外出中でも花に自動水やりができるタイマー付き水やり機8選 ペットボトルで自作の給水機を作る方法も紹介

花への水やり忘れに防止には自動水やり機がおすすめ
きれいな花を見ていると、それだけで優しい気持ちになれます。 自分が世話をしているグリーンが花を咲かせると、その生命力に驚き、愛おしさを感じるでしょう。 そんな大きな喜びをくれるガーデニングですが、失敗して枯らしてしまった時はつらいもの。
特に、水やりをうっかり忘れたばかりにお気に入りのグリーンが枯れてしまったら、そのショックは計り知れません。 そんな思いをしないために、忙しくて余裕のない時だけでも「自動水やり機」の利用を考えてみてはいかがでしょうか。 きっと心のゆとりもできて、花やグリーンとのふれあいをもっと楽しめるようになるはずです。
自動水やり機の選び方
自動水やり機には、いくつかタイプがあります。 どのタイプを選べばよいのかは、自分が植物を育てている環境によって変わってくるので、簡単に整理してみましょう。
広範囲に散水したいなら水道から給水する水栓式の自動水やり機がおすすめ
庭の広い面積を使い本格的にガーデニングをしているなら、おすすめは「水栓式」の自動水やり機です。 庭にある水栓に繋ぐので水切れの心配がなく、庭の広い範囲に、決まった間隔での散水を続けてくれます。 ただし、広い面積に散水する分、ホースやノズル、ジョイント部分から水漏れしてしまうことも。 水漏れに気づかないでいると、知らぬ間に大量の水が無駄になってしまうこともあるので、注意が必要です。
水道栓が近くに無い場合はタンク式の自動水やり機がおすすめ
一方、ベランダなど近くに水栓のない場所でガーデニングを楽しんでいる人におすすめなのは、タンク式の自動水やり機。 水を入れたタンクから給水するので使う場所を選ばず、水漏れしてしまった場合も大きな被害にならずに済みます。 ただし、タンクの水がなくなると散水が止まってしまうので注意しましょう。 花やグリーンの数が多い時などは、1台では足りない可能性も出てきます。
外出時など長時間の水やりにはタイマー付きの自動水やり機がおすすめ
「夏休みに旅行に行きたいけど、あまり長期間出かけるとグリーンが枯れてしまいそう…」と、迷った経験のある人は多いでしょう。 そんな時には、時間になったら勝手に散水をはじめてくれる「タイマー機能」がついたものがおすすめ。 水やりの間隔も「毎日」「1日おき」「1週間に1回」などと調整できるものが多く、環境に合わせてベストなタイミングで水やりを続けられます。
自動水やり機を使うなら電源も必ず確認
忘れてはいけないのが「電源をどこから取るか」という問題です。 最も多い乾電池で動くタイプなら、コンセントの場所に左右されず好きな場所で使えますが、電池切れには注意が必要。 屋外にコンセントがあるなら、コンセントに繋ぐことで安定した馬力で水やりができる、家庭電源式の水やり機がおすすめ。 また、価格はやや高めになりますが、太陽光を浴びて発電する太陽電池を搭載しているものもあります。
雨や水分感知センサーがある自動水やり機ならもっと便利
便利な自動水やり機ですが、「1日1回の水やりを設定したら、次の日から雨ばかりで水やり過多になってしまった」ということでは困ってしまいます。 水が無駄になるだけでなく、最悪の場合花やグリーンが根腐れを起こして枯れてしまう可能性も。 このような事態を防ぐためには、水分感知センサー付きのものを選ぶとよいでしょう。 センサーが雨を感知すると自動的に水やりがキャンセルされるので、水のやりすぎを防げます。
外出中でも花に水やりができるタイマー付き自動水やり機8選
ここからは、便利な自動水やり機の中でもおすすめの商品を紹介します。 様々なタイプの自動水やり機を集めたので、自分にとって使いやすそうなものを選びましょう。
藤原産業 (Fujiwara Sangyo Co.,Ltd) セフティー3 散水簡易タイマー SST-1
「とりあえず、自動で簡単に水やりしたい」という人におすすめの、お手頃な散水タイマー。 水栓とホースの間に繋いで使います。 「指定の間隔で規則的に水やりをし続ける」といった設定はできませんが、時間をセットして水栓をひねれば、指定した時間が経つまで散水してその後自動的に止まります。 電気式ではないので、コンセントのない庭でも問題ありません。 シンプルですが、これ1つあれば日々の水やりが簡単になります。
- 外形寸法 幅18cm 奥行6cm 高さ8cm
- 電源 手動(電源不要)
- タイマー機能 5分、15分~120分(15分刻み)
