子供靴のサイズ、1cm大きめでも問題ない? 調整は? サイズアウトの目安も解説

子供がひも付きの靴を履いている画像
出典:Pixabay

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子供の靴選びをする時には、成長速度を考慮して大きめの靴を購入したくなる人も多いかもしれません。
しかし、適性サイズを超えた大きめの靴を履いていることで、思わぬ足のトラブルを引き起こすこともあります。
そこで今回は、子供靴を選ぶときのポイントについて特集しました。
年齢別平均サイズや年齢別成長速度、サイズアウトする期間の目安や実寸の測り方なども解説するので、チェックしてみてください。

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子供靴の適正サイズはどれくらい?

子供靴の適正サイズは、足の指先と靴の間に0.5cm~1cmの余裕があることが目安です。
しかし実際には、靴の外側からつま先を押してみたり、かかと部分に指を入れてみたりして調整している人もいるかもしれません。
測る人の指によって基準が変わってしまうような測り方ではなく、正確に測ってあげることが大切です。

子供靴のサイズが1cm大きめだとどうなる?

すぐにサイズアウトしてしまいそうで、つい大きめを選んでしまう子供靴。
適正サイズよりも1cm大きめの子供靴を履くと、どのような影響があるのかを解説していきます。

子供靴の1cm大きめ=大人靴の2cm大きめ

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子供にとって1cm大きめの靴は、大人に当てはめると2cm大きめの靴を履いているような状態です。
大きすぎる靴で歩こうとすると足に必要以上の力が入り、歩きにくく疲れやすくなることは容易に想像できるでしょう。
頻繁に抱っこをせがむ、外出を嫌がるようになる、などさまざまな影響を及ぼす可能性があるのです。

怪我につながる危険性が

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1cm、2cm大きめの子供靴を履いていると、かかとが固定されず転びやすくなります。
そのため適正サイズの靴を履いていれば起こり得なかった怪我など、足に関するトラブルが増えてしまうことに。
活発な子供は、ただでさえ怪我をたくさんするものです。
少しでも怪我の可能性を減らしてあげたいと考えるなら、適正サイズを選ぶようにしましょう。

足の形の変形や姿勢の悪化

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足に合わない靴を履いていると、足の形に影響してしまうこともあります。
靴が脱げないように踏ん張って、地面を蹴ることができず偏平足になったり、指に余計な力が入るため曲がって外反母趾になったりすることも。
さらには、足の形に影響が及ぶことで姿勢の悪化を招く可能性も考えられます。
ほんの1cm2cm大きめの靴を履くことが、子供の成長に大きな影響を与えかねないと覚えておきましょう。

外遊びを嫌いになるかも

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大きめの靴を履いていると、靴が脱げないように踏ん張ることで、疲れやすくなります。
本来は外遊びが好きな子供でも、このような状況では楽しく遊べないと感じてしまうことも。
特に小さな子供は、足の違和感がサイズオーバーによるものと気づかないことも多く、運動への苦手意識が高まってしまう可能性もあります。
子供の外遊びなど、活発な行動には適正サイズの靴が欠かせません。

子供靴の年齢別平均サイズも参考に

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子供靴の年齢別平均サイズは以下の通りです。
ただし、子供の足は個人差が大きく、靴のブランドや種類によってもサイズは異なるので、平均はひとつの目安としてください。

  • ベビー
    • 新生児 8cm~11cm
    • ~6ヶ月 9cm~12cm
    • 1歳 11cm~13cm
    • 2歳 12cm~14cm
    • 3歳 13cm~15cm
  • キッズ
    • 3歳~4歳 14cm~16cm
    • 5歳~6歳 17cm~18cm
    • 7歳~8歳 19cm~20cm
    • 9歳~10歳 21cm~22cm
    • 11歳~12歳 22cm~24cm

子供の足の成長速度とサイズアウトの目安

子供の足の平均成長速度は、0歳から3歳半までは半年で約1cm、3歳半以降は、1年で約1cmが目安となります。
そのため、3歳までは3ヶ月ごと、3歳以降は半年ごとがサイズアウトの基準です。
早々のサイズアウトを避けるために大きめの靴を履かせるのではなく、成長速度に合わせて適正サイズの靴に買い換える意識を持ちましょう。

大きめの子供靴、中敷きで調節しても大丈夫?

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1cm~2cm大きめの子供靴を、中敷きで調整して履かせることはおすすめできません。
なぜなら、中敷きを入れることで靴底から履き口までの長さが短くなり、サンダルのような浅い履き心地になってしまうからです。
さらに、中敷きによる調整はかかとが不安定になりやすく、結果的に怪我や足の変形といったトラブルに繋がることも。
やむを得ず中敷きで調整するなら、より薄めのタイプを選んで安定感を保つことをおすすめします。

子供靴のサイズ選びのコツ

ここからは、子供靴のサイズ選びに重要な4つのコツを解説していきます。
どの年齢の子供にも使えるため、ぜひ覚えておきましょう。

中敷を取り出して確認

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実際の商品を手に取って選べる場面では、まず中敷きを取り出してみましょう。
取り出した中敷きの上に子供の足を乗せ、つま先の余裕を目で見て確認します。
かかとをぴったりと合うように調整した状態で、つま先に0.5cm~1cmの余裕があれば適正サイズです。
靴の外側からでは見えないつま先の余裕も、中敷きを取り出すことで簡単に正確な確認ができます。

実寸に捨て寸を足して計算

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実際の商品を手に取れない場面でも、子供の足のサイズ(実寸)と必要な余裕(捨て寸)を足して計算することで、適正サイズの目安がわかります。
たとえば自宅で測った足の実寸が12cmなら、適正サイズは捨て寸の0.5cm~1cmをプラスした12.5cm~13cmです。
ただし、靴のメーカーによっては同じサイズでも履き心地が大きく違うこともあるため、履きなれたメーカーを選ぶこともおすすめです。

幅と甲の高さもチェック

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子供靴を選ぶ際には、実寸などのサイズと合わせて、幅と甲の高さも確認してみてください。
なぜなら、つま先に適正な余裕があっても、甲や幅が合っていなければ足にフィットしているとは言えないからです。
脱げやすい、履きにくいなどの不調をきたしてしまうことも。
メーカーや商品によって幅や甲の高さはさまざまなので、実寸や幅などが適度にフィットするものを探しましょう。

両足とも履いて歩く

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試し履きができるなら、必ず両足とも履いて歩いてみましょう。
サイズの左右差に気が付けるだけでなく、立った状態では生じなかった不具合に気が付くこともできます。
また、マジックテープや靴紐がある場合は、子供自分で正しく調整できるのかも確認しておくといいでしょう。
もし靴紐を固く結べず履き心地が緩くなってしまうようなら、マジックテープタイプを選ぶなどの対処が必要です。

まとめ

子供の成長速度を考慮すると、サイズアウトしないように大きめの靴を購入することもあるでしょう。
しかし、わずか1cm~2cm大きすぎるだけでも、子供の足の形や歩きやすさに与える影響は計り知れません。
まずは、実寸に捨て寸をプラスして計算してみるのが手軽でおすすめです。
記事内で紹介した年齢別平均サイズや年齢別平均成長速度などを参考に、適正サイズの子供靴を選んでみてください。



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