【100人に調査】洗濯ネットに入れるもの・入れないもの 使い方のコツも解説
洗濯ネットは毎日使っているけれど、実は正しい使い方をよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、洗濯ネットのメリットやデメリット、ネットに入れるものと入れないものの基準や正しい使い方を解説。
洗濯ネットを使わないとどうなるか、衣類を複数入れるのはありかなしかといった疑問にも答えます。
洗濯ネットは全部で何枚必要なのかも一緒に考えてみましょう。
【使わない人も必見】洗濯ネットを使わないとどうなる?
洗濯ネットを使う人も使わない人も、まずは洗濯ネットを使わないとどうなるかを押さえておきましょう。
洗濯ネットを使わないとどうなるかというと、以下のようなトラブルが起こる恐れがあります。
- 摩擦によって衣類が傷む
- 衣類同士が絡み合ってしわになる
- 型崩れする
洗濯ネットは衣類を保護する役割を持つため、普段使わない人もこまめに使うのがおすすめです。
洗濯ネットを使うメリット
洗濯ネットを使用するメリットを3つにまとめて紹介します。
衣類同士の絡まりや色移りの防止になる
洗濯中に衣類同士が絡まると生地を傷めたり、色移りしたりする恐れがあります。
そんなとき洗濯ネットに入れることで衣類が広がらず、衣類同士が絡むのを防げます。
また、ネットの外側にある衣類と直接触れないので、 色移りの心配も軽減されます。
ジーンズなど絡まりやすく色移りの心配がある衣類は、 洗濯ネットを使用しましょう。
糸くずやゴミなどが付かないようにする
洗濯ネットを使用すると、洗濯中に他の衣類の糸くずやゴミが衣類に付着するのを防げます。
糸くずやゴミがついた衣類は見栄えが悪いだけでなく、洗濯後に糸くずやゴミを取る手間も生じます。
洗濯ネットを活用して、洗濯後の手間を省き、お気に入りの服をきれいに保ちましょう。
摩擦や毛玉の発生を抑える
洗濯ネットに入れて洗うと衣類同士の摩擦が軽減されるため、毛玉の発生を抑えることができます。
また、衣類同士の摩擦を防ぐことで、大切な衣類が劣化する速度も抑えられます。
毛羽立ちや毛玉のないきれいな状態でお気に入りの服を長く着られるのは、洗濯ネットを使う大きなメリットといえるでしょう。
洗濯ネットを使うデメリット
メリットがたくさんある洗濯ネットですが、もちろんデメリットもあります。
汚れが落ちない場合がある
洗濯ネットのデメリットは、衣類の全体に洗剤が行き渡りにくくなるところ。
また、もみ洗いや叩き洗いによる摩擦が少なくなります。
そのため、洗濯ネットなしで洗うときより洗浄力が低くなり、汚れが落ちない場合もあります。
汚れが落ちない場合は汚れに直接洗剤をつけ、洗濯機に入れる前に手洗いするといいでしょう。
洗濯ネットの小分けや出し入れに手間がかかる
衣類もタオルも全部ネットに入れようとする場合、洗濯のたびに小分けや出し入れするのに時間や手間がかかってしまいます。
洗濯物が多いときや忙しいときは、全部ではなく色柄物や型崩れが気になるものだけ洗濯ネットを使用するなど、優先順位をつけて工夫しましょう。
洗濯ネットの収納場所が必要
洗濯ネットをサイズ違いでたくさん揃えると、収納場所も必要になります。
なお、洗濯ネットを濡れたまま収納すると湿気やカビの原因となるため、よく乾かしてから収納しましょう。
洗濯ネットは洗濯機周りを収納場所にすると使い勝手がよく、スペースがあれば吊るして収納する方法もおすすめです。
消耗品のため定期的な買い替えが必要
洗濯ネットは水流の中で衣類を摩擦から保護する役割があり、長く使うとネットそのものが傷んだり破れたりすることがあります。
しかし破れたまま使うと洗濯ネットの効果が薄れるため、定期的な買い替えが必要です。
サイズ違いでたくさん揃える場合、その分買い替え費用がかかる点もデメリットといえるでしょう。
洗濯ネットに入れるもの
洗濯ネットに入れるものと入れないものの基準で迷っている人も多いのでは。
洗濯表示のマークや素材を見て、洗濯ネットに入れるものを確認しておきましょう。
ニットなど型崩れ・毛玉になりやすい衣類
綿や麻のようなしわになりやすい素材、ウールやカシミアなど型崩れや毛玉が気になる素材は、洗濯ネットに入れて洗います。
洗濯ネットが衣類の摩擦から衣類を守り、しわや型崩れ、毛玉を防いでくれます。
タオルなど糸くずが出やすいもの
洗濯ネットに入れるものとして、毛足が長く糸くずが出やすいパイル地のタオルなどが挙げられます。
洗濯ネットに入れることで、タオルなどの糸くずがほかの衣類に付着しにくくなります。
装飾が付いている衣類
装飾が付いた衣類も、洗濯ネットに入れるものにあたります。
洗濯ネットに入れるときに裏返しておくと、リボンやボタンなどの装飾が取れるのを防げます。
色の濃い衣類
色の濃い衣類を衣類と一緒に洗う際は、色移りを避けるために洗濯ネットに入れましょう。
ジーンズを洗濯ネットに入れる場合は、蛇腹状に折り畳むと水や洗剤が全体に行き渡りやすくなり、汚れをきれいに落とせます。
ネット使用の洗濯マークがあるもの
洗濯ネットに入れるものなのか、それとも入れないものなのか迷う場合は、洗濯表表示のマークもチェック。
洗濯ネット使用のマークがあるものはデリケートな衣類であるため、洗濯ネットに入れましょう。
ストッキングやタイツなど薄手のアイテム
ストッキングやタイツといった薄手のアイテムも洗濯ネットに入れるものです。
洗濯ネットに入れることで、他の衣類と絡まって穴が開いたり伝線したりするのを防ぎ、長持ちさせることができます。
なお、薄手で破れやすいアイテムには、網目が細かい洗濯ネットがおすすめです。
靴下やパンツなどの肌着
パンツやキャミソールなどのデリケートな肌着類も洗濯ネットに入れるもの。
しかし、靴下を洗濯ネットに入れるものか入れないものかで迷う人は多いでしょう。
靴下の繊維を傷めずに長持ちさせたい場合は、洗濯ネットに入れるのがおすすめ。
なお、靴下を洗濯ネットに入れると左右がバラバラにならないため、干すときに楽です。
洗濯ネットに入れなくていいもの
洗濯ネットに入れなくていいものとして、ワンシーズンしか着ない服や、すぐにサイズアウトする子ども服などがあります。
子どもは成長が早いため、特別な服以外は洗濯ネットに入れなくても大丈夫でしょう。
家族の人数や状況に応じて、入れるもの・入れなくていいものを決めましょう。
【100人に調査】洗濯ネットに入れるものは?
実際、各家庭では、洗濯ネットにどのようなものを入れて洗濯しているのでしょうか。
今回イエコレクションでは、洗濯ネットを使用している100名に、普段洗濯ネットに入れているもののアンケ―トを実施しました。
1位は「ニットやセーター類」76pt、2位「装飾品が付いた衣類」57pt、3位「ストッキング・タイツ」54pt、4位「洗濯ネット使用の表記があるもの」53pt、5位「シャツ・ブラウス」43ptという結果に。
「他の衣類と引っ掛かったり、絡まったりするものや、ファスナーや装飾のように、他の衣類の生地を痛めそうなものはネットにいれて洗います。」などといった声が多くありました。
また、「黒色の衣類しか入れない」という人がいる一方で、「タオル以外は全部ネットに入れて洗濯する」という人も。
「その他」には「ぬいぐるみ」や「薄手のハンカチ」といった回答がありました。
【100人に調査】洗濯ネットに入れないものは?
次に、洗濯ネットに入れないものについても調査しました。
1位は「タオル類」72pt、2位は「靴下」66pt、3位は「Tシャツなどの普段着」60pt、4位「バスマットなどマット類」52pt、5位「パンツなど下着類」50ptという結果に。
「その他」には、「ベビー服」や「ジーンズ」といった回答がありました。
1位の「タオル類」と2位の「靴下」を選んだ理由には、「しっかりと洗いたいから」「多少生地が傷んでも、とにかく汚れを落としたい」などが目立ちました。
しかし、先述したように、「タオル類」は洗濯ネットに入れることで糸くずの防止に、「靴下」は洗濯機でバラバラになるのを防ぐメリットもあります。
記事の内容とこちらのアンケート結果も参考にしつつ、洗濯ネットに入れるもの、入れないものを検討してみてください。
何枚必要? 洗濯ネットの正しい使い方
洗濯ネットは使い方を間違うと汚れが落ちないだけでなく、衣類を傷めることもあります。
ここでは洗濯ネットの正しい使い方を学んで、自分は何枚必要なのか考えましょう。
1枚のネットに複数入れるのはNG
洗濯ネットのデメリットに「汚れが落ちない」という点ありますが、1枚の洗濯ネットに衣類やタオルを複数入れると洗浄力はさらに落ちます。
衣類やタオルを複数入れることで、水流や洗剤が行き渡らずに洗濯が終わってしまうことも。
使い方の基本として、1枚の洗濯ネットに入れるものは1着までにしましょう。
衣類のジップやホック、ボタンは全て留めておく
衣類のボタンやホック、ジップなどを開けたまま洗濯ネットに入れると、中で衣類が動いてしわや型崩れの原因となります。
また、金具と繊維が擦れて生地を傷めてしまいます。
正しい使い方の2つ目として、ボタンやホックがあるものは留め、ファスナーやジップは閉めて洗濯ネットに入れることを押さえておきましょう。
しわになりやすい衣類は畳んで入れる
衣類を畳んで洗濯ネットに入れると、しわや型崩れを防げます。
シャツやパンツなどは特に、畳むことで袖などの絡まりやすい部分が動きにくくなるため、洗い上がりがぐちゃぐちゃになりません。
正しい使い方の3つ目、しわになりやすい衣類は畳んで入れることを押さえておきましょう。
汚れている部分を外側にして入れる
洗濯ネットを使うと、使わない場合と比べて洗浄力は落ちます。
そのため、シャツの襟や袖口など、汚れている部分を外側にして洗濯ネットに入れるのが正しい使い方。
外側にすることで水や洗剤が行き届き、汚れを落としやすくなります。
なお、汚れ落ちを重視する場合は、あえて洗濯ネットに入れないのも1つの手です。
衣類に合ったサイズの洗濯ネットに入れる
衣類の種類や大きさに合うサイズを選ぶのが正しい使い方。
洗濯ネットの中で衣類が動いて片寄る場合、ネットのサイズが大きすぎるかもしれません。
反対に、しわがついて汚れが落ちないならネットが小さすぎます。
衣類に合う洗濯ネットを選ぶことで、しわや型崩れを防ぎ、洗浄力も高まります。
洗濯ネットおすすめ9選
デリケートな衣類をダメージから守ってくれる、おすすめの洗濯ネットを紹介します。
NANTEN 洗濯ネット ランドリーバック ミニ
小さくてデリケートなアイテムの洗濯に。メッシュが細かいミニ洗濯ネット
靴下やフットカバー、ハンカチなどの洗濯にぴったりサイズのミニ洗濯ネットです。
メッシュ生地が薄く細かいため、ストッキングのようなデリケートなアイテムも傷めず洗えます。
さらにファスナー金具をカバーするゴム付きでほかの衣類を傷つけません。
ワンポイントのシロクマが愛らしく、洗濯だけでなく旅行ポーチにも使えます。
- 外形寸法 幅20cm 高さ15cm
- 材質 ポリエステル、プラスチック
コジット (Cogit) UCHIMORE そのまま干せるマスク専用 洗濯ネット 2枚組
マスクを洗濯機で洗ってネットごと干せる、3D形状マスク専用洗濯ネット
手洗いが面倒なマスクを洗濯機で洗える、3D形状のマスク専用洗濯ネット2枚組です。
中央ファスナー仕様で出し入れしやすく、ネットごと干せるため洗濯時間を短縮できます。
こちらは1枚のネットにマスクが1枚~3枚入り、まとめ洗いにも便利。
生活や仕事に欠かせないマスクの手入れを簡単にしたい人におすすめです。
- 外形寸法 幅13cm 高さ24cm
- 材質 ポリエステル
- 2枚入り
ダイヤ (Daiya) パンツのための洗濯ネット
片寄り・型崩れなし。巻いて洗うロールシートタイプのパンツ専用洗濯ネット
お気に入りのパンツを洗濯機で手軽に洗える、パンツ専用の洗濯ネットです。
セットは簡単で、ロールシートでパンツを巻いて洗濯機に入れるだけ。
ネットの中で片寄らず、型崩れやしわを防いできれいに洗い上がります。
ほかの衣類を傷つけないファスナーカバー付きがポイントです。
- 外形寸法 幅42cm 奥行19cm
- 材質 ポリエステル
- 対応洗濯機 全自動式、ドラム式、二槽式
- 1枚入り
ダイヤ (Daiya) 洗濯ネット シャツ用
ロールシートがシャツをしっかりホールド。巻いて洗うシャツ専用洗濯ネット
こちらはシャツを巻いて洗う、シャツ専用の洗濯ネット。
お気に入りのシャツを自宅で洗いたい人におすすめです。
メッシュのロールシートで巻くとシャツがしっかりホールドされ、洗濯中にシャツがネットの中で片寄りません。
しわや型崩れも防げるため、干したりアイロンがけしたりの手間も軽減できるでしょう。
- 外形寸法 幅15cm 高さ42cm
- 材質 ポリエステル
- 対応洗濯機 全自動式、ドラム式、二槽式
- 1枚入り
アイリスキャンディ (Iris Candy) ブラジャー洗濯ネット
シリコン洗濯板で型崩れも防ぎ汚れも落とす。ブラジャー専用洗濯ネット
デリケートなブラジャーを洗濯の型崩れから守る、バスケットタイプの専用洗濯ネットです。
上下に入った柔らかいワイヤーグローブや、サイドにぐるっと入ったシリコンの洗濯板がブラジャーをしっかりガードするため、水流やほかの衣類に潰されずに洗えます。
さらに洗濯板が入っているので、汚れをしっかり落としてくれます。
- 外形寸法 直径17cm 高さ15cm
- 材質 ポリエステル、シリコンゴム、ポリプロピレン
- 対応洗濯機 縦型、ドラム式
- 1枚入り
ダイヤ (Daiya) レッグウェアー用 洗濯ネット
デリケートなレッグウェア専用。ストッキングと同じ素材の洗濯ネット
レッグウェア専用の洗濯ネットです。
メッシュ部分にストッキングと同じ素材を採用しているため、デリケートな衣類を傷つけずに洗えます。
レッグウェアがゆったり入れられるマチ付きで、目安としてストッキングなら4足、靴下は2足入ります。
メッシュが細かく、タオルなどの糸くずが侵入することなく、きれいに洗えるでしょう。
- 外形寸法 幅21cm 高さ23cm
- 材質 ナイロン、ポリエステル
- 対応洗濯機 全自動式、ドラム式、二槽式
- 1枚入り
GTMAIL ドラム式専用 洗濯ネット 丸型
ドラム式洗濯機専用!回転しやすい丸型デザインの洗濯ネットS~L3枚組
回転しやすい丸型のデザインが特徴的な、ドラム式洗濯機専用の洗濯ネットを紹介。
こちらは使い勝手のいいSサイズ~Lサイズの3枚セットです。
一般的な角型ネットよりもスペースが広く、衣類に洗剤や水流が届きやすいのが魅力。
メッシュが細かいため、タオルなどの糸くずの侵入を抑えてきれいに洗えます。
- 外形寸法
- S 直径23cm
- M 直径33cm
- L 直径38cm
- 材質 ポリエステル
- 対応洗濯機 ドラム式
- 3枚入り
KAOKU 洗濯ネット ランドリーネット 洗濯袋セット ドーム型ブラジャーネット 旅行袋 収納袋 5枚セット
サイズ違いとブラジャー・小物用が一度に揃う、洗濯ネット5枚セット
使い勝手のいいM、L、XLサイズと、小物洗いに便利なドーム型、ブラジャーを傷めず洗える円筒型の洗濯ネット5点セット。
こちらのセットで靴下からダウンジャケット、毛布まで洗えるため、新生活などで洗濯ネットを一度に揃えたい人におすすめです。
チャック部分はほかの衣類を傷つけないファスナーカバーつきです。
- 外形寸法
- 角型XL 幅50cm 高さ60cm
- 角型L 幅40cm 高さ50cm
- 角型M 幅30cm 高さ40cm
- ドーム型 幅17cm 奥行17cm 高さ15cm
- 円筒型 直径17cm 高さ15cm
- 材質 ポリエステル
- 5枚入り
J.K.T 洗濯ネット ランドリーネット 角型 4枚セット
アウターや複数枚の衣類にも対応。ハニカムメッシュの洗濯ネット4枚組
耐衝撃性やクッション性に優れているハニカム構造のメッシュを採用した、角型洗濯ネットの4枚セットです。
ハニカムメッシュ構造は安定感があり変形しにくいため、アウターや複数枚の衣類を洗濯するときに便利。
また、洗浄やすすぎも行き渡りやすいため、大きなアイテムもきれいに洗えます。
- 外形寸法
- L 幅50cm 高さ60cm
- M 幅40cm 高さ50cm
- 対応洗濯機 全自動、ドラム式、乾燥機
- 4枚入り (大2枚、中2枚)
まとめ
今回は洗濯ネットを使わないとどうなるかやメリットやデメリットを紹介。
そしてネットに入れるものと入れなくていいものの基準や使い方も解説しました。
洗濯ネットに服を全部入れる必要はありません。
また汚れが落ちないので、複数入れるのは避けましょう。
それを踏まえて、自分にとってネットは何枚必要なのかを見直してみましょう。
本記事を参考に、普段ネットを使わない人も、服に合わせてネットを使ってみてください。