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藤原産業 (Fujiwara Sangyo Co.,Ltd) セフティー3 自動水やり器 SAW-1
同じくセフティー3シリーズの、タイマー機能が搭載された自動水やり機です。 タイマーの操作も簡単で、水やりの日、時刻、回数、給水時間を設定するだけで自動的に水やりを始めてくれます。 点滴ノズルや散水ホース、スプリンクラーまで、様々なノズルに対応する使い勝手の良さも魅力。 プランターから畑、芝生まで、植物や場所に適した方法で給水してくれるので、外出時も安心です。 コンセント不要の乾電池式なので、設置も簡単。
- タイプ 水栓式
- 外形寸法 幅12cm 奥行8cm 高さ25cm
- 電源 DC6V 単3電池4本
- タイマー機能
- 日 4日隔(毎日・1日おき・2日おき・毎週)
- 回数 2回/日(午前1回・午後1回)
- 散水時間 5段階(3分・5分・10分・20分・30分間)
- 流量 3~15L/分
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藤原産業 (Fujiwara Sangyo Co.,Ltd) セフティー3 自動水やり器 SAW-2
上の「セフティー3 自動水やり器 SAW-1」の高機能バージョンです。 「SAW-1」では設定できる水やり日の間隔は4種類でしたが、こちらは「毎日」から「30日おき」まで対応。 1日あたりの水やり回数や水やり時間もより細かい設定が可能で、季節ごとの花や野菜の状態に合わせてきめ細かい管理ができます。 さらに、本体にスタンドがついているのもポイント。 取りつける場所を確保する必要がないのでとても便利です。
- タイプ 水栓式
- 外形寸法 幅14.2cm 奥行8.9cm 高さ12.6cm
- 電源 DC6V単3形アルカリ電池4本
- タイマー機能
- 日 0~30日おき
- 回数 1~4回
- 時間 0~23時(1時間おき)
- 散水時間 5・10・15・20・30・40・50・60分
- 散水停止時間 5・10・15・20・30・40・50・60分
- 流量 3~15L/分
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タカギ (takagi) かんたん水やりタイマー 雨センサー付き GTA211
シャワーヘッドなどでおなじみ「タカギ」の自動水やり機です。 こちらのポイントは、「雨センサー」がついていること。 雨が降れば自動で水やりをキャンセルしてくれる上、どれくらいの雨量から感知するか、といったことも手動で細かく調節できます。 設定画面の表示も分かりやすいので使いやすさ抜群。 コントローラー部分を本体から外して設定できるのも、些細なことのようですが意外に便利です。
- タイプ 水栓式
- 外形寸法 幅18.2cm 奥行9cm 高さ25.7cm
- 電源 単4形アルカリ乾電池4本
- タイマー機能
- 日 1日2回、1日1回、2日に1回、3日に1回、7日に1回、設定なし
- 時間 0~23時(1時間おき)
- センサー 雨センサー
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自動水やり アクアグリーン 水分センサー付 エコモデル AGS12W
自動水やり機に、ホースや分水クリップ、点滴ノズルなど必要なものが揃ったセットです。 こちらの優れた点は、分水クリップについたレバーで水量を調整できること。 つまり一度に水やりをしながら、ある花には少なめに、別の花にはたっぷりと水をやる、といったことができるのです。 花やグリーンの種類によって必要とする水の量は違うので、様々な種類の花を育てている人におすすめ。 水分センサーつきで、雨の日の余計な水やりも防げます。
- タイプ 水栓式
- 外形寸法
- タイマー 幅13cm 奥行9cm 高さ12.2cm
- 水分センサーコード長さ3m
- 電源 DC6V 単3アルカリ乾電池4本
- タイマー機能
- 日 毎日1回、毎日2回、1日おきに1回、2日おきに1回、毎週1回
- 時間 0~23時(1時間おき)
- 散水時間 0~59分(1分おき)、1~9時間(1時間おき)
- 流量 1~15L/分
- センサー 水分センサー
ファンク (funk) ソーラー 自動 灌水器 水やり花子
水道がないマンションのベランダ菜園等でも便利に使える、タンク式の自動水やり機。 水を張ったバケツ等と一緒にセットしておけば、ポンプがバケツから水を吸い上げてチューブを通して自動で散水してくれます。 しかも電源は太陽電池なので、とても経済的。 別売りのACアダプターを使えば本体バッテリーの充電もできるので、日照が少ない時でも安心です。 スムーズに散水するために、取りつけるノズルは10個くらいまでがおすすめ。
- タイプ タンク式
- 外形寸法 直径10.5cm 高さ13cm
- 電源 太陽電池
- タイマー機能 時刻と散水時間を分、時、曜日きざみで最大80まで登録可
- 流量 1.5L/分
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富士商 (Fujisho) 菜菜畑 (sai sai farm) 自動水やり器 F 9162
こちらは、本体にタンクがついているタイプの自動水やり機。 あらかじめACアダプターで充電しておけるので、置く場所を選ばずいろいろな場所で使えます。 鉢の大きさに応じて水量を調整できるので、水のやりすぎや不足の心配がありません。 すっきりした外観で、室内でもインテリアの邪魔をしないところも嬉しいポイントです。 なお、こちらも1度に水やりできる鉢は10個程度までになっています。
- タイプ タンク式
- 外形寸法 幅29cm 奥行29.5cm 高さ40cm
- タンク容量 13L
- 電源 ACアダプター
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ボストーク 自動水やり機 2Lタイプ MM-41424 11030
とてもコンパクトでシンプルな、タンク式の自動水やり機。 電源はACアダプターなので、コンセントのあるベランダや室内での使用が向いています。 本格的にガーデニングを楽しんでいる人というより、インテリアとして部屋に小さなグリーンを飾って楽しんでいる、という人向けの商品。 部屋に少し花が欲しいけれど、忙しくて朝に水やりをする余裕はない、という人におすすめです。
- 外形寸法 幅20.8cm 奥行16.8cm 高さ22cm
- タンク容量 2L
- 電源 ACアダプター
ペットボトルを使った自動水やり機の作り方
「普段は自分で水やりするから、あまり本格的な水やり機はいらない」という人には、ペットボトルで作る即席自動水やり機もおすすめです。 グリーンの種類や他の条件にもよりますが、3日間くらいまでならこれで何とか耐えられるでしょう。 作り方はとても簡単です。
- ペットボトルのキャップに、キリや画びょうなどで穴を開けます。この時ふたの内側から刺すと、詰まりが起きにくくなるのでおすすめ。
- ペットボトルに水を入れて、穴を開けたキャップを閉め、逆さにして倒れないように土に挿して完成です。
あくまで外出で水やりができない時の次善策なので、普段はこれを使わずたっぷりと水やりしてあげましょう。
もっと簡単に。ペットボトルを利用した自動水やり機を紹介
「自分で作るのは面倒」「キリで穴を開けるのは怖い」という人は、ペットボトルと組み合わせて手軽に使える、自動水やりグッズを利用してみましょう。 水中に細い管を入れると、まるで吸い上げられるように水が管内を上に移動するという現象が起こります。
これを「毛細管現象」というのですが、ペットボトルを使った自動水やり機はまさにこれを利用したもの。 水を入れたペットボトルに、細いチューブを入れて水を吸い上げ、土に挿した給水器から少しずつ給水する、という仕組みになっています。 このタイプの自動水やり機も、ひとつだけ紹介しておきましょう。
マルハチ産業 水やり当番
毛細管現象を利用した浸透式の、お手軽な自動給水キットです。 ポリエチレンのチューブを、直接鉢に取り付けて使います。 大きさは、MとLの2種類。 Mサイズは1日あたり200ml~300mlほど給水でき、Lサイズはおよそ2倍の400ml~500mlを1日で給水できます。 卓上サイズのグリーンにはMサイズ、フロアサイズのグリーンや水をたくさん必要とするものなどにはLサイズがおすすめです。
- 外形寸法
- Mサイズ 直径3cm 高さ11cm チューブの長さ80cm
- Lサイズ 直径4.9cm 高さ15.2cm チューブの長さ80cm
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まとめ
忙しい時や長期外出時に便利な、タイマー機能等を活用して花に給水できる、自動水やり機のおすすめを紹介しました。 ペットボトルを使った簡易的なものから高機能な本格派まで様々な自動水やり機がありますが、機能が多いものが全ての人にとって使いやすいとは限りません。 ガーデニングスペースの広さやグリーンの数などに応じて、どの程度自動水やり機を使いたいかを考え、あなたの環境に最適なスペックの一品を選びましょう。