封筒にテープのりは失礼?糊付けはのりとテープどっちか調査 貼る位置やコツも紹介
御礼や履歴書の封筒に糊付けするときは、のりとテープのどっちを使えばよいか、位置などのマナーにも迷ってしまいがち。
しかし、事前に糊付けのコツを把握しておくと、大量の封筒も手早くきれいに仕上げられます。
今回は封筒の糊付けに使うアイテムや大量に糊付けするときの貼り方のほか、スティックのりやテープといったおすすめのアイテムを紹介します。
封筒の糊付けにはのりとテープどっちを使う?
封筒の糊付けでよく使われるのりとテープですが、どっちを使えばいいのかは用途を基準にして判断するのがポイント。
基本的にはしっかりと封ができ、剥がれにくいものが適しています。
そのため、大切な書類を送る機会の多いビジネスシーンでは、剥がれるおそれのあるセロテープは避けましょう。
郵送などで中身の紛失が気になる場合は、のりとテープの両方でとめると安心です。
封筒の糊付けはテープのりだと失礼?
剥がれやすいセロハンテープや、見た目の良くないガムテープで封筒の糊付けをするのは失礼にあたることがあります。
それでは、同じくテープ状の接着剤であるテープのりも失礼なのでしょうか。
テープのりは見た目もきれいに見えて剥がれにくいので、封筒の糊付けをしても大丈夫です。
また、同様に両面テープの使用も問題ありません。
郵送中に開いてしまわないか心配な人は、後で紹介する剝がれにくくするコツもチェックしてください。
封筒に糊付けできるアイテムの種類
封筒の糊付けに使えるのりやテープの種類には、液体のりやスティックのり、両面テープやセロハンテープなどがあります。
液体のり(水のり)
ビジネスシーンで液体のりかスティックのり、どっちを使おうか迷ったときは、しっかりと接着できて剥がれにくい液体のりがおすすめ。
シワになりやすいので、強度や厚みのある封筒に適しています。
水分が少ないタイプを選ぶと、封を閉じたときにのりがはみ出しにくいでしょう。
スティックのり
スティックのりは細かな箇所にも塗りやすく、気軽に使えるのが特徴。
塗ったあとも封筒が波打ったりシワができたりしないため、きれいに仕上げたいときにおすすめです。
ただし、液体のりに比べて剥がれやすいので、粘着力に注目して選ぶのがポイント。
テープのり
テープのりは扱いやすく、利便性に優れているのが魅力です。
のりを乾かす手間がないので、封筒の糊付け作業をスピーディーに進めたいときにも適しています。
デスクや手を汚さず糊付けできるため、どんなシーンでも使いやすく便利です。
両面テープ
両面テープは手早く簡単に貼り付けられ、きれいな見た目に仕上がるのが特徴です。
効率よく作業を進められるため、大量の封筒を糊付けする場合にもおすすめ。
封筒の内側に貼るとしっかりと付いて剥がれにくくなり、書類を送る際も安心です。
セロハンテープ
セロハンテープは剥がしやすく、社内の書類を回覧するときなど封筒を繰り返し使う場合に便利です。
履歴書のように大切な書類を入れる際には適していません。
ビジネスシーンでどっちの糊付け方法にするか迷っているなら、セロハンテープは避けましょう。
テープのり付き封筒
テープのり付き封筒は、あらかじめ封筒のフタ部分にテープのりが貼られている封筒のこと。
保護テープを剥がすだけで簡単に糊付けを行えるため、封筒の口を接着して使う予定のある返信用封筒や販促物などに適している種類です。
【100人に調査】のりとテープどっちを使う?
今回イエコレクション編集部では、封筒で書類や手紙を送る100人を対象にアンケートを実施。
封筒の糊付けに使用しているアイテムなどを伺いました。
最も多かった回答は「のり」で84%、2位は「テープ」で13%、3位は「テープのり付き封筒」でした。
100名中84名が選択した「のり」の中でも、最も多かったタイプが「スティックのり」で54名、次に「テープのり」18名、「液体のり」12名が続きました。
「テープ」13名の内訳は「セロハンテープ」7名、「両面テープ」が5名、「OPPテープ」が1名でした。
「スティックのり」と答えた理由では「留めているところがきれいに見えるから」「液体のりは封筒がよれたり、中身が湿気ってしまう」などの回答が多数。
「テープのり」と答えた人からは「手や封筒のつけたい部分以外にのりが付くことを懸念することなく、ふちギリギリまで貼ることが出来る」といった意見がありました。
「両面テープ」と答えた人からは「のりによって紙部分がふやけることなく、かつしっかりとつけられる」という声も。
剥がれにくくするコツ 糊付け位置がポイント
糊付けが剥がれにくくするコツを紹介します。
封筒の口が剥がれてしまうのを防ぐには、糊付けするときの位置に注意するのがコツ。
液体のりやスティックのりの場合は、封筒のフタの端の位置まできちんと糊付けするのがポイント。
両面テープの場合は、封筒裏面のフタが重なる位置に貼りましょう。
封筒の口が開かないようにしっかりと接着されていると、剥がれたり破れたりといったトラブルも避けられます。
また、適切な量ののりを使う、空気を入れずに貼るといった工夫も、剥がれにくくするためのコツです。
【100人に調査】剥がれにくくするコツやアイデアを教えて
次に、アンケート回答者から得られた剝がれにくくするコツやアイデアを紹介します。
「スティックのり」の場合
・スティックのりを端まで塗る。その後セロハンテープを貼る
・ムラが無いように塗り、乾くまで重しをのせておく
・下に要らない紙をしき、端までまんべんなくぬる。またベタベタ出てきたら、ティッシュでふき、セロハンテープまたはマスキングテープを貼る
「テープのり」の場合
・テープのりを細いタイプのものではなく、封筒いっぱいに糊付けできる大きい幅のあるものを選んでつける
・端の方まで必ずコの字に貼っている
・糊付けした後さらにテープで止めると確実
「両面テープ」の場合
・中の空気を抜いて平らにしてから貼る
・多少値段の高い質の良い両面テープを使用
・両面テープで貼った後にセロハンテープを貼る
のりとテープを両方使っていたり、のりが乾くまで重しを乗せたりするなど、封筒の糊付けが簡単に剥がれないように工夫を凝らしている人が多いようです。
大量の封筒を糊付けするときの貼り方
大量の封筒を糊付けするときも、効率よくできる貼り方を知っておくと作業時間を短縮できて便利です。
まずは封筒を5枚ほど取り、まとめてフタの位置を軽く折ります。
次にフタののりしろ部分が等間隔に見えるように、封筒をずらして並べます。
封筒を並べられたらのりを横向きに動かし、のりしろの位置をまとめて塗りましょう。
端までしっかりと塗れたら、1番上の封筒から閉じていきます。
無駄な動作を無くし、作業の効率をアップさせることが手早く進めるためのコツです。
御礼や履歴書の封筒に糊付けは必要?
御礼や履歴書など大切なものを入れる封筒には糊付けの必要があるかどっちか迷ってしまうもの。
御礼や履歴書を入れる封筒の糊付け貼り方を知っておきましょう。
手渡しの履歴書は糊付け不要
履歴書を手渡しする場合、封筒の糊付けは不要です。
履歴書を封筒に入れる際は、上下の向きにも気を付けましょう。
履歴書はクリアファイルで挟んでおくと、折れたり曲がったりすることなくきれいに持ち歩けて安心です。
御礼は糊付けがいらないケースが多い
御礼の封筒に糊付けするかは、シーンや用途に合わせて判断します。
お心付けやお車代は糊付け必須ではなく、シールで封をしても問題ないケースが多いです。
お布施の場合も明確なルールは無く、糊付けは不要。
会計担当者が作業しやすいよう、御礼は内袋にも糊付けしないのが一般的。
いずれの場合も御礼の金額が多いときは、きちんと糊付けした方が安全です。
糊付けした後は「封字」も忘れずに
糊付けした封筒には、封じ目の位置に封字を書くのがマナー。
封字は封をしたことと開封されていないことの証明になるので、ビジネスシーンでは特に気を付けたい要素です。
封字にはいくつか種類があり、文書の種類や用途に合わせて使い分けるのもポイント。
洋封筒の場合は英文手紙のマナーに準じるため、横書きの封筒に封字は不要です。
封筒の糊付けにおすすめのアイテム9選
スティックのりや液体のり、両面テープなど、封筒を糊付けするときに用意しておきたいアイテムを紹介します。
貼り方に迷っている人にもおすすめの便利なテープのり付き封筒もピックアップしました。
キングコーポレーション (KING CORPORATION) 封筒ホワイト 長形3号 テープ付 100枚 N3W80Q100
職場や得意先へ手紙を出すときにもおすすめの白いテープのり付き封筒
郵便枠のみがデザインされた、清潔感ある白色のテープのり付き封筒。
3つ折りしたA4サイズの文書がちょうど収まる、普段使いしやすい3号封筒です。
ワンタッチ式のテープは、剥離紙を剥がすだけの貼り方なので、職場以外での作業にも便利でしょう。
- 外形寸法 幅12cm 高さ23.5cm
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マルアイ (Maruai) 封筒 A4 角形2号 角2 茶封筒 クラフト封筒 テープ付 50枚 PKO-528
A4書類がそのまま入るテープのり付き封筒は履歴書にもおすすめ
しっかりと厚みのあるクラフト紙で作られた、A4サイズのテープのり付き封筒です。
ワンタッチで簡単に封ができるため、書籍や雑誌、販促物を大量発送するときにもおすすめ。
厚手の紙質なのでインクのにじみが少なく、きちんとした印象を与えられます。
- 外形寸法 幅24cm 高さ33.2cm
- 重量 821g
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ニチバン (NICHIBAN) セロテープ® 15mm×35m 5巻CT-15355P
職場のデスクや自宅にひとつあると便利に使えるセロハンテープ
封かんだけでなく工作や包装、ポスター貼りなどさまざまな用途で活躍する、ニチバンのセロテープです。
静電気が発生しにくい素材で作られているため、ほかの紙に貼り付いてしまうことがなく、スムーズに作業を進められます。
- テープのサイズ 幅1.5cm 全長35m
- 重量 208g
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ニチバン (NICHIBAN) 両面テープ ナイスタックTM 強力タイプ NW-K15
封筒の糊付け以外にさまざまな使い道がある両面テープ
強力タイプでしっかりと貼り付けられる、ニチバンの両面テープです。
剥離紙には5mmごとに目盛り線が記載されているため、封筒のサイズに合わせてぴったりにカットできるのが便利。
収納時もテープの側面に汚れが付きにくく、きれいに使い続けられるのもポイント。
- 外形寸法 幅12cm 奥行2cm 高さ11cm
- テープのサイズ 幅1.5cm 全長18m
- 重量 95g
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トンボ鉛筆 (Tombow) 液体のり アクアピット 3個 HCA-311
2タイプの塗り口でシーンに合わせて使える大容量の液体のり
太口と細口の2タイプの塗り口を備え、どっちも使えるのが嬉しい液体のりです。
太口は段差のある位置にもしっかり密着するため、塗ったときにムラができにくい点が魅力。
こちらののりには酸が含まれていないので、長期間の貼り付けでも写真や紙が傷まないのもポイントです。
- 外形寸法 幅3.4cm 奥行2.8cm 高さ13.4cm
- 重量 70g(1本)
- 容量 50ml(1本)
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コクヨ (KOKUYO) スティックのり グルー (GLOO) しっかり貼る Sサイズ 5個 タ-G301-5P
角までしっかり糊付けできる機能性に優れたおしゃれなスティックのり
機能性や実用性を考えて作られた、四角い形状のスティックのりです。
紙の角まできれいに塗れるほか、転がりにくくツマミを握りやすいのも特徴。
乾燥後に消える色付きのりのため、塗り残しが一目で分かり使いやすいでしょう。
- 外形寸法 幅2.7cm 奥行2.7cm 高さ8.8cm
- 重量 28g(1本)
- 容量 10g(1本)
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プラス (PLUS) プリット (Pritt) スティックのり ミディアムサイズ 3本セット NS-702-3P
子供にもおすすめ、強粘着が頼もしい植物由来のスティックのり
気軽な普段使いから厚手の封筒の糊付けにも適した、おすすめのスティックのり。
粘着力と接着力が強いため、厚紙でもしっかり貼り付いて剥がれにくいのが特徴です。
のりには植物由来の成分が使われているので、小さな子供も安心して使えます。
- 外形寸法 幅2.6cm 奥行2.6cm 高さ9.5cm
- 重量 38g(1本)
- 容量 20g(1本)
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プラス (PLUS) ノリノハイパー 超強力に貼れる TG-0944
手やデスクを汚さずに交換式で繰り返し使えるテープのり
さまざまなシーンで手軽に使えるのが便利な、交換式のテープのりです。
テープは3層構造で強力に貼り付くため、ずり落ちや剥がれに強いのが特徴。
本体ケース外側のボタンを押すだけでキャップが開くので、片手でも楽に作業を行えます。
- 外形寸法 幅6cm 奥行2.8cm 高さ10cm
- テープのサイズ 幅1.5cm 全長12m
- 重量 49g
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コクヨ (KOKUYO) テープのり ドットライナー 強粘着 タ-DM400-08N
キレがよく軽い力でストレスなく糊付けできるテープのり
のり面がドット状になっており、糸引きがなく自在に扱いやすいテープのりです。
先端にはローラーが採用され、カーブを描いている箇所も軽い力でスムーズに糊付けが可能。
酸を抑えたのりが使われているため変色しにくく、スクラップブック作りにも適しています。
- 外形寸法 幅5cm 奥行2.5cm 高さ9.5cm
- テープのサイズ 幅0.84cm 全長16m
- 重量 40g
まとめ
今回は封筒の糊付けに使えるおすすめのアイテムと、大量に糊付けするときの貼り方などを紹介しました。
ビジネスシーンでは接着力の強いのり、大量の糊付けにはテープというように、用途に適したアイテムを選ぶのが大切。
また、履歴書や御礼の糊付けなどで糊付け必要か不要か、どっちか迷ったときは、マナーを基準にするのもおすすめです。
正しい糊付け方法を知って、大切な封筒をきれいに閉じましょう。