm
- 素材 真鍮
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駿河竹千筋細工 軒風鈴 清風 H-3 42003MI
鋳鉄と竹細工が組み合わされた、和の雰囲気溢れる風鈴
江戸後期から続く静岡の伝統工芸「駿河竹千筋細工」。
その歴史ある技法で作られた竹かごに、南部風鈴を組み合わせた一品です。
繊細な竹細工は目にも涼しげで、南部風鈴の澄んだ音とあいまってとても風流な雰囲気。
大切に使い続けることで、竹特有の味わいやつやが出てくるのも魅力的です。
- 外形寸法 幅15.5cm 奥行15.5cm 高さ10cm
- 素材 駿河竹、鋳鉄
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駿河竹千筋細工 軒風鈴 虫篭 H-4 42004MI
虫籠のようなデザインが特徴的な、落ち着きある風鈴
「駿河竹千筋細工」が長年手がけている「虫かご」が風鈴になった一品。
江戸時代には、かごに入れた虫の鳴き声を楽しむ遊びが庶民の間で流行していました。
虫かごの形をしたこの風鈴の音から、遠い江戸時代の暮らしを想像するのも楽しそうです。
竹は雨に弱いので、飾る時は室内の風が通る場所を選びましょう。
- 外形寸法 幅10.5cm 奥行9.7cm 高さ8cm
- 素材 駿河竹、鋳鉄
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能作 へいりん 四角
シンプルながら個性的で洗練された印象を与える風鈴
珍しい形が目を惹く「能作」の風鈴です。
平たい四角形の枠と小さな球で構成されたデザインは、洗練された知的な印象。
風鈴というより「美しい音の出るアーティスティックなオブジェ」といった雰囲気をまとっています。
上質なケースに日本語と英語で書かれたパンフレットも付属し、ギフトにも最適です。
- 外形寸法 幅5.8cm 奥行0.6cm 高さ5.8cm
- 素材 真鍮
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まとめ
風鈴の由来や選び方、おすすめの商品などを紹介しました。
もともとの由来である厄除けの意味合いはなくなりましたが、風流を感じさせてくれる風鈴の良さは今も変わりません。
最近では虹のような色の風鈴や竹を使った涼しげなものなど、いろいろな風鈴が通販で販売されています。
「音がうるさい」と近所に思われないよう飾る場所やマナーには注意しながら、美しい音色とデザインを楽しんでみてはいかがでしょう。