スマホケースの汚れの落とし方 黄ばみ・黒ずみをシリコンなど素材別に解説

スマホ片手に作業する人の写真
出典:Pixabay

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毎日触れたり持ち歩いたりするスマホケースは、使っていると黄ばみや黒ずみが気になるもの。
この記事ではゴム、シリコン、ポリカーボネートなど、スマホケースの素材別の特性を紹介。
さらに、黄ばみや黒ずみなどといった汚れの原因や落とし方を解説します。
黄ばみや黒ずみを防止できる簡単な掃除方法と、オキシクリーンや激落ちくんなど汚れ落としに役立つアイテムも紹介します。

目次

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スマホケースの黄ばみや汚れが気になる

布・革素材のスマホケースだけでなく、シリコンやポリカードネートのクリアケースも使い込むうちに汚れていってしまいます。
特にケース全体に広がる黄ばみや黒ずみが気になり、落とし方や防止策を知りたい人も多いのではないでしょうか。
スマホケースの汚れの落とし方や普段の手入れ方法は、ケースの素材によって変わってきます。

スマホケースの汚れの原因は?

スマホケースの汚れや落ちにくい黄ばみの原因について解説します。
汚れや黄ばみの原因に適した落とし方や掃除方法を選ぶために、原因を押さえておきましょう。

黄ばみ

スマホケースの黄ばみには、複数の原因が考えられます。
黄ばみの原因となる汚れや特徴について、それぞれ見ていきましょう。

黒ずみは手垢

プラスチック系の場合でも布製や革製の場合でも、スマホケースの黒ずみの原因は手垢が主。
特に、いつも触れている場所に黒ずみができやすいため注意が必要です。
黄ばみを放置して劣化が進行すると黒ずみも悪化しやすくなるので、こまめに掃除することが大切です。

素材別のスマホケースの特徴

素材別のスマホケースの特徴と、汚れの落とし方や普段からできる掃除方法をそれぞれ解説します。
ただし、劣化による汚れは落とすことができないため、買い替える必要があることに注意しましょう。

シリコン(ゴム系)

加工しやすく、デザイン性の高いスマホケースなどに使われるゴム系のシリコン。
弾力性や耐衝撃性が高いため、スマホケースに傷がつきにくく、衝撃から本体を守ります。
耐熱性や撥水性も高く、熱や水滴などの影響も受けにくい傾向です。
その一方で粘着性があり、小さなゴミや衣類の埃などが付着しやすいというデメリットもあります。

熱可塑性ポリウレタン(TPU)

TPU(熱可塑性ポリウレタン)は透明度が高いプラスチックの樹脂素材です。
シリコンの柔軟性とプラスチックの強度を併せ持ち、両者の中間程度の硬さがあります。
傷がつきにくく衝撃にも強いですが、熱によって変形してしまうことも。
また、化学薬品によって変色することもあるため、掃除の際は用いる洗剤の種類に注意が必要です。

ポリカーボネート

ポリカーボネートは硬めのプラスチック素材です。
耐衝撃性に優れており、強度は同じ厚みのアクリルの30倍、ガラスの200倍。
透明度が高く、軽くて加工しやすいため、スマホのハードケースに使われます。
手入れが簡単ですが、薬品に対する耐性が低く、アルコールやシンナーなどによって劣化するため注意が必要です。

革・合皮

柔らかく弾力性があって加工しやすい革や合皮は、手帳型のスマホケースに使われることが多いです。
使い込むごとに色や手触りが味わい深く変化し、長く使えるのが特徴です。
ただし湿気に弱く、手垢や汚れを放置すると黒ずみやカビの原因になってしまうことも。
長く使うためには普段からの手入れが重要です。

ファブリック

布素材も加工しやすく耐久性が高いため、手帳型のスマホケースによく使用されます。
保護力が高く、汚れや衝撃からスマホを守り長持ちするのが特徴。
布の種類や色柄によって多様なデザインが楽しめるのもファブリックケースの魅力です。

シリコンケースの黄ばみ・黒ずみ汚れの落とし方 | オキシクリーン

シリコンケースの黄ばみは以下の方法で落とします。

  1. 水とオキシクリーンなどの酸素系漂白剤を同じ割合で容器に入れて溶かす
  2. ケースを1に浸け、日当たりのよい場所に数日間置く
  3. 水洗いして自然乾燥

黒ずみの落とし方は以下の通りです。

  1. 表面の埃やゴミをセロハンテープなどで取り除く
  2. 歯ブラシに歯磨き粉を付け、黒ずみを優しくこすり落とす
  3. 水洗いして自然乾燥

タオルなどで拭くと繊維が付くため、自然乾燥がおすすめです。

シリコンケースの普段の簡単な掃除・洗う方法 | 重曹

粘着性があるシリコンケースには洋服の埃や小さなゴミがよく付着するため、普段からこまめに掃除しておきましょう。

  1. 少量の埃やゴミであればコロコロやセロハンテープを使って取り除く
  2. 埃や汚れがひどい場合は、汚れの部分に木工用ボンドを塗り、固まったらゆっくり剥がす

洗い方は以下の通りです。

  1. スマホケースに重曹を振りかける
  2. 水で湿らせた歯ブラシでケースをこする
  3. 重曹を温水でしっかりすすぐ

TPUケースの黄ばみ・黒ずみ汚れの落とし方 | 激落ちくん

TPUの黄ばみの落とし方として、洗剤や水を含ませた激落ちくん等で表面を軽くこする方法がおすすめ。
激落ちくんを使ったTPUの黒ずみの落とし方は以下の通りです。

  1. 少量の水を含ませた激落ちくんを固くしぼる
  2. シリコンケースに傷がつかないよう、角だけを使って優しくスマホケースの汚れをこする

激落ちくんを使うほか、シリコンケースと同じく水と酸素系漂白剤でつけ置きする方法もあります。

TPUケースの普段の簡単な掃除・洗う方法 | 中性洗剤または重曹

TPU素材のスマホケースは、柔らかい布で乾拭きが手入れの基本です。
乾拭きで簡単に落ちない汚れは、以下のように落とします。

  1. 中性洗剤を溶かした布でケースの汚れを拭き取る
  2. 固く絞った布で洗剤をよくふき取ってから乾燥させる

洗う方法は以下の通りです。

  1. 水で薄めた中性洗剤または重曹を歯ブラシに付け、優しく円を描くようにスマホケースをこする
  2. 流水で洗剤や重曹を洗い流して乾燥させる

ポリカーボネートケースの黄ばみ・黒ずみ汚れの落とし方 | 中性洗剤

ポリカーボネートの黄ばみは、中性洗剤を使った方法で落とせます。
ポリカーボネートの黒ずみの落とし方は以下の通りです。

  1. 軽い手垢汚れは乾拭きする
  2. 乾拭きで落ちない黒ずみは、水で薄めた中性洗剤を含ませた布を固く絞り、優しくこすり落とす
  3. 固く絞った布で洗剤を拭き取り乾燥させる

アルコールやシンナーは劣化するおそれがあるので使わないでください。

ポリカーボネートケースの普段の簡単な掃除・洗う方法 | 中性洗剤

ポリカーボネート素材のスマホケースの手入れは、TPUと同様で柔らかい布で乾拭きが基本です。
乾拭きで簡単に落ちない汚れは、以下のように落とします。

  1. 中性洗剤を溶かした布でケースの汚れを拭き取る
  2. 固く絞った布で洗剤をよくふき取り、乾燥させる

洗う方法は以下の通りです。

  1. 水で薄めた中性洗剤または重曹を歯ブラシに付け、優しく円を描くようにスマホケースをこする
  2. 流水で洗剤や重曹を洗い流してから乾燥させる

革・合皮ケースの黄ばみ・黒ずみ汚れの落とし方 | クリーム

本革や合皮の軽い黒ずみは消しゴムでこすって簡単に落とせます。
本革のひどい黒ずみは、専用のクリームを使いましょう。

  1. 柔らかい布にクリームを少しつけ、優しく磨く
  2. 全体を磨き、クリームが乾いたら、柔らかい布で拭きあげる

合皮のひどい黒ずみは、中性洗剤を使います。
目立たない場所で色落ちしないか事前に試してください。

  1. 黒ずみ部分に水で薄めた中性洗剤を吹きかける
  2. 固く絞った布で洗剤をよくふき取り、ドライヤーで乾かす

革・合皮ケースの普段の簡単な掃除・洗う方法 | 消しゴム

革製品は湿気に弱いため、本革も合皮も手入れの基本は乾拭きです。
水洗いや水拭きは革を痛めたりカビの原因となったりするため避けましょう。
普段からケースに付着した手垢や汚れを柔らかい布でこまめに拭き取ると、黒ずみを予防できます。
汚れが目立つ場合は、消しゴムで軽くこすって落としてください。
革専用の消しゴムなどの専用ケア用品があれば、なおよいでしょう。

ファブリックケースの黄ばみ・黒ずみ汚れの落とし方 | おしゃれ着用洗剤

布素材の黄ばみや黒ずみの主な原因は、皮脂汚れやヤニによるものです。
紫外線によるダメージや日焼けはありますが、透明ケースほど黄ばむことはないでしょう。
布製スマホケースの汚れ落としにはおしゃれ着用洗剤がおすすめです。

  1. 水で薄めたおしゃれ着用洗剤に浸したタオルなどを固く絞り、汚れた部分を軽く叩く
  2. 固く絞ったタオルで1の部分を軽く叩き、洗剤成分を拭き取る
  3. 乾いた布で水分を拭き取り、よく乾燥させる

ファブリックケースの普段の簡単な掃除・洗う方法 | 消しゴム

布製といってもスマホケースの場合は布以外の素材も使われているため、丸洗いはできません。
素材によっては縮んだりボロボロになったりする可能性があるため、水洗いは避けましょう。
普段からこまめにブラシなどで埃や汚れを落とすことで、黄ばみや黒ずみを防止できます。
汚れが目立つようであれば、消しゴムで軽くこすると落とせます。

黄ばみや黒ずみの防止方法はある?

ある程度の黄ばみや黒ずみなら簡単な掃除で防止できますが、劣化による黄ばみを防ぐことは難しいでしょう。
黄ばみを気にせず透明ケースを使いたいのであれば、最初から変色しにくい素材を選ぶのがおすすめです。
強化ガラスを使用したクリアケースに変えることも検討しておきましょう。

スマホケースの汚れ落としアイテム5選

ここからは、スマホケースの素材に合わせて選べるおすすめアイテムを紹介します。
スマホケースの黄ばみや黒ずみ、普段の汚れ落としや洗う時に使えるアイテムを集めました。

花王 (Kao) 食器用洗剤 キュキュット 本体 240ml

濃密泡が透明ケースの手垢や汚れをしっかり落とし、除菌もできる中性洗剤

キュキュットをはじめとする台所用洗剤は、透明スマホケースの洗浄に便利。
濃密泡が黒ずみの原因となる皮脂や手垢をすっきり落とします。
すすいだあとの水切れが早いのもうれしいポイント。
洗浄とともに除菌もできるため、スマホケースを清潔に保てるでしょう。

  • 内容量 240ml
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東邦 (TOHO) ウタマロ クリーナー 400ml

透明スマホケースの黄ばみや黒ずみ予防に。水垢が付きにくい住居用洗剤

住居用洗剤のウタマロクリーナーは透明なスマホケースの手入れにおすすめ。
アミノ酸系の洗浄成分がスマホの汚れをきれいに落としてくれます。
普段から使うことで黄ばみや黒ずみの防止にも。
水垢が付きにくく、透明ケースをきれいに洗い上げることができるでしょう。

  • 内容量 400ml
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ニチガ (NICHIGA) 国産重曹 1kg 東ソー製 食品添加物

研磨作用で透明ケースの頑固な汚れも落とせる大容量の重曹

透明スマホケースを普段から洗って手入れしたい人におすすめの、食品グレードの重曹です。
研磨作用があるため、頑固な汚れも落としてくれます。
手入れの際は歯ブラシを使って優しくこするのがポイントです。
食品にも使えるので、掃除以外にも料理などで活用することができます。

  • 内容量 1000g
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グラフィコ (GRAPHICO) オキシクリーン 1500g

酸素の力で透明スマホケースの皮脂やくすみを落とす酸素系漂白剤

透明スマホケースの黄ばみ落としにおすすめの酸素系漂白剤、オキシクリーンです。
オキシクリーンをお湯に溶かすことで、発生した酸素の泡が黄ばみの原因となる皮脂や汚れを落とします。
汚れを落とすだけでなく除菌もできるので、使い勝手のよいアイテムといえるでしょう。

  • 内容量 1500g
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花王 (Kao) 洗たく用洗剤 エマール リフレッシュグリーンの香り 本体

布製ケースの汗・皮脂を落とし、黄ばみの防止策にもなるおしゃれ着用洗剤

布製スマホケースの汚れ落としには、おしゃれ着洗いのエマールがおすすめ。
ファブリックに染み込んだ汗や皮脂汚れをすっきり落とし、色褪せ、黄ばみや黒ずみの原因も防止してくれます。
水で薄めたエマールを含ませて絞ったタオルなどで軽く叩くだけと簡単に洗うことができます。

  • 内容量 500ml
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まとめ

今回は素材別にスマホケースの黄ばみや黒ずみの落とし方を解説しました。
また、黄ばみや黒ずみの防止として、普段から行いたい簡単な掃除方法も紹介しました。
日頃触っているスマホケースはいつの間にか汚れているものです。
紹介したオキシクリーン、激落ちくんなどを使い、気になる汚れをすっきり落としてスマホケースを長持ちさせましょう。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